昨日?昨年?FateProject2017は驚きでしたね。主に、最後が。
では、「挟み結ぶ鉄鋏使いをお願いな!」ちょ!?
朝はトーリの告白騒動からオリオトライのヤクザへの八つ当たりが始まり昼に近い時間、梅組では……。
『脱ーげ!脱ーげ!』
全裸コールが各校舎を、廊下を、響かせていた。
なぜ、全裸コールは起きたのか。それはトーリの余計な一言が原因であった。自業自得であるが。
『やあー⁉先生⁉先生⁉へ、変態が⁉変態総長が回転して⁉』
トーリがオリオトライに吹っ飛ばされ、壁をぶち壊しながら隣のクラスまで巻き込んでいるが、この男には関係ない。普通に起き上がり、怒鳴り始めたが、周りから特に女子生徒からの悲鳴が響く。
『落ち着いてくれよ⁉ほらここ見てご覧!』
トーリは腰を突きだし、見せびらかしてきた。腰、正確に言えば股間に四角い光の群れが見えた。
『こいつはゴットモザイクって言うんだぜ!今回、大量に買いまくったから、いつでも脱ぎネェェェェタァァァァ⁉』
廊下を歩いていた優頼がレンチメイスを振り投げてトーリを沈めた。
「すまない。うちの馬鹿が迷惑をかけた。謝罪等は馬鹿とオリオトライ先生が解決するガァァァァァア⁉」
「おい、優頼私も加害者対象に入れないで。まったく、三紀ごめんね。この穴をすぐに覆うから」
そう言って、潰れたトーリと優頼のメイスを回収し教室に帰った。
自分の教室に戻り、トーリの開けた穴を隠しているのを見ながら、何があったのか智に聞くことにした優頼。
「鈴さんのご高説の時、トーリ君が鈴さんが間違えた場合自分が罰を受けると言ったのです。まあ、その前に軽い授業妨害をしたのでそれも入るのでしょうか」
「自業自得かよ」
ため息を吐きながら騒ぎの原因が教室に戻り、ギャーギャーと騒がしくなっているとき、廊下から二人の男性の声が聞こえてきた。
一人は特徴的な声と貴族口調の中年男性。
もう一人は女性の声ぐらいの高い声が特徴で一人称は余の男子生徒。
『全く学長は何を考えているのか。東宮の君が入る学級と先生は先年と同じとは』
『規則ですし、それに余は東宮ではなく』
『そうであったな東君。全く東君が来たと言うのに武蔵の民は冷たいである』
『聖連から騒ぎを起こすなと言われているのでヨシナオ教頭』
廊下からヨシナオと東が会話をしながら歩いてきた。
「先生、東が来ましたよ」
「えっ、マジで?優頼少しだけだけど、時間稼いでちょうだい。私は保身のために走るから」
「では、三点で」
「ぬかりないわね。一点よ」
「俺も嫌なんですけど。二点」
「それでいいわよ。お願いね!」
廊下を出て、東とヨシナオに接触した。
「おはようございます教頭。それと、東おかえり」
「ただいま優頼くん」
「コラぁ!橘君目の前にいるのは!」
「ヨシナオ教頭いいですよ。それより教室いきましょう」
「そのことなんだが、今馬鹿が暴走しているから入らない方がいいぞ」
「トーリくんまた何かやらかしたの?」
「まあな。そうそう午後から俺いないから」
「麻呂は知らないのだが?」
「今日言われましたので」
静かになったと思い教室を開けたらトーリが全裸で教卓の上で踊っていた。
ドンッと閉めた。中からオリオトライの声が聞こえたが、知らんぷりした。
「どうしたの?」
「東、お前は向井同様純粋でいてくれ。決して、穢れるんじゃないぞ」
「?」
あまりの状態に優頼は頭を抱えた。そして、そのまま口に出てしまった。オリオトライが戸を開けて、出てきた。
「ごめーん!東、今取り込んでいて。後、優頼もありがとう」
「お久しぶりですオリオトライ先生」
「それと先生、いい忘れていたんだが、今日学長に呼ばれたので三河に急遽出ることになったんで、午後休みます」
「おいおい、マジかよっ!優頼俺の告白への作戦考えてくれないのかよ⁉」
「そういうこった。後、夜まで帰ってこないぞ」
