最近多忙期に入りましてなかなか手を付けられない状況にいるので、少し投稿ペースが落ちます。
すみません。
部屋を覆っていた光が収まり、視界が良くなると紅林は光にカメラを向けてシャッターを押す。
光は捕えられる前に回避して回り込むと、刀を振り下ろす。
紅林は振り返ってそれをナイフで受け流すと、足を引っ掛けてヒカルを前のめりにさせると背中目掛けてナイフを突き刺した。
しかし前のめりになった状態を利用して床に両手を付いて押し出すと、両足で紅林を突き飛ばした。
壁に叩きつけられた紅林はその衝撃で落ちた額縁を手に取り投げると、光は刀で切り捨てる。
その間に紅林はカメラを構えると、光はまた回避する準備に入った。
しかし紅林が繰り出した攻撃は予想外のものだった。
なんと
そのナイトは大きな剣で光を攻撃すると光は刀で防いだとして無傷では済まないと悟り、横に飛んで回避した。
これが奴のタロットカードに秘められた力…。
カメラで拘束されたり、瞬間移動されたりとここまでかなり苦戦していたが、更にそこへカメラからナイトを召喚したりと…今まで戦ってきた中でも一番を争うくらい厄介な相手だ。
光は刀に想いを込めると、走り出しナイトに刀を振り下ろす。
ナイトは防御するように剣で応戦するが、光の能力が勝り剣をへし折ったうえにナイトの胴体を切り裂いた。
ナイトは無言のまま全身が光り出すと粒となり消えていった。
人と同じように致命傷となる攻撃を受ければ消えるという事か。
すると紅林は再びカメラのシャッターを押し、フラッシュと共に現れたのは、
しかも幻想郷でよく見る下級妖怪だった。
こいつ…何を基準にカメラから出現させているんだ…?
「僕のカメラに相当興味があるみたいだね」
「そんな悪趣味な性能してれば興味も湧くわな」
「フフ…僕のカメラは人を固定したり、瞬間移動したり出来るが所詮カメラはカメラだ、撮影すればカメラにデータが残る…ただし、
紅林はナイフを光の方へ向けると、それに応じるように妖怪は攻撃を仕掛けた。
光は妖怪の攻撃に合わせて下に潜り込むと刀を振り上げて、真っ二つにした。
妖怪はそのまま消えると、今度は紅林がナイフを振り下ろしてきた。
光はそれを刀で切り付けようとしたが、それを見た紅林はすぐさまカメラのシャッターを押し拘束しようとするが、直前に紅林の腹に蹴りを入れて体勢を崩させて回避した。
床に手を付いた紅林はカメラから再び妖怪を召喚し、光に攻撃を仕掛けた。
光は刀でいなし、ガラ空きになった背中を斬り裂き、振り返って紅林に斬撃を放った。
紅林はフラッシュで回避して後ろに回り込むと、ナイフを振り下ろしてきた。
気配を感じた光は身体を回転させて刀で応戦した…が、それは紅林ではなく
光は急いで後ろを振り向くと、既に構えている紅林が現れ、すぐさま後ろに飛んで振り上げてくる紅林の斬撃を回避したが左腕を斬られてしまう。
「ちっ……!」
紅林は再び妖怪を召喚すると態勢を低くして走り出した。
上から妖怪、下から紅林といった形勢で光に襲いかかった。
光は一度後ろに下がって構えると、スペルカードを発動した。
〜蝶符「妖刀・千子村正」〜
紅林は白く輝いた光の刀を見るとすぐさまカメラのフラッシュで瞬間移動した。
それと同時に光は大きな斬撃を放ち、妖怪を消し飛ばした。
紅林は光の背後に現れると、ナイフを振り下ろす。
それを振り返りながら刀を振るうとあまりの威力に紅林のナイフが弾き飛ばされる。
そのまま光は紅林の胴体を切り裂こうとするが、直前にカメラで光を拘束するとナイトを召喚した後、ナイフを拾いに行った。
光はなんとか拘束から抜け出し、ナイトの斬撃を防ぎ、倒すとナイフを拾いに行く紅林に接近する。
背後を取った光はそのまま刀を振り下ろすが、間一髪フラッシュで回避され距離を離されると、今度はひとつのシャッターから妖怪、ナイト、ましてや今日死んだ人里までもが現れ、光を囲んだ。
「やはり君は僕の作品になるべき存在だ!ここで死ね!」
紅林はナイフを光に向けると、妖怪達は一斉に光に襲いかかった。
「てめぇの作品?なるわけねぇだろうが!」
すると光はより一層刀身を輝かせると、迫ってくる妖怪達を次々に切り倒していった。
紅林は間髪入れずにカメラから大量の妖怪達を召喚し、光に襲いかかるも、それも全てなぎ倒し、紅林に急接近する。
紅林はフラッシュで後ろに回り込み、再びカメラを構えると光を拘束する。
光は急いで拘束を解いて、迫ってくる紅林に応戦するも、右肩を斬られてしまう。
光は斬撃を放つと、紅林は再びフラッシュで瞬間移動する。
背後に気配を感じた光は振り返って刀を振るうが、それは空を切った。
光は顔を上げると紅林がナイフを振り下ろしてきたが、間一髪後ろに飛んで回避すると斬撃を放つ。
