・最近いろいろあって忙しかった。
・最近始めた《デレステ》《デモンズソウル》にハマった。
・《白猫プロジェクト》内で、ガチャ石収集の為に走り周っていた。
・また妄想が湧いてきて、新しい連載小説のプロローグを書いていた。
……まぁ僕は僕のペースで小説を書いていくので、読者様方も読者様方の判断で僕の小説を切ったり読んだりして下さい。
場面的に区切り良かったので、三人称視点で書いてみました。
こんな感じで良いのか不安もありますが。
・三人称視点
濡れた服による不快な感触に、呻き声を上げながらハジメは目を覚ました。
ボーとする頭、ズキズキと痛む全身に眉根を寄せながら両腕に力を入れて上体を起こす。
「痛い……」
どうやら自分は気絶していたらしいと気付いたハジメは、ふらつく頭を片手で押さえながら、記憶を辿りつつ辺りを見回す。
「ここは……僕は……」
周りは薄暗いが緑光石の発光のおかげで何も見えないほどではない。
二つの岩壁が遥か上方まで続いており、その幅はかなり広い。
正面には幅5メートル程の川がある。
「そうだ……確か……」
ハジメは自分が気絶するまでに何があったのかを思い出した。
檜山の不注意でトラップに引っかかり、魔物に囲まれた事。
クラスメイトたちを逃す為に巨大な魔物……メルド団長曰く《ベヒモス》の足止めをした事。
足止めを終えて退避する途中、クラスメイトに魔法を撃たれた……裏切られた事。
ベヒモスの攻撃によって石橋は崩れ、奈落に落ちた事。
そして、崩れている最中の石橋を走って来て、自分に向けて手を伸ばしてくれた少女の事。
ゾクッと、明らかに濡れているせいでは無い、寒気が体を走り、一気に血の気が引いていくのを感じた。
「あ…ああ……そうだ…両儀さん……両儀さん!!」
「私はここにいるわ、南雲くん」
その声の聞こえた方へ向けて、全身の痛みを無視しながら、ガバッと体ごと振り返る。
そこにはバスタオルで身体を包みながらこちらに早歩きで寄ってくる四季の姿があった。
「……はぁぁぁぁぁ……良かった……両儀さん無事だった……」
「心配してくれて、ありがとう南雲くん。……目を覚ましてくれて本当に良かった」
「ありがとう、両儀さん。……ところで、ここが何処なのか、両儀さんは分かる?」
「いいえ……残念ながらまだ何も。近くを探索しようと思った時に貴方の声が聞こえたの」
「そっか…………は、は、はっくしゅん!……さ、寒い」
地下水という低温の水で濡れてしまっていた為に、すっかり体が冷えてしまっている。
よく見ると四季の体も寒さからか、少し震えている。
このままでは低体温症の恐れもあると思ったハジメは、ガクガクと震えながら服を脱がずに絞った後、錬成の魔法を使って硬い石の地面に魔法陣を刻んでいく。
「ぐっ、寒くてしゅ、集中しづらい……」
使うのは火種の魔法。
その辺の子供でも10センチ位の魔法陣で出すことができる簡単な魔法だ。
しかし、今ここには魔法行使の効率を上げる魔石が無い上、魔法適性ゼロの二人しかいない。
たった一つの火種を起こすのに1メートル以上の大きさの複雑な魔法陣を書かなければならない。
途中四季が作ってくれたバスタオルに包まりながら10分近くかけ、ようやく完成した魔法陣に詠唱で魔力を通し起動させる。
「求めるは火、其れは力にして光、顕現せよ、〔火種〕……何で唯の火を起こすのにこんな大仰な詠唱がいるんだろうね」
「こんな魔法でも無ければ格好良いと思えるのだけれどね……」
二人揃って深々とため息を吐き、それでも発動した拳大の炎で暖をとる。
「……だいぶ落ちたんだと思うけど……帰れるかな……」
「…………」
不安からか目元に涙が溜まり始めるが、今泣いては心が折れてしまいそうであるし、何より隣には片想いの人がいるのだから、と堪える。
ゴシゴシと目元に溜まっていた涙を拭うと、ハジメは両
手でパンッと頬を叩き、少し驚いた表情をしながらこちらを向いた四季と目を合わせる。
「やるしかない、何とか地上に戻ろう」
「……そうね……いつまでもここで助けを待っていても、最悪二人揃って餓死するしか無いでしょうし……動かないよりは……」
彼女も彼女なりに考えてくれていたらしい。
その事を少し嬉しく思いながら、ハジメは再び炎に向き直る。
彼女の顔を見た事で、ハジメは胸に決意を抱いた。
(最悪、僕が盾になって、両儀さんだけでも……)
ハジメは決然とした表情でジッと炎を見つめ続けた。
《小説家になろう》の《ありふれた〜(原作)》で言う『ベヒモス』の辺りを書き始める。
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2000文字ぐらい書いてから、オリ主が全然出て来ずほとんど原作通りの文章を書いていた事に気がつく。
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(この後もオリ主の出番ほとんど無さそうだし、この話は全カットで良いや)
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そんな感じで出来上がった今話。