お気に入り500件&600件突破記念!
11月末から投稿開始して約4ヶ月
嬉しい限りです!
「兄ちゃん!」
「……」
「兄ちゃんってば!」
「…………」
「駄目よ木綿季。兄さんは今読書中。集中すると周りのことが見えないこと、木綿季も知ってるでしょ?」
「そうだけどさ~」
兄ちゃんは来年に全寮制の高校に上がる。それに僕たちも引っ越すことになって、今までみたいに会えなくなると思って遊びに来たはいいけどずっと本を読んだまま。少しは構ってくれてもいいと思うのに、たまにノートに書き写すぐらいで動きがない。
親戚で家も近所だったから顔を会わせる機会も多かったし、共働きで家を空けがちだった両親の代わりにボクと姉ちゃんの面倒をみてくれて、文句を言いながらあれこれ世話を焼いてくれた。
姉ちゃんの話だと……つんでれ?とか言うらしいけど。
「…………ん?もう昼前か」
「もー!兄ちゃんってば!」
「おぉう……もしかしてずっといたのか?」
「そうだよ!……少しは構ってくれてもいいと思うんだけどなぁ」
「……悪かった。どっか行くか?」
「兄さんが行きたいところならどこへでも」
「ボクもー!」
「お前らなぁ……」
「遊園地ってデートのてっぱん?だよね!」
「デートとか言うな。社会的に死ぬ」
「夜は兄さんとホテルでーー」
「おい待て小学生」
「来年で中学生です」
「それでもアウトだ。社会的に殺す気か」
兄ちゃんに連れて行ってもらったのは、行きたいなぁって思ってたネズミのマスコットキャラクターで有名な遊園地。
でもなんでここなんだろ?
「兄さんは木綿季が行きたそうにしてたのを知ってたのよ」
「藍子もだろうが。それよりもフリーパスも買っといた。今日1日遊べるぞ」
ホントは連休の時に連れて来たかったんだけどなぁ、ってぼやいてるけど今日だけでも本当に嬉しい!
「兄ちゃん!早く行こ!」
「兄さん?」
「走るなアホ」
そう言いながら手を繋いでくれる。
つんでれ?だよね。
「兄ちゃん!次あれ乗りたい!」
「兄さん次はあっち」
「待て腕がもげる」
「兄ちゃん次!」
「次はあれに」
「やめろ体が裂ける」
「むむむむ」
「………………」
「睨み合うな。喧嘩すんなら帰るぞ」
「あ~楽しかった~!」
「ええ。もう思い残すことは何もない」
「勝手に死ぬな馬鹿野郎」
「でも楽しかったのは本当だよ?」
空も赤を過ぎて暗くなり始めてる。
楽しかったな~。
「「
「ん?」
「「
「……ふん。10年経ってから出直せ」
うん。そうする!待っててよ?兄ちゃん!
うぼぁ(吐血)
万分の一でもユウキの可愛さが伝わってもらえれば
……藍子ってこんなキャラだっけ?
500件記念と600件記念を別々に書こうかとも思ったんですがリアルが立て込んでいて執筆時間が……