「クソォォォォオ!放課後、肝試しもするのによ!お前いないと楽しくないじゃん!」
「なんだ?去年みたく学校中を恐怖にばら蒔くのか?」
「お前が作るトラップ楽しみにしていたのに!」
「そうかいそうかい。とりあえず、服着ろォォォォ!」
今だ全裸のトーリを吹っ飛ばし、教室に叩き込んだ。いつもの光景だと、梅組は呆れた。
トーリの騒動から昼頃。優頼は学長室にやって来た。隣には銀髪の縦ロールの女子生徒、ミトツダイラがいる。
優頼の肩ぐらいしか背のない彼女はなぜ三河に行くことになったのかを聞いてきた。
「学長がよ、本多のおっちゃんに呼ばれたらしくついでに俺もつれてこいと言われた」
「忠勝公にですか?」
「ああ、何でも会ってないから顔ぐらい見せに来いって。ってく、通神をつかえばいいのに」
「実際に会わないといけない理由があるのではないかしら」
「学長、橘とミトツダイラ入るぜ」
おうっと、入ると本や資料しかない簡素な部屋なのだが、酒の臭いがした。椅子に痩せ型の老人がいた。その隣にはメイド服をきた黒髪の自動人形が立っていた。
「お迎えに上がりましたわ酒井学長」
「悪いな。んじゃ、武蔵さん後はお願いね」
「jud、気を付けて」
酒井は席を立ち、上着を羽織り部屋を出た。その後ろを二人は歩いていると、酒井が優頼に話しかけてきた。
「優頼お前さんと会い十数年くらいか?」
「ん?ああ、それぐらい経つのか」
「まだ、思い出せないのか?名前とあれ以外」
「あれ?あれってなんですか?」
「ミトツダイラには関係ないことだ。と言うか、直政やおやっさんぐらいの人じゃないとわからないやつだよ」
「そうなのですか」
そうだよっと言い、校舎を出た。階段の下にいたのは梅組の連中。会話の内容は話題のトーリの告白だった。
「まだやっていたのか?」
「あ、優頼君」
「お、ゆらーい!そこで何してんだよ!お前いないと進まないだろ。」
「黙れ馬鹿。それで何してんだ?大方、相手の特徴とかだろ?」
「そうなんだよ!で、どうするかって話していた!」
「だってさ、ミトツダイラ?」
「そ、そうですね!このミトツダイラ、胸を貸しましょう!」
それに対して、梅組からウオォォォォっと、歓声が響いた。ミトツダイラは驚きはしたが、すぐさま冷静になり、胸を張った。
「俺し―らねぇ」
「なあ、トーリお前さん。告白する相手って誰だ?」
「ホライゾンさ」
「ホライゾンね。本当にいいんだな?」
「ああ、俺は後悔はしねーよ。それはそれで、区切りだからな!」
トーリの覚悟を聞いた酒井は階段を下りながら、感傷に浸っていた。
「それじゃあ、ミトツダイラ本当にいいのね?」
「はい?確かに告白の稽古をする相手をする女性に対して失礼ですわ。ですが、総長の為ですもの告白する確率を上げるためならネイト・ミトツダイラがお相手しますわ!」
相互の考えの違いはよくあることだが、この場合はどちらも悪いとしかいいようがない。お互い確認取るのがいいのだが、だが、このクラスには不要なのだった。
「じゃあ、ネイト。いくぜ!」
「ええ!」
トーリの正面に立ち、告白の言葉を待っていた。だが、この男葵・トーリと過ごしていた者たちならどのような行動を取るのかは、予想できない。
ミトツダイラはその可能性を捨て切れたわけではない。だが、告白がまじめなものだから、それはないと思った。
だから、胸を触られたのは予想外だった。だが、触るほかに揉んだ。ムニュっと、擬音が聞こえるぐらい揉んでいた。さらに顔を胸に擦り付けてさらに感触を確かめていた。
肝心なミトツダイラは、顔を赤くしていた。元が色白だから真っ赤になっているのがわかりやすい。
終わったのか、顔をどかし、考え出した。
「ど、どうで御座るか!?」
「うん!ノーブラ!」
ミトツダイラの叫びと共に、拳がトーリの顎を的確に狙い、本日四回目の吹っ飛びを見た。