魔法少女リリカルなのは〜転生してきた魔王〜   作:蒼天の天国

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どうも



アニメを見て思うのですが、管理局の人事部って頭大丈夫なのかな?





29話 脅し?と部屋とダイブ

Side悠我―

 

「契約してやってもいい、年上に対する口の訊き方を教わらなかったのかい」

「いいえそんな事は有りませんよ、ちゃんと『敬意』を示す人に対しては敬語を使えと教えられています」

 

にっこりとそう返す

言いかえれば「お前は敬意を払うに値しない人間だ」と言っている様なものだ

それを理解してか、ただ子供に敬語を使われなかった事に対してか、怒気を含んだ声になる

 

「今自分の立ち位置を理解している?」

「勿論、管理局に捕まって司法取引を口実に自分たちの尻拭いをさせられようとしている、違いますか?」

 

あくまで小馬鹿にした口調と憎たらしい顔で

そして少し間を開けて

 

「・・・・尻拭い?」

「ええ!違うんですか!あなたがたが擁護している研究施設の後始末だと思って、オブラートに言ったつもりなのに」

 

顰め面だったが『尻拭い』を具体的に言語化して言と、今度は驚愕の表情を見せ

 

「何故それを知っている!」

 

そうそう、このリアクションが見たかった

ヤル気無さそうに自分の優位を確信した顔の奴をこうやって下すのが最高だ

 

そこまでではないが興奮して気が荒くなっている男に対し、さらに小馬鹿にする感じを込め端的に一言すまし顔で

 

「さぁ~?」

「な、に」

 

完全に焦っているな、声も出ず金魚みたいにお口がパクパクしているぜ

まだ二、三言くらい言ってやりたいが、流石に話が進まないので

 

「まぁ契約を受けてやるって言っているんだがら、内容はどうせ知るはずだったんだ、それが表向きか裏向きかの違いだけでしょ?」

「・・・・どこまで知っている」

「どこまでも、あなたの秘密や趣味や初恋の相手等なんでも俺は知ってますよ、なんなら今何個かいってみましょうか?」

 

もはや先程までのヤル気の無い態度は何処へやら、そして今は完全に俺と言う未知に対して恐怖している顔だ

 

「さて、契約の話をしましょうか、ついでに言っておきますが俺は使われるのも命じられるのも大嫌いですし・・・・」

 

不気味という恐怖で顔が引きつった男に対し

ちょっとした殺気的なものを言葉に乗せて、変わらずニコやかにハッキリと

 

「もしも、俺に対し管理局がそう言った事を俺にしようとするならば、この世界が七日七晩火の海に沈みますよ?」

 

どこぞのアニメ映画に出てくる、巨大な神の兵みたいな事を今やろうと思えば簡単に出来る出来ない気がしない、がそれを本気で実行しようとは思わない

そして今言った事を「所詮子供の戯言だ」と言われてしまえばそれで終わりだが、今の彼は普通の精神状態ではないはず、故に俺が言う言葉に対してただただ頷き続けるしかなかった

 

その後ようやく、管理局と俺の契約(もはや俺からの要求に近い)の内容を詳細に決めて、この日を終えた

 

いやー管理局の方がこんなに話しの解る(脅しやすい)人だちだとは思わなかったよ、こんなに話の解る(脅しやすい)人たちが治安を管理していて大丈夫なのか、俺はとても不安ですね

 

 

 

 

 

 

 

 

「と、言う事を話し合ってきた」

「はぁ」

 

地上本部のロビーで待っていたクロノに先程の話し合いの内容を事細かに話してあげたらため息を吐かれた

そうため息を吐くな少年、きちんと形だけだが裁判は開かれるし俺に害はない

取り調べが(?)が終わり、その中で手錠も外して下さいと要求したらOKして貰えたので、いまは完全フリーハンドだ

 

ちなみに管理局と交わした契約(俺からの要求)は1「俺の釈放」2「この世界での俺の身分」3、「俺に対する不干渉と調査、厳密にいえば俺の癪に触れるような事はするな」という3つ

