できれば全員分やりたいなぁ……
潮田の自爆による暗殺未遂があった日の放課後……
「なあ、潮田」
「あれ、日向君?」
俺は、どうしても潮田の事が気になり、話しに行くことにした。
いくら殺せんせーが脱皮して防いだといっても、やっぱり目の前で大爆発なんて見たら、本当に怪我がなかったのか不安になる。
「その、ホントに大丈夫か?」
「うん、やけどひとつ無いよ。心配してくれてありがとう」
そういう潮田の顔には、一切偽りがなかった。
一応様子を見ると、顔や手などどころか、制服にも焦げ跡もないほどきれいだった。
「そっか、ならよかった。痕とか残ったら、大変だもんな女子ならなおさら」
顔に火傷の跡が残るとか、やっぱり、気にする奴もいるからな…。
「……」
あれ?潮田の様子が…?
「どうしたんだ?」
「日向君…僕、男だよ…?」
……………………
「………え?」
「だから、僕、男だよ?」
……確かに、制服は男子のものだ。
でも、自分を男だという潮田は、嘘を言っているようには思えない。
「わ、悪い!その、なんというか…」
「あはは…いいよ。慣れてるから」
そういった潮田は、何かをあきらめたような眼をしていた…。
き、気まずい…………。
そのあと、何とか話題を探して話をした…。
「でも、正直驚いたよ」
「なにが?」
「潮田が、あんな方法で暗殺しようとするなんてさ。てっきり、寺坂に脅されたのかと思ってた」
「まあ、殺せんせーのことを観察するように言われたのは事実だけど、『認めさせたい』っていうのもおおきかったかな。」
「認めさせたい?」
「うん。僕たちのことを、『やればできるんだ』って、殺せんせーに認めさせたかったんだ。」
そう話す潮田の目には、強い決意があった。
「そうなのか……すごいな、潮田は。」
「そうかな…でも、それに気づいた日向君も、僕はすごいと思うけどな」
「…気づいた訳じゃない。ただなんとなく、嫌な予感がしただけだ」
「あはは…。あと、日向君。僕のことは、渚って呼んでくれないかな?」
「え?いや、構わないけど…よろしくな、な…渚」
「ありがとう。じゃあ、これからよろしくね、日向君!」
そういって、渚は帰った。
『認めさせたい』か……。
…俺にも、そう考えることができるんだろうか……
ツウシンボが更新されました。
シオタ ナギサ 1
女っぽい外見だが、正真正銘男子。おとなしい外見とは裏腹に、時折大胆な行動をすることもある。
苗字ではなく名前で呼んでほしいとのことなので、渚と呼ぶことにした。
手榴弾での暗殺によるケガはないようだ。
というわけでツウシンボでした。
あと、前回書いてなかった日向君の設定ですが、原作において
・モノクマが登場する前から警戒していた(本編)
・閃きアナグラム、ロジカルダイブなど
から、『勘の鋭いタイプである』。
・幼いころから希望ヶ峰学園に憧れていた(本編)
このことから、自分の才能を探すためにいろいろやっていた可能性が高く、
そのことから『色々と多才である』。
と、考えています(自炊お弁当派なのもこれが理由)