ラブライブ決勝当日。
俺達と一緒に東京の会場へと到着した。
ちなみに俺達の『達』に含まれるのは、小町、戸塚、雪ノ下、由比ヶ浜、一色、あとこいつは誰だったっけ?ああ、材木座か。
いつの間にか小町が集めていたメンバーのおかげか、行きの電車内で話したり、というか周りの会話を聞いているうちに緊張感もだいぶやわらいできた。何で俺がそんな緊張してんだって話だが。
「わぁ、すっごいね!お兄ちゃん!もうこれ有名アーティストのライブぐらい人いるよ!」
「だな。さすがに前売りの段階で完売するとは思わなかったわ」
「八幡、よくチケット取れたね」
「あたし達の分もあるなんて、生徒会長ってすごいんだね!」
「いえ、由比ヶ浜さん。総武高校の生徒会長にそこまでの特権はないと思うのだけれど⋯⋯」
「ていうか、本当に私まで来てよかったんですかぁ?」
ちなみに材木座は女子多めだからか、腕を組んで、なんかそれっぽい雰囲気を出しながら沈黙を保っていた。まあ喋れないだけである。わかる。
「でもすごいよねえ。決勝戦の実況にはプロのアイドルも来てるんだってさ」
由比ヶ浜がパンフレットを見ながら呟く。俺もざっと目を通してみたが、佐賀を拠点に活動してる人気上昇中のアイドルがゲストとして来るらしい。そんな規模になってるとはラブライブ恐るべし。
「どやんす、どやんす、どやんす!ウチら何喋ればいいっちゃろ?解説者っぽいコメントとか難しすぎるんやけど?」
「ビビッてんじゃねえよ。いっちょかましてやればいいんだよ!」
「今回は特別ゲストとして呼ばれてるから、別に解説とか評論みたいなことはしなくていいわよ」
「この時代には部活動でアイドルをやるんですね。興味深いです」
「わっちらもいつかこういう会場でライブをしてみたいどすなぁ」
「リリィ達ならできるよ!だから今日は特別ゲストとしていっぱい輝こ?」
どこの方言だろうか?あの女子の集団がまさか⋯⋯いや、まさかね。
携帯を確認すると、もう開場時刻は過ぎていた。開演まではまだ1時間ぐらいあるが。
小町達に目を向けると、こちらの意図に気づいたかのように頷く。
俺達はそのままチケットを手に入場ゲートへと歩き始めた。
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「⋯⋯⋯⋯」
目を閉じて、この一年に起こった出来事を考える。
本当に出会いに彩られた一年だった。
どれも順番なんてつけられないくらい大切で輝いている。
今日はその全てに「ありがとう」の気持ちを込めて、最高のパフォーマンスを届けたい。
円陣の中で念じた私は皆といつもの言葉を叫んだ。
「μ's、ミュージックスタート!!!」