だが俺も一応の常識人なのでこれら認めてくれる対価として、管理局が要求してきたコミ掃除はストレス発散変わりとして低調にお受けした

この仕事の決行は急で明日にでも行いたいらしく、早朝迎えが来るらしい

 

「君は、いったいなんて事をしてくれたんだ、後々問題になるぞ」

「それを管理局が問題にすれば、この世界が火の海に沈み、大勢の人が苦しむだけだ」

「・・・・本当にそんなことが出来るのか?」

「信じていないのか?」

「当たり前だ、ここには各エース級の魔導師が大勢いるんだ、そうなる前に止められる」

 

まぁ普通の人間ならば未遂で終わるかもしれないが、俺は違う

 

「クロノ、俺は一体何度君に『俺は魔法が効かない』と言えばいいんだ?俺と言う存在はここでは魔導師殺し、君らの天敵とも言えるのだぞ?」

「そうだとしても子供一人くr「無駄無駄無駄」」

「どんなに戦力を揃え強化していようが、『人間はカンピオーネに勝てない』と言う現実と結果は変わらないよ、それは俺と対戦したクロノがよくわかると思うよ」

 

クロノが悔しそうに歯噛みをするが、それが事実だと理解しているが故に反論出来ない

『人間は神殺しに抗えない』それはどんなに努力しても覆せない事実だ、だから前世の人達は俺達を王とし敬う

 

「子供らしくない話はここまでにして、今日のこれからの事を話し合おう」

 

俺の真の実力を見せていない彼らに対してどんなに言葉を重ねても無意味だ

だから少しでも生産性のある話題に変えて意義のある会話にしなくては

 

「俺って今日この後何処で睡眠を取ればいいの?」

「あぁそれはな・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここで眠れと」

 

地上本部の地下ブロックの最下層のその端に本来ちょっとした物置として造られた部屋

到着して部屋の中を見ながら思った事は1つ、狭い

部屋の天井は大人一人が入れるかどうかと言う高さで、畳4.5畳ほどの広さの全面コンクリート作りの空間には窓一つ無く天井に換気行が有るで照明も蝋燭が一本置いてあるだけ

あの後クロノに寝る場所を聞き、そこの場所が書かれた用紙を貰い本部内を探索も兼ねながら来てみると、これだよ

局にいる最中の寝泊まりは全てここになるとも言っていた

 

「こういう所で寝泊まりするのも秘密基地みたいで楽しいな」

《そんなのでいいのか》

「俺はポジティブ主義者だ」

《もしくは楽観主義者ともいう》

 

ここまで来る途中に局内をついでに探索してきたので、時間としては夜も遅い時間となっていたため『王の財宝』から敷布団を取りだしてそのまま眠りについた

部屋を改造しようとも考えたが今日一日で色々と遊び過ぎ,カンピオーネとはいえ少し疲労を感じてしまい、後日に機会があるときにしようと、そう考えた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

部屋をノックする音で目が覚めた

ヴェーダに時間を確認してもらうと時刻は午前4時ジャスト

こんな時間に誰だ、と思ったがすぐに昨日の事を思い出し迎えの局員だと思った

昨日の晩、風呂にも入らず、着替えもせずそのまま寝てしまっていたので、私服としていたジャージのままで寝癖も酷い

まだ覚めぬ眠気で重い瞼を懸命に開き続けながら、フラフラと扉に向かう

 

「おはよう」

「・・・・おはようございます、そしておやすみなさい」

 

扉をゆっくりと少し開け外を覗き込むと、局の制服を着た歳は解らないが未成年と思わしき女性が立っていて、簡単に朝の挨拶を話してきたのでこちらも一応は応えるが、眠いのでそのまま鉄製の武骨な扉を閉めようとしたら、足を滑り込ませ開閉を妨げた

 

「ちょっと!なんでいきなり閉めるの!・・・・痛い痛い!今ドアに足が挟まっているのを確認してから強く引き直したよね!」

「はい」

 

