魔法少女リリカルなのは〜転生してきた魔王〜   作:蒼天の天国

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どうも蒼天の天国です。

一か月以上ぶりの投稿です




21話 企みと管理局

Side悠我

 

俺こと神叢悠我は非常に戸惑っていた、あのプレシアと一緒にお茶を飲んでいるからである

こうなった経緯としては、フェイトが鞭打ちされている間、時の庭園を散策していたら鞭打ちを終えたプレシアさんと廊下でばったり遭遇、言われるがまま一緒にお茶を飲むことに

お茶を一緒に飲む、室内庭園に小さな丸テーブルにイス、イスに腰掛けティーカップを傾けるとかなら普通だが、相手がプレシアだと言うのが、なかなか落ち着かない、俺プレシアの人間性を誤解していたのかな?もしかしてかなり原ブレしてる!?

とか思っていたら

 

「ねぇあなたフェイトとはどういう関係?」

「関係ですか?」

 

ちびりそうな眼光でそう聞かれた

ここで下手な回答をしたら二重の意味でカミナリが俺に落ちそうだ、ここは真剣に真剣に答えよう

 

「た、ただの友達です!」

「そう、あの子の友達なの」

 

俺の答えを聞いた瞬間、母親らしい優しさを含んだ目になった

何故そんな顔をする?俺の知っている原作知識だと、かなり嫌っていたはずなんだが、だが今のこの反応は絶対に嫌っている感じの顔じゃない

1つカマをかけるつもりで

 

「プレシアさんってもしかしてフェイトの事、嫌いなんですか?」

「そんなわけ・・・・そんなわけあるわけないわ!!!!」

「そうですよね!嫌いなわけ無いですよね!大切な娘さんですもんね!」

 

ワナワナと震えながら大声で返されたので、びっくりして俺も大きな声で答えてしまった

だが俺の予想した回答がかえってきた、やっぱりこの世界のプレシアはフェイトの事が嫌いではないのか、だとしたら何故鞭打ちを?矛盾してないか?

 

「それなら如何してフェイトにスパn・・・失敬、鞭打ちなんか」

「それは、フェイトの生まれ方に少し関係するの・・・」

 

プレシアさんはこれまでの事について語ってくれた

 

―中略―

 

話を聞き終えた俺は泣いていた、テスタロッサ家については知っていたが生で聴くとなんていうか泣ける!フェイトに対してどう接していい分からず、冷たい事をしてしまうあたり不器用だなと感じた

 

《どうしよう、ヴェーダここは俺が関係修復に尽力すべきだよね》

《いや、相棒がそこまでする必要はないだろ、あくまで彼女らは他人なわけだし、第一に嫌われ者を目指すと言った男が何を言う》

《そうなんだけど、初対面の人間にここまで話してくれたんだ、つまりは助けてくれって言われているようなもんだろ?なら人(?)として多少人生目標曲げても力を貸したいと思うのが、人道ってもんだろ!》

《好きにしろ》

 

自分がろくでなしだと思うが、最後の一線ギリギリの義侠心は持っているつもりだ、だから

 

「俺が何とかしてやんよ!」

「・・・子供に何ができると言うの?」

「子供だからできる事もあるかもしれないじゃないっすか、だからダメもとで俺の誰かの力を借りてくれよ!」

 

あぁ自分でも良い事を言ったと思う

 

《自分で称賛してちゃわけないよな》

《言うな》

 

「いいわ、ダメでもともとあなたの話し、聞いてあげる」

「そうこなっくちゃ」

 

口元をプレシアに悟られない様に嬉しそうに歪めながら

たった今思いついた作戦を話してみた、プレシアは最初驚いた顔をしたがすぐに感心した顔になり、賛成してくれた

策は決まった後は他の奴に悟られないようにふるまうだけだ

 

 

 

 

 

 

 

 

プレシアとの会話の後アルフに手当を受けたフェイトと合流して、彼女のマンションに戻った

 

「ねぇ悠我、母さんとなにか話したの?」

 

俺が全員分の昼食をキッチンで作っている時フェイトが、キッチンの壁に寄りかかり顔を俯かせ、そんな事を聞いてきた

 

「あー、うん話したよ」

「どんな事話したの?ここ何年かまともに母さんと話した事が無いから」

「俺とフェイトの関係」

「なんて答えたの?」

「友達、と答えておいた」

「そっか」

 

