私のMSアカデミア   作:和原

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 だいぶ遅くなっただ〜⤴︎(癖訛)

 んじゃ、雄英高校入試編はこれで締めますだ。
 ゆっくりしていってね!


第3話︰雄英高校入試・後

 ワイワイガヤガヤ。

私がいる試験会場の雰囲気は正しく盛況な、悪い言い方をすれば騒がしいと言える。

だが、それを言い換えれば会場は今、最も熱気を帯びているとも言える。

 ああ、青春だな。例え、今この瞬間、雄英高校に受からなくても彼ら彼女らは青春の1ページとして新たに記憶として残るだろう。

だが、私は?この感覚を共有できない私はどうすればいいのか。

 答えは簡単、私の中ではこの試験が消化試合を行うようなものだと見ているかにほかならない。

ではなぜ、私はこの試験が消化試合と称するのか。

 今回のこの模擬市街地演習の目的として2つターニングポイントと4つの必要とされる能力が試される。

 

 1つは市街地演習という名目上、人の視界に制限が発生し、戦闘による建築物等の崩落による聴覚制限、民間人が多数いると想定した視野の広さと行動の制限、これらをハンデがヒーロー活動としていかに影響を受け、どう判断するのかという現場把握力。

 2つは圧倒的な力に対して個人ではなし得ない事をいかに協力し、打倒もしくは民間人の避難誘導及びその救出を手早く出来るか。

 

 そして4つの必要とされる能力であるが、1つは現状起こってる状況をいち早く把握する情報力、2つ状況に入ってからの初動対処及び機動力、3つすべての状況に対しての冷静かつ確実な判断力、そして、4つ状況打破する為の戦闘能力である。

 

 それらが私が講堂から会場間の移動で導き出した解でもあるのだ。

 だが、今騒いでいる人達はその事に気がついているのか?……いや、そんなのは日を見るより明らかである。恐らく誰も疑問に感じてすらないだろう。

むしろほかの人は目の前の事象に完全に囚われているとも言えるまである。

 

 そんな彼ら彼女らではあるが、各々のやる気は十分申し分ないと言える。

私は、この仕組みに気がつけたためにほぼやる気などないが。

 

 私は試験が始まる前に『個性』の発動する。

発動すると言っても、大方50%くらいにまで抑えるのだが。

私が『個性』を発動させると足の裏から徐々に蒼い装甲が膝まで覆い、胸から肩にかけて装甲を展開、カチューシャの様なバイザーヘルメットを装着して開始の合図を待つのである。

…50%の『個性』発動でなぜ、へそが出るのかが一番の疑問だな…。

 

──────────────────────

 

 はじめまして、俺は|津田幽斗(つだゆうと)。個性は『土星エンジン』。

実は俺自身、この個性については把握しきれていないのだ。

俺のこの個性を長時間使い過ぎると四肢が分裂してしまうくらい痛くなるのだ。

長時間使えてもせいぜい15分から20分くらいしか使えない。

だけど、その代わり全身体能力(ただし頭脳以外)が一時的に飛躍してくれるため、ここぞとばかりに使えば効果は絶大である。

 それ故に俺の姿形は背中に四角い箱っぽいやつにでっかいロケットの噴射口がひとつ。小さい噴射口は四角い箱っぽいやつの四隅と両足にはふくらはぎ、土踏ますの中にと計9つ噴射口を駆使して身体能力の底上げを行うのだけど。

 あれ?自分で言ってて案外把握してる?やっぱ俺って天才なんかな?

あたいってさいきょうね!

 

 そんなさいきょうな俺は今、俺の自慢の弟でおる津田霊斗(れいと)と共に日本最高峰の入試倍率を誇る雄英高校に来ていて、今はストレッチをしていた。

 

「にいさんにいさん!あの子可愛くない?」

 

弟が指さす人物を見るまでは。

 

 …その人物とは白髪に青みがかった髪を肩口までに切りそろえ、瞳は翡翠色、顔つきは幼さを残しつつ凛とした花のように可憐な女の子(・・・)

 

俺は彼女に話しかけようと近づいて話しかけようとしたのだが、その足を止めてしまう。

理由は単純、彼女は変身(・・)したのだから。

何言ってるかわかんないって?俺も何言ってるんか分からない。

 

 話は戻すがその変身は膝まで覆い尽くす蒼い無骨な装甲を纏い、胸から肩にかけて広がっていく脚と同じ色の無骨な装甲、白無垢な肌が目立つ腹部、カチューシャの様に頭の一部に蒼い装甲と彼女の翡翠色の瞳と同じ色の光が装甲のやや真ん中辺りから覗いていた。

 

 俺はその姿を見て可憐と思うとともに底知れぬ恐怖を無自覚に感じていたのだった。

 

──────────────────────

 

 『ハイスタートー!!』

 

 合図が出た。

そう判断した私は背部スラスターを吹かして他の受験生を置き去りにしていく。

それに先程の声はプレゼントマイクだろう。

 カウントダウンがなかったのは恐らく実戦を想定したものだろう。

現にプレゼントマイクは『どうしたぁ!?実戦じゃカウントなんざねぇんだよ!!走れ走れぇ!!賽は投げられてんぞ!!?』と言っているのだ。

 

 その言葉を切っ掛けに他の受験生も走り出した。

だが、正直遅い。圧倒的に行動が遅い。なんだ、私はこんなヤツらと一緒に勉学に励むのか。

正直御免こうむる。とある軍人が言っていたが愚図とノロマは要らない、居ただけで国に対して不利益となると言っていたからだ。

 なら私がやることは?ここにいる有象無象(受験生)排除(選定)である。

 無論、直接的なことはしない。誰にもポイントを取らせなければいい。

 そう決めた私の行動は早かった。

私の『個性』の一部であるパッシブソナーを使って位置を大まかに特定、サーマルセンサーとで位置を完全に捉えることが出き、検索結果はARで表示されたマルチセンサーディスプレイ(MSD)として網膜に反映されるのだ。

 その検索結果を元に仮想敵を時には引き裂き、時には貫手で貫き時には地面に叩きつけ、考えうるあらゆる方法で数を減らしていく。

 

 私の体感で試験終了間際と思われるところで、これまでの仮想敵とは違い、サイズが桁違いの仮想敵が建物を倒壊させながら現れた。

流石に私と言えどアレを素手縛りで破壊仕切るのは骨が折れそうではあるが。

 

 ええ、ここに私以外が居なければ破壊するのもやぶさかではないが。

足元に人が居たらねぇ?本来であればそんな愚図は放ておけば良いのだが、生憎ヒーローと謳われるのであれば助けなければならない。ええ、不可抗力ですよ。助けられるのに助けず目の前で死なれるほど厄介なものは無い。

 

 

 

だから私は───足元で倒れている愚図を助けるためにスラスターの火を吹かすのだ。

 




 次話は雄英高校教師陣と入試後日談です。

 次は城堂の個性の答え合わせ(?)になるのかな
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