東方想伝録   作:司馬懿です

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はいどうもこんにちは6月に入っていよいよ夏日和になってきましたね
今回はパチュリーとの戦闘回を終わらせると同時にそろそろ「奴ら」動かしていこうかなと思います。
ではどうぞ


VS知識と日陰の少女② そして動き出す「脅威」

 

 

〜記符「アブソリュート・イメージ」〜

 

 

瞬間、霊力が光の体から溢れ出し、光の周りを包み込んだ。

 

 

「正直まだこのスペルカードは試作品だからまだ完全じゃない…だが、甘く見てると困るぜパチュリー」

 

 

そう言うと光は手をかざし、溢れ出た霊力を収束させ、戦闘態勢に入った。

 

 

「もちろんこのまま本気で行くわ…でも残念ながら私の魔術に対して試作品のスペルカードで負ける程私は弱くないわよ」

 

 

パチュリーはそのまま光に3つのスペルカードの弾幕を集中砲火させた。

光は血迷ったのかそのまま一直線に走り出した。

当然弾幕は全て光に着弾し、煙が立ち込めた。

煙が晴れると、光が地に伏せていたのでパチュリーは勝ちを確信した。

 

 

「やっぱり試作品なだけあって呆気なかったわね」

 

「咲夜2人のためにお風呂を用意しておきなさい」

 

「かしこまりました。」

 

「お兄ちゃん…」

 

 

そしてパチュリーはそのまま小悪魔に光を紅魔館の中まで運ぶよう頼もうとした。

しかし、途中で足を止めると直ぐに後ろへ下がった。

それを見たレミリアは咲夜を呼び止めた。

パチュリーはこの時思った。

 

 

「(おかしい…あれだけの弾幕を食らっていれば…体の一つや二つに弾幕が直撃した跡が残っているはず…なのに…それがない…?まさか…!?)」

 

 

パチュリーは瞬間再び戦闘態勢に入り、弾幕を放った。

煙が立ち込み、また晴れるとパチュリー、レミリアや咲夜、フランも目を疑った。

何故ならそこには()()で立っている光がいるからだ。

 

 

「…どうして…()()()()()()()()()()!?」

 

「…言っただろ?甘く見るなとそれに俺はまだ負けを宣言していないぞ?勝手に負け判定にされちゃ困るなぁ…パチュリィィィ!!!」

 

 

すると光は一気にパチュリーに接近した。

そして脇腹に蹴りを1発食らわせた。

パチュリーはたまらず後ろに飛ばされた。

 

 

「正直倒れたフリしてれば1番近いところで拳を叩き込めたんだが…やはり勘が鋭いなパチュリーは」

 

「…攻撃は受けてしまったけれど、これでまた距離は取れたわ!」

 

 

その瞬間、パチュリーは再び発動していたスペルカードで光に弾幕を放った。

 

 

「もはや同じことの繰り返しだぞ」

 

 

そういうと光は再び弾幕の中へと走っていった。

そしてパチュリーは目の当たりにした。

それは、複数かつ複雑な動きをしている弾幕の中を針に糸を通すかのような動きで全て回避している。

まるで誰かが光に弾幕の動きを教えているかのように。

 

 

「こ、これは…!?」

 

「これが俺のアブソリュート・イメージだ、相手の想いを読み取り、俺の能力として取り込む事で大幅強化が出来るスペルカードだ。パチュリーの想いを手に入れた事でお前の弾幕を避けれるようになった。お前の弾幕は俺には効かないんだよ」

 

 

そして、弾幕の間に大きな隙を見つけた光はパチュリーに斬撃を放ち、パチュリーはそれに対応できずまともに食らってしまった。

パチュリーは表情を歪ませて後ろに下がった。

 

 

「そういう事なのね…まったく本当に甘く見ていたわ、ここまで能力に馴染んていたなんて…でも」

 

 

パチュリーは再びスペルカードを取り出した。

 

 

「貴方が負けるという事実は変わらないわよ」

 

 

 

〜火水木金土符「賢者の石」〜

 

 

 

その瞬間、パチュリーの前に魔法陣が5つ展開されそこから赤、青、緑、黄、紫の弾幕が展開された。

 

 

「お前のその余裕一瞬で焦りに変えてやるよ」

 

 

