多くの感想をいただき、顔が緩んでしまう今日この頃
ありがとうございます
プロローグを修正、一部書き直しを致しました
理由は日本語として可笑しな部分が有ったためで、今まで気が付かなかったのがすごくはずかしい
Side悠我―
降下して来る俺に気が付いたのか巨大怪物、仮称「クラーケン」の数えきれない目がこちらを向いた、クラーケンの総数はざっと10体その一体一体に少しの個体差はあるが概ね烏賊や蛸の模様な触手が何本も付いているのは同じだ
〈シャアアアアアアアアアアアア〉
あまり聞きなれない咆哮と共に触手をそれぞれ放射線状に伸ばしてくる、それを余裕を以って何本か回避するが、予想に反し触手の全てが枝分かれを繰り返しこちらを追ってくる
流石にうっとうしく思えてきたので、攻撃態勢に移行することにした
相手が巨大なため『ヴァーマナ』の巨人化で相手にするのも最初考えたが、取り戻した権能の感触になれるために手に入れた権能のみに縛り攻撃する事にする
どの権能から使うか一瞬悩んだ後、この程度の的に聖句を唱えて呪力を焚きつける必要性は全くないが、始めが肝心なので
「天の王たる我が振りかざす雷を以って大地を焼き、裁きを下す」
聖句を唱え、右手を天に向かって突き上げて手で虚空を掴むような動きをする
すると晴天だった空が分厚い雷雲に覆われ辺り一帯に黒い雲の天井を作りだす
視界が少し悪くなる程の大量の雨が横殴りに降り始め強力な突風まで吹いてき、まさに台風か嵐の様な天候になった
「さて諸君、理不尽な蹂躙の時間だ、焦げろ!」
右手を上に挙げフィンガースナップを鳴らしながら振り下ろす
すると雷雲から山の様な巨体を持つクラーケン1体を覆う程の極太の落雷が落ちる
落雷の衝撃で地響きが起き、直撃を受けたクラーケンは跡形もなく消え去り元いた場所には巨大なクレーターと雷の熱でマグマの様に溶けて赤く燃える地面だけだった
「そらもう一丁おまけに貰っとけ!」
今度は両手を挙げて同じく指を鳴らしながら振り下ろし、さらに指を鳴らしながら両手を横に広げる、計四つの落雷がクラーケンを断末魔も出す暇さえ与えず消滅させ同じようなクレーターが出来る
開始五分足らずでクラーケン五体を消滅させた俺に対し遠巻きに周りから見ていた局員達は唖然とした顔で眺めている、そしてその顔がはっきりとこちらから確認できる
「さて、これで半分は片づけたし次は何の権能を使おうかな?オーディンはどちらかと言えばサポート系だしオメテオトルはめちゃくちゃな力だし、となれば天照だよな!」
そう思い至ると同時にゼウスの『天王の気紛れ』を解除する
この権能によって振っていた雨はピタリと止み徐々に雷雲が晴れて行く、もとは権能で呼び寄せた雷雲であるため権能を解除すれば自然と雲も晴れる
「フィーネさんや、この空域にいる全員に少し耐熱か対炎の防御魔法を多重に張る様に言ってくれますか?じゃないと死にますので」
『え!?ちょっとそれどういうわk・・・』
俺のほぼ真上にいるフィーネに周りにいる局員達全員に今言った系統の防御魔法を展開するように通信で頼む、詳しい説明も無しに一方的に言ったため求められたがそんな事をしている暇はない
だが、これから使う天照の権能は周りの人間と環境に多大な迷惑を被らせるから、とだけは言っておくべきだったかもしれない
「天の日照りをもたらす天壌の聖火よ、我は汝と同じなり、故にこの世を天より照らす者なり」
聖句を唱え、イメージを天照の権能に集中する
左手を横に広げその手を炎が包む、そのままに右へと横に払う、手の軌道を追うように赤く薄いカーテンの様なものがクラーケンの一体向けて伸びそれを燃やす、出したのはプロミネンスある意味この権能の代名詞とも言える太陽現象を使った
