魔法少女リリカルなのは〜転生してきた魔王〜   作:蒼天の天国

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どうも、先日父親と二人で車旅行に行き、行き先でバッテリーが上がってしまい2人揃って慌てふためいた、蒼天の天国です



18話どうぞ





18話 楽なものはこの世にない

Side悠我―

 

コンコン

 

自室の部屋のドアを優しく叩く音で俺は眠りから目を覚ました

時間は午前5時、普段俺が起きる時間ではあるが、休日の今日はもう少し寝ている時間だ、普段これくらいの時間に起きているからこの時間に起こされても構わんが、一体誰だ?

体を起こしドアを開ける

 

「おはよう悠我」

 

ドアを叩いていたのは姉さんだった

取り敢えず入口にいるのもアレなんで、部屋の中に入ってもらい座って貰った

 

「珍しい、というか初めて見たよ、姉さんがこの時間に起きているのを。なんの用?」

「このあとすずかの家に遊びに出かけるから、その前にあなたに言われたものの完成度を見てもらおうと思ってね」

 

俺が言ったもの?

俺が何のことかと首を傾げ、疑問の色を顔に出すと

 

「忘れたの?貴方が私に使える様にしろと言った結界とあの本に書かれている魔法よ、自分で言ったの忘れたの? 大方覚えたから見てもらいに来たのよ」

「あぁそう言えばそんなんこと言ったな、それでわざわざご苦労様です」

「ホント貴方って馬鹿なのか天才なのかわからなくなる時が時々あるわ」

「馬鹿と天才は紙一重ってな」

 

じゃ早速、と姉さんが立ち上がりブレイクハートを起動させた

 

「お願いね、ブレイクハート」

〈かしこまりました〉

 

鮮やかな紫色の小学生にしては少し露出の高いドレスアーマーのバリアジャケットを身にまとった姉貴は、可愛いというより綺麗だ

 

「なに?私に見とれているのかしら」

「そんな馬鹿な、それよりも結界の精度は」

「外との時間の差は、外の6分の1と言ったところかしら、そして私が気絶でもしない限り消えることはなく張り続けられるわ」

「短い期間でなかなかの完成度だ、でわ始めてくれ」

「わかったわ」

 

姉さんが結界を張るため、意識を集中し始めた

 

「結界の範囲は姉さんが入れるくらいの大きさで構わない、俺は自分が張った結界は大丈夫だけど、他人が張った結界の中には入る事が出来ない、と言うより打ち消してしまう体質だからな」

「聞いてないわよそんなこと!?」

 

 

集中していた姉さんが、驚いた顔をしてきた

 

「だって誰にも言ってないからね」

 

自分で作った結界は大丈夫だが、やはり他人が作った結界となると体が術を消してしまう、そう言えば誰にもこの事をいてなかったな

 

「結界を張ったら結界内で1分くらい経ってから出てきてくれ」

 

頷きながら姉さんは結界の中に入っていった

結界の内外の差が6分の1なら単純計算なら10秒くらいで出てくるはず、姉さんが出て来るまでのしばしの静寂

10秒って普通生活ならどうってことないが待つとなるとやたら長く感じるのは何故だろう

10秒たった頃、目の前が光その中心に姉さんが立っていた

 

「時間の経過具合もばっちりみたいだね、流石だ」

「当然でしょ」

 

姉さんが胸を張ってドヤ顔をしている、これで人見知りがなければ完璧なのに、まぁ人間誰しも弱点の一つでもある方が人間らしいか

 

「この結界の名前は決めているの?」

「勿論、名前は『とてつもなくすごくてすばらしい結界』よ」

 

・・・もう一つ弱点が在ったか、ネーミングがアレなんだね、姉さん

 

「何?不満?」

「もっとさこう・・・『タイムディファレンスフィールド』とかぐらいにしようよ」

「何語よ」

「英語だよ、『時差」って意味の正しいかわからないけれど、姉さんマシだと思うよ」

「っく、負けたと分かるのが悔しい、わかったわネームは貴方のにしてあげる、元々考えたのそっちだし」

 

今適当に考えた名前がどうやら採用されてしまったようだ

 

「でもう一つの方はどうする」

「今日はやめておくわ、自身がなくなったのと私的に結界を試行テストしたらそのまま次に移る予定っだったから悠我、貴方が結界に入れないなら、どっちにしろ、諦めたわ」

「そうかい、俺に魔法をかけたいなら、体内に直接かけるか、巻き込むような形で間接的にかけるかのどっちかしかない、どんなに強力な魔法でも俺を術の対象に使った途端に効果を失ってしまう」

「そうなの、覚えておくわ」

 

その言葉を残した後姉さんは部屋から出て行った

全く、ある意味では全身『幻想殺し(イマジンブレイカー)』みたいな体質だよな

 