否定することなく肯定する、一回でいいからこのくだりをやってみたかったんだよね

本当に痛いらしく、しゃがんで挟まれた足をハイヒールの上からさすっている、しかも若干涙目

 

「で、用件は?・・・・知ってはいるけど」

「はい、ではこれよりヘリポートまで移動します、ヘリポートまでの移動最中に本件の詳細を説明したします、準備は宜しいでしょうか?まだでしたら少し待ちますが」

「これで構いません、服も今はこれとバリアジャケットしか有りませんし」

「それではヘリポートまで案内します」

 

彼女の後ろについて行く、ここに来てからずっと誰かの後ろについて歩いているだけの気がする

部屋からヘリポートまで色々と説明されたが眠くて殆ど覚えていない、が微かに覚えているのが『報酬が出る』と『彼女の名前がフィーネ・バルト』という事だけ

 

 

そしてヘリの機内

プロペラを回すエンジン音だけが永遠と鳴り続けるこの空間、この音で眠ろうにも眠れないため、離陸してからしばらく経つが外の景色しか見ていない

 

「あの、いいですか?」

「なんです」

 

この沈黙に耐えかねたのか暇になっただけなのか、ヘリコプターに搭乗してからずっと無口だったフィーネが、口を開いた

 

「歳は幾つなんですか?」

「9」

「わぁ、私と7つしか違わないんだ」

「そうっすね」

「・・・・・」

 

はい終了!

というか貴方やっぱり十代だったんですね、それより俺の年齢くらい書類とかで確認していいないのですか?

話題を作り出すためとはいえ、そんな業務を本当にこなしているか疑問を持ってしまうような発言は勘弁して下さい

 

そしてまだ続けるつもりなのか

 

「き、緊張とかしていなの?」

「いいえ全く、そういう貴方はしているみたいですね」

「うん、これが初めての1人仕事だから、少し緊張しているかな」

 

ドンマイですね、初めての担当が神殺しとか

間違いなく一生のトラウマとなるでしょうね、人生の四分の一も生きていないのに本当にドンマイ

 

「あ、もうすぐ到着ですね」

「へーい」

 

窓の外をもう一度確かめると、周りは辺り一面山だらけ、そしてその山の中に黒い山が幾つもありよく見るとそれは山ではなく巨大な蛸か烏賊みたいな多脚生物だ、近くの山脈郡と同じくらいの大きさってどんだけだよ!どんな研究していのか凄く気になる所ではあるな

なんとも俺のSAN値に響きそうな外見の生物たちだ、アレを討伐しろと、確かに普通の人間なら難しいだろうが、神獣クラスと言う事も無いだろうし苦戦せず、いいや気軽に遊べるだろう

 

フェーネが一般のバリアジャケットとは違う黒いワンピースタイプのジャケットをを展開しながら

 

「もう一度言いますが、今回の仕事には私も含め現場現地の監視員と別部隊が貴方の行動を監視します、逃亡は不可能なので悪しからず」

「逃げる気ないので大丈夫です」

「それと、あの怪物の中心に建っている研究施設からファイルを持ってきて下さい、そのファイルの写真です」

「はいはい」

 

ヘリ後部のハッチが開き強い風が吹いてくる

俺とフィーネの髪が激しくなびいて、手で押さえていなければ顔が見えない

目的地の上空5000メートルに到達し降下出撃しろと言われたので、一瞬たりとも迷わずむしろ助走をつけてダイブした、続けて彼女もダイブしてきた

 

「うほおおおおおお!パラシュートなしダイブは最高に気持ちいな」

《死ぬなよ》

 

激しい風の音と空気を感じながら

新調したジェネシック・ゼオライマーをいつも通り翼だけ展開し、光翼を広げ落下速度を落とす

辺り一帯を見渡すと所々研究所を中心に円を描く様に人が飛んでいて、監視と言うよりは傍観している

 

 

さて、取り戻した権能のちょっとした確認がてら盛大に遊んでやるか

 

 




誤字脱字意見感想等が有りましたらよろしくお願いいたします

魔法使いの部屋って狭いってイメージが有るのですが、どう思いますか?


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