(=○π○=)<1話目・2話目をお読み出ない方はそちらからどうぞ。
(=○π○=)<今回のお話は感想で書いていた、いくつかの裏設定のようなものをかいたものです。
(=○π○=)<本当は結構後の方で設定集みたいなかんじでだそうかとも思っていたのですが、思ったより疑問に思う方も多かったようで。
(=○π○=)<いや、まあ、作者も改めて考えてみれば、この設定をわかれと言うのは難しいですね。
(=○π○=)<ただ、裏設定だけでなく、新情報もいくつかあるので、出来ればお読みいただきたいです。
(=○π○=)<それと《偽証》の条件付けに関して、もともとの設定としてはまったくないものとして扱っていたのですが、結構感想で指摘されたので、設定変えてます。
(=○π○=)<感想を書いた後で、あ!こうすればいいんじゃねとか思った結果である。
(=○π○=)<こっちの設定も結構ないかな?とも思いますが……どっちの方が無いんだろう?
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ある男の話をしましょう。
これはIFから繋がるストーリー。
クライマックスの後の一面であるというのに、このような話を挿入することに疑問を持つ方も多いでしょう。
しかしこれは、この物語を知る上では避けては通れぬ話。
このような場だからこそ、話せることもあるという物です。
え、私が誰か……ですって?ふふふ、一体誰でしょうね、すくなくとも物語に直接出てくるわけではないアウター・ファクターであることは確かですね。
あくまで私は語り部……というよりは推理物の答えを一部暴露する馬鹿なファンでしょうか。
まあ、それはいいでしょう。私の正体を喋るためにこのような場を設けたわけではないのですから。
さてさて、それでは本題を語らせてもらいましょうか。
◇◆
それではもう一度言いましょう。
ある男の話をしましょう。
話すのはこの物語の主人公、今はローガン・ゴールドランスと名乗る男の内訳です。
なぜ、ローガンのエンブリオがああなったのか、その真実を。
とはいってもすべてを語ることは出来ません。
彼がアポストルとしての性能を獲得した理由。
彼の使命感に関してはまだこの場で言うわけにはいきません。
なぜならそれは、この物語の根っこ、重要な部分を解き明かすことに他ならないのですから。
いくら私でも、推理物の犯人を動機ごとペラペラしゃべる気はございません。
なのでここで私が語るのは、あくまでこの場で喋ってもかまわないこと。
あえて言うなら作者が物語を作るのに用意した裏設定の暴露。
それでもいいならお付き合いください。
◇◆
そうですね、まず何を話しましょうか。
ええ、まずは一番大事な、彼がルンペルシュティルツヒェンを手に入れたことから行きましょう。
まず、彼が【技巧改竄】ではなく【改竄悪魔ルンペルシュティルツヒェン】を手に入れた理由。
それに関しては単純にルンペルシュティルツヒェンが彼の使命感を読み取りアポストルとしての性能を獲得した、それだけのこと。基本的なカテゴリがアポストルとしての性能を獲得したのならば、それは名前も変わるでしょう。
そして【ルンペルシュティルツヒェン】を獲得した理由はこれまた単純、このローガンもまた『自分はだれよりも優れており、他者よりも秀でていると心から信じている』からです。
もちろん原作の……ローガン・ゴッドハルトから幾分ずれている部分もございます。
しかしあくまでも彼は自分がそうであると信じているのです。
ローガン・ゴッドハルトと違い、自分が
『最強』を目指すのは通常のゲームプレイヤーとしての思考と、彼自身の使命感、そして『自分は天才だから、必ず最強に至れる』という3つの理由によるもの。
そうですね、あと他には彼がローガンを悪く言う事が多いのは『俺はあいつとは違う、俺は天才でありあいつよりルンペルシュティルツヒェンをうまく扱える』とそう考えているからです。あとは…まあ気にしないでください。
ゆえに彼は【改竄悪魔ルンペルシュティルツヒェン】を手に入れました。
似ていて異なる部分もありますが……そこは神様パワーと言うやつですね。
ゴールドランスとゴットハルト。二人の思考のブレを自分のエンブリオが関係する時のみ調律してブレを無くしているわけです。
◇◆
さて次に語るべきは【改竄悪魔ルンペルシュティルツヒェン】が唯一持っていたあのスキル。
《我は偽証より黄金を紡ぐ》の話をするとしましょう。
皆さんご存知とは思いますが、《
彼は自分の〈エンブリオ〉がルンペルシュティルツヒェンになると聞いたと時、このスキルのことを強く意識しました。
それこそが最初にこのスキルが、通常のスキルとして発現した理由。
主が強く望んだスキルをルンペルシュティルツヒェンは聞き届けざるを得ませんでした。
もしそれが自分とはかけ離れた性能である場合、仕方ないとして似たようなスキルにすることもあるでしょう。
ですが主が望んだのは自分の性能と合致する、主のパーソナルに合うものだったのです。
ルンペルシュティルツヒェンは間違いなく戸惑ったでしょう。
なぜなら主が望んだのはコストも無く条件も無く自分のみを対象に、ただ発動し続ける常時発動型の必殺スキルの代替。
