とは言っても誰も覚えてないと思いますが一応
半年ぶりの投稿です。
まぁリアルの方で忙しかったんですよね....
この半年全く手つけてなかったので文章力が低下していますのでおかしい点があると思いますがお楽しみください。
では、どうぞ。
静けさが残る広い草原で金属音が響き渡り、肉眼でも分かる程大きな火花が飛んだ。
先に仕掛けたのはニコラスだ、お互いに刃を弾いた瞬間に一気に前に寄ると短刀を突き刺した。
しかし光はそれを予測していたため冷静にいなして対応する、そして勢いに流れるように光の背後に回ると今度は光が回転しながら刀を振る、それをニコラスは短刀で受け流すと、更に光は追い打ちをかける、ニコラスも負けずと短刀で受け続ける。
気高い音が何度も鳴り続き、その度に火花が飛ぶ。
そして痺れを切らしたのかニコラスは光の刀を受けた後、そのまま短刀を上に振り上げた。
そしてがら空きになった光の腹部に蹴りを入れた。
表情を少し歪ませた光は一旦体勢を整えるために後ろに退いた。
そしてニコラスは体勢を低くして走り出すと、飛び上がって斬撃を放った。
光は横に飛んで回避するとお返しと言わんばかりに斬撃を放った。
ニコラスは着地した後それを短刀で受け流して回避した。
「お得意のタロットカードの能力が使えないとこうも簡単になるとはなぁ…?ニコラスさんよぉ」
「フッ…威勢だけはいいな、お前が切り刻まれるのも時間の問題だというのに」
「…その言葉そっくりそのまま返してやるよ…」
そう言うと光は地を蹴り、ニコラスに接近する。
ニコラスは体を回転させて刀を振るうと同タイミングで光も刀を振るうと、再び金属音が鳴った。
そしてその勢いに任せて光は左足をニコラスの頭目がけて蹴るとそれが見事にヒット。
表情を歪ませたニコラスはそのまま地面に叩きつけられた。
「ぐっ…!」
「くたばれオラァ!」
光は刀をニコラスに突き刺すが、間一髪ニコラスは横に転がって回避した。
ニコラスは顔についた砂を払うと地を蹴り、再び金属音が鳴り響く、そして今度はニコラスが短刀で光を力押しで前に出ると、背後の岩に叩きつけた。
背中に走る痛みに光の体勢が一瞬だけ崩れた。
それを見逃さなかったニコラスは後ろの岩をも砕くかのように力強く蹴りつけた。
「うおおおおおおおおおおおお!!!」
光は勢いに押されたまま背後にあった岩を砕いてそのまま後ろに吹き飛ばされ、数回体を地面に叩きつけられながら転がった。
全身に痛みが走った光は刀を杖に使ってなんとか立ち上がると光はスペルカードを取り出した。
〜蝶符「妖刀・千子村正」~
より一層輝きを増した刀は光の闘志を奮い立たせた。
そして、風を切るようにして走り出すと、ニコラス目がけて切りつけた。
先程とは違いより重い金属音が鳴り響き、流石のニコラスも驚きの表情を見せた。
光は畳み掛けるように何度も切りつけてはニコラスを押した。
ニコラスも受けるのが精一杯で反撃の余地がなかった。
そして限界かニコラスが弾いた時に一瞬の隙が生まれた。
そこを逃さなかった光は先程のお返しとニコラスの顔面を思いっきり殴った。
「グハァ!!」
ニコラスはそのまま頭から地面に叩きつけられると空中で何とか体勢を立て直して、地に着地した。
既にお互い息が荒くなり、動けるのも限られていた。
再び地を蹴り合うと、また刃が交え、お互いに蹴りを入れた…が
さっきの衝撃でかなり消耗してしまった光の身体は糸の切れたあやつり人形のように軽々と吹き飛ばされてしまった。
そして、なんとか刀を握ろうとしたが、それはニコラスに蹴り飛ばされてしまった。
「惨めだな…最初から結果は見えていたというのに」
「…クソが…!」
「忘れたわけじゃないよな?我が XIV Temperance.の能力にかかっているという事を」
そして消耗してしまった中にはもちろんニコラスの能力も入っていた。
相手に決定的な殺傷能力がないとはいえ通常より消耗が激しいのに変わりはない。
故にやりづらい。
上から嘲笑うかのように見ていたニコラスの顔は光の元へゆっくりと近づくと光の頭を掴んで喉元に短刀を突きつけた。
「本当ならこのまま切り刻んでぶっ殺すのが1番手っ取り早いんだが、せっかくならお前には苦しみながら死んで欲しいからな…この XIV Temperance.でじわじわと死んでいくほうが良いだろう」
ニコラスは掴んでいた光の頭を振り落とすと、そのまま後ろに下がった。
「さて、終わりにしようか…こうして幻想郷の英雄はまんまと殺されてしまいましたなんてな!!」
そしてニコラスはタロットカードを取り出して最後のトドメを刺そうとしたーーーーーー
瞬間だった。
「ゴフッ」
ニコラスは理解が出来なかった。
目の前には既に動けない光、その向こうには未だに気絶しているパチュリー状況的に考えて自分が有利だったのに…何故
ニコラスはそのまま膝をつくと後ろを向いた。
そこには…
「はぁ…こうも聞きたくもない金属音を何度も聞かれたら場所わかるっての」
「ば…馬鹿な…!?」
そこにはお祓い棒を持った博麗の巫女が立っていた。
「ハッ…おせぇよ…霊夢」
「あんな
「頼み…だと…?」
・・・・・・・・・・・・
ー遡ることパチュリーと光がニコラスを追う直前の紅魔館にてー
「そうだ咲夜さんひとつ頼みがあります」
「頼み…ですか?」
「はい、この後俺とパチュリーが行ったらすぐに霊夢に伝えてください
・・・・・・・・・・・・・・
「貴様ぁ…!」
「正直あんな言い分じゃ頼まねぇだろうなとは思ってたが…案の定ここに住んでる人達はお人好しが過ぎるみたいだな…」
「よく言うわ…もし頼まれてなかった今頃あんた死んでるのに」
霊夢は呆れた表情でため息をついた。
そして再び前を向くと真剣な顔つきで光にあるものを投げつけた。
「…なんだこれは?」
「念の為と思って永琳に貰ってきたわ
なるほど…ニコラスの能力は体力を消耗させるのが基本…そこに疲れが取れやすい栄養が入ると能力を最低限遅延させることが出来る訳だ…!
「フッ…霊夢にしては気が利くな」
「うるさいわね…ほらさっさとこいつを倒すわよ」
「いや…いい…霊夢はパチュリーを連れてここを去れ」
「はぁ?あんた何言ってんのよそんなボロボロの体で勝てると思ってるの?」
「勝てるから言ってんだよ、助けは必要ねぇつってんだとっとと失せな」
「……わかったわよ」
そう言うと霊夢はパチュリーを担いでその場を去った。
それを背中で見送った光は霊夢から貰った栄養剤と痛み止めを口に含み再び刀を握った。
「さて…これで振り出しに戻ったな…見せてみろよ国山のように
「……っ!クソがああああああああああああ!!!」
瞬間ニコラスのタロットカードが光った。
国山と同じだ、ついに奴も本当の力を使うという事だ。
恐らくこれで決着がつく。
「殺す…!必ず殺して…俺は頂点に立つ…!行くぞおおおおおおおお!!!」
「……殺せるもんなら殺してみろやぁ!!!」
今、2人の決着が着こうとしていた。