閣下改竄   作:アルカンシェル07

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第6話 ミック・ユース

第6話 ミック・ユース

 

□過去

 

 ――俺には才能が無かった。

 

 勉強ができなかった。

 予習はしていた、復習はしていた、努力はもちろんしていた。

 それでも勉学において、俺はいつも下位をさまよっていた。

 理解ができない、計算ができない、記憶することができない。

 全く理解できないわけではない、拙いながらも少しづつ理解する程度の力はある。

 全く計算できないわけではない、ところどころ間違いながらも解くことは出来る。

 全く記憶できないわけではない、何度も書き取りをすれば当然覚えられる。

 それは発達障害などではない。一度そのことを心配された親に連れられて病院に行ったことがある。その結果は文句なしの健康優良児だった。

 勉強ができないという状況に対して、一度別のコースに行かないか?と言われたことがある。

 だがそれは審査の段階で躓いたようだった。別に全く勉強ができないというわけでもなかったからだ。多少なりとも勉強は出来ていた。

 俺は今のままでみんなと一緒に学校に行きたいと、審査をする人に伝えていたというのも理由ではある。

 

それにそれだけが問題ではなかった。

 

 運動もできなかった。

 別に家で年中ごろごろしていたわけではない。

 友人たちとアウトドアを楽しむことも多かった。

 同年代と比べても、それなりに体力は付いているだろうし筋肉もある。

 ただ、足りなかったのは運動センス、運動神経そのもの。

 歩くたびにこけるとか、どこかのアニメや漫画のキャラ見たいなことがあったわけではないが、うまく体を動かすことができなかった。

 

 そしてそれだけではなく、音楽の、芸術の、文才のあらゆる才能が無かった。

 空気を読むのが苦手で、ファッションセンスも無く、派手に遊ぶのもよしとしなかった。

 一応、ゲームに関してはそれなりの腕前はあったのだが、だからといってゲームで無双できていたわけでもなく、中堅または上の下という程度だろう。

 

 そんな俺に対して、世間の同年代の人間は厳しいものだった。

 10を超える頃から18近くになるまで、俗に言うスクールカースト、それの下位をぶっちぎって最下位として君臨し続けたのだ。

 

 別にそれを悲観していない。

 この不名誉な称号は、俺の俺である性質の一部だろうと理解している。

 大切な3人の友人。レナード、キャロル、アンジェラが対等な友人として接してくれたからでもある。

 

 だけど、それでも。

 

 ――俺は才能がほしかった。

 

 

 俺は才能のない今に、このままでいいと甘んじていたわけではない。

 現状を打破しようと、少し無茶をやって俺のこの現状を変えてやろうと動いたことがある。そのせいで1年近い停学処分になってしまったわけだけども。

 

 

 停学になったおかげで、いろいろと暇になってしまった。

 外で元気に遊ぶということもする気が無く。

 勉強を頑張ってみんなに追いつこうという気概も、すこしだけ休ませようと考え。

 だからといって、派手に遊ぼうだとか、危険なことをしてみようだなんて思わない程度には、自称ではあるかもしれないが良識的だった。

 そして何もすることが無く、日がな一日のんびりすごす日々をひと月ほど続けていたある日のこと、今までの日常を文句の使用も無くぶち壊す出来事が起こる。

 それは一つのゲーム。

 これまでもアンジェラあたりがいろいろなゲームを持ち込んで、みんなで楽しむことがあった。

 だが今回もちこんできたのは、いままで付き合いですることが多かったはずのレナードだった。

 俺たちはレナードが持ち込んだゲームという、今までになかった扉を開ける。

 その持ち込まれたゲームの名は〈Infinite Dendrogram〉というものだった。

 俺はそのゲームの説明を簡単に聞き、早くやりたいと思うようになった。

 今までに発売されたVRMMOはやったことが無かったが、現実と寸分たがわぬ世界で好きに生きることができるなら、同じ能力(ステータス)才能(スキル)をもって遊ぶことができるなら、それは俺が最も望んでいたものだと。

 レナードは、「いや、いままでに出たVRMMOは大したことなかったし、これもそこまで期待するほどじゃないかもよ?」、とは言っていたがやってみなければわからないと、批評を押し切ってプレイしてみることを選択した。