残念ながら特にフラグを建てていないので、特に残念そうな声音でも顔もされなかった、一般的なオリ主ならポッってなるんだろうけどね

 

その後出来上がった昼ご飯、今回は海鮮丼にしますた、我ながら綺麗に盛り付けが出来たと思うが、無粋なアルフさんにガッつかれて崩されたのが何とも言えない気持ちになったのは内緒だ

 

「悠我、1つお願い聞いてくれる?」

「なんだい?一緒にお風呂と添い寝なら大歓迎だ」

「そんなんじゃないよ」

 

最近フェイトにセクハラ発言しても結構スルーされる、こっちとしては御顔を真っ赤にしてくれる反応を求めているんだがな

 

「私を強くして!」

「良いよ」

「・・・え!いいの?てっきり面倒くさいって言うかと」

「別にそんな事言わないさ」

 

ウソだはっきり言って面倒くさい、がフェイトに強くなってもらわないと、俺の建てた作戦が失敗してしまう、だから多少の労力は惜しまないさ

 

《いろいろ請負過ぎてないか?最近自分の魔法体系を作るためほとんど寝てないじゃないか、そのせいで昨晩の次元震のイベントに参加できなかったわけだし》

《一度決めたらとことんやるのが私です!》

 

食後の運動はよくないらしいが、時間が無いので早速だが昼食後に町の近くの山に来た

 

「さっ始めるよ、フェイト、アルフ」

「あたしもかい?」

「当たり前だ!貴様にも強くなってもらわねば困る」

「性格変わってないかい?」

「問答無用!」

 

そう言ってウルスラグナの権能、黄金の剣を抜剣する、同時に当たりを金色の光が覆いフェイトとアルフが反射的に目をつぶり、光が収まり2人が目を開けた頃にはあたり一面黄金の剣が空間全体に点在する世界が広がっていた

2人がわけがわからないと言った顔でアタフタしていた

 

「フェイト・テスタロッサ!」

「は、はい!」

「貴様の特技はなんだ!」

「えーと・・・・速く動く事です!」

「そうだ!だから貴様にはそれを伸ばしてもらう!いいな!」

「はい!」

「じゃ訓練メニューを説明するね」

「いきなり普通に戻ったね、悠我」

「違ーう!俺の事はコーチと呼べ!」

「はい!」

「話を戻すぞ、これから俺はここら辺に散らかっている剣で2人を攻撃する、それを2人はそれを回避し続けるだけ」 

「それだけかい?」

「あぁ、それにこの剣は斬られても傷にはならないから安心しろ」

「それなら安全だね」

「では始めるぞ」

 

この黄金の剣は直接的な攻撃力は無い、しかしこの剣は力を斬る事に特化した武器だ、だから斬られれば神挌も含めあらゆる力と言う概念を狙って斬る事が出来る、この場合は魔力や速力と言った感じだ

 

最初からトップスピードで大量に斬りかかるのは可愛そうなので、目慣らし程度に軽いジャブぐらいに、数本宙に浮いている剣をフェイトの死角から斬りかからせる

さすがにこの程度なら簡単に回避されるか

 

「じゃ、そろそろ本番行くぞ」

「はい、コーチ!」

 

さすがに回避が無理にならないくらいに全体から飛ばす、20秒経過したら一本追加、1分で速度上昇と言った感じでハードにしていく

 

 

アルフはフェンリル相手に練習している、使い魔になったとは言え仮にもフェンリルは神を相手にしているのだ、RPGで言えばバカみたいに経験値がもらえる、しかしアルフが全く相手に成っていないのが見て取れる

 

おそらく兄さん達も父さん達を相手に訓練しているだろうが、こちとら神殺しに本物の神様が相手だ、最終的にはこっちの力が勝るはず

 

 

 

 

 

 

 

練習終了後

 

「ねえ、悠我」

「なんだ?」

「あの剣、確かに斬られても傷はつかないけれど、斬られる度に力がすごく抜ける感じがするんだけど」

「うん、斬られると力が削がれるぞ」

「はぁーーーーーー」

「ため息は幸せが逃げるぞ?」

「うん、でもなんか騙された気分」

「ははは」

 

黄金の剣でバリアジャケットが結構破られたおかげで、だでさえ露出度が高いバイリアジャケットがさらに増した、なんだろこの背徳感?て言うのかな

 

「悠我ってどれくらい強いの?」

 

そんな事をいきなり聞かれて一瞬固まってしまった

 

