前回は未完のまま投稿してしまうというミスを犯してしまい削除しました。
第七特異点 絶対魔獣戦線バビロニア
魔術王ソロモン自らが配置した最後の聖杯。
その聖杯こそソロモンの居城を示す最後の道標。
神代最後の残り香。
「アルト殿」
「レオニダスか……他の戦線は?」
「アルト殿が単騎で持ち堪えてくれているおかげで、兵士たちの戦力も充分に回せました」
「……ったく、英雄王も無理難題を押し付ける。俺だけで城門前を守れとか」
「信用されていますな」
「せめてセイバーじゃなくてバーサーカーで喚べっての」
どういうわけか俺も座とやらに登録されたらしく、憶えのない
それはそれとして今回ギルガメッシュ王に召喚された訳だがクラスはセイバー。
まぁ戦い方自体は変わらねぇけど。
「
「そうだな。数も質もあっちが上。さらに無尽蔵に増えるときた。魔獣母体とやらを潰さねぇとジリ貧か」
「とはいえ我々では防戦で精一杯。敵の神殿に攻め入り、打ち倒すための戦力はありません。となると……」
「カルデアとやらのマスター、か。文字通り最後の希望って訳だ」
つい先日、ここにレイシフトしてきた。
親しげに話しかけてきたが、アイツと馴れ合ってるのはバーサーカーの俺であり、セイバーとしての俺ではない。
英霊の一側面を切り取りクラスの枠に押し込めサーヴァントとして召喚する。
頭では理解してるが俺じゃない俺がというのはなんとも複雑怪奇だ。というよりも何故俺ごときが英霊となってるのか甚だ疑問ではあるが。
「さて私は兵士たちの訓練へ戻ります。アルト殿もあまり無茶を為さらぬようお気をつけください」
「無茶して勝てるなら誰だってそうするさ。まぁ気には留めとく」
……前に休んだのはいつだったか。
眼前に広がる光景に辟易しながら、ブラック企業も真っ青な連戦に身を投じた。
「次!」
サソリ擬きとライオン擬きの死屍累々。
大地は血に染まり、河のように血が流れていく。
本当に嫌になる。
戦うことは好きだが、ただの殲滅戦は
「いい加減に……しやがれ!」
無限とも思える物量。
頭を割った程度じゃくたばらない生命力。
毒を持った尾や強靭な四肢による一撃。
俺の持つスキルの影響で周辺一帯の敵が俺へと殺到する。
あの英雄王もこれを見越して俺一人を配置したんだろうが、オーバーワークにもほどがある。
バーサーカーの俺よりも反骨精神の強いセイバーの俺は出来ないのかと言われれば否と答え、現状に至る。
今日も今日とて殺戮日和だ。
冥界の女主人エレシュキガルの協力も取り付け、決戦に備える。
その相手はーー
神々の母、女神ティアマト
魔獣母体と呼ばれていたゴルゴーンは隠れ蓑に過ぎず、ゴルゴーンの撃破と共に真の魔獣母体であるティアマトを目覚めさせてしまった。
そしてティアマトが産み出した新たなる敵ラフム。
雲霞の如く押し寄せる様はまるでイナゴのようだ。
すべてを侵食する泥、ケイオスタイド。
そして生命を生み出す原初の海そのものにして、惑星規模で既存の生態系を駆逐し新たなものに書き換える一種の生体テラフォーミングシステムとも言えるビーストⅡ《ティアマト》
はっきり言って勝ち目はない。
だが挑まなければならない。
人は自らの足で歩むものなのだから。
「……なんとか見せ場には間に合ったか?」
「アルトさん!」
『ええ!?ラフム一万相手に生き残ったのかい!?』
「ジャガーマンとか言うナマモノに助けられた。とは言っても満身創痍だけどな」
左腕は肩から先がなくなり、大剣も半ばから折れてしまってる。
「英雄王……あの母性愛を拗らせた化け物を一歩でも止められれば勝率はどれだけ上がる?」
『無茶だ!そんな状態で……それに近づく足場もない!』
「足場なら五月蝿く飛び回ってんのがいるだろ」
「なるほど……ラフムを足場にティアマトめの元まで飛び移る腹積もりか。それだけの大口を叩くのだ。ティアマトめの歩み、見事止めて見せよ狂剣士!」
「言われるまでもない」
ラフムを足蹴に飛び移り、邪魔な奴は斬り捨てていく。
とは言え一直線にはティアマトの元には行けず、飛び移り、斬り捨て、次の足場を探し視線を巡らせる。
時間は掛けれない。
カルデアのマスターをウルクへと帰すためにラフムを相手取り、霊基に一撃をもらった。
消滅しようとする体を気合いで留まらせているが、刻一刻とタイムリミットは近付いている。
残り100……!
