ハリーの兄貴で魔力がない   作:厄丸

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続けて投稿です、ここでは簡潔に前回のあらすじを記そうと思います

前回のあらすじ

物語の始まり

キャラの導入

ハリー泣く

おやすみ


ホグワーツの番人

今は真夜中の深夜の時間、ダーズリー家の周りの家は静かになり寝静まる、しかしダーズリー家は違った

 

「この悪魔め・・・この・・・このッ!」

 

「ングッ・・・ガ・・・アウッ・・・」

 

大柄のおじさん、バーノンがストリットの体をムチで叩く、バチンバチンと鳴らされるムチの音は相当な力がこもって叩かれている

 

「ハァ・・・ハァ・・・今日はこれぐらいにしておいてやる・・・さっさと寝ろッ!」

 

「はい・・・おやすみなさい・・・バーノンおじさん・・・」

 

ガチャリと音を立ててバーノンが部屋から出て行く、ストリットの体に残されたのはムチで出来た無数の傷、これではベッドに寝転がることも苦痛だろう

 

「仕方ない、今日も椅子で座って寝るか・・・」

 

なぜストリットだけがこの仕打ちを受けているか、全てはハリーのためである、自分がこれを受ければハリーは不自由せずに済む、それだけでストリットを動かすには十分だった

 

「・・・兄さん」

 

階段の下でハリーが呟く、ハリーは知っている、兄がどんな仕打ちを受けているのかを、しかし兄は絶対に体を自分に見せてくれない、いろんな理由をつけて見せてくれないのだ

 

「ごめん・・・ごめんなさい・・・兄さん・・・ッ!」

 

今日はハリーは涙を流しながら眠りにつく、しかし次の日、ポッター兄弟の人生が変わり始める為のカウントダウンが遂に終わりを告げる

 

「ハリー!ダドリー!起きろ!あ、ハリー!来るついでに手紙を持ってきてくれ!」

 

「分かったよ兄さん」

 

ハリーがドアのポストに手をかける、そこには見慣れないマークで豪華な封筒に入っている手紙があった、そこにはハリーポッター様と書いてある

 

「僕宛に・・・手紙?」

 

「おーいハリー!飯が冷めるぞー!」

 

ストリットがハリーを呼ぶ、ハリーはこっそり手紙を階段裏、自分の寝床に隠して朝ごはんを食べに行った

 

「さて、俺は食器を洗って片付けてから鍛えに行くな、帰りはいつも通りだからいい子で待っててくれな」

 

「うん、怪我しないようにね、兄さん」

 

そう言ってストリットは玄関を出る、ハリーは自分の部屋に隠した手紙を開けることにした、手紙にはこう書いてある

 

 

 

親愛なるポッター殿

 

このたびホグワーツ魔法学校に入学を許可されたこと、心よりお喜び申し上げます。

 

教科書並びに必要な教材リストを同封いたします。

 

新学期は9月1日に始まります。

 

7月31日必着でふくろう便にてのお返事を

お待ちしております。

 

敬具

 

副校長ミネルバ・マクゴナガル

 

 

 

「ホグワーツ?魔法?何を書いてあるんだろう・・・きっとイタズラだな、でも・・・この話が本当なら・・・嬉しいなぁ・・・」

 

ハリーはほろりと言葉を漏らす、今の日にち7月30日、明日になれば分かるだろうとハリーは思い部屋を後にした、バーノンやペチュニアにいびられている最中であることに気づいてしまう

 

(あれ・・・あの手紙には僕だけ・・・兄さんは・・・?)

 

しかしこの思いはすぐに忘れてしまう、いびりが酷すぎて部屋に篭ってしまった、それについてバーノンとペチュニアが『情けない』と言うが関係ない

 

そして夕方、ストリットが帰ってきて夕飯の準備を始める、もしかしたらこれが最後になるかもしれないと思い自分も手伝いを始める、夕飯は何故か味が感じず、まるでガムを噛んでいるような食感だった

 

「そろそろ31日か・・・」

 

時刻は23時59分、後1分であの手紙が嘘かどうかが分かる、しかし残り50秒というところでドンドンとドアが叩かれる音がする

 

『ハリー!俺だ!ストリットだ!』

 

「兄さん?なんでこんなに慌ててーーー」

 

開けた瞬間、目の前には爆音の元となるクラッカーがあった

 

「ほら、もうすぐでハリーの誕生日だろ?俺はお前の兄さんだからな、弟の誕生日を祝わない兄は兄弟じゃねぇよな!」

 

「兄さんッ・・・!」

 

自分の目元に暖かい涙が溜まるのが分かる、残り5秒、カウントダウンは終わりを告げた

 

「happy birthdayハリー!11歳の誕生日おめでとう!」

 

パンッ!と音がしてクラッカーが弾ける音がする、それと同時に今度は玄関のドアがドンドンと音がなる

 