 

 ゲームのプレイ開始日はもうすぐそこまで迫っており、俺とレナードそしてキャロルとアンジェラを巻き込んでそのゲームを楽しもうと誘い、それを快く了承されて4人でプレイすることになった。

 プレイするに当たり、ある程度情報がほしいというレナードの希望によって、戦闘は決して行わずにゲームの設定が終わったら一度ログアウトするという約束をして、俺はゲームの機体を被り、これから俺が最も夢中になることになるゲームの最初の一歩を踏み出すのだった。

 

 

 俺の部屋から〈Infinite Dendrogram〉にログインした俺は、見知らぬ場所に立っていた。

 立っていたのは花々が咲き誇る野原。

 現実ではない、ゲームの世界。だがその精巧さに驚く。

 ゲームだと言われなければもう一つの世界だと錯覚してしまうような、匂いや風の動きを感じる程だった。

 

 「ふむ、よくきてくれたな」

 

 そこには一匹のネズミ……というよりはハムスターがいた。

 さすがゲームの世界。ゲームのチュートリアル?らしき案内がこんなのとは思わなかったぞ。これで声が高いならまた可愛いものだが、声が渋くてかっこいいというよりはなんか合わない。

 

 「ふむ、それではお主のこの世界での名前を決めてもらおうか」

 

 お主って、ゲームなのに丁寧語じゃあないんだな。まあいいけど。

 名前か……少し悩むけど、このVRMMOを始めるという段階である程度、候補は絞り込めていた。

 もともと俺はゲームでの名前に本名、ロイド・ダグラスからそのままとって、ロイドとして始めていた。

 だがVRMMOで本名を使うのはやめておいた方がいいと思い、そして今までの名前を使う気はなかったので、新しい名前を考えなければいけなかった。

 そしてこの世界ではじめる名前は自分が最も望むものをイメージした名前にすることにした。

 その望むものは当然『才能』。

 俺は『才能』を題材にしたものから名前を参考にしようとして、ひとつの作品にたどり着いた。

 それがミックという歌手の歌。その名前を名と決め。

 それのタイトルの日本語訳の青春を、今度は自国語に変えてユースと性を決めた。

 だから俺の名前は――

 

 「俺の名前はミック・ユースだ。それで登録してくれ」

 「ふむ、問題ない。それでは次に行くとしよう」

 

 そういい、いろいろな設定をすることになった。

 容姿は、今の容姿より少しだけ若い15才程の姿にしてもらい、髪の色を情熱っぽい赤にすることにした。

 所属国に関しては7つあったが、その場合の選択はアンジェラから強制されていた。

 それはもし所属できる所が複数あって、そのなかで火器類が満載っぽいところがあったら、かならずそこにすること!らしい、FPS関係が好きなあいつらしいが、強制はしてほしくなかった。

 ちなみにそれらしいところがなく、所属する所が複数あった場合は一度ログアウトする約束になっていたが、そうはならなかった。

 

 そして俺はゲームを始めることになった。

 最後にハムスターからは自由でといわれたのがすこし印象に残っている。

 

 

 ログインしてから、このゲームはチュートリアルだけでなく、いろいろな部分がリアルとまったく同じだと気付かされた。

 周囲を歩きまわり、身体を動かしてみたりした後、約束通り一度ログアウトすることにした。

 

 ログアウトすると、レナードはすでに設定を終えており、俺たちを待っていた。

 キャロルとアンジェラの女性二人を待つ間、二人で話し合ってはいたがいつまでたっても、キャロルとアンジェラがログアウトしてこないので、二人を揺さぶってみたらすぐにログアウトしたが、二人ともが『アバターを作るのに忙しいから邪魔をしないで、もう少し時間がかかるから』といわれ再びログインされてしまったので『アバターを作り終わって設定を終えたら、俺たちを起こしてくれ』というメモを貼り、一度ログインしなおすことにした。

