今回は令和初の投稿ということで先頭となっております!
「パチュリー…この本返しに来たんだが……」
風邪が治って数日、永琳から貰った薬も全部終わったので、そろそろ動けるだろうと思い暇潰しにパチュリーから借りていた数冊の本を返しに大図書館まで来ていた。
いつも通りパチュリーは大図書館の真ん中辺りに位置する場所でテーブルに山積みになった本と小悪魔が用意した紅茶とクッキーを堪能しながら本を読んでいた。
「ありがとう光…体調の方は良いのかしら?」
「まぁな…まさか永琳の薬がこんなにも効くとは思わなかったがな」
あれから1週間程経ったがお陰様で体調が良くなりこの通りピンピンしている。
最初は永遠亭ってやっぱりあんまり医療技術発展してない病院か?…なんて思っていたが、いざ使ってみるとビックリした。
帰った後とりあえず1錠飲んで数十分後、突然熱が下がったかと思ったら更に身体のダルさも無くなっていた。
何日も熱で悩まされていたのが嘘みたいだった。
その後も永琳に言われた通りに薬が無くなるまで1日1錠を継続的に含み続けた。
結果的には永琳から貰った日の時点で完治したも同然だったので、それ以降は特に感じたものはなかったが心なしか身体が以前より軽くなった気がした。
経験上医者から処方された薬は経験上大体数日飲まないと治らなかったが、永遠亭に関してはそれを覆すかの如く、含んで治った。
正直俺は医者という者を甘く見ていたようだ。
幻想郷は常識外れな世界なのは分かっていたが、常識外れだからこそこういう事も可能なのだろうな。
「顔色も良くなったと思えば目の下のクマも大分改善されたんじゃないかしら?」
「あぁ…身体が軽くなった気がするよ」
「私も時々体調崩した時に咲夜に頼んで永遠亭から薬を処方してもらう事があるのよ、もしまた何かあったらあそこは色々と受け付けてくれると思うし今後も足を運んでみるといいわ」
「そうだな…一応考えておくよ……よしそれじゃあ本はここに置いておくからよろしくな」
「ちょっと待ちなさい」
俺はパチュリーから借りた本をテーブルの上に置いて大図書館を出ようとした時、パチュリーに呼び止められた。
「どうした?」
「光…貴方ここ数週間熱にやられてたし身体がなまってるんじゃないかしら?」
「……まぁ寝てばっかりだったしそろそろまた稽古でもやろうかなんて思ってたんだが」
「それならいい案があるわ」
「…案?」
「
「いやいやちょっと待て俺はともかくパチュリーは大丈夫なのかよ」
「何がかしら?」
「いや…お前体弱いから余計な動きしたら酸欠とかで倒れかねないだろ」
「生憎と今日の私は体調が良い上に機嫌がいいの…だからこそこんな機会はないと思った方がいいわよ」
「え…えぇ…」
パチュリーはやる気満々でそう答えるが俺は速攻でダウンする未来しか見えていなかった。
すると、赤い長髪で頭と背中に悪魔然とした羽、白いシャツに黒のベスト、ベストと同色のロングスカートで、ネクタイかリボンを着用しているパチュリーの助手のような立ち位置である小悪魔が「もうこうなったパチュリー様は引き下がらないので光さんが折れるしかないですよ」っと横から言われてしまったので仕方なく俺はパチュリーとの勝負を受け入れた。
・・・・・・・・・・・・・
前回美鈴とやり合った場所に移るとお互いに距離を置いて向かい合った。
相変わらずレミリアはどこから情報が漏れたのか(恐らく小悪魔辺り)既にバルコニーで紅茶とケーキをテーブルに並べてニコニコしていた。
他にも小悪魔はもちろんフランに、前回俺が激戦の末勝利した美鈴も居た。
「はぁ…レミリアまたお前はーーー」
「それじゃあ咲夜開始の宣言をして頂戴!」
「話すら聞かねぇなぁこの野郎!」
「光さん落ち着いてください、始めますよ」
咲夜さんも既にスタンバっていて仕方ないと刀を出現させて構えた。
見せ物じゃねぇって言ってんのによぉ…
まぁ当初の目的は能力強化だし、パチュリーとやり合えるならこれ以上の機会はないだろう…うだうだ言ってないでさっさとやるか。
でもまぁ…
そして俺は咲夜さんの「はじめ!」の合図と共にパチュリーに突っ込んだ。
「パチュリーにはたっぷりと楽しませてやるよ!」
〜蝶符「妖刀・千子村正」〜
俺はスペルカードを宣言すると刀を強化させ、パチュリーの出かたを見た。
するとパチュリーは静かにスペルカードを出すと宣言した。
〜金符「シルバードラゴン」〜
その瞬間、上から複数の弾幕が俺に向かって降って来た。
金色の弾幕で、この時シルバーって銀だよな…?と思ったが、そんなことを考えている暇はなかった。
俺は降り注ぐ雨のような弾幕を刀で弾き、時には地面を転がって上手く対応した。
これだけでもかなり身体に答えていた。
「いきなりなかなか答えるスペルカードだな…!」
しかし、パチュリーはそれだけで終わらなかった。
「まだまだこれからよ!」
〜土符&金符「エメラルドメガリス」〜
瞬間3方向から大きな弾幕、またランダムな方向から小さな弾幕が不規則な動きを描きながら俺に襲ってきた。
俺はパチュリーに近づくどころか弾幕から回避するのに精一杯だった。
先に俺が負けるのも時間の問題であろう。
……甘く見ていた。
パチュリーは病弱なのでスペルカードを連続して出すとかなり体力を消耗するであろう。
そう思っていたが、まさか調子がいいとこんなにも変わってしまうとは予想外だった。
美鈴とは違って物理攻撃は0に等しいがそれ以上に弾幕攻撃が尋常なく強い…!
