蒼天の天国です
12月に更新しようと考えていたのですが、旅行やら部活の試験やらで全く手をつけていませんでした。
19話です
Side悠我―
「待たせちゃったかな?」
「いや全く全然、こちらも今後について考え事をしていたから、気にしてはいない」
俺がこの場所に来たのが10時半頃で、待ち合わせのバス停にフェイトの乗ったバスが到着したのが、11時ジャストだったので、30分くらいしか待っていないし色々考え事をしていたため、待ったかどうかと聞かれれば、待っていない答える
「そこは普通、一言『俺も今来たところだから』的な感じで良いと思うよ」
「そうなのか?」
何故か、『わかってない』と言わんばかりの溜息混じりで言われてしまった
今日はアルフはついて来ていないようで、フェイト1人だけみたいだ
ちなみに今日のフェイトの服装は、胸元にリボンが着いた丈の短い黒いワンピースに、黒いスニーカー、腕には黒いブレスレットをそして綺麗な金髪を黒いリボンでツインテールに結んでいる、全体的に黒一色で暗い感じだ
に比べ俺は小学生には到底似合わないであろう、藍色絞り染めの小袖に茶色の帯、それから無色の下駄、つまり見た感じは江戸の町人風の姿に散髪せず背中が隠れる位伸びた銀髪をそのままポニーテールにしている。
何ていうか、美少女顔と髪色のせいで外国の女の子が無理して日本文化を体験している感がにじみ出ている
「悠我はなんでそんな格好なの?変、だよ」
「この格好の理由は単純明快、今日の気分が和服だからだ」
「気分なんだ」
この会話の間、バス停から月村邸に向けて歩き出しており、レンガで舗装されたオサレな歩道を俺の下駄が叩く音がきれいに周りに響く
俺のすぐ隣をフェンリルがゆったりと歩いてきている、最近締めつけが甘くなってきたのかグレイプニルの効力が薄くなってきている、現界するたびに少しずつ大きくなってきており、今では最大全長2,5Mはいっており頑張れば人が乗れるくらいだ
「それで、ジュエルシードが見つかったみたいな事を言っていたけれど何処なの?」
「確信があるわけではないけれど、俺のクラスメイトの家の敷地内にある、あとわかっていると思うがジュエルシードを探しているのはフェイトだけではない」
「知ってるよ、アルフが調べて5人くらいだって」
そこまでは調べてたんだ(アルフが)
「その5人の内、2人は俺の姉弟に3人はクラスメイトだ」
「そうなの!」
「そうさ、一緒に探そう的な事を言われたが、メンドくさいと言って断った」
「ならなんで、私を手伝ってくれるの」
それを聞くかフェイトちゃん、う〜ん、気まぐれとしか言い様がないし、数的に5対1ってのが可愛そうっだってもあるし、なんて言おう
「君に興味があるから、かな?」
ちょっとふざけ気味にスマイル満点の決め顔でフェイトに言ってみた
一度でいいからこういうキザなセリフを女の子に向かって言ってみたかったんだよね
さてフェイトの反応は・・・
「そうですか、それより悠我、そのクラスメイトの家の場所を教えて下さい」
「・・・え?あぁ う、うん」
予想と全く違う反応をされてしまい、キョドってしまった
俺は、頬を可愛らしく赤らめ、俯いて照れ隠し的なもんをフェイトに期待していんだが、全然違った
月村邸の住所を口伝で教えると、フェイトは猛ダッシュで走ってった
「あ、あれ?もしかして嫌われてしまったかな?」
〈そうだな、あんなキモイ事を言う人間から遠ざかりたいってところか〉
「ですよねー」
追いかけるにも、下駄のため走ることは難しいため、のんびりと向かうことにした
月村邸
ここに来るまでの途中、ジュエルシードが反応を感知、ユーノが張ったであろう封時結界を展開されていることに気づかずに、破りまくっていたことに気づき慌てて結界を張った
状況としては、フェイトとなのは達がドンパチして、フェイトが僅かに優勢って感じの所だ
「5対1でフェイトが苦戦すると思っていれば、そうじゃないみたいだな」
〈主殿の姉弟がいかに才能があろうと魔法と出会ってまだ半月ほどだ、数が多くとも技術や経験に雲泥の差がある、フェイト嬢が相手となればこうなることを俺は予期していた〉
「なるほどね、そうとの言えるね。でさ、俺は出て行くべきかな?」
〈主殿の好きなようにすればいいさ〉
なら行かせていただくとしましょう!ここはフェイトとなのはの一騎打ちがメインにしなくてはならいし
登場はド派手に印象強く、俺らしいやり方で行きましょう!
ヴェーダ演出は任せたぞ
『応!』
Side Out―
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第三Side―
ドカン!