無茶ぶりもいいところです、1つの〈超級エンブリオ〉が長い時間を主と共に過ごした成果を、たった一つの初期固有スキルにおとしこめというのですから。
ですが、ルンペルシュティルツヒェンはそれを叶えました。
なぜならルンペルシュティルツヒェンは
そしてその願いをかなえる方法もありました。
まずルンペルシュティルツヒェンが行ったのは自身の領域の定義。
サンダルフォンが己の〈マスター〉の元恋人を、己を裏切り、逃げ出した者を絶対に逃がさない牢獄として領域を定義したように。
アポカリプスが世界を憎む〈マスター〉の望んだとおりに世界を壊し、浸食する領域と定義したように。
ルンペルシュティルツヒェンは己の〈マスター〉の使命感を読み取り、その『自己で完結する』望みを元に、〈マスター〉と世界を区切り、〈マスター〉の中のジョブという要素を改変し改竄する、という道を選びました。
すなわちルンペルシュティルツヒェンの領域は、〈マスター〉の中。
アポストルとしても稀有な領域の設定と言えるでしょう。
もっともメイデンもメイデンで、〈マスター〉の望みによって変なジャイアントキリングが発生したりするので、これもまたひとつの有り様でしょうか。
次にルンペルシュティルツヒェンが行ったのは自身の有り様による条件付けの設定。
先ほども言いましたように、主が望んだのはコストも条件も無いスキルの発動。
ここで条件を付けるわけには本来は行きません。
ですが、彼はアポストル。
スキルの発動に条件の設定を定められた〈エンブリオ〉。
この設定を無くすことができないわけではありませんでした、あくまでもただの一スキルとして処理すれば、条件はなく創ることも不可能ではなかったのです。
しかし、それには余分なリソースがかかってしまいます。
あのスキルの構築に余分なリソースをこれ以上かけるわけにはいきません。
そこで選んだのは、あっても無くてもかまわない、無意味な条件付けです。
その条件は『〈マスター〉が存在している限り』というモノ。
この条件付けがスキルの欄に表示されていなかった理由はそう難しいものでもありません。それはこの全く無意味な条件付けはいらないものとして、描写担当に消されることになったからです。
この条件付けによってリソースの軽減はありませんでしたが、それでも軽減をすることができるような重い条件付けをすることは出来ませんでした。
ちなみこんなに無意味な条件付けをすることが出来る理由は、彼の領域が比較的軽いから、というのもあります。他者に効果を及ぼすのとは違い、己の〈マスター〉にのみ作用するため大きいリソースは必要としなかったのですね。
もちろん効果は強力なので必要リソース量はそれなりに必要でしたが。
最後にルンペルシュティルツヒェンが行ったのはこのスキルを成立させるために必要なリソースの管理です。
何度も言いますが、このスキルにはコストも重い条件付けもありません。
もちろん、元の『1カ所、2倍化』というスキルなら、リソースの管理は不要です。この程度なら余裕で足ります。
ですが最終形態までで必殺のリソース量に届かせるためには、最初からスキルの性能がある程度高い方が都合が良かったのです。
なのでこのスキルの最初の性能を『2カ所、2倍化』と定めました。
ここで重要なのは、当然リソース量。
第一形態の時にスキルとして形作ることができるために用意されたリソースをすべて使い果たしてもこのスキルを完成させることは出来ませんでした。
それも仕方がありません。なにせ第一形態の時に、第二形態に匹敵するリソースを使えというのですから。
そこで手を付けたのが、手を付けざるを得なかったのが〈マスター〉へのステータス補正。
もとよりアポストルは、プラスとマイナスの間の領域に0として力の補正を定義されています。
ですが何よりもまず、己の主の望みを果たすべく、ルンペルシュティルツヒェンはここに手を付けることにしたのです。
それこそがステータスマイナスの補正。
アポストルとしては異様のその姿は、〈マスター〉が無茶な無謀な望みを抱いたが所為。
ですが、ルンペルシュティルツヒェンはそれをよしとしました。自身の定義よりも主の望みを叶えることこそがアポストルの意味なのですから。
さて、これで《我は偽証より黄金を紡ぐ》の解説は終わりました。
ですが、これで終わりではありません。
次に話すのは前の物語で彼が新たに得た、新しい力のこと。
少しだけ復習させていただきましょう。
◇◆
さてさて移り変わりまして、彼とルンペルシュティルツヒェンが手にした新しい力。
《
このスキルはもちろん、彼がその復讐心と使命感によって生み出したもの。
彼があの時口に出した言葉こそ、彼の望み、彼の使命感。
え……?彼があのとき何を言っていたかわからない、ですか。
すいません、それに関しては隠させていただきました。
あの言葉はこの物語の核心に触れる大事な要素。
ここで明かすのはもったいないと、隠させていただきました。
とはいえこの程度、あの神と騙ったあの存在に比べれば可愛いものでしょう。
あれはこちらの失敗、重要な発言、無意味な発言を同列に話す、いたずら好きの性格破綻者なのですから。