 それから俺たち二人は、ログアウトするまで別々に行動することにして、俺は街を見て回っていたら、俺の左手に埋め込まれていた卵形の宝石が輝き孵る。

 俺のエンブリオが孵り、その性能を見た時、俺はやったと思った。

 それほどまでに、そのエンブリオは俺の望みを投影した、俺にあったものだったからだ。 

 

 その後、アナウンスで俺の体に誰かが触れているという知らせを聞き、俺はログアウトすると、女性二人組もアバターの設定がやっと終わって、高度からのフリーフォールを楽しんだ後、ログアウトして来たらしい。

 時間を確認すると、ゲームが開始されてからすでに4時間近くが経過しており、レナードが収集した情報を共有した後、遅れを取り戻すべく再びログインしてから本当のゲームスタートを開始することになるのだった。

 もっともジョブもエンブリオもない状態で結構なプレイヤー数が、モンスターと戦ってデスペナしまくっていたおかげでそこまで遅れはなかったようだが。

 

 ログインしてから4人で集まってお互いの容姿を見た、全員の感想が「みんなリアルと違う」というぐらい、全員容姿をいじっていた。

 一番リアルに近いのが順に、俺、レナード、キャロル、そしてアンジェラ。

 女性陣はよくそんなに時間かけたなと言うほど、がんばって製作したらしい。やはりいつの時代も女性はそういうのにこだわるのだろうか?でも綺麗にするというのならともかく、二人の容姿は普通じゃあないと思うんだがな。

 名前も俺以外は自分の名前を少しいじったくらいしか変えていない。身バレとかいいのだろうか?

 お互いにやりたい役割を再確認した後、その役割にあっているだろうジョブにつくために各地のジョブクリスタルをめぐることになった。

 どうやらこのゲームはエンブリオだけではなく、ジョブ制でもあったらしい、管理AIが全く教えてくれなかったから、もしレナードに戦闘禁止と言われなければ俺も死んでいたかもしれないな。

 俺と同様に第一形態になっていたらしいレナードと、その後に進化したキャロルとアンジェラはお互いに能力を確認し合い、ジョブとエンブリオをもとに、俺たちのゲーム内での役割は決定した。

 

 俺はメーレー型ダメージディーラー。

 キャロルはヌーカー型のダメージディーラー。

 アンジェラは万能アタッカー型のダメージディーラー。

 そしてレナードはヒーラー兼バファー兼デバッファー兼タンク兼クラウドコントローラー兼カンニングタワー兼ネゴシエイター兼シーフになった。

 いろいろと役割がおかしい気がするがキニシテハイケナイ。

 その内のひとりがいろいろと騒いでいた気もするがそれもキニシテハイケナイ。

 

 ジョブに就いた後、いざ戦闘へと外に向かおうとした途中で、往来の中で跪いている少年を見つけたりというトラブルはあったものの、問題なく初めての戦闘をこなすことができたのだった。

 最初に心配していたことのひとつである、俺がゲーム内でまともに動けて戦えるのか?という疑問は問題がかなった。

 理由は分らないが、この〈Infinite Dendrogram〉の中でなら俺はみんなと同様に動いて戦えるらしい。ただ、その後リアルで動いてみたらいつもどおりにダメだったのは残念だった。

 

 これが俺の始めの日の出来ごと。

 ここから俺は少しずつ強くなっていくわけだが、それはここで語るべきではないだろう。

 この日俺は一つの才能を手にした。

 それが俺のエンブリオ。〈マスター〉すべてが持ちながら多種多様な力持つ可能性の力。

 そして俺に才能を与え伸ばす力を持つ俺だけの――

 

◇◇◇

 

□■坑道地下

 

 「っつう!」

 

