魔法少女リリカルなのは〜転生してきた魔王〜   作:蒼天の天国

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どうも私です

お気に入りが250を突破していてビックリです、ありがとうございます





22話 交渉と狼と勝利の権能

Side悠希―

 

アースラ

 

へー、これが管理局の次元航行船、SFの宇宙船見たいな船体だね

 

「あぁ、みんなバリアジャケットは解除して」

 

クロノさんの指示にみんなジャケットを一斉に解除する

そういえば、みんな学校の下校中だったね

 

「君もだ、フェレットモドキくん、そっちが本来の姿じゃないんだろ」

「おぉ、そういえばそうでした、しばらくこの姿のままだったので忘れてました」

 

?本来の姿?もしかしてユーノは変身できたのか

 

ユーノが自分の魔力光であるライトグリーン色の光に包まれると、徐々に大きさを増していき次第に、子供がしゃがんでいるシルエットになると、中から僕らと差して歳が変わらない少年が姿を現した

 

・・・・なんだと

 

「「「「「ええー!ユーノ(くん)って、人間の男の子だったの!」」」」」

「あれ?この姿で会うのって、初めて・・・じゃないよね?」

「いえ、はじめてよユーノ」

 

これは驚いた、まさか人間の男子とは

僕らがユーノの正体に騒いでいると

 

「君たちの間に、意見の相違が有るみたいだが、まずこちらを優先してもらえないだろうか」

「あ、あぁ・・・そうでしたね」

 

クロノさんが話題を戻し、場を沈めてくれた

 

 

 

そして僕らが連れてこられたのは、別世界の船にしてはやたら日本風の内装の部屋だった

中には緑髪の女性が座っており、周りはまるで日本茶会の道具一式がそろっていた、それと何故艦内に桜の木?

 

「いらっしゃい」

 

その女性は、こちらに微笑みを向けながら、そう言った

 

 

 

―説明中―

 

 

 

ロストロギアについての詳しい説明等の話を終えて

艦長らしい女性が

 

「今後のジュエルシードの捜索はこちらが引き継ぎます」

「え?」

 

艦長の発言に、思わず疑問の声を出してしまった

 

「そうだな、君たちも今回の事は忘れて自分の世界に変えると良い」

「でも」

 

クロノさんの提案になのはが異議の声をだすも、それ以上続かない

 

「まぁ、いきなり言われてもアレでしょうし、今晩ゆっくりみんなで話し合って、結論はまた今度にしましょ?」

 

たしかに、でもみんなで話しあう必要はない、少なくとも僕はそうだ

 

「いいえ、その必要はありません」

「どういう事かしら?」

「短刀直入に言います、僕にそちらの仕事を手伝わせてもらえませんか?」

「おい!今危険とったd・・」

 

僕の発言にクロノさんが反発したが、艦長さんが手で制する

 

「こちらとしては、人で不足だし、そう言ってもらえるのは嬉しいけれど、10も歳の達していない子供に手伝わせるほど困って無いわ、でも、もしそうしてもと言うのであれば、メリットを言ってほしいわ」

 

やっぱり、手伝わせてください。で、はいわかりました。とは行かないか、だけどこう返される事は予想していた

 

「メリットは、悠我、あの銀髪の少年にまともに抵抗出来る術をこちらが持っている事、そちらにも切り札はあるでしょうが、温存が出来るはずです。もし僕1人で足りなくとも、おそらく父さん達も合わせればそれなりに融通がきくと思うし、地の利も管理局側よりこちらに有ります」

「確かに、地理に関しては事らよりは詳しいわね、それと確か、あなたの御家族って」

「はい、神叢宗信、勇次郎、可憐です」

「やはり、名前を聞いた時もしかしてと思っていたけれど」

 

クロノさんは知らないみたいだが、艦長さんはやっぱり、父さん達のこと知っていたか、父さん前に准将とか言っていたし

 

「だけれど、お父様方の協力を得られるのであれば、君たちを危険に巻き込む必要は尚更なくなるわ」

「では、これではいかがでしょう・・・『僕、神叢悠希は、一個人として、神叢悠我を倒したいから』、今回の事が起きてから何度か悠我と戦いましたが、未だに一度も勝てていいない、このまま負け越しで終わるのも悔しいし、兄が弟より弱いのは、何とも言えないので」

 

どうだ?前半に理由は建前、後半の今言ったのは本音、言う交渉順序逆にすれば良かったかな?