ギリギリ届くかどうかという距離だが、これ以上足場となるラフムはいない。
持てる全ての魔力を刀身の折れた大剣へと巡らせ、有らん限りの力で跳躍、ティアマトの顔面目掛け大剣を突き出す。
一歩は無理でも、せめて数秒……!
そんな思いを嘲笑うかのようにラフムの一群が濁流のように押し寄せる。
ラフムの壁を抉り突き進むが、確実に勢いを殺されていく。
届かない……!
ラフムの壁を突破できたとしてもティアマトには届かない。届いたとしても歩みを止めるだけの威力がない。
なにもかもが半端の俺には当然の末路か……。
諦めが心を支配し掛けたその時、突き出した右手にまるで誰かの手が重ねられたような熱、そして抜け落ちていく魔力が満ちていく感覚。
咄嗟に右手に視線をやれば、金色の光を纏った黒衣の右手が重ねられ、その手を辿って視線を上げれば背中を預け共に戦った相棒の姿があった。
……世話が焼けるな相棒。
どんな声だったかも思い出せないが、確かにそんな声が聞こえた。
魔力を噴出させ、推進力とする。
「『届けぇぇぇ!!』」
「見事!」
アルトさんが一条の光となってティアマト神の顔へと着弾し、その巨体が傾ぎ一歩、そしてさらにもう一歩と後退した。
「狂剣士アルト!ティアマト神の足止めという大役を見事に成し遂げた!大義である!」
それでもまだ足りない。でも皆が作ってくれた好機を無駄にはしない。
死闘はまだ続く
山の翁による死の概念の付与、エレシュキガルとマーリンの援護。
「火力に不安があるのか?ならば仕方ない。この
「あ、なたはーー」
「サーヴァント、アーチャー。ギルガメッシュ、喧しいので来てやったわ。なぁに、この程度の
「無事だったのですね、ギルガメッシュ王!」
「フッ。空気を読んだまでの事。ここは冥界故な、些かの余地はある。それにここにいるのは
黄金の後ろに控えるのは必要最低限の鎧に身を包み、全身を燻らせた異形の剣士。
「あなたは……!」
「サーヴァント、バーサーカー。神殺しと聞いて砕けた霊基を無理矢理繋げて来てやったぞ。……まぁ相棒の手助けもあったが」
「相棒?」
「気にすんな……にしても原初の海ティアマト神が相手か。龍殺しに神殺し、その両方に挑めるなんてな。サーヴァントってのも悪くない」
「ティアマトめの喉元に噛み付きそうな狂犬よな。神が相手と聞いて尚、猛るか」
「時代は巡るものだ。栄枯盛衰、盛者必衰、神の時代もいずれ終わる。人の時代もいずれ終わるとしても、神の加護がなくとも、人は自分の足で立って歩ける。それを示すための闘いだ。昂るなと言う方が無理だろ」
「まさか狂犬と意見が合うとはな。終幕の時だ。この一戦を以て鎮まるがいい」
ステータス(fgo風)
真名:アルト(三神颯真)
性別:男性
属性:混沌・善・人
クラス:saber
レアリティ:☆4
カード配分:QABBB
Q:3hit A:4hit B:3hit ex:4hit
LvMAX時
HP:12560 ATTACK:11860
筋力:A 耐久:C 敏捷:C 幸運:A+ 魔力:D
宝具:C
スキル
悪辣の弁舌:B
ターゲット集中(3ターン)
防御力UP(3ターン)
防御力UP大(3ターン)
リチャージ:7➡6➡5
人体理解(目):A
人型特攻・特防状態を付与(3ターン)
クリティカル威力UP(3ターン)
リチャージ:8➡7➡6
双刃:A
攻撃ヒット数を倍にする(1ターン・攻撃力半減・スキルレベルに応じて威力UP)
スター集中度UP(3ターン)
自身に毎ターンスター獲得状態を付与(3ターン)
リチャージ:7➡6➡5
クラススキル
対魔力:B
状態異常耐性をUP
先見:A
敵全体のクリティカル発生率を大きく減少
狂化:C
バスターカードの性能を少しUP
宝具
バスター宝具
《
敵全体に人型特攻攻撃(オーバーチャージで効果UP)
敵全体の攻撃力と防御力down(オーバーチャージで効果UP)
スター大量獲得(30個固定)
「サーヴァント、セイバー。真名アルトだ。役割はタンク……って分からねぇよな」
恐らくこれが今年最後の投稿になると思います。
拙ない作者にお付き合いいただいてる皆様に感謝を述べさせていただきます。
今年一年お付き合い頂きありがとうございます!
それでは、よいお年を