天照の権能『紅炎奏者』は自身を太陽とすることでこれと同じ現象を再現出来る、簒奪当初は紅炎を作り鞭のように操るくらいの事しか出来なかったため、こういう名前が付いたが掌握が進むにつれて色々と出来るようになった
〈シャアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!〉
「1万℃の炎に耐えるか!ゼウスの雷とは違って最初に加減したからな、苦しそうだね烏賊くん、フハハハ」
このまま燃えるのを待つのもいいが、周りに飛んでいる方々、特に上のフィーネが青ざめてきたので、今度はフレアを作り出し燃えているクラーケンに当てる
プロミネンスの約1000倍に相当する温度のこれには耐えられなかったのか当たった瞬間蒸発してしまった
『あ、あの悠我くん!』
「ああ何も言わなくていいですよ、ちゃんとファイルは回収しますから」
『いいえそうではなく!』
なにか言いたそうだったがそこで通信を切った、彼女からの通信のおかげで第二目標であるフェイルを燃やし尽くす前に思い出す事が出来た
情報によれば研究所の場所はクラーケンの足元の森の中に有る洞窟ないに作られているらしい
攻撃を一端止めて、その森へ、正確には焼け焦げた元森へと向かう、先の攻撃で俺に恐怖を覚えたのか俺が近づいて行っても攻撃せず、むしろ怯えたような声を上げるのみなのでそれらを無視する
情報通りそこには洞窟があり、その中は途中から鉄坂の張られた近代的な作りに変わっていて少し広い空間に出てくると、床や壁に酸化した血痕があちらこちらに飛び散り、部屋の中央には血まみれの手術台が置かれていて巨大な水槽が辺りに幾つも置かれていて如何にも実験をしていた雰囲気が出ている
正直、こう言ったものは、人類進歩のためと割り切っているつもりだが実際に目の当たりにすると、実験動物に多少の同情感は覚えてしまう
その部屋の端に有った棚の中に1冊だけこれ見よがしにファイルが置いて有り一瞬罠かと思ってしまうくらい不自然に残されていた
その疑問を後回しにしてファイルを『王の財宝』の中へとしまいフィーネと通信を取る
「ファイルは回収したよ」
『そうですか、それより外の状況を何とかして下さい!悠我くんの攻撃のせいで辺りの山々が燃えています!しかもそれに怯えた実験生物が暴れ始めて、もう手の着けようが・・・・どうにかしてください!』
まじめな顔で言ってくる、通信の外からは確かにクラーケンの悲鳴が聞こえて背景の下は少し赤い気もする
あのクラーケンでかい図体の割に臆病なのね、まあ炎に囲まれたら俺でも一瞬だけパニックになるもんな、ホントに一瞬だけだが
「解りました、ここから何とかしますから、さっき通信でいった通りに全員を一時後退させるか防御させてください」
『何をするつもりですか』
彼女の問いにゆっくり微笑みながら
「星の終焉と降誕を再現します」
『え?』
「さぁ離れて、死にたいのですか?」
通信を切り、意識を集中し直す
行うつもりなのは超新星、太陽の死だ、しかし俺が死ぬわけではない(確か)、あくまで再現でそれも極々小規模の小さな物だ(多分)、実際のスケールでやったらどうなるかは想像に難しくは無いだろう
集中力が高まるのに比例し俺の足元以外の周囲のものが溶け始める
金属の壁は赤くなり滴る、水槽のガラスも溶けて水のように床に落ち溶けはじめた同じく溶けはじめた床と混じり合う
有る程度の時を置き深呼吸を一回、両手をゆっくり広げ素早く胸の前で拍手をする、それを起爆とし、白い光と共に周りが爆ぜて爆音が響き始める
星の消滅を出来る限り最小限度で再現したんだ、上手くクラーケンを殺せていればいいが、それよりもこれを使うとマジで一回死ぬんだった!当然一時的な死だが何年も使っていなかったのでそんな事はスッカリ綺麗に忘れていた