 

「わかりました、管理局に協力してもらいます」

「な!ちょ母さん!?」

 

なんと、二人は親子だったのか!確かに似てるかも

 

「ただ協力するなら、いつでも出れる様に、このアースラに住み込みになるけれど構わないかしら?」

「えぇ、元よりそのつもりでいました」

「では、よろしくね悠希さん」

「はい!」

 

ふー、何とかOKを出してもらった、もし断られたら、無理やり首を突っ込むきでいたのだけれど、そうせず済んで良かった

 

「そういうことだから、僕は協力することになった、みんなは普段どうりの、小学生の生活に戻ってくれ」

「いいえ、それは無理ね、悠希」

 

沙紀が何故か楽しそうな顔をしながら言った

 

「私は悠我の姉として、一言二言、言いたかったし」

「ワタシは乙女に問答無用で攻撃してくる、スカシ顔の悠我に一発喝を入れたいし」

「わたしも同じかな、みんなに心配かけて、反省してもらわなくちゃ」

「わたしも、すずかちゃんと同じそれと、あのフェイトちゃんとちゃんとお話したいし」

「ボクも、あれを見つけた責任と巻き込んだ責任があるし」

「ちょっ!君たちまで」

「危険だぞ?」

「そのセリフはもっと前に言って欲しかったわね、構いませんね艦長さん?」

 

先の振りに艦長さんは、やれやれといった感じで手を額に付け

 

「あなたたち、本当に小学生?魔法で子供になっていると言われても、正直信じるレベルよ、特に悠希くん、あなたは」

 

ハハハ、までも実際精神年齢は大人ですけれどね

 

「では、今日は一旦帰って準備を整えてから、再乗艦ということで」

 

その言葉を締めくくりに、僕らは一旦帰宅することになった

 

 

 

 

 

「ほう、ようやく管理局が介入か、思ったより早かったな」

「あれ?来るの知ってたの爺ちゃん!?」

「あぁ、お前らの父さんが呼んだらしい、どっちも言ってなかったか?」

「えぇ艦長の人もお父さんもどっちも言っていなかったわ」

 

なんだ、父さんが呼んでいたのか、父さんのことは偶然みたいな言い方だったし、そんな風に言っていたのに、もしかしてワザととぼけて、こっちが協力するように言わせたのか?もしそうなら、1本取られたかな

 

「そういうわけなので、おじいさん、悠希と2人で管理局の船で当分の間、泊まり込むことになるから」

「あぁ、儂らも後でむかうから」

「あっそうなんだ、じゃ先に行ってる」

「おう、気をつけてな」

「「はーい」」

 

集合場所は海辺の公園、夜も遅く月も雲に隠れて辺りが暗いため、海に対して多少なりとも恐怖心を覚えてしまう

僕らが、公園にきた頃には、みんな既に到着していていて、僕らがビリだった

 

SideOut―

 

 

******

 

 

Side悠我―

 

フェイトのマンション

 

俺が蹴り飛ばしたせいで、フェイトが気絶してしまい今、ベットで横になっている

流石に罪悪感が多少なりともあるので、部屋のドアを挟んだ廊下に座り込んで中の様子に聞き耳を立ている、が流石にアレなので代わりにフェンリルに入ってもらう

 

「どうするんだよ、フェイト管理局も加わって勝ち目ないよ、それにここもその内バレちゃうだろうしさ」

〈泣き言か、アルフ〉

「フェンリル、だって物量できたら、あたしはフェイトを守りきれる自信がないよ」

〈情けない、アルフ、お前のフェイト嬢に対する忠義はその程度なのか?だとしたらお前らの関係はたかが知れてるな〉

「そんことない!」

〈ほう〉

 

案外面倒見いいよな、フェンリルって、本当に本物なのか?もしかして、そんな名前のただの怪獣なのか?いやしかしアイツと始めてあった時の体に力が湧き出てくる感じは、確かに神と邂逅したときの、あの感じだ

 

「フェイトはあたしの命の恩人だよ、群れから追い出されて瀕死だった私を助けてくれて、使い魔にしてくれて、家族になってくれて、優しくしてくれて、だから、あたしは誰が来ようと命懸けでフェイトを守らなくちゃいけないんだ!」

〈その意気やよし!しかし俺に勝てぬようでは、それは難しいぞ〉

「それでも、なんとかするよ!」

〈ましな顔になったではないか!その決意忘れるなよ〉

 

フェンリルさん、マジイケメンすわ

だがまぁ、アルフの士気が上がったみたいだし、大したもんだよ

 

〈それに、当面の間は、俺と主殿でお前ら二人を守ってやるさ〉

「あんたはともかく、あんたのご主人様ホントに強いのかい?」

 

お!?フェンリルさんそんな面倒くさい事、勝手に決めないでくださいな!ジュエルシードの件が終わるまでは、ちゃんと守りますがね、プレシアさんともそういう契約だし

 

〈その点は心配無用だな、もしかすると主殿は、じじげんせかい、と言うのか?・・・・その中でおそらく一番強い存在だ〉

「へー、眉つばもんだね、あんなセクハラマセガキが」

 

これまたアルフさん、随分なもの言いで、だがフェンリルの言う事ももっともかもしれない、魔法しか武器を持たない奴に対しては、魔法が効かない俺は天敵だし、他の生物、たとえばドラゴンが来ても圧倒できる自信が有る、列記とした神でない限り俺に敵はいないかな?