そもそもにおいて、彼……すなわち今現在『ローガン・ゴールドランス』と名乗る少年に対して
いえ、確かに彼とあれとのかかわりや原作知識は一応のチートと言えるでしょうか?ですが無意味な内容をペラペラと得意げに喋るのはどうなのでしょう。
それにしてもあの様子を見る限り、前と全く変わりませんね。
まあ、それはいいでしょう。
いまはここで語るべきなのは、スキルの説明です。
これは現状を打開するために手に入れたスキルです。
《偽証》は間違いなく強力なスキルです。
ですが緩急が無く、常に一定の力しか出し続けることができないため、強者に対しての打開策を模索しました。
ジャイアント・キリングはメイデンの花ですが、別に他の〈エンブリオ〉でジャイアント・キリングが出来ないわけではありません。
しかし、《偽証》を必殺の領域に押し上げるためには、無駄なリソースは限りなく抑えたかったのも事実。
戦闘中の為、ステータスの補正をいじることもできず、後にリソースを降らないためにこの一形態分のリソースで完成させなければいけなかった。
そこでルンペルシュティルツヒェンは一つの手を打ちました。
あくまでこの形態でスキルの外枠という形のみを一形態分のリソースで形作り、能力を実行するための膨大なリソースは外部から使い、さらに条件を設定することで主が望む領域まで消費を落とす、という手を。
外部リソースの供給源としては、メインジョブを選びました。
ここから一定のリソースをとることでスキルが発動できます。
そこにポイントなどの外部リソースがあるならそれを先に使い、なければレベルドレインと言う方法によってリソースを取得します。
もちろんこのリソース所得方法は、悪魔召喚ジョブに付いているからこそ有用に扱えるものです。
もっとも効果が効果なので他のジョブで使う事はまずないでしょうが。
条件付けに関しては『3日間、そのスキルを使用していないこと』。
彼は雑魚モンスターを倒す時に、大体の場合において《チーム》のみしか使っていませんでした。語られていない部分において、《ビギナースカウト》はときどき使ってはいましたが、それでも多様なスキルは使っていなかったのです。
《ボムトルーパー》はコストが重く、《レッサー・デヴィル》は使う意味が無く、習得していたが特に使う所が無かった《ビギナーガード》、そして新しく習得したがゆえに使うタイミングが無かった《チョアプラトゥーン》。そのほかにもいくつか使っていないのもありますね。
これらのジョブスキルを有効に使うために設定されたのが今回のこの条件です。
これもまた〈マスター〉のみが対象となるスキルの為、条件付けが軽く運用に問題がさほどないものになっています。
ちなみに余談ですが、デスペナ明け、新しく習得したスキル、これらは『3日間、そのスキルを発動していない』という条件をクリアー出来ているので、それらもスキルの対象にすることは出来ます。〈エンブリオ〉らしいガバガバさですね。
効果は『悪魔召喚スキルのステータス表記またはスキル欄を、別のスキルの同じ項目に貼り付ける』という物。
簡単に言うならスキルのカット&ペースト。
まさしくチートであり改竄なスキルです。
ただし、下級の一形態のみで創られたせいで、スキルの幅が大きく狭められており、柔軟性が全くと言っていいほどありません。
柔軟性があり汎用的で制限のない《偽証》とは真逆の、一点に一瞬に性能を極めた重いスキルになっています。
発動後の制約もあり、カットされたスキルの3日間の発動禁止。
気軽に発動できるものではありませんが、もとより彼が望んだのは“一瞬に賭ける強力なスキル”。問題ではありませんでした。
また闘技場ではある程度、欠点を無視できるのでこの段階から闘士を目指す彼には都合が良かったのでしょう。
欠点もありますが、下級の出力で手に入れられる性能として及第点ではないでしょうか。
さて、これで彼が持つ力の有り様に関してはある程度話すことができました。
彼が習得するスキルは、後は必殺の一つのみ。
それに関してもこちらが話すことは出来ません、ネタばれにも程がありますからね。
彼はこれからどうなっていくのか、楽しみです。
◇◆◇◆
それにしてもあれはどういうつもりでしょう。
彼を転生させるのは彼の役割とはいえ、いくらなんでもふざけすぎです。
仕事もやってはいるとはいえ、あれでは彼が少しかわいそうです。
転生させるときに必要なことを何も言わずに、こちらの細工をまったく教えもせずに。
あまつさえ、緊急用としてあの子が設定したアレを何度も使って彼でふざけるとは言語道断です。
あの子もあの子で、無断で彼の記憶をいじろうとしましたし。
次に会ったときに、そのことについてあの二人ときちんと話すとしましょう。
to be continued
(=○π○=)<まだまだいくぞー
(=○π○=)<次回の投稿は23:00です
(=○π○=)<さて、今回の話で少しばかり情報が出てきました
(=○π○=)<第0話の伏線の回収……というよりは補足かな?
(=○π○=)<まだあそこらへんのは明かすわけにはいかないので、ヒントだけで
(=○π○=)<もうひとつだけヒントを出すと、あの神()は『嘘“は”言っていません』
(=○π○=)<詐欺師の常とう手段ではありますが