「え・・・?」

 

「・・・ハリー、ここにいるんだ、いいね?」

 

そういってストリットは弾かれるように階段裏のドアから出る、出たと同時に大きな玄関がギィ・・・っと音を立てて前に倒れる光景が目に入る

 

「ふぅ、ここまで遠いわい、おい小僧、ハリー・ポッターはどこにいる?」

 

怪しい大男が自分の弟を探している、それだけで撃退対象には十分だった

 

「あいにくだが強盗のような奴にうちの弟の場所を教えるわけにはいかない」

 

「何ッ?!ハリーが弟じゃと?!ということはお前さんは・・・!」

 

大男が言い終わる前にストリットは足を踏み込む、体格で考えても腕では不利、脚を使う武術、『カポエラ』と呼ばれる脚の武術を使う

 

「さっさと帰りやがれ!強盗が!」

 

「ちょ、待て!わしは強盗じゃない!」

 

大男はそう言うが関係ない、持っている傘を蹴り落とし、その勢いで顔面を蹴ろうとした時、声が後ろから聞こえる

 

「待って兄さん!その人は敵じゃない!」

 

その声で脚をピタッと止める、しかしストリットには弟がこんな大男とどこで知り合ったのか、それを知る必要があった

 

「ハリー、何故こいつが敵じゃないと言える?どう見ても怪しいだろうが」

 

「えーっと・・・なんとなく?」

 

「はぁ?」

 

ここまでの流れで5分も経ってない、だが大きな音を立てるには十分な時間だ、案の定階段の上からドタドタと3つの音が聞こえる

 

「な、なんだお前は!!!」

 

バーノンがペチュニアとダドリーの代わりに言う、そこで大男が始めて名を名乗る

 

「俺の名はルビウス・ハグリット、『ホグワーツ魔法学校』の鍵と領地を守る番人だ」

 

「ホグワーツ・・・だって?!」

 

そこでハリーが反応をする、しかし兄であるストリットには何のことだかわからない

 

「ホグワーツ魔法学校?なんだそれ、そんな学校聞いたこともないぞ」

 

「当然だ、ホグワーツは普通の学校ではないな、校長、アルバス・ダンブルドアを含めたいろんな先生達が来る生徒を決める、ハリー、ストリット、お前さんらは有名人だぞ?」

 

ハグリットのその発言は2人に衝撃を与えるには十分な言葉だった

 

「え、は?俺とハリーが有名人?おいおいおっさ・・・ハグリットさん、そんなこといきなり言われても信じられると思うか?そもそも俺にはその手紙はきていない、ハリーにだけ渡す辺りおかしいよな?」

 

「おい!今の話は本当か!」

 

ストリットには手紙が来ていない、その発言を聞いてハグリットは大激怒する、何故激怒するかはストリットとハリーはよく分かっていない、しかしバーノンには心当たりがあるような顔をしていた

 

「て、手紙が来ないようにしていたのはわしだ!前に魔術屋にいって怪しいものを貰ったんでな!それをムチに塗って遮断していたのだ!まさか本当に聞いているとは思っていなかったがなぁ!!!」

 

「おいダーズリー、今なんといった?ムチと言ったか?!」

 

ハグリットがさらに大激怒する、ハグリットはストリットの方を見ると心底悲しそうな顔をして言った

 

「なぁストリット、お前さん服をめぐってはくれんか?」

 

「・・・」

 

「頼む、めくってくれんかな?」

 

ハグリットと視線と姿勢に負けてストリットは服をめくる、そこには痛々しくムチで叩かれた後、治療もしないで放っておいたので治ったところから跡になっている程傷が残っていた

 

「兄さん・・・やっぱりッ!!!」

 

「これは見せたくなかったなぁ・・・ごめんなハリー、かっこ悪い兄さんでな・・・」

 

「そんなことはないぞストリット!弟を守るためにこんなに体に傷を作りよって!お前さんはかっこ悪くなんかない!立派な兄ちゃんだ!悪いのはーーー」

 

ハグリットはダーズリー家の方を向き殺意を剥き出しにする、このままでは本当に殺しそうだ

 

「お前さんらは父親と母親について聞いたか?」

 

「いや、僕達はおじさん達に親は事故で死んだとしか聞かされてません」

 

ストリット達の話を聞くごとにハグリットはひたいのこめかみに血管が浮き出て今にも破裂しそうだ

 

「ふん、姉は家族でも優秀だったわ、でもね、わたしには『化け物』としか思えなかったのよ!消えてもらってせいせいしたわ!」

 

ペチュニアから出た言葉には呆れしか思えない、もう話を聞く必要がないと思ったのかハグリットはストリットとハリーを連れて家を出て行った、残されたダーズリー家はポカンと口を開けて壊れた玄関を見るしかなかった

 

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