そんな事を思いつつ俺の意識は深く沈んでいった
SideOut―
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第三者Side―
フィーネ・バルトは今自分の目の前で起きた事が信じられずにいた
自分の眼前には直径数キロにも及ぶ巨大な穴、中はまるで溶鉱炉その物では岩や石等も燃えており、そこを中心に高温の熱気が漂い辺り一面が焼け野原と化していた
だがそれだけなら発電施設等の誤爆でもあり得る、彼女が一番信じられなかったのは、この光景と惨状を自分とそれ程歳の離れていない少年が起こしたという事なのだ
「これを人間1人がやったとは、上にはとてもじゃないけれど説明出来ないわね、映像はきちんと撮影していたけれど納得して下さいとは言い難いわね」
顔を流れる汗を袖で拭いながらこれからの事を思案する
普通であるならば、現場指揮で有る自分が各員に指示を出し事後処理を始めなければならないのだが、事態の収拾が自分の思い描いていた物と全く違う形で終了してしまった事に、マニュアル通りに進めていいものかも迷う
「迷わず決断しろ!フィーネ・バルト!まずは皆に指示を出して、それから他の隊に消火応援の連絡入れて、それと・・・・」
フィーネが指を折りながらやるべき事を声を出して挙げる
目に映る光景で一番印象的であるクレーター、その中心に煌めく物があり目を凝らし確認すると、溶解していない部分が浮かぶ様に存在しその上に、銀髪の少年がうつ伏せに倒れる
それを見たフィーネは何故か安堵にも似た思いを覚えつつ、周りの人間に指示を出しながら少年の元へ向かう
「思いっきり不味い状態じゃない!」
悠我の元へ来て見たはいいが、彼がいるのは溶鉱炉とかした場所の中心それゆえ先程まで自分が飛んでいた場所よりも肌で感じる温度は高い
バリアジャケットの耐熱性を魔法で強化してようやく「凄く熱い」程度に下げているのだ、彼もバリアジャケットを一応身につけているとは言え、自分の様に耐熱性を強化している様子もない
そのため見えている肌の部分は赤黒く焼け爛れ、重傷を越して瀕死に近い状態だと素人から見ても解る程の物だ
「えーと、こういう時ってどうすれば良いんだっけ?ここから離れる?でも動かしたらダメかな?あーもう!誰か教えて!」
〈おい、管理局員〉
「へ?・・・私?」
〈お前以外にだれがいると言うのだ〉
倒れている悠我から聞こえてくる彼とは違う機械的な声、すぐにフィーネはその声がデバイスの物だと気が付いたが、自分が呼ばれている事には一瞬気が付かなかった
〈頼みがある、俺の相棒を安全な場所まで運んで貰いたい〉
「動かして大丈夫なの?」
〈相棒はこの程度の負傷は問題ない、とりあえず運べ!〉
「は、はい!」
ヴェーダの後半部分が大声になってしまった、つっかえながら返事をしてしまう
倒れた悠我の背負う、重くも軽くもない自分が背負うのに調度よい体重が背中に乗っかる
ヴェーダから問題ないと言われたフェーネだが状態がそれだけに慎重に動く事を意識してしまう
飛ぶ瞬間の衝撃を上手く和らげて離陸する
だがここで自分の背中に違和感を覚えその違和感が何なのかを理解し始めた瞬間、心臓の動悸が激しくなるのを感じた
「あ、あのもしかして心臓止まってませんか?」
〈そうだが〉
「なんで冷静なの!?」
〈しばらくすれば生き返るから何の問題も無い〉
「生き返る!?・・・・つまり今は死んでる事じゃないですか!」
〈意外に落ち着いていて物を見れているじゃないか〉
確かに普通の人間であるならば死体を背負っていると言われて冷静でいるほうがどうかしている、が冷静と言うわけではないがフェーネは取り乱したりすることも無く、ヴェーダにツッコミを入れる