不規則に動く弾幕に上から降り注ぐ弾幕…いきなりどデカいスペルカード持ってきやがったな…!
「ちっ…!ならばこれならどうだ!」
俺は弾幕を避けながら飛び跳ねるとそのままスペルカードを取り出した。
〜想符「空想の守護神」〜
「…!」
「こういうのが強者と強者の戦いで試される真の強さってやつだよなぁぁ!!」
俺の周りに蝶が3匹出現し、弾幕を弾きながら俺は一気に加速した。
そして十分接近すると俺は刀をパチュリーに振りかざした。
※ちなみにこの刀は殺傷能力もあるが、時と場合によっては弾幕として扱うことも出来るため、仮に刺さったとしても弾幕なので殺傷能力は無い。
このまま行けばパチュリーの体力も粗方削れるだろう。
そう思っていた。
突然パチュリーの周りに水の泡が現れると思うと、パチュリーの身体を包み込み宙に浮くと、俺の攻撃をかわした。
そして俺の体力上スペルカードが持続されず。
3匹の蝶が薄々と消えてしまい、そして完全に消えた瞬間、俺は全方向からくる弾幕に対応しきれず食らってしまった。
「ガフッ…!」
めちゃくちゃ痛かった。
特に腹に直撃した時は胃酸が逆流する勢いだった。
俺はそのまま膝をついてしまった。
あの時パチュリーはもう1枚のスペルカードを出していた。
〜水符「ジェリーフィッシュプリンセス」〜
パチュリーは既にこの短時間で3つのスペルカードを出し、更にそれを全て持続させている。
なんなんだこいつ…!無敵か…!?
息を荒くしながら立ち上がると斬撃を放った。
しかしそれも弾幕により相殺されてしまう。
「美鈴のように上手くいくと思ったら大間違いだわ、それに今日の私は調子が良いのよ?甘く見ていたかしら?」
「くそ…!だが、距離は縮めた…これなら!」
俺は弾幕を弾きながら空を飛ぶと、パチュリーに再び斬撃を放った。
今度はほぼ近距離だ。
しかし、パチュリーはあえてスペルカードを解除して、水の泡を消すと、その斬撃から距離をとり、更に弾幕を展開した。
美鈴とは比べ物にならねぇほどに強すぎる…!これが長年生き続けた魔法使いの本来の力か…!
その後も何度も斬撃を放つも全て弾幕によって塞がれ、時には小技を使って接近するもそれも上手く対応され、逆に攻撃をくらったりしてしまい、体力的にも戦力的には俺の方が下だった。
「どうしたのかしら?動きが段々遅くなっているように見えるのだけれど…身体の傷から見てそろそろ降参した方がいいんじゃないかしら?」
「…くそ…!」
弾幕を避ける俺を嘲笑うようにパチュリーはずっと弾幕を避け続ける俺を見ていた。
この状況からして皆がパチュリーの勝ちを確信したはずだ。
しかし俺は諦めていなかった。
何故ならばまだ実戦で使っていなかったスペルカードがまだ
俺は弾幕の隙をついてそのスペルカードを宣言した。
「…お前が躊躇なく使ってくるなら…俺も出し惜しみ無く使わせてもらうぜ!とっておきのスペルカードをな!」
〜記符「アブソリュート・イメージ」〜
光くんの新たなスペルカード…!
ネーミングセンスについては触れないで()
今回もまたグダグダな戦闘回になりましたが、思ったことがあればご質問ください。
それでは