挟み結ぶ鉄鋏使い   作:葵・Rain

2 / 12
 実は昔境ホラ二次を書いていました。昔の設定を思い出しながら、アニメと原作を見て、新しいのを書きました。では、見てください。


一巻 境界線上の整列者達
境界線前の整列者達


 荒れた大地、破壊されたむき出しの機械が広がっていた。夕暮れの空から機械片が降り注ぐ中、空からまっすぐと黒い何かが大地に着陸した。

 姿は黒い鎧を着た人型の機械。黄色のカメラアイを光らせ、辺りを見渡した。そこには姿や形は違えと顔つきが同じロボットが二機。一機は白く、大きな機械の爪と大型メイス。もう一機はベージュで両肩についた大きなアーマー、そこから生えている二本の腕が特徴。

 

「大丈夫か○○○○、○○○○?」

「ああ」

「問題ないよ」

「そうか。なら、ここは俺に任せてもらおう」

「何言ってんだよ」

「○○○○、お前には守りたいものがあるんだろ。そして、○○○○もだ。いいからここから離脱しろ」

「○○○○は?それに俺は○○○から言われたんだ。背くわけにはいかないよ」

「てめぇら、てめぇらはもう手に入った幸せを手放す気か⁉そんなことさせるわけにはいかない。だから行け!」

「……わかった」

「○○○○」

「だけど、○○○の命令は守らないと駄目だ。もし、破ったら死んでも殺すから」

「ああ!」

 

 白とベージュの二機はブースターを噴き、この場を離脱した。その二機を追いかけようと多くのロボットは飛ぼうとしたが、五本のワイヤーブレードに貫かれて、爆発した。

 黒いロボットは二本の大剣を構えて、ワイヤーブレードを元に戻した。

 

「き、貴様⁉」

「うるせぇな」

 

 緑色のロボットがライフルを撃ちながら向かってきた。黒いロボットは二本の大剣で防ぎ、緑色のロボットを剣でなぎ倒し、二本の剣を合わせて大型のハサミになり、その緑色のロボットを切り挟んだ。

 爆発から五本のワイヤーブレードで敵をなぎ倒した。

 

「ここから一歩でもあいつらを追いかけたら切る」

 

 三角柱から緑色の何かを噴きだしながら、ロボットの大群へ突っ込んだ。

 

 

 

 

 

 ーー通りませ 通りませ

 行かば 何処が細道になれば

 天神元へと 至る細道

 ご意見ご無用 通れぬとても

 この子の十の 御祝いに

 両のお札を納めに参ず

 行きはよいなぎ 帰りはこわき

 我が中こわきの 通しかなーー

 

「はー、朝かよ」

 

 ここは準バハムート級航空都市艦武蔵。格納庫の中には青い人型のロボットが入っていた。そのロボットは片腕がもがれており、黒い布を巻いて隠していた。毎朝流れる通し道歌を聞いて目覚めるのが日課のその人はロボットの中から現れた。黒のタンクトップを着た少年がその中から出てきた。薄汚れた服を着替えて、黒と白の袴に履き替えて、立て掛けてある巨大レンチを背中に背負い、格納庫から出た。忘れていた、と部屋に戻りハンガーに掛けている緑色の足までの長さのコートを着た。格納庫を後に武蔵アリアダスト教導院へ向かった。

 

 場所は変わり、武蔵アリアダスト教導院校舎側に教師と生徒が集まっていた。白塗りの長剣を背負い朝でも響く大きな声で生徒に喋った。

 

「では、これより体育の授業を始めまーす。ルールは簡単です」

 

 先生は顎をしゃくって艦群の先を示した。

 

「いい?先生、これから品川の先にあるヤクザの事務所まで、ちょっとヤクザ殴りに全速力で走って行くから、全員ついてくるように。そっからは実技ね。遅れたら早朝の教室掃除でもしてもらおうかしら。ハイ返事は?Jud.?」

「Jud.」

 

 全員が了解の合図を言うと、一人の生徒が手をあげた。

 