アブソリュート・イメージの効果が切れた光は再び千子村正のスペルカードに攻撃態勢を切り替えると地を蹴った。

迫り来る弾幕を体を捻って回避して、刀で弾幕を弾いたり、してパチュリーに接近していった。

するとパチュリーは緑の弾幕を光の背後に忍ばせて放つと、流石の光も気づかなかったのか少し怯んだ。

その瞬間を待っていたのかパチュリーは一気に弾幕を加速させて光に集中砲火した。

光は術中にハマり弾幕を何とか刀で弾いて回避しようとするが、弾幕の多さに対応出来ず、数発食らってしまう。

たまらなく光は後ろに下がり呼吸を整えた。

 

 

「やはり簡単には終わらせてくれないみたいだな…」

 

「当たり前よ能力者として長年生きていたのだからまだなりたての貴方に簡単に負けられないわ」

 

「はは…そうこなくっちゃあな」

 

 

再び集中力を研ぎ澄ませると光の刀の霊力がまた大きく上昇した。

 

 

「…決着と行こうか…」

 

「えぇ…そうね」

 

 

佇む2人、晴天で風ひとつなかった紅魔館の庭で初めて風が吹き、大地を揺らした。

見ているレミリア達も息を呑んだ。

そして吹き荒れた風か止んだ瞬間。

 

 

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

 

「はあああああああああああああああああああ!!!」

 

 

2人は同時に動き出し、光は低い体勢で走り出し、パチュリーは弾幕を大量に放った。

そして光はパチュリーに向かって斬撃を放つと、パチュリーは弾幕で相殺した。

それが決着を着けた。

光はパチュリーが死角になったこの瞬間を逃さなかった。

一瞬弾幕が死角から放れたのを機にパチュリーの目の前に接近した。

パチュリーは目を見開いて、魔法陣を展開したが、光の斬撃の方が早かった。

振り下ろした刀は見事にパチュリーの体を貫いた。

 

 

「…私の負けよ…」

 

 

そう言うとパチュリーは倒れた…が体が地に着く前に光が腕で支えた。

 

 

「まったく…調子が良いとはいえ身体にムチを打ってはいけませんよ…パチュリーさん」

 

「ふふ…余計なお世話よ幻想郷を救う英雄さん」

 

「やめてくれ…それにまだ俺は何も救っちゃいない」

 

「…決まったようね、美鈴に続いてパチェまで撃破するなんて…腕を上げているわね、光?」

 

「まぁな、いつ敵が来るか分からないし、いつでも戦える準備は出来ている」

 

「お二人方お疲れ様です!どうぞ!タオルと水です!」

 

「悪いな小悪魔、パチュリーの事は頼んでいいか?」

 

「ええ!大丈夫です!」

 

「やっぱり光さんは強いですね〜今度またリベンジさせてください!」

 

「その前に門番してる時に居眠りするの何とかしなさい美鈴」

 

「うぅ…善処します」

 

「お兄様お疲れ様!かっこよかったよ!」

 

「ありがとうフラン」

 

 

そう言うと俺は金髪とナイトキャップを被ったレミリアの妹、フランドール・スカーレットの頭を撫でた。

半袖とミニスカートを着用。スカートは一枚の布を腰に巻いて二つのクリップで留めている。

またその背中からは、一対の枝に七色の結晶がぶら下ったような特殊な翼が生えている。さらに、手には先端にトランプのスペードのようなものが付いた、グネグネと折れ曲がった黒い棒のようなものを持っている。足元はソックスに赤のストラップシューズを履いている。 

この場面で紹介するのもなんか変だが、そこは許してくれ。

フランも撫でられて気持ちよさそうな表情をしていて、不思議と俺も微笑んだ。

みんな揃って笑顔が絶えなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほう…あれが雨天 光という男か…幻想郷を救う英雄として育てられていると聞いているが、まだ経験が浅いようだな」

 

「どうするんだ?今ならまだあいつを叩くチャンスかもしれないぞ?」

 

「落ち着け、下手に戦って奴の能力を変に向上させたら我々の()()が台無しだ」

 

「ならばどうする?」

 

「今幻想郷に5()()()()()()を送り込んでいる…そいつらに連絡を取り、幻想郷の有能な奴らを潰してもらう」

 

「その5人は使えるのか?」

 

「…()()()()()()()()()()()()()()()だからな…正直不安な部分もあるが、あいつの()()だ…問題ないだろう」

 

「伊達に能力を持っている奴らだからな…雨天 光…一体どんなやつだろうか」

 

 

 

 

 




無理やり入れた感が否めないフランの紹介でした()
まだ終盤に出たやつらは本格的に出す予定はありませんがいずれ出しますので広い心で待っていただけると幸いです。
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