『その例えは正確ではないが近いとは言える』

「カンピオーネの馬鹿げた呪力があるから魔法とか受け付けない体質なわけだからな、案外呪力を人並みにすれば効果が有るんじゃないか?」

『そうかもしれんが、お前はカオスの権能の影響で呪力が常時事実上の無限になっている、拘束制御術式で放出する量を抑えてはいるが、巨大な蛇口を捻っているようなものだ。それを検証したいのならば権能のON、OFFをコントロールしてくれ』

「コレだけは難しいな、なんせこの権能は他の物を無限にしたり戻したりはできるが、自分を有限に戻すやり方を知らん」

『まぁ周りに被害があまり出ないだけマシとするか』

 

それより、姉さんさっきすずかの家に行くと言ってなかったな?(俺は断った)ということは、時期的になのはがフェイトと邂逅する辺かな?だとしたらフェイトに連絡して合流しなければ

ヴェーダを介してフェイトに連絡をとる、未だに携帯の連絡先を聞いていない、というか今はまだ持っていいなかったな

フェイトに連絡をいれ、待ち合わせ時間になるまで二度寝することにした

 

Side Out―

 

 

******

 

 

Side悠希―

 

休日、すずかの家に来ている

周りは猫ばっかり、すずかの家は猫が多い

 

「可愛いな猫は、肉球かプニプニして楽しい」

「悠希くんは猫とか好きなの?」

「全般的に犬や猫とか家庭動物が好きなんだ」

「そうなんだ」

 

一匹の仰向けの白猫を膝上に乗せて、肉球を触ったり腹をなでたりして遊んでいる

 

「家で飼ったりしないの」

「僕も家でも飼い猫や飼い犬を飼いたいけど、悠我だけがね・・・」

「反対なの?」

「反対って程かどうかはわからないけれど、悠我曰く『犬や猫?毛玉で家が汚れるし、犬は個人的に無理だ怖い。どうせ飼うなら、狼やライオンの様なのにしてくれ』だって言ってるからね、狼やライオンの方がよっぽど怖いよ」

「ユーくんらしいね」

 

狼には少しトラウマみたいなのもあるしね、同じ体験をしたむしろ酷かったはずの悠我はむしろ好きになったという、マジで変わっているよアイツ

 

少しいじり過ぎたのか膝の上の猫が他の猫の元へと行っていしまった

仕方なくテーブルに出されていた紅茶を一口飲む

 

《アイアンハート》

《なんでしょう〉

《君から教えて貰った僕の特典、アレ結構魔力消費するよね、なんとかならない?〉

《無理です、マスターの特典は完全に1個として独立していますから、私の干渉を一切受け付けません、ですから使いやすさを求めるならば魔力量を地道に伸ばすか、運用法をしっかり練る必要があります》

《やっぱりそれしかないか》

 

『王の財宝』に『無限の剣製』この二つがアイアンハートを抜かした三つの特典

『王の財宝』は保管庫みたいなもので色々な道具や魔力なんかも貯蔵し貯蔵したものを、投射することができる、僕が生前使っていた武器がデバイスに改造され入っていた

コレを発動させるにはそれなりに魔力が必要だ

『無限の剣製』は魔力を消費しイメージした剣を作り出すことのできる能力、固有結界なっていう心象世界を作り出せるし、作り出した剣は王の財宝に貯できる

この二つと魔法が今の僕の武器で切り札

他のみんなには内緒にしているけれどね

 

「ふぅ・・・」

「どうしたの悠希?ため息なんかしたりして」

「平和だと思ってね、でもこういう時に限ってジュエルシードが出てきたりするんだよね」

「そんなこ言ってると、ホントに出てくるかもしれないわよ」

「まさか、そんなこと」

〈マスター申し上げにくいのですが、反応が出ました〉

「・・・マジ?」

〈マジです、しかもこの敷地内からです〉

 

仕方なく席から立ち上がり、敷地内の庭奥へと走っていく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「猫?」

「猫ね」

「猫だね」

「猫・・・よね」

「ウチにいる猫だよ」

 

いたのは巨大な猫、コレが今回の異相体らしく

ユーノが言うにはジュエルシードが正しく発現したものらしい

 

「危険性はなさそうね」

「ただ猫が大きく成っただけみたいだしね、なのは封印してくれ」

「了解なの」

 

コレは簡単に終わりそうだな、毎回こういった感じならどんなに楽か

なのはがレイジングハートを使い封印しようとしたとき、空から雷が降ってきた

当然、ただの雷ではない、魔法による雷

 

「やっぱり楽なものは、この世界には無いか」

 

少し離れた木の上に、黒いマントに身を包んだ金髪の少女が立っていた

 




誤字脱字感想アドバイスその他もろもろがありましたらお願いいたします

悠希の『王の財宝』と『無限の剣製』を少し変えさせていただきました。

そして沙紀のオリジナル結界は時差の生じる結界で、あくまで訓練用です
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