………え、最終投稿日去年の7…月…?
あ さ は か な
だ れ が エ タ る と
い う の で す
─和原、心の俳句─
(言い訳タイム)
えぇ…いや、決してエタってた訳じゃないんだよ!?
ここんとこ忙しかったかって今まで出来なかったけど最近ちょっと時間取れたから書いてただけだから!!
それと前回爆豪無双と言ったな?
騙して悪いが 作者なのでな 納得してもらおう
「さて、これから君たちには
そうい髪がボサボサの目が腐った男────相澤が取り出したのは雄英高校指定ジャージ。それに伴ってクラスからざわめきが消えた。これが果たしてどういう意図があるのだろうか。
「諸君にはこれから
相澤先生がそう言うと静かになった教室が再びざわついた。
あの、私、入学式やったことないです。中学?いつから最初から居たと勘違いしていた。
途中編入故に入学式をやったことないのだ。では、小学校は?と聞かれればこれもNO。
何故かって?……やむを得ない事情があるのだ。
「「「個性把握テストぉぉ!?」」」
「はぁ!?入学式は!?ガイダンスは!?」
皆が驚いている中、何とか硬直から抜け出せた頭髪が棘々しい生徒が反論するが相澤先生は開いていた眼を細め「確かに入学式やら授業ガイダンスは重要だ」と前置きを置いた。
「お前達はヒーローを目指しているのだろう?ならば、そんな事をしている暇があるのならば一刻でも早く個性を使い慣らす為の努力をしなければならない。故にそんな悠長な事をしている暇などない」
まぁ、確かに一理ある。相澤先生の返しに頭髪が棘々しい生徒は理解はしたが納得がいかない顔をして押し黙った。
いやしかし、相澤先生の合理的主義、というかあれだな。
合理的主義が行き過ぎて合理性お化けと化しているな。妖怪『合理主義』と名付けよう。口癖はもちろん「合理的であれ」だな。
「さて、文句は終わったか?それとお前ら、ここがどこだが忘れたか?ここは雄英高校、『自由な校風』が売り文句だ。これが適用されるのは何もお前達生徒だけではない。教師側も然りだ。」
相澤先生がそう締めくくると教室の空気は先程まで和気藹々したものではなく、張り付いたものとなった。
「ふぅ、無駄な時間を過ごした。ではそろそろお前達は体操服に着替えろ。個性使用を禁止された体力テスト。学校でもやってきただろう?それを今からグラウンドで行う。直ちに着替えてそこに向かえ。以上だ」
そう言い終えた相澤先生は教室から出ていく。
その後ろ姿は引き止める事すら許さない空気が漂っていた。
雄英グランド。
異形系個性を想定された広大なグランドに新入生の1-A約21名の姿があった。
そこではHR前で仲良くなったであろう女子のグループと男子のグループ、孤高を気取って距離を置く爆発頭と紅白頭、そして、コミュニケーション能力が著しく欠落している緑谷出久と私と言う構成になった。
つまり教室に着いたのが最後になってしまったが故に起こるヒエラルキー、もといクラスカースト順位がハッキリした結果でもある。
ましてや私に関しては自己紹介すらまともに出来ていない為、下手をするとカースト順位は緑谷出久以下になっている可能性がある。
いや待て、まだそうと決まり切った訳では無い、はず…。
ん?何故そこまでネガティブになっているのかと?
…考えても見ろ、私は男だ。だが、なんの手違いか知らないが女子生徒の制服を着ていた。つまり、体操着に着替える際に教室で着替えようとしたらクラスの男子はこっちを凝視してくるわ、女子からは女子更衣室に連れていかれそうになるわで大変だったのだ。
それとひとつ、ぶどう頭のチビ、お前は後で覚えていろ。死ぬより酷い目に遭わせてやる。
「さて、これからお前達にはHRでも言った体力テストを行ってもらう、おい爆豪、中学時のソフトボールの距離はどんぐらいだ?」
相澤先生から指名された爆発頭──爆豪はただ淡々と…嫌済まないなんかよく見たら凄い怪訝そうな顔で「67m」と答えた。
「よし、爆豪。サークルの中に入って個性を使用して投げてみろ」
相澤先生の指示に爆豪はソフトボール投げのサークル内に入ると「死ねぇ!!!」と叫び投げる。その際に手から爆発音と共にボールは彼方へ飛んで行った。
私のセンサー有効範囲からの検知をロストしたということは少なくとも640m以上は飛んでいるはずだ。
それを裏付けるように相澤先生の手に持つタブレット端末から飛距離を示しているでろう705mと言う数字が何よりも証左であろう。
その証拠に爆豪が出した記録に私と緑谷君と紅白頭以外の生徒は歓声を上げ、また楽しそうにしていた。
「小~中学生の個性使用を禁止した体力テストなんぞ全く持って無駄だ。全くもって合理的では無い。ヒーローになるにあたって今自分がどの程度の実力を把握する必要がある」
相澤先生は合理的過ぎる故にきつい言い方もあるが、全体的に通していいことを言っているので大変参考になる。
が、話を聴いていたのは全体の4分の1程度で他は聞いてはいない。
今まで個性使用を抑制されていたためかは知らないが個性が体力テストとはいえ制限無く使える為か「面白そう」という声も出てくる始末だ。
だが、流石は妖怪『合理主義』。今の発言を聴き逃しはしなかった。
「面白い…か。お前達はヒーローになろうと言うのにそんな腹積もりで3年間無為な時間を過ごすつもりか?御生憎様、みんな仲良くジャンクフード店によって駄べる暇はないゾぞ。そうだな……よし、ではこうしよう、この体力テストのトータル最下位はヒーローになる見込みがなかったと言う判断をさせてもらおう。つまり除籍処分だ」
相澤先生の話を生きていた他の生徒達は最初の方は楽観的な雰囲気があったが話が進むにつれ、顔色が悪くなり最終的にはほぼ青ざめている。
流石は妖怪『合理主義』。あらやだ、なんかデジャブ。しかし、この打撃は思いのほかでかい。
「生徒の如何は教師次第…。ようこそ、これが雄英高校ヒーロー科だ」
相澤先生はボサボサの前髪を掻き揚げ嘲笑し、凄んだ。
さて、どうする、他の生徒達よ。恐らくこれが我々新入生の最初の壁であるのは間違いない。
でもさ、君らいつまで文句を言うつもりだ?こういう時こそ思考の切り替えが大事では無いだろうか。見てみろ、相澤先生は文句を聞く耳を持ってないぞ。
我々はヒーローになる為にここに教育指導を受けるため気のだろう?
自然災害、大事故に犯罪行為に手を染める敵。身の回りにはいつ起こるとも知れない災厄に対してもう少し緊張感を持って欲しいところだ。
もちろん、この事はきちんと今、相澤先生の口から説明された。
「このような
次は体力テスト中という事で4種目位を目処に下に行こうかと思いますのでよろしくお願いします