「教師オリオトライ、体育と品川のヤクザとどのような関係が?金ですか?」

「馬鹿ねえシロジロ、体育とは運動することよ?そして、殴ると運動になるのよ。そんな単純なこと、知らなかったとしたら問題だわ」

 

 少し怒っている表情を見せる先生、オリオトライ・真喜子。質問をした男子生徒、シロジロ・ベルトーニの制服の裾を引っ張る女子生徒ハイディ・オーゲザヴァラーはそのわけを話した。

 

「割り当てられていた一軒家が最近表層で地上げにあって、最下層行きになってお酒飲んで暴れて壁割って教員課にマジ叱られたから。つまり報復よ」

「違うわよ。ただ先生は腹が立ったんで仕返しに行くだけよ」

「同じだよ」

 

 オリオトライの発言に全員が突っ込んだ。しかし、気にしないで、出席を取り始めた。

 

「今居ないのは……ミリアム・ポークウは仕方ないとして、あと東は今日の昼に帰ってくるとして、他には?」

「ナイちゃんが見る限り、セージュンとソーチョウ後、フクチョーもいないかなあ」

「正純は初等部の講師をして、午後から三河に降りて酒井学長を送り出してくるから今日は自由出席のはずよ。トーリは知らないわ。優頼はいつもの寝坊よ。誰か知らない?」

 

 金髪の髪と同じ翼を持つ女子生徒、マルゴット・ナイトが言うと、トーリと言う生徒以外の所在を言う。

 そこへ茶色のウェーブヘアーの女子生徒はハイテンションにトーリのことを話し始めた。

 

「うちの愚弟のことね。聞きたい?聞きたいの?聞きたいよね!だって武蔵の総長兼生徒会長だものね。けど、教えないわ!」

 

 だって、と一拍置いて。

 

「私が八時に起きたときはもういなかったもの!」

「お前、朝からテンション高いのに遅いんだよ!」

「ふふふっ、メイクはしたから、大丈夫よ!この、ベルフローレ・葵は常に余裕をぶちまけているのよ!」

「あのー、喜美ちゃん」

 

 ハイテンションな女子生徒、ベルフローレ・葵もとい葵・喜美へ聞いたのはマルゴットだった。

 

「マルゴット、その名前で呼ばないで。青い黄身みたいで嫌だわ!そして、前の名前はお隣の仲村さんの犬に付けたからなしよ!」

 

 そんなハイテンションを聞き流して、オリオトライは今の極東のことを話し始めた。

 約百六十年前に起きた重奏世界崩壊によって、重奏世界の神州と合体してしまい、重奏世界対神州と争いが起きた。その争いは重奏統合争乱と呼び、この戦いに勝利した重奏世界はこの神州を暫定支配をした。そして、神州は極東と名を変え、政治や経済などに制限を設けられた。

 

「さて、皆、君らはこれが最後の年の学園生活、色々面倒ごとがある国けど、君らはこれからどうしたいかわかってる?」

 

 オリオトライの発言に皆は考えなしか、それとも不安から来る沈黙なのか。違っていた、とオリオトライは思っていた。全員が何かしら持った確かな者が顔から読み取れた。それに対し笑っていた。

 

「今年で最後かもしれないし、進路とかどうなるのかわからない。けど、何とかなるものよ。それまでにテキトーにやっておきなさい」

 

 自分の経験談を混ぜたことを言うと小さく笑い、戦闘態勢に入った。それに反射的に反応した生徒たちがいた。

 

「いいねぇ、戦闘系技能者は今ので来ないと。今から死んだ気で来なさい。ルールは簡単、今から品川のヤクザの所へ行くわ。その道中で私に攻撃を通した人は、出席点五点、つまり五回サボれるわよ」

 

 帽子を被った忍者っぽい男子生徒、点蔵・クロスユナイトと竜の姿をした男子生徒、キヨナリ・ウルキアガが、攻撃は通すではなく当てるでもいいのか?、と聞いてきた。それに対し、オリオトライは問題ないといった。

 

「それでは、どこでもいいで御座るのなら自分は胸でも」

「なら、拙僧は尻に行くか」

「はははっ、二人ともやる前に死にたいのか?」

 

