朝一でようやくFateの映画を観てきました!
2作目も期待大!!
Pile様の日本武道館公演、えみつんとの共演……観たかった。
それでは今回もよろしくお願いします。
「……え?」
彼女の言葉がうまく飲み込めずに、握ったハンカチと彼女のなんともいえない表情を交互に見る。別に変な期待をしていたわけではないが、このハンカチが彼女のものですらないとは……。
「…………」
「…………ふふっ」
嫌な沈黙が生まれたと思いきや、その口元に微笑みが浮かび、思わず胸が高鳴った。
「なんて顔してんのよ。でもそういう優しさ、嫌いじゃないわ」
「……そ、そうか」
「それじゃ、私行くから」
「ああ……」
優しげな微笑みと甘い香りを残して、彼女は颯爽と去っていった。
俺はハンカチを駅の事務所に届けて、小町と合流した。
「亜里沙、ハンカチ見つかってよかったわね」
「うん!誰か届けてくれたみたい!」
「そう、次からは気をつけなさいね」
「どんな人が届けてくれたのかなぁ?」
「亜里沙が一目惚れしちゃうような素敵な男の子だったりして」
「一目惚れだなんて……お姉ちゃんじゃあるまいし」
「ふふっ、私が一目惚れなんてするはずがないわ」
「ふぅ……亜里沙編、いつ始まるのかな……」
「亜里沙?」
「何でもないよ!行こ、お姉ちゃん♪」
青春とはツンデレである……(以下略)。
まあ、あれだ。どこぞのフレイムヘイズやゼロの魔法使い。手乗りタイガー等々、数々のツンデレキャラを見ればわかるように、ツンの時期が長ければ長いほど、デレの破壊力は増す。
つまり、何を言いたいかというと……。
俺の人生を振り返った時、初めてのデレにあたるのは、おそらく今日だろうということだ。
「お兄ちゃん」
「どした?」
「目つきが悪いよ」
「これはデフォなんだよ」
小町と他愛ないやりとりをしながら、千葉駅周辺の商業施設内をダラダラと歩く。いくら設備が整っていようがこうも人が多いと、快適さなど皆無である。やはりいつでもどこでも快適に過ごせるボッチこそ