 ミックが降った剣は一体の悪魔に直撃して、そのHPを削り切り泡となって消えうせる。

 だがそれで終わりではない。

 彼が倒した悪魔など、敵の持ちえる軍勢の一端にしか過ぎないのだ。

 ミックと敵……ヴィクター・ミルキオーレがこの地に落ちてから5分程。

 いまだにお互いに戦い続けていた。

 いや、戦いというよりは、ヴィクターが呼び出し続ける悪魔の群れに対して、何体か倒しながらもなんとか生き残っているという、生存戦に近い。

 数十、数百と呼ばれ続ける悪魔に対して何とかミックが生を保っているのは、ヴィクターが本気でないことと、本気を出せないことが理由だ。

 それはこの坑道の暗さによるため。

 通常の悪魔ではこの暗さでは敵を認識できない。

 そしてこの暗さの中で動ける悪魔はおしなべて弱いものしかない。

 それが、ヴィクターが攻めきれない理由だ。

 ヴィクターが取っている【獣魔師】系統のスキルによって従来の物より数段ステータスは上がっており、【戦技師】のスキルによって本来の物より戦闘技術は向上している。だがそれでも、個人戦闘型であるミックをとらえられるほどの差でない。

 

 だがヴィクターはこの状況こそをいぶかしむ。

 彼が取っている《看破》はそれなりのレベルであり、下級職ではその効果から逃れることは出来ない。

 事実、確かにミック・ユースのステータスを《看破》することは出来ていた。

 そして、そのジョブは間違いなく【闘士】であり、レベルは42である。ひとつだけレベルを1で他のジョブをとっているようだが、下級職でレベル1で取れるスキルなんて高が知れているし、ステータスも高くはならないと気にはしない。

 一応、【絶影】などのジョブは自分のジョブ表記を変えることは出来るのだが、ヴィクターはそのことについては知らず、また知っていてもミックの動きから下級の動きそのものだと決め打つだろう。

 

 だがそれでは説明がつかない状況が存在する。

 

 ひとつが、ミックがこの暗闇の中で動いている、というところ。

 もちろんこの暗闇はスキルでつくられたものではないので、この中でも動くことは可能だ。

 だが、まるで見えているかのように動き、悪魔を倒し続けるのはまず不可能だろう。

 なぜなら【闘士】では《暗視》などのこの状況下で動けるスキルは覚えない。

 いくらヴィクターが他のことに疎くても、さすがにメジャーな下級職のスキルを覚えていないなんてことはない。

 もちろん装備の中でそのような装備スキルをもつものは一つも無い。

 

 ひとつはミックが悪魔を一撃で倒せる理由。

 確かにヴィクターが呼び出したこの暗闇内でも動ける悪魔のステータスは低い。

 だが仮にも上級職で呼び出した悪魔であり、ヴィクターのいくつかの支援も受けているのだ、下級の戦闘職が一撃で倒せるはずがない。

  

 ひとつは彼の保有するHPとSPの量。

 そのHPとSPの量は、まさに桁が違う。

 本来、下級職ひとつをカンストした所で、そのHPの量は1000を超えるか、と言ったところだろう。

 だが、現在のミックのHPは2000を超える。

 【闘士】はスタンダードで、ステータスの成長は物理ステータスが平均的に伸びるといったもの。これではレベル50までのばしても、HPの量は1000に届くかも怪しい。

 装備補正も入ってはいるが、これは明らかにおかしい。

 そしてこれと同じ現象がSPにも起きている。

 

 それらを成している理由をヴィクターは考えるが、一向に答えが出ない。

もし、ヴィクターが20日前から増えだした〈マスター〉のことに関して、知っていたら理由は分ったかもしれないが、いまはもしもは置いておくとしよう。

 いまは知らない、というのが大事なのだ。

 もしミックのことを〈マスター〉と分っているのならば、下級と侮りすぎず脱出の糸口を探したり、もっと全力でつぶしにかかっていたかもしれない。

 もしこの状況を成している力が〈エンブリオ〉のものであると分っていれば、その理不尽さに対して警戒することができたかもしれない。

 だが、いまはまだ、ヴィクターはそのことに気づかない。それがこの時のすべてだ。

 

◇◆◇

 

 (っち、ヴィクターのやつはまだあそこか)

 

 ミックは動きまわり続けながら、ヴィクターにどうやって近づくべきか考える。

 悪魔使い相手の戦いは、ローガンとの3日連続による模擬戦を経て、ある程度分っている積りだった。

 だがやはり、〈エンブリオ〉を保有するとはいっても、下級職ひとつのみとカンストした上級職の差は大きい。

 ローガン相手を想定していままで戦って来てはいたが、それでも次々に襲いかかる悪魔の群れを倒しながらヴィクターに迫るのは至難だ。

 またいくら油断しているとは言っても、ヴィクターは効率的に悪魔たちを運用してミックを追い詰めているというのもある。

 考える時間は多くあり、そして少ない。

 なにせ悪魔が次々に襲いかかって来るのだ、悠長に考えることができるほどの余裕はない。

 