 軽い脅しは二人にすると、みんなが反応する前に後ろへ跳び、後悔通りを横切り、色々と思い出していた。一人の少女が始まりであり、まだ始まっていない者への片道切符になるだろう。

 

 戦闘音を聞きながら、青雷亭の中で朝食を頼んでいる男子生徒へ一人の同じ年ぐらいの少女がパンを渡していた。

 

「優頼様、ご注文のサンドウィッチです」

「ん、Jud」

「教導院のほうはいいのかい?」

 

 青雷亭の店長の葵・善喜は由頼へ聞いてきた。

 

「Jud。浅間から品川に向かうと聞いたからそのまま授業へ参加するよ。仕事頑張って」

 

 袋からサンドウィッチを取り出して、食べながら品川へ向かって歩いていった。

 

「浅間殿!」

 

 点蔵の叫び声を聞きながら、サンドウィッチを食べ終えると、次のパンへ手をつけた。

 

「ん、やっぱメンドーだな。しかし、五回も遅刻を許されるのは魅力的だな」

「おいおい、何店の前でサボりか?」

「馬鹿か。お前こそエロゲーの包みを持つ奴のセリフか」

「痛いとこつくなぁお前」

 

 常に笑っている男子生徒、葵・トーリはそのまま言われた。

 

「ちょうど、十年だがするのか?」

「まあな、覚えていなくても俺はホライゾンのことを覚えている。他人だとしても、記憶がなくてもあれはあいつだ」

 

 青雷亭の中にいる少女、ホライゾン・アリアダストへ目を向ける。トーリの目には十年前のことを思い出されていた。

 

「さて、俺はそろそろ行くがどうする?」

「朝飯を買ってから行くわ」

「Jud」

 

 その身体のみで屋根まで跳び、オリオトライへ向かって行った。前にはなんか落ち込んでいる弓を持っている女子生徒、浅間智がいたが無視して行くことにした。

 

「ちょっと無視しないでくださいよ!」

「向井、ペルソナおはよう」

「お……おは、よう」

 

 ペルソナと呼ばれる巨体男子生徒と目元まで髪を伸ばした向井・鈴へ挨拶した。

 

「あと浅間も」

「遅いです!」

「ん、じゃあな」

 

 さらに走る速度を上げて、多摩と品川の繫がる太縄へ向かった。忍者顔負けの速度で向かっているが、周りの被害は一つもない。ただ、ほかの生徒が出した被害しかない。

 太縄でオリオトライと箒に乗っているマルゴットそして、マルゴット同じ翼を生やしている黒髪と黒い翼の女子生徒マルガ・ナルゼが戦っていた。通信越しに二人へ連絡した優頼。

 

「白黒援護しろ俺が行く」

「Jud。フクチョー」

「まったく名前ぐらい呼びなさいよ!」

 

 息を吸って、背中にある巨大レンチを取り出し、オリオトライへ行った。

 

「武蔵アリアダスト教導院副長戦種未定、名乗らなくてもいいよな?今から潰すし」

「おいおい、一生徒がここを殺人現場にするのか?」

「なに、先生がアマゾネスって言うんだから、本気でいかないと俺は死ぬし」

「何気に挑発してくるわね」

「すいませんね。挑発しないといけないんでね。それが俺の戦い方なので」

 

 巨大レンチもといレンチメイスをオリオトライへ振るった。簡単に避けられるが、その反動を利用をして跳び蹴りを喰らわせる。だが、それも避けられてしまう。

 

「やっぱ、当たらないな」

「副長が当たらないでどうするのよ」

 

 その言葉に対して怒ったのかレンチメイスの振る速度を上げた。それでもオリオトライには届かない。オリオトライは跳び、品川へ行こうとしたが、マルゴットとナルゼのコンビが空中にいるオリオトライへ向けて術式を展開し援護をする。援護に感謝しながら、優頼はレンチメイスの中に隠していた刀を取り出し、斬りにかかった。

 