「どれくらいだろうな、魔力量で言えばその気になれば島1つか国1つ軽く吹き飛ばせるんじゃないかな?技術で言えば数百万の軍勢を1人で壊滅できるんじゃないかな?」

「・・・脚色してないよね」

「実際やった事ないからアレだが、出来ない気がしないからきっと出来るはず」

 

当然、権能とかをフル活用しての予想なんだけどね!なにも使わなかったらただの子供です

 

それかさ5分後くらいにフェンリルとアルフが戻ってきた

フェンリルは無傷だがアルフは傷だらけだ

 

「フェンリル、アンタ強すぎだよ」

「お前が弱すぎるだけだ、そんなんでは彼女を守れんぞ」

「分かってるよ」

 

しばらく休憩してから練習再開し、3時頃まで続いた

この程度で強くなるとは到底思えないが、気休め程度にはなるかな?

 

Sideout―

 

 

******

 

 

Side第三者―

 

悠我による、スピード強化の練習後、フェイトは1、2時間の僅かな休眠を取り、公園に来ていた、目的はもちろんジュエルシード

悠我、フェイト、アルフ、フェンリルが公園に到着した頃にはすでになのは達がジュエルシードを異相体から引き剥がした後だったらしい

 

「やぁ、みんな悠我たんだよ!」

「そろそろ来ると思ってたよ」

 

悠我の空気の読めない登場に、ほぼ全員が慣れてしまっている

 

「この後夕食を作らなきゃいけないから、さっさとジュエルシードはもらっていくよ!フェイト」

「うん」

「随分家庭的な理由で、早い者が勝ちか、なのは!」

「は、はい」

 

フェイトは悠我の声で、なのはは悠希の声で2人はジュエルシードの元へ飛んでいく

 

「速度はフェイトの方が速い、ジュエルシードはもらった!・・・・ってアレ?」

 

フェイトがジュエルシードを掴まなかった、と言うよりは掴めなかった、寸前のところで黒服の少年に手を掴めれたからだ

 

「ストップだ!ここでの戦闘行為は危険だ」

(おいおい、クロノくん登場のタイミング原作と違くね)

 

悠我以外のメンツが、『え、誰?』と言った顔をしている

しかも丁寧に1名と1匹を除き全員をバインドで拘束している

 

「時空管理局執務官、クロノ・ハラオウンだ」

「空気を読めやゴラァァァ!!!!」

 

クロノが名前を名乗り終えるとほぼ同時に、悠我がクロノにヴェーダの剣形態で斬りかかるも、クロノはデバイスであるS2Uで普通に防いだ

 

「っ!・・・・もうバインドを解いたのか!後、何故だか君だけには言われたくない気がする」

「バインドについては、俺に魔法は効かないとだけ言っておこう!後、俺は空気が読めないんじゃない!読まないんだ!」

((((((あぁ、わざとだったんだ)))))

「アルフ撤退するぞ!」

「お、おう」

「・・・・フェイトごめん」

 

軽く謝った後、フェイトをアルフに向けて軽く蹴り飛ばした

さすがに管理局が来た状況が不味いと理解したのだろう、フェイトを蹴った事に文句を言わず、飛ばされてきた彼女を、無理やり拘束を解いた両手で受け止めた瞬間、フェンリルと共に逃げていく

 

「君は逃げないのか?」

「いや逃げるさ、ただしソレの回収と殿を務めてから」

「逃げられるとでも?」

「逃げられるさ、たかが1人の少年局員から逃げる事くらい」

「1人じゃないぞ、悠我」

 

向かい合う悠我とクロノの隣にバインドを解いた悠希、沙紀なのはアリサすずかがクロノと肩を並べる

 

「実質1対7か、まさかすずかまで上に来るとは思ってなかったよ」

「おじさんに、ユーくんを引きずってでも良いから連れて帰って来いって言われているから」

「ヘーそー、ならジュエルシードをゲットしてさっさとずらかるぜ!」

 

悠我が翼を広げ、ジュエルシードに向かって飛んでいくが、行く手を悠希とアリサの2人がアイアンハートとフレイムアイズを構え塞ぐ

 

「ここは通さないわよ!」

「へー、初めての時はただデバイスを振りまわすことしかできなかった娘が、いっちょ前に構えて。成長したな!アリサ」

「う、ううるさい!ぶった切るわよ!」

「ハハハ、斬りかかりながら、言うセリフじゃないよ」

 