 

さて、心配してきてみたがフェンリルが上手くやってくれているみたいだし、俺は寝よう

 

SideOut―

 

 

******

 

 

第三者Side―

 

 

「まだ探していないのはこの辺だけ、きっとこの近くに残りのジュエルシードが有るはず」

「だがどうするフェイト?こんな荒れに荒れた海を闇雲に探すのは危険だ」

 

悠我達が来ていたのは近くの沖合

フェイトとアルフが残りのジュエルシードはおそらくここら辺にあるだろうと、悠我とフェンリルは連れられてきた

 

「私が魔力を打ち込むから後、よろしくね アルフ悠我フェンリル」

「いや魔力を打ち込むのは俺がやろう」

「え」

「最近のお前は頑張りすぎだ、これ以上無理はさせられない」

「え、でもジュエルシードの捜索はあくまで私たちの目的だから、」

「『手伝って貰っている、悠我達にはこんな大変な事はさせられない』ってか?俺的には女の子が苦しそうにしてる様子を見て、楽しみを覚える変態趣味はない」

「え、でも」

 

食い下がるフェイトに、どうしたものかと考える悠我、だがもしかしてプレシアに鞭打ちされて、そっちに目覚めあのかと思っているのは、この場ではおそらく悠我、彼だけだろう

仕方なしに、アルフに何とかしろと言わんばかりに目で訴えている

 

「ほら、フェイトここは、居候のあいつに任せてフェイトは少し休みな」

「分かった」

 

なぜか少し残念そうに、引き下がったフェイトを見た後、悠我は大きく深呼吸し、顔を叩いて気合いを入れ

 

「ヴェーダ!拘束制御術式第6号まで解放しろ」

《良いのか?そんなに解放して》

「いいさ、最近の俺は機嫌がいい大盤振る舞いだ!」

《了解!》

 

愛機の了承の声の後、体の芯から力が溢れ出るのを感じて、楽しくなって口元が緩んでしまっているのに、悠我自信は気がついていなかった

 

 

 

 

 

 

アースラ艦内は、五月蠅いアラーム音で鳴り渡っていた

理由はジュエルシード捜索区域内で極めて強大な魔力を感知したからだ

悠希をはじめとして、主要メンバー全員が艦橋に集まっていた

 

「状況は」

「捜索区域内の沖合で巨大な魔力を感知」

 

リンディの声に、アースラの通信主任のエイミィが端的にこたえる

少ししてから、艦橋中央に現場の映像がモニターに映し出される、映っているのは当然、悠我にフェイト、それから使い魔の二匹の狼

 

「ユーくんって、あんなに魔力、あったけ?」

「うんうん、ゆーちゃんがあんなに魔力を持ってる様子なんて全くなかった」

「と言う事は、彼は何らかのリミッターを使って力を押さえていたと、考えるのが自然よね」

 

すずかの自問に同意するかのように可憐が答え、リンディが核心をついた結論を述べる

 

「じゃ僕たちも現地へ向かいます」

「いや、その必要はない」

「え?」

 

クロノの言葉の真意を理解できずに、悠希が疑問を現す

 

「確かに、その方が効率がいいわな」

「どういう事?ぱぱ」

「悠我達がジュエルシードの封印で消耗したところを、捕縛すると言うことだ」

 

宗信の納得の言った言葉に可憐が聞き直し、それにこたえる

 

そしてモニターの画面には悠我が力任せに、海中に魔力を打ち込み、ジュエルシードが発動する瞬間が映し出されていた

 

 

 

 

 

 

魔力を打ち込んで残りの6つ全てが発動した、今まで動植物を媒介に暴走してきたが、今回が魔力を打ち込んで強制暴走させたせいなのか、生物ではない海水を媒介に暴走

 

「フェイト、アルフそれとフェンリル、三人とも下がっていろ、俺1人で遊ばせろ!」

「遊ぶって」

〈了解した、では下がるぞ2人とも〉

 

フェンリルに連れられ、高度を上げて距離を取っていく、フェイトとアルフ

 

悠我は柔軟体操する感じに体を動かし手から、白いバリアジャケットを展開し、再び深呼吸を一回

それから

 

「我は、金色の刃を以って全ての悪しき者を、全ての障害を打ち破る者なり、悪しき我が敵よ!金色の刃の前に打倒されろ!」

 

