ありふれた転生者の異世界巡り   作:折れたサンティの槍

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注意

筆者の妄想から生まれました。
筆者はまだ《空の境界》の小説を【上(途中)】までしか読んでいません。
なので空の境界の知識には期待しないで下さい。
ただなんか書きたくなったから書いたものなので。
そして投稿は完全に筆者のペースです。

この駄筆者、並行連載だってよ(脳内で、自分の分身を大剣構えて待っている山の翁がいるホームベースに向けてぶん投げながら)。
自分から首を絞めにいくのか……。

12/1
オリ主の語尾を女性っぽく修正。
後の展開の伏線になる様にオリ主の過去を一部修正。
他いろいろ修正。


原作プロローグ前 『自己紹介的な』

私の名前は《両儀 四季》と言います。

よくある"死んだらしいけど神様やら神様的存在やらに出会うこと無く、特典的なものも無く新しく生まれ変わった系転生者"です。

前世も今世も女の子です。

だいたい中学校に上がった辺り、唐突に前世の記憶を思い出し、強い恐怖を感じて思わず泣きそうになってしまった。

それはそうだ。

いきなり他人の人生の記憶……ほんの17〜8年ではあるが、その生死を頭の中に叩きこまれ、こちらを塗り潰してくるのだ、こんな風にもなる。

そのパニックは何故だかすぐに収まった(・・・・・・・・・・・)けれど。

落ち着き、"他人の人生"を、"自身の前世である"と認識してから………。

自分の姿と、漢字こそ違うが自分の名前が《リョウギ シキ》である事を思いだし、思わず一瞬だけ呼吸を含めた自身の身体の動きを全て止めてしまった。

この《両儀式》というキャラクターについて知っている事はそれ程多くは無い。

型月作品はアニメのFate/SN[UBW]とFate/zero、FGOしか知らず、『空の境界』という作品もFGOコラボイベントと某動画サイトで見た戦闘シーンとかしか知らないし、《両儀式》という人物の知識も、殺式と剣式のマテリアルと流し読みした彼女の型月wiki程度。

こんな事になるなら小説とか読んでおけばよかった……こんな事予測できる筈も無いのだけど。

なんとなく分かっている事は、

 

・殺式にはどうやら夫?がいるらしい。

・剣式は人間の思う大抵の願いを叶えられる力があるらしい。

・二重人格がどうのこうの(多分殺式&剣式の事だと思う)とか。

・なんか殺人衝動がヤバイらしい。

 

そして特に重要な事と言えば、

 

・どちらも可愛いという事。

・物の"死"が線として見える様になり、それをなぞればそれだけでなぞった物を殺す事が出来てしまう《直死の魔眼》

が凄い(小並感)。

 

絶対に何かあるわと内心ガクブルしながら身構えてはいたものの、別に両儀家は家と使用人さんがいるのと、偶に剣術を教えられる以外《ち○まる○ちゃん》みたいな家族構成の普通の家だし、事故に遭ったり2年間昏睡したり魔眼を手に入れたりもしないし、殺人衝動も生まれないし、残念ながら二重人格として殺式や剣式がいたりもしない。

偶に誰かが自分の中から(・・・・・・・・・・・)見守ってくれている(・・・・・・・・・)様な感じがする(・・・・・・・)時があるけれど気のせいだと思うし。

…事故はこれから遭うのかもしれないけれど。

物騒な話ね(震え声)。

 

ちなみに私の家は結構大きな和風の屋敷です。

何処と無く衛宮士郎の屋敷に似ていなくもない。

 

今日は月曜日、前世ならば"1週間の中で最も憂鬱な始まりの日"なんて言っていたかもしれないけれど、今では「今週も平和だといいな……」なんて思う日ではあるが、まあ嫌いでは無い日だ。

 

今日からまた1週間、頑張りましょうか。

 

 

 

 

 

 

「――行ってきます」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この日が"憂鬱な1週間の始まり"では無く"平穏な日常の終わり"だと思い知るまで、あと数時間…………。




次話はハジメ視点の、ざっくりとした主要キャラ紹介と、ハジメから見たオリ主の事、そして日常の終わりです。

ちょくちょく修正するかも。

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