それをカメラから召喚した妖怪で肉壁にすると、ナイフを投げてカメラを構えた。
光は飛んできたナイフを弾いて拘束に備えたが、紅林がしたのは拘束ではなく、瞬間移動だった。
フラッシュで目眩しをされたうえに懐に潜り込まれた光はそのままタックルされて壁に叩きつけられる。
一瞬意識を失いかけたが、何とか持ち直して刀を構えると、接近してくる妖怪達を切り裂き、走り出すと紅林がカメラで拘束しようとしてきたので上に飛んで回避する。
紅林は光を打ち落とすためナイトを召喚すると、弓を放った。
その弓を刀で弾いた後、ナイトを脳天から縦に切り裂き着地した後すぐさまカメラを構えた紅林に光は下に潜り込み、画面から外れると刀を振り上げた。
紅林は急いでフラッシュで瞬間移動して、背後に回り込むとそこには…。
「そう来ると思ったぜ!」
既に構えている光が目の前に立っていた。
紅林はナイフで防御しながら拘束を試みるが、スペルカードを使っている光の斬撃を受け止めることは出来ず、胴体を切られる。
紅林は胴体の切り傷を確認すると、ニヤリと笑い再び姿を消した。
傷が浅かったようだ。
光は歩きながら相手の出処を待つと、左右からナイトが走ってきた。
それを後ろに飛んで回避したと同時に二人の首を跳ねると、上から紅林が降ってきて跳ねたナイトの首を光に蹴り飛ばした。
光は両腕で弾き飛ばしてその場を凌ぐが、紅林が歩きながらカメラを構えて、光を拘束する。
そしてナイフで光の腕、腹、足を順番に刺すとそのまま突き飛ばす。
光は激痛に耐えながらも立ち上がろうとするが、紅林に馬乗りにされる。
そして紅林は喉元にナイフを添えると狂ったような笑みを浮かべた。
「あぁ〜良いね良いよぉその表情!あんな必死に戦っていた君が諦めてしまうその表情がたまらなく良ィ!!!」
「ちっ……サイコパスが」
「はぁ〜……君ねぇ今の立場を理解しているのかァい?……だがそれが良い!!!だからこそすぐに殺すのは惜しい!少しずつ死に近づいていく絶望感を味わいながら…苦しみ、死ぬ、そうして僕の作品は完成する…!僕につけたこの傷なんかどうでもいいくらいにねぇ!!!」
「そんなに俺を作品にする為に入念に準備しないといけないのか?」
「うんうん…分かるよ苦しみながら死ぬくらいならいっその事一瞬で殺された方がいいよね〜、でも…それじゃあ僕の作品は完成しないのだよぉ…!まだまだ程遠いのだよ!!!」
紅林はそう言うと、光の左肩にナイフを突き刺した。
「っ……そうかい……
「ん〜?……っ!?」
その瞬間、紅林は頭部に激痛が走った。
それは紅林の後頭部から落ちると光の足元に転がり、消えていった。
それは先程紅林が光目掛けて蹴り飛ばしたナイトの頭部だった。
その後光が真上に弾き飛ばした事で一時的に天井にめり込んだ状態となり、少しの衝撃で落ちるように仕掛けた罠だったのだ。
それをもろに食らった紅林は激痛に耐え兼ね、地べたを転がった。
「ああああああぁ!!!!」
「っ……」
光は刀を杖にして何とか立ち上がると、刀を構えた。
紅林は頭を抑えながら立ち上がると、ナイフを突き出して歩き出し、カメラを取り出した。
「やっぱり君は僕の最高傑作に成りうる存在だ……見せてよ……!君の絶望した顔をさぁ!!!???」
紅林は口が裂けるくらいに口角を上げ、目を見開いて走り出した。
そして光と接触する寸前にフラッシュを使って背後に回ると、ナイフを振り下ろした。
光は意識を研ぎ澄まし、即座に紅林の斬撃を弾くと間髪入れず紅林の腹部を切りつけた。
ならばと紅林は再び瞬間移動すると妖怪達を召喚し、囲むと一斉に攻撃した。
光は一度刀を鞘に納めると、再び抜刀したと同時に身体を回転させて妖怪達を一掃する。
そこへ拘束にかかる紅林が現れるが、光は消滅する寸前の妖怪を掴み、それを投げると紅林に命中し、カメラを手から離させた。
紅林はすぐさまカメラを拾い上げ、瞬間移動して光の背後に現れてナイフを振り下ろす…が、光は既に体勢を低くして構えていた光はガラ空きになった紅林の胴体を斬り裂いた。
「地獄で閻魔様の作品になってるんだな!サイコパス野郎!」
「っ……ァ……」
紅林は数歩後ろに下がるとそのまま倒れ込み、間もなく全身が光り出し、粒となって散った。
光は霊夢達にこのことを報告するため、息を荒くしながらも紅林のカメラを拾い上げてその場を立ち去った。
・・・・・・・・・・・・・
その頃ルフェールの手下は十神の前で跪き口を開いた。
「報告です十神様」
「知っている、紅林が死んだのだろう?」
「見ていたのですか?」
「
「……これで貴方様の配下は━━━━」
「これも想定内だ…正直
「承知いたしました」
一礼したルフェールの手下は部屋を出た。