来年はこのご時世が終息する事を願ってます。
それではどうぞ。
少し経ってパチュリー達は紅魔館の門前に着くとそこには
「美鈴!」
「うっ……光さん……」
「どうした、誰にやられた?」
「あの……ひとです…」
「あの人?」
「パチュリー様…
「帰ってきている…?まさか…!!!」
・・・・・・・・・・・・・・・
「今までどこに行ってたんですか静夜さん!」
突然紅魔館から姿を消したはずの丑満時 静夜に咲夜は声を荒らげて問いただした。
左手をお腹の前に当ててお辞儀をしていた静夜は直ると微笑みながら答えた。
「何も告げずに消えてしまい申し訳ございません、己を強くする為修行に励んでおりました」
「貴方が居なくなってから大変だったんですよ…!」
「咲夜さん…」
明らかに弱っている咲夜に静夜はそっと抱き締めた。
咲夜は突然の事で驚いたが、抵抗はしなかった。
「紅魔館の皆様に迷惑を掛けた事はお詫びします本当に辛い思いをさせてしまいました」
「静夜さん…」
「でももう大丈夫です、僕が戻ったからには
「静夜さん…?」
「咲夜さんすみません、
「え?」
その瞬間静夜の背後から気配を感じ、咄嗟に時を止めて下がるとそこには、光が静夜に刀を持って突進していた。
再び能力を解除すると間もなくして光の刀が静夜に突き刺さった。
「ほぉ…貴様が幻想郷の英雄と言われている雨天 光か」
しかし静夜は光の刀を手で掴んでいた。
何時着用したのか防刃手袋で防いでいた。
「どうも
「咲夜さんがここまで思い詰めているのは貴様の仕業か?」
「さあな?門前で美鈴を傷つけたお前に言う義理はない」
光は刀を上に振って静夜の手を振り払うと再び振り下ろそうとしたが、場所が悪いと判断したのか、後ろに下がって窓を開けると外へ飛び出した。
光も追うように飛び出した。
「咲夜!」
「パチュリー様…?」
「良かった無事だったのね」
「静夜さんは一体何を?」
「光を連れて帰ってたら門前で
「まさか静夜さんが美鈴を?」
「ええそうよ、突然戻っているから驚いたけれども、まさか
「そんな…静夜さんが」
咲夜にとって静夜は閉じ込めてた自分を変えてくれた恩人だった。
そんな人がタロットカード使いの手先だと思うととても信じられなかった。
「咲夜にとってはあの子がきっかけを作ってくれた人だもの受け入れられないのは分かるわ」
「どうすれば良かったのでしょう」
「
「……そうですねお嬢様の願いは私の願いでもあります」
「その通りよ、
「ですが私は光さんと…」
「今はそんな事言ってる場合じゃないわ、貴女の力が必要なの光も同じ事を言うと思うわ」
「パチュリー様…」
「ほら、そんな顔しないで行くわよ!」
「…!はい!」
・・・・・・・・・・・
静夜は紅魔館の真反対にある森の中を走り続け、光は静夜の流れてくる霊力を感じながら追跡していた。
そして森を抜けると、木々が囲むように広い更地に辿り着き、後から光も追いついた。
そして静夜は振り向くと同時に光に突進して殴りかかるも、刀で受け止められそのまま弾き飛ばされる。
静夜は地面に手をついて速度を落とすと、ニヤリと笑った。
「驚いたな、やはりタロットカード使いを4人倒しただけの実力はある」
「それはどうも、お前は紅魔館の執事やってた割には大したこと無いな」
「フッ」
静夜は防刃手袋に付いた砂埃を払うと、構えた。
光は再び接近して刀を振るうと片手で弾いてきたので、間髪入れずに刀を振り下ろすと今度はいなして地面に突き刺すと、光の顔面を殴った。
そのまま状態が起き上がった瞬間に静夜はがら空きになった脇腹にローキックをして追撃する。
イラッとした光は静夜の足を掴んでそのまま回転すると静夜はバランスを崩し転倒する。
その隙に地面に突き刺さった刀を抜いて斬撃を放った。
静夜はしゃがんだ状態で拳を突き上げて防いだ。
「貴様の剣術は私の防刃手袋を貫通する事はない、組織の職人が手懸けた数百万回の斬撃をも耐えうる特別製だ」
