超高校級の暗殺教室   作:宗谷

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遅くなって申し訳ありません。
難産&リアルの都合で後進に時間がかかってしまいました本当。
本当に、少し書かなくなると一気にだれちゃいますね。
ともあれ、ツウシンボ 矢田さん一回目です。

また、今後の更新方法に関して、ちょっと考えていることを圧が気で話します。


ツウシンボ ヤダ トウカ 1

ビッチ先生が本格的に授業を行うようになって数日。

E組は以前よりも活気が出てきた。

ビッチ先生の授業は教科書のような文法や構成方法ではなく、先生の仕事の時の体験談やコミュニケーションみたいな、『直接話す英語』が中心だ。

他にも、英語原書の本を日本語版と比較して、口語体の翻訳なども教えてくれる。

ほんの数日で、彼女は『殺し屋』であると同時に『先生』になった。

そんなある日、俺は奇妙な姿を見た。

廊下にある洗面所、そこにある鏡の前で、何やら複雑な表情で百面相している人物を見かけたからだ。

その人物は……

 

「……矢田?」

「ひゃあっ!?」

 

ポニーテールが特徴のクラスメイト、『矢田 桃花』だった。

 

「は、創君!?」

「何してるんだ?」

 

見られたからか、矢田は真っ赤になって慌てている。

なにやら申し訳ないような気もするが、何かしら理由があるのだろう。

 

「笑顔のね……練習をしてたんだ」

「……笑顔?」

 

正直、訳が分からない。

矢田は、クラスでも話に0なることは多い。

男子からの評価は『かわいい』とか『明るい』とか、プラスのものが多い。

『笑顔』もあったはずだ

……エロ担当こと岡島が『胸が大きい』とか言ってたが、今は忘れよう。

そんな矢田が笑顔で悩むなんてあるのだろうか……。

 

「前にね、殺せんせーのハンディキャップ暗殺があったでしょ?」

「あ、ああ。なんでか知らないけど、宙づりでよく躱せたよな」

 

4月の頭頃、突然開かれたハンディキャップ暗殺。

殺せんせーがなぜか宙づりになって全員で攻撃するというものだったが、なぜか躱され、あげく宿題を二倍にされた事件だ。

 

「それね、その前に殺せんせーが花壇のチューリップを全部引っこ抜いちゃったからなんだ」

「何やってんだよ、せんせー……」

 

 

「それでね、その時に言われたんだ。「笑顔が固いですねぇ」って」

「笑顔が……?」

 

殺せんせーは、アドバイスに関しては真面目だ。

暗殺の失敗でナメているようなときや、以前の真っ黒な時もあるが、それでも生徒を真剣に評価してくれる。

そんな殺せんせーが、『笑顔が固い』というからには、おそらくそうなのだろう。

 

 

「私、あんまり暴力とかそういうの好きじゃないし…でも、暗殺は成功させたいから、できるだけ争わないようにしたいなって」

「……そうなのか」

 

暗殺…というよりも『殺す』という文字から受けるイメージとしては、やっぱり血生臭いものが多い。

実際、俺達の暗殺に使うものは対先生用という特殊なナイフや銃、俺の刀みたいな『凶器』だ。

『毒殺』という手段も以前はあったが、奥田の一件で基本的に毒は効かないことが証明されてしまった。

そもそも毒に気づかれてしまうが。

そうなると、似たような手段としては対先生物質を飲み物などで直接体内に入れさせることだが、あの殺せんせー相手には至難の業だろう。

 

「その…厳しいこと言うかもしれないけど、難しいんじゃないか?」

「うん。それは知ってる」

 

恐る恐る口に出した言葉は、矢田の声に切り捨てられた

 

「難しいかもしれないけど、『絶対できない』ってわけじゃないでしょ?」

 

そういう矢田は満面の笑みというわけではないが、少しだけ微笑んだ。

優しさと強さ。

彼女が目指しているものは、その両立じゃないかと思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

ツウシンボが更新されました。

ヤダ トウカ 1

E組一のプロポーションをほこる女子。本人は気にしているが、男子の注目はよく集まる。

あまり血生臭いことや暴力を好まない優しい性格で、以前殺せんせーに言われた「笑顔の硬さ」改善し、極力争わないような暗殺がしたいとのことだ。




今後の更新ですが、その前にちょっと本作での考えを。
日向君には、暗殺教室卒業までに全員のツウシンボを埋めてもらう予定です。
一人5回×28人なので、合計140話分ですね。
ただ、どうしてもオリジナルがメインになってしまうので、執筆に時間がかかります。
なので、今後の更新としては

1 今まで通り か
2 本編を中心にして、通信簿を後から挿入する
香のどちらかだと思っています。
次回は、本編なら中間テスト、ツウシンボなら多分倉橋さんになると思います。
それでは、また次回…。


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