いきなり6人と1匹の近くの地面が爆発し、土煙があたりを舞う
自分の近くの地面がいきなり爆ぜれる、そんなことが起きれば普通は驚き悲鳴をあげる
しかしこの場にいる子供達は、感覚が最近身の周りで起きてマヒしてしまっているのか全くのノーリアクション
「何もない所が爆発した。・・・君、何かした?」
深緑のバリアジャケットに身を包んだ悠希が、先ほどいきなり現れて、戦闘することに成ってしまった、金髪ツインテールの露出の高いバリアジャケットの少女に問いかける
ここには自分たち5人と彼女しかいない、自分たちが知らないことが起きたのであれば、当然見ず知らずの彼女を疑うだろう
「・・・」フルフル
この少女、フェイトは先程から魔法名を唱えること以外は終始一貫して無言のため、黙ったまま首を横に振り否定の意を表す
「そうか、なら誰が」
「悠希!煙の中に誰かいるわ!」
アリサが薄れてきた煙を指差し声をあげる
確かにアリサの言うとおり、煙の中に人の形をした影が立っており、誰か中にいるのはここにいる全員が見て取れた
「ゴホッ!ゴホッ!
やべ!ゲホッ・・・ちょっと煙を吸いすぎたかな?」
煙中の人影が、咽て咳をしている
「ねぇ悠希」
「なんだ?沙紀」
「今の声、毎日聞いている気がするのだけれど」
「奇遇だね、僕もそう思っていたところだよ」
沙紀と悠希は聞こえてきた声に聞き覚えがあった、それも毎日必ず聞く声
二人は頷き合い
「もしかして、悠k『ドカン!』」
悠希が近づきながら、思い浮かんだ声の主の名前を呼ぼうとしたとき、悠希の言葉を遮る様に再び爆発、しかし今度は七色のド派手なもの、前の爆発の煙を吹き飛ばしながら中の人物は言う
「颯爽登場!魔王美少年、カンピオーネ!!!!!」
どこぞの戦隊ものみたいな登場を派手にかまし姿を見せたのは、純白を身にまといキメポーズをきめている、沙紀と悠希の弟、悠我だった
なのは、アリサ、すずか、ユーノはポッカーンと情けない顔をし、沙紀は眉間を指で押さえ、悠希は深い溜息を
「えっと、なんで悠我お前がここにいる?」
「ふっふっふ。良い質問だ兄さん、以前俺はジュエルシード探しをしないと言ったな。
・・・・あれは嘘だ!」
「つまりあれか、簡単に言えばジュエルシードを探していた、そう言いたいんだな」
悠希は呆れの口調で悠我の返答を要訳した
他の3人と1匹は未だ固まったままその場を動かないが、沙紀は顎に手を当て考え込んでいる、フェイトはこの間、静かにジュエルシードを封印作業に勤しみ悠我に気を取られているため気づかない
「そんなとこだ、最も探している理由はユーノのためじゃなく、そこの彼女のためなんだがね」
「はぁ?」
ジュエルシードの封印を終えジュエルシードを手に握り締め、コチラに歩いてくるフェイトを指差し、悠我は言った
「悠我、先に戻ってるよ」
「りょーかい」
もう何がなんだか解らんって顔の悠希達を尻目に、フェイトと悠我の2人は帰ろうとする、ジュエルシードを取られたにも関わらずノーリアクション
「悠我、さっきからユーノの封時結界が張れないのだけれど、あなたが原因なのかしら?」
「そうだよ、だから代わりに俺が張っておいた」
「そう」
その沙紀との短い会話を最後に2人は空高く飛んで行った
悠希と沙紀以外の3人と1匹はもは完全に空気と化していた
Side Out―
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Side悠希―
すずかの家に戻ってきた僕は今日のこと思い返していた
ジュエルシードの発動
金髪の魔法少女の登場
悠我の乱入
二度あることは三度ある。まさにそんな感じだな
ただ問題が、家に帰ったら
『しばらく、家をでます
探しても無駄無駄無駄!!!
by神叢家のアイドル悠我ちゃんより』
「なんだこれ」
「悠我がコレを渡してどこかに行った」
「家出しますって書いてあるのだけれど大丈夫なの?」
「このぐらいの歳は色々あるからな」
あぁやっぱりこの家そう言う心配とかしないんだね
Side Out―
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Side悠我―
夜、俺はフェイトの前でフェンリルと荷物を脇に置き土下座していた
「そういうわけなので、泊めてください」
「わかりました」
〈フェイト!?〉
フェイトの家に居候することになった
家出すると決めたはいいが、どこにと寝るか悩み、ダメもとでフェイトのもとに来てみたが案外すんなりOKしてくれた
「代わりと言ってはアレだけど、この家の家事全般をお願いしていいかな」
「いいだろう」
「寝ます、おやすみ」
〈フェイトを襲ったりしたら、噛むからね!〉
「おやすみ」
フェイトとアルフが就寝のためリビンから出て行った
残れた俺は近くのロングソファーをベッド替わりにし寝ることにした
誤字脱字感想アドバイスその他ありましたらお願いいたします。
今年もこの駄文を暖かい目で見守っていただけたら、幸いです。本年もよろしくお願いいたします。