そんなやり取りをしている間に近くに待機していたヘリに悠我を運び、急いで病院へと搬送して貰うように、怒鳴る様にパイロットに無理を言って急かした
SideOut―
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Side悠我―
目が覚めるとベッドの上で寝かされていた、体中を包帯で何重にも巻かれ人工呼吸器さえも付けれた状況だった
呼吸器をはずし起き上がるが手の全関節を包帯で固められて起き上がるのも一苦労だ
辺りを見渡すと白く狭い個室に俺の寝ているベットが置かれ、両脇にはよく知らない機器が置かれ部屋に1つある窓から見えるそとの風景と部屋の感じら地上本部近くの病院だと推察できる
空を見ると既に夕暮れでかなりの時間死んでいたのが想像できた
「知らない天井だ、とか用意しておけばよかったかな?てか包帯取っていいよね動き難いし俺に包帯とか資源の無駄遣いでしかなし」
〈まぁ待てよ相棒〉
「なんでだ?」
〈その包帯、あの管理局員が一生懸命にお前のためと巻いたものだぞ〉
ヴェーダに言われて包帯を解き始めた手を止めてしまった、確かに医療関係者が巻いたにしては雑な巻き方だと思ったが、彼女が巻いたものか
〈お前って案外一生懸命とかって聞くと真摯になるよな〉
「そんなわけ無いだろ」
〈なら何故、手を止める?いつもなら聞き流しながら手を動かすのに〉
ヴェーダに言われたのが癪なので、いろいろ無視して包帯を剥ぎ始める
俺が何かを誤魔化すように包帯を剥いでいると、部屋の戸が開きフィーネが手に真新し包帯を持って入ってくる
「・・・・あ」
「・・・・うっす」
2人の間に訪れる沈黙
フィーネが俺の体をマジマジと見ながらこちらに歩いてくる
ベッドの脇まで来ると面会者用のパイプ椅子に腰けかて持っていた包帯をベッド横の小さいテーブルに乗せる
「大丈夫なの?」
「大丈夫ですよ、あとこの包帯巻いてくれたみたいですね」
「汚い巻き方でごめんなさい、もっと上手く巻ければ包帯を無駄にせずに済んだのに」
「いいですよ、俺のためにやってくれた事には変わりないんですから」
「そう言って貰えると、うれしい・・・かな」
「「・・・・」」
そして再び訪れる沈黙
この沈黙を気恥ずかしく思い視線を外し目を天井に向ける、彼女も同じなのだろうチラッと目だけフィーネの方を見ると視線を下げ床と睨めっこしている
この人との会話はあまり続かない、何故か?と聞かれても答えられないが兎に角続かない窓の外から聞こえてくる鳥の声けがこの部屋に僅かな音をもたらしてくれる
そんな沈黙が五分近く続きいい加減耐えかねたのか
「包帯取り変えなきゃ!」
「いやいいですよ取り変えなくても」
「何重にも巻いてるから綺麗に見えるけど下の方は血で汚れてるから、感染症とかになられても困るから」
「そういうのとは違いましてね・・・・」
腕に巻かれている包帯を引っ張る様に剥いでいくと、傷一つない健康的な腕が姿を見せた、その手を見てフィーネは驚いた顔をしているが一先ず無視して他の包帯も同じように剥いでいき、全身に巻かれた包帯を取った時
「あれだけの火傷が全部治ってる、と言うより綺麗に消えてると言った方がしっくりくるのかな?」
「凄いでしょ俺の回復力」
「え、ええ」
信じられないと言った顔で俺の全身を摩ったり突いたり眺めたりと、得体のしれない物体を弄くりまわすように触り続けられる俺
でも俺もお年頃の少年なわけで年上の女の人に体を触られると言うこの状況を変な方向へ意識してしまう
「あ、あのですねフェーネさん、そろそろ弄くりまわすのを止めて頂きたいです」
「え?・・・あ!ご、ごめんなさい!火傷が消えたのが不思議だったからついつい触り過ぎてしまってぇ!」