悠我が唱えたのは、フェンリル戦以降全く唱えていなかった、ウルスラグナの聖句、後半は少し乱暴になったが意味を理解していれば問題ない

悠我の足元から姿を現し出すのは、立派な作りの黄金の一太刀の剣、それを掴み掲げると同時に海から2種類の無数の剣が浮上する感じで現れ、周辺が剣で充満したところで

 

「今回は結界は無しだ。異相体、悪いがとっとと倒されてくれ!」

 

掴んだ剣を軍師の軍配団扇のように振い、それを合図に空中の剣が一斉に異相体全てに斬りかかる

黄金の剣が、異相体を貫き穿ち斬り裂き蹂躙する

その光景を見る全てがの人がこう思った、もし斬られている対象が自分だった、と思うと恐怖を覚える面々

 

「手ごたえが無いぞ?そうした」

 

力を削がれ続け、最終的には元のジュエルシードまで戻された

本来、叡智の言霊を以って剣を研ぎ相手を切り裂くウルスラグナの黄金の剣、だが悠我の剣はそれを無しに自由自在に操り、力の概念全てを切り裂く剣

もっとも、彼自身は権能を無駄使いしている傾向が有るが

 

「さて、どうせモニターで見てんだろ?管理局員の皆さん、どうせこちとらが消耗してから捕まえる予定だったんだろうけど、残念無念全くこっちは消耗していません!」

 

悠我は剣を虚空に向けて掲げ、言い放つ

 

「別に俺は管理局が嫌いじゃねし、むしろ好き?だが、子供を危険な目に遭わせて、策という根性が気に食わん!子供に言われて悔しかったらかかって来いよ!・・・・・・・・と、思ったがやっぱり面倒くさいので、来ないでください」

 

威勢のいい発言の後、コロッと意見を変えて、帰っていく悠我達

 

 

 

 

 

 

 

「なんと言うか、相変わらず出鱈目だね、悠我は」

 

沙紀が今の映像を見て、おそらくこの艦橋全ての人が思ったであろう事を、述べた

 

「全くその通りじゃな、しかもあんな物まで見せられてはのぉ・・・・悠希よ、お前本気でアレに勝つ気か?」

「もちろん、今のはさすがに驚いたけれど、言った以上は実行する」

 

悠希の言葉に、そうか、とだけ返す宗信

 

「ねぇぱぱ、ゆーちゃんが唱えた呪文と使った剣ってもしかして」

「うむ、恐らく、と言うか確実に神の力じゃな」

「は?どう言う事だよ爺ちゃん?」

 

2人の言葉に、説明を求める悠希

 

「どう言う事も何も、言った通りじゃ、悠我が唱えた呪文、いや正確には聖句と言うが、呪文で良いじゃろ、それと剣から考えて悠我が使っているのは・・・・」

「ウルスラグナ、かしら」

「うるすらぐな?」

 

突拍子ない可能性の話しと聞きなれない名に全ての人間が聞き耳を立て、ふたりの話の続きをうかがう

 

「あまり有名な神ではないから、初めて聞くもしれんが、その筋の人間ならかなり有名な神格じゃ」

「ゾロアスター教の英雄神もしくは軍神、戦争の勝利を司る神として知られているわ」

「それで何故、悠我が使った剣が、そのウルスラグナって神様に由来するって、思うの?」

「ウルスラグナの名は、勝利もしくは障害を打ち破る者を意味し、このウルスラグナの最大の特徴に10の化身を持つことが挙げられる、そしてわしらが悠我の力がこの神の力という理由もそこに存在する、10番目の化身が『黄金の刃のある剣を持つ人間』だからじゃ」

 

2人の説明に徐々に理解し始め納得する面々

 

「つまり、ゆーちゃんが唱えた呪文の『障害を打ち破る者なり』の部分と現れた黄金の剣を合わせて考えた結果と、ゆーちゃんが力を使った時にウルスラグナの名前が見えたから、そう結論付けたわ、もっともなんで、ゆーちゃんがウルスラグナの力を使えるかは分からないままだけれどね」

 

結論を述べた後に、人差し指を立ててウインクしまとめた

 

「ふー、まさか神様の名前が出てくるとは思ってもみなかったけれど・・・・まぁどっちにしろ作戦は失敗、ジュエルシード6つ全て奪われてしまったわね、これは完全に私の判断ミスね」

「しかし、彼があれほどの力を持っている事は誰も知り得ない情報でしたし、仮に止めに言ったとしても、最悪返り討ちに遭うだけでしょう、艦長に責任はありません」

 

クロノがリンディをフォローするが、ジュエルシードは6つ全て奪われ、これで散らばってしまったジュエルシードを管理局が9個にフェイト陣営12個の計21全て回収したことになる

 

 

 

 




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