ダンブルドア襲来
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伝説の金属『アルマ・クリコン』
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お前魔力ないよ
「俺には魔力が・・・ない・・・?!」
ストリットにとっては衝撃の事実だった、やっと悪夢の様な生活から抜け出せると思った、やっと幸せになれると思った、それを全て裏切られた様な感覚だろう、
「へぇ・・・面白えじゃねぇか・・・ッ!」
「ほう、面白いとは・・・どんな意味じゃ?この老いぼれにもわかるように説明してもらえると助かるのじゃが?」
「魔法の世界で魔力無し?つまり俺は普通の人間だ・・・面白い、本当に面白い!!!なら俺は魔力がない魔法使いとして卒業してやろうじゃねぇか!」
ストリットの決意は固い、しかし同時に考える、それならば杖が見つからない、ダンブルドアの言っていた【断魔の力】、それが自分に蠢いているのに普通に生活出来ている事の
「その心意気確かに聞いたぞ?じゃがお主は本当に面白い!」
「魔法の世界で魔力無しって・・・兄さんらしいというかなんというか・・・」
ダンブルドアは子供のように無邪気な顔をして、ハリーは困惑しているような、しかしどことなく嬉しそうな表情をしていた
『いいぞ坊主ゥ!』
『その心意気漢らしいぜッ!』
『応援してるぞコンチキショーッ!!!』
その場にいた野次馬からも声が飛んでくる、これによってストリットの決意は更に固まることとなる
「しかしそれならば準備を急がねば、じゃろ?」
「そうだ!兄さん早くしよう!」
ダンブルドアとハリーに急かされ次の店に行く、次は制服のたけなどを見てもらうそうだ
「ここは【マダムマルキンの洋裁店】じゃ、ここで2人とも制服を3着購入するのじゃぞ、わしはハグリットを読んでくるでの」
そう言ってダンブルドアはゆっくり歩いていく、お金の心配はない、洋裁店に来る前に銀行により親が残してくれた財産を少し貰ってきたからだ
「さて、入ろうかハリー、今思えば兄弟2人で買い物なんて初めてだな!」
「そうだね!僕楽しみだよ!」
ストリットとハリーはウキウキしながら中へと入る、中には既に何人かおり、金髪のオールバックの少年と店の店長のような人が揉めているのが目に入ってきた
「僕はあのマルフォイだぞ!もっと丁重に扱え!」
「いいえ、失礼なお客に丁重に扱う必要はないわ」
「なんだと!このババアめ!」
「おっと、レディを殴るのは感心しないな」
金髪オールバックの少年、マルフォイと呼ばれた少年はマダムに殴りかかろうとする、それをストリットがギリギリで止めた
「な、なんだお前は!」
「俺か?俺の名はストリット、ストリット・ポッターだ、よろしくなマルフォイ君」
「兄さんいきなり走り出さないでよ、危ないなぁ・・・あ、君!大丈夫?!」
「えーっと・・・この場合はありがとうでいいのかしらね?」
マルフォイは苦虫を潰したような顔に、マダムは困惑しておりハリーは呆れている、唯一分かっていないのはストリットだけだ
「僕を離せ!それにストリットだって?はん!僕はお父様に聞いたぞ!魔力がないそうだな!僕に触るな!
「ほう、これが魔法使い専用のイビリってやつか」
普通なら怒るところだがストリットは違う、逆に面白いと思った、自分はもうダーズリー家に縛られていない、なら言い返すことも簡単だとも思った
「してマルフォイ君、穢れた血について話してくれないかな?」
「そんなことも知らないなんてな!マグルから生まれた魔法使いのことを言うんだよ!」
マグルとは魔法使いではないもの、平たく言えば普通の人間のことである
「なら魔力がある者同士から生まれたのも穢れた血に含まれるのかい?」
「当然だ!魔力無しも穢れた血だ!」
「へぇ、そんな取ってつけたみたいな言い方だと信じてもらえないぞ?」笑
ストリットに言い返されて一気に不機嫌となるマルフォイ、しかしそれによって周りからは失笑が生まれていた
「んぐっ・・・うるさい!黙れ!!!」
「おいおいまだ魔法使いにもなってない奴に魔法使い様がキレるのか?随分と心が狭い先輩だなぁ、後輩に憧れて欲しいならもっと頭と口を使わないとなぁ?そんなに子供の時から頭に血管を浮かべてるとハゲるぞ?」
ハゲる、この一言でマルフォイは激怒した、正直自分でも父親譲りのこのデコの広さは気にしていたところなのにこの男は爆弾発言をしてしまった、失笑していたハリーやマダム、他にいる客まで凍りついたようになってしまい空気は冷たかった
「は、ハゲる・・・僕に向かってハゲるだって?!」
「全く、ここは店だぜ?その口ぶりだとマルフォイ君は純血らしいね、高貴で華麗なる純血の魔法使い様が魔力無しのマグルに激怒していてよろしいのかな?それにここでマダムにやったように殴りかかると店にも迷惑がかかる、君は自分の父親の顔に泥を塗るつもりかい?」
父親の顔に泥を塗る、これを聞いただけでマルフォイは顔が青くなるしかなかった、自分にとって父親は恐ろしく、怒らせるのは自分の中で禁忌となるほど強く恐ろしい
「ふ、ふん!今回はこれぐらいにしておいてやる!じゃあな!ストリット・ポッター!」
「おう!ホグワーツで仲良くやろうな!」
聞く人が聞けば煽りにしか聞こえない、そんなことを微塵も思っていないストリットはマルフォイの背中を見ていた
「さて!制服のサイズを測ってもらおうじゃないの!」
「え、兄さんこの状況で?この状況で普通に続けるの?」
「だってダンブルドア先生が言ってただろ?時間がないみたいだからな」
ストリットの会話が終わると周りからザワザワと声が聞こえてくる、ストリットとマルフォイが原因だろう
「皆さんすいませんでした!俺には気にせずしっかりと服を選んでください!」
「いえいえ、こちらこそ助けていただきありがとうございました」
マダムと思わしき人物が感謝と頭を下げてくる、ストリットとしては別に気にしてはいないがハリーは少し照れ臭そうにしていた
「それでは遅くなりましたが制服のサイズなどを見させていただきます」
「「お願いします」」
ちょうど測り終わったところでダンブルドアとハグリットが来た、ハグリットは多くの荷物を、ダンブルドアは何やら箱の様なものを持っている
「おっと、測り終わった様だな、こっちも買い物は残りひとつってところだ」
「そうじゃな、あとは学校に連れて行くペットじゃ、じゃがストリット、お主にはこの子を育ててもらう」
「これは・・・卵?」
箱の中に入っていたのは大きな卵、あまりにも大きくストリットの顔の二、三倍はあるだろう
「これはある鳥の卵じゃ」
「ある鳥?」
「あぁそうじゃ、じゃがどんな鳥かは教えることはできんのぉ」
勿体つけるようにダンブルドアは笑みを浮かべる、その笑みには悪戯心が入っているのだろうがストリットは気にしない
その日の買い物は終わったのだがダーズリーの家に帰るとまたストリットが鞭打ちにされるなどの虐待が待っているのでダイアゴン横丁で泊まることにした