「それあり!?」

「ありですよ。去年まで刀剣類オンリーの俺がメイスを使い始めたからって、剣がないとは言ってませんよ!」

 

 刀を投げつけて、レンチメイスで振りかぶるが、当然弾かれ、避けられる。しかし、そこへ梅組が揃った。時間稼ぎ、そう思ったとき遅かった。品川の方へ何人かいて、多摩側にも何人かいる。さらに太縄にも。

 

「覚悟はできましたか先生?」

「ここを抜け出せば、問題ないわね!」

 

 レンチメイスをオリオトライへぶん投げてる。屈んで避けると、そこへ点蔵が足元へ苦無を投げ、ウルキアガが空中から突撃してくる。それを後ろに飛んで躱すとウルキアガは太縄を揺らした。バランスを崩そうとしているが、崩れなかった。向きを変えながら、品川の方へ走っていく。マルゴットとナルゼの術式をも躱して強引に突破した。品川の方へいた拳に包帯を巻いた男子生徒、ノリキと大きな槍を持った女子生徒、アデーレ・バルフェットが止めに行くが止まらず、そのまま、合気道のような返し方をされてリタイアした。

 

「ちっ、少し本気出すか」

 

 足裏に青い術式を出して飛んだ。空中に術式を展開し、それを足場にして一気に飛んだ。

 

「さすがに来ていないわね」

 

 安心しているオリオトライ。だが、風を切る音が響いた。その方向を見てみると、剣を投げている優頼の姿を見つけた。それを背負っている剣で弾くと、目の前に優頼がいた。その手には苦無が。その苦無で斬りつけた。だが、避けられた。

 

「ちっ、あ~げんっかい!」

「いやいや。当たったよ」

 

 オリオトライは腕を見せながら、優頼に言った。腕からは赤い一筋の線が垂れていた。

 

「橘・優頼は出席点追加ね。お、みんな遅いぞ」

 

 出席簿に書いていると生徒全員が到着した。

 

「殴り込みの前に優頼、君は去年よりは戦い方はよかったわ。だけど、遅刻は頂けないな」

「Jud」

「生きているのは優頼と鈴だけ?」

 

 そんなことを言っていると扉から赤い巨体の異形の男、魔神族と言う種族が出て来た。気にせずに、寝ている生徒全員を起こし、授業を開始した。生物の特徴と魔神族の特徴を説明し倒してしまった。

 

「さて、実践よ」

「できるかあ!?」

 

 扉が閉じるとともに入ろうとしている時、陽気な声が後ろから聞こえた。

 

「あれ?おいおいおいおい、皆、何やってんだ?」

 

 トーリが出てくると共にオリオトライはイラつきながら聞いてきた。ここへ来たのはエロゲーを買いにきたと。まあ、それを聞かされたら怒るわけなんだが、そんな事を気にせずに普通にオリオトライの胸を揉んでいた。それと感想だが、どうやら柔らかいと。

 

「まあ、それよりも聞いてくれ。俺告ろうと思う」

「おい、馬鹿脈絡がなさ過ぎて全員が混乱している」

「おいおい、俺が急に言ったからって全員知っている子さ」

「ねえ愚弟、あんた画面にいる女の子に告るなら、○○○にコンセント刺して痺れるといいわ!ステキ!」

「おいおい、違うぜ姉ちゃん。ホライゾンだよ」

 

 ホライゾン。その名前を聞いて周りは静かになった。

 

「馬鹿ね。あの子は生きているわ。けど、あんたの知っているあの子ではないことぐらいわかるよね」

「ああ。それでも俺は逃げない。たとえ、俺のことを忘れていても俺は覚えているからな!」

 

 そんな告白の話を終わった後、トーリの肩にオリオトライが手を置いた。そのまま、ヤクザの入り口に投げ飛ばした。全員の口が開いたまま、唖然している。

 

「これがこいつらなんだよな」

 

 そんなことを呟いて優頼は投げ飛ばされたトーリの回収に向かった。




 タグにそんなこと書いているのに、ネタバレしていますよね。(作者の文才が伝わっていれば)
 あと、文がひどいですよね。
 では、感想などあったらお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。