からかうような言い方にアリサが切れて、無理やり悠我にフレイムアイズで飛びかかるが、悠我はただ体を真半身みきるだけでかわす

 

「当たりなさいよ!」

「成長はしたけど、まさ大ぶりすぎで、分かりやすいぞ」

「喋りながらとは、随分余裕だな」

 

悠我の死角から悠希がアイアンハートで突いてくるが、これも体を半身にきるだけで受けることなく流す

 

「死角からって卑怯だよ、兄さん」

「受けもせしないで、よけてる弟がよく言う。・・・アリサ、コンビネーションで攻撃するぞ」

「りょーかい!」

 

 

 

 

 

 

少し離れたとことから、悠我、悠希とアリサの攻防をなのは達、5人が観戦していた

宙に浮いた状態のジュエルシードを回収しないのは、悠我に本気で落とされそうだからである

 

「君たちは、あそこに参加しないのか?」

「悠我くんに魔法は効果が無いらしいから、魔法を使わずに攻撃が出来る、悠希くんとアリサちゃんに任せるしかないの」

「彼には本当に魔法が効かないのか!」

「どの程度かはちゃんと調べてないから、分からないけど、悠我を対象に魔法を行使した場合全て無効化される、と悠我本人が言っていたわ」

 

慣れたのか、クロノに普段通りの口調で喋る沙紀

 

「信じがたいな」

「それなら試しましょうか」

「・・・・いや、それが証明されたら、心境的に下がりそうだから」

 

 

 

 

 

 

 

「悠希、そろそろきつくなってきた」

「こっちもだ、身体強化の魔法を使っているから、体力も魔力も辛いな」

 

2人とも肩で息をしながら、お互いの情報を報告し合う、一方悠我はただ回避するだけなので、消耗した様子は微塵も無い

 

「もう疲れたの?もっと効率よく攻撃しないと俺には届かないよ、それにそう言う会話は念話を使ったほうがいいよ、相手に情報ダダ漏れだよ」

「・・・・参考にさせてもらうよ」

「そろそろフェイトもいいとこ逃げられたはずだから、終わりにしようか」

 

悠我の宣言に、この場にいる全員が警戒態勢に入った

今まで回避だけの奴が攻撃に移る、それはある意味では本気になると言う事でもある、もっとも回避特化で攻撃が全然ダメな人もいるが、悠我に至ってはそれは無いだろうと予想しての行動

だが、悠希を含め全員がバインドで全身をしばられ地面にたたき落としてから

 

「王の財宝!」

 

悠我の声と共に夕焼け色の空一面に、『王の財宝』特有の金色の波紋が点々と増え広がっていく、その数は百は軽く超すであろう所から様々な武器が垂れ下がるように出現する

その光景をただ呆然と眺める7人

 

「おいおい、冗談だろこれ」

「悠希くんよりのより凄いの」

「悪かったな、なのはしょぼくて」

 

クロノが有りえないと言った顔で空を見上げ零し

なのはの感想に悠希がイジケタ事を言う

 

「だいじょーぶ、痛くしないから♪」

「「「「「「「いや、絶対痛いから!!!」」」」」」」

「カーニb・・・・ゲフンゲフン、フルファイヤ!!!!!!!!!!」

 

空の波紋から無差別に、投擲を開始し地面に宝具が当たるたびに小規模だが爆発が起こり公園一面の形を変えてゆき、土煙で、なのは達の姿が完全に隠れたところで宝具の投擲を止め、ジュエルシードを回収しこの場から悠我は去っていった

 

SideOut―

 

 

******

 

 

Side悠希―

 

悠希の『王の財宝』の攻撃のが止み、風と共に煙が晴れて周りが見え始めてくると、この公園の状態が凄まじい事になっているのが分かった

 

「うわー、すごい事になってるね」

「いくら、結界内とは言え原型を全くとどめてないな」

「君達、こんな状況でアレなんだが、一緒に来てもらえないか?話が聞きたい」

 

黒いバリアジャケットの、クロノさんだっけ?が、言う

 

「僕は構いませんよ、みんなも大丈夫だよね」

 

みんなも頷いて肯定してくれた

 

「助かる、出来れば、逃してしまった4名にも来てもらいたかったんだが、仕方ないな」

 

こうして僕らは、クロノさんに連れられて、管理局の船へ向かった

 




誤字脱字感想アドバイス等が有りましたらお願いします

結構、ブレイクしてしまいました
プレシアさんの辺りは少し、もう少し文章力が有ればよかったのに、と思いますね

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