「へぇ〜?ならぶっ壊れるまで斬り続けるだけ…だ!」
光は斬撃を放ちながら近づくと、更に斬撃を連続で打つ。
静夜は防御体勢に入ると斬撃を弾いた後に光の一つ一つの攻撃を受け流すように回避した。
防刃手袋と刃が接触する度に火花が散る。
「はははっ!安直な考えだなぁ…それでも英雄なのか?」
「悪いがお前らに小細工する程俺も舐めてないからな」
「それは嬉しい言葉だね」
静夜は光の刀を弾くと鳩尾に拳を突き出すも、片方の手で腕を掴まれ固定した状態でもう片方の手で刀を振り下ろしたが光の足元を蹴ってバランスを崩した隙に蹴り飛ばして距離を取った。
そしてそのまま地を蹴るとスライディングして背後に回ると光の頭目掛けて蹴りを入れた。
一瞬の事だったので光も反応に遅れたが、何とか身体を反転させて回避した。
そして大きく足を上げていた為、しゃがみこむように背中を見せた瞬間を狙って刀を振り下ろすが光に背中を見せておきながら片手で刃を掴んで身体を反転させると同時に刃を引っ張って光を近付けると顔面を殴った。
更に逃げさせないと怯んだ光を、刀の持ち手まで引っ張り手首を叩いて刀を離させた後背負い投げした。
「ぐっ……」
「残念ながら貴様は私を倒すことは出来ない、何故なら私は過去に
「……知ってるさ」
以前レミリアが話してたように過去に紅魔館組が異変起こした際に最後の最後に戦っていたと、恐らくそれが原因で静夜の何かが歪んだのだろう。
「………その反応だとレミリアお嬢様に話を聞いたようだな」
「当たり前だ、咲夜さんを頼むよう言われてるからな」
「……堕ちたな、お嬢様も」
「堕ちたのはてめぇだろうが丑満時 静夜ァ!!!」
光は霊力を放つと静夜は驚いた表情でその場から離れた。
そして落ちた刀を持ち上げるとスペルカードを取り出した。
〜蝶符「妖刀・千子村正」~
刀に霊力を溜めた光は一気に解き放ち、静夜に斬りかかった。
静夜もこれには危険を察知したのか、上に飛んで回避すると光の背中に周り蹴りを入れようとしたが、既に光は静夜の方を向いていた。
「っ!?これが貴様の能力かぁ!!!」
足を上げたまま防御の構えをするが、光のスペルカードには通用せず勢いよく弾き飛ばされた。
そして地を転がり木々にぶつかると力無く状態を起こすと木にもたれかかった。
そして次の瞬間静夜は泡のような物体に包み込まれた。
その視線の先には魔法陣を出しているパチュリーと咲夜がいた。
「光!大丈夫?」
「パチュリーに、咲夜さん来てくれたんですか」
「こんな緊急時に意地張ってる訳にも行きませんから」
「パチュリー様…!どうして私を拘束するのですか!?」
「悪いわね静夜、貴方には退場してもらうわ」
「…………」
パチュリーの魔法に閉じ込められた静夜は1度絶望した表情になったあと、ニヤリと笑いヨロヨロと泡の中で立ち上がった。
「なるほど…もう貴女方とは理解し合えないようですね」
「何も告げずに美鈴を攻撃した貴方が言う言葉かしら?」
「それもそうですね…分かりました、では私も手加減しません」
そう言うと静夜は何の真似か右手の親指を突き立てた。
「……何の真似だそれは」
「いや?貴様も能力を使うなら私も能力を使おうと思いましてね、まぁもうすぐ死ぬので冥土の土産として教えてあげますよ」
「それはお前自身に言ってんのか?」
「はははっ、それは面白い冗談ですね…教えましょう私の能力…
静夜はニヤリと笑うと。
「
「刀……っ!?光!!今すぐその刀を捨てなさい!」
「は?」
カチッ
その瞬間光の持っている刀から爆風が吹き出しあっという間に黒煙が光達を包み込んだ。
いかがでしょうか?静夜君の能力、元々この能力にしてたので知ってる方は違和感は無いと思います。
前の4人より遥かに強い能力で笑うと思いますけど、そろそろまともな能力使いたかったです。
ではまた来年良いお年を!