一瞬虚とんとした後に、恥ずかしそうに顔を赤くし言い訳のように声を張り上げる
テンプレ的リアクション乙です
「まぁそう言うわけなので、折角持ってきてもらった包帯ですが巻き替える必要はないです」
「・・・・そうみたいだね」
「され!俺も回復した事だし、今後の事を聞かせてよフィーネさ!」
「りょーかい」
笑顔で答えながらフィーネがポケットから可愛らしいデザインのメモ帳を取り出し数枚ページを捲り
「とりあえずはしばらく入院の予定なんだけど必要なさそうね、で退院したら一度地上本部に戻り日を改めて形だけの裁判が開かれ、その後は幾つかの手続きを踏んだら釈放となりますね、以上です」
「わかりました、じゃ予定も聞いたし、いつまでもここに居るわけにもいかないから退院の準備を始めましょうか」
退院の準備と言っても手続きを受付で軽くすませ
病院着を私服として着てきたジャージに着替え、それらしい荷物も無いのでフィーネが手配してくれたタクシーで地上本部まで戻る事になった
「ふー、疲れた~」
地上本部地下の部屋に帰ってくなり、敷いたままにしていた敷布団に倒れこむ、布団があるとはいえ床が鉄のままのため倒れた瞬間に頭を中心に響くような痛みが襲ってきたが、すぐに収まったため気にせず瞳を閉じ寝ることにした
完全に意識が夢に沈む前に今日一日の事を振り返る
ゼウスと天照の権能は生前同様に思い通りに使えたが天照の超新星爆発はやり過ぎたと反省はしている、被害の規模もタクシーでの移動中にフィーネから聞かされ確認のためとはいえ1つの環境を変えかけたのをしり改めて『紅炎奏者』の扱いには気をつけようと思った
ヴェーダから聞いたが俺が死んでいる間にフェーネにかなりお世話になったみたいだし、機会が有れば何かお礼をしなきゃな
と思ったところで記憶は途切れた
SideOut―
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第三者Side―
暗い空間に響く三人の男の声、だがその声の主の姿は見えずただ声のみが辺りに響き渡る
「素晴らしいものだな、この力は」
「同感だ、何としてもこの力を我々の元へ置きたいものだ」
「この力を我々が手に入れれば我らの世界はさらに素晴らしきものへと変わるだろう」
フィーネ・バルトの撮影した今回の実験施設での暴走披見生物の駆逐作戦の映像を見ながら三者が悠我の力を見ながらそれぞれ感想を述べる
「しかし、どうやってこの力を手に入れる?」
「考えるまでも無い、如何に強力な力を持っているとは言え所詮は子供なのだ、脅しの一つや二つ言えば簡単に手に入るだろう」
「仮に拒否されても洗脳等でどうにでもなる、肝心なのは少年の意思ではなく、この力だ」
映像は悠我が超新星爆発を起こしたところで終わっているが、彼らの話は終わっていない
三人は悠我をまるで物の様に呼び、最後に至っては人権を半ば無視した発言さえしてしまっている
「だが今すぐとは行くまい、情報が少なすぎる」
「そうだな少なくとも今年いっぱいは彼を調べ尽くす必要がある」
「管理外世界出身の身だ、証拠はいか様にもなる」
その言葉を最後に暗闇に響いていた声は途絶える
後に残ったのは唯、沈黙のみだ
彼らの神叢悠我を管理局に引き込む計画が始まろうとしている
しかし彼らは知らない、神叢悠我は「王」だ
如何に権力を持っていようと人の身の存在が神殺しの王を降すなど有り得ない事だ、むしろ本来は立場が逆なのだ
故に気が付かぬ間に滅びへの道に入りつつある事を彼らは知らない
誤字脱字感想アドバイス等が有りましたらお願いたします
新たに加わった権能はそれ程捻った効果を持っていませんね
オーディンとオメテオトルもいずれ