そして考えることのできるわずかな時間がおわり、次の悪魔が襲いかかってくる。

 ミックより一回り大きい程度の三つ目の悪魔は、こちらに近づきヴィクターの意のままに右の腕を振ってくる。

 それを屈みながら右の方へ避けるのと同時に、左に持った剣を相手の首めがけて切る。

 そしてその一撃が悪魔の首に当たる直前に、自身の〈エンブリオ〉の力を起動させる。

 その一降りはそのまま悪魔の首を通り過ぎて、身体と頭を分離させることで悪魔の終わりとする。

 この成果を起こしたのはふたつのジョブスキルとひとつの〈エンブリオ〉のスキル。

 

 この時使用したスキルの名前は《悪魔殺し》と《剣速徹し》のふたつ。

 

 《悪魔殺し》はスレイヤー系統のスキルであり、《竜殺し》や《獣殺し》と同様にその種族に対するダメージを増加させるスキル。

 種族が限定されている分ダメージ倍率は高く、Lv1でも20%アップもする強力な物。

 この時に使われたものがLv4なため、ダメージ倍率は80%にも昇る。

 もちろんこんなスキルがどのジョブでも使えるわけも無く、【教会騎士】などの一部のジョブでしか使う事ができないはずのものだ。

 

 《剣速徹し》は後の時代で【抜刀神】カシミヤもつかう強力なスキル。

 そのスキルの効果は、自身の攻撃に対して相手が防御できなかった時に、自身のAGIの10%にスキルレベルをかけた数値分だけ相手のENDを減算するというもの。

 この時に使われたのもLv4であり、相手のENDを150近く減算している。

 いままでに使われた悪魔のENDが、ほぼすべて150以下の為、実質相手のENDを無視しているのに近い。

 そしてもちろんこのスキルも東方の剣術関連のジョブでしか使う事は出来ない。

 

 

 この二つを習得している理由こそ、このときに使用された〈エンブリオ〉のスキルである。

 そのスキルの名は《ブラッドアビリティ》。

 スキルレベルを保有するジョブスキルのスキルレベルを、このスキルのレベル分だけ上昇させる力を持つアクティブスキル。

 才をのばし、才を与える特性を保有するエンブリオの力。

 第1段階のときは1つのジョブスキルをひとつあげるのがせいぜいだったが、第2段階で2つのスキルを、第3段階でスキルレベルが2つあがり、現在の《ブラッドアビリティ》のスキルレベルは4になっている。

 

 それが彼の持つ第3段階到達〈エンブリオ〉、【才金貨リャナンシー】がもつ2つのスキルのひとつ。

 ミック・ユースが望んだ『才能』の形。

 




(=○π○=)<一話でミックVsヴィクター戦が終わるかと思ったら説明に一話をかけてしまった。

余談:【才金貨リャナンシー】
特性:ジョブスキル贈与
ステータス補正はHPとSPのみ高く(第3段階でC)
他が死んでいる(G)、もちろんローガンと違いマイナスにはなっていない。

《ブラッドアビリティ》LV4:
『ジョブスキルを選び、そのジョブスキルレベルをこのスキルのスキルレベル分アップする。
※保有していないジョブスキルはレベル0として扱う。
※最大同時発動数は2つまで
※新たに得たスキルはメインジョブのスキルとして扱う。』

(=○π○=)<もう一つのスキルは次の話まで内緒。
(=○π○=)<もう一つのスキルにあまりリソースをつかわずに、こっちメインでつぎ込んでいるため、ネイリングよりスキルレベルは高め。
(=○π○=)<下級・上級・超級の区切りが無いため、この時点で《軍団》Lv4とかもできる。
(=○π○=)<〈エンブリオ〉としては、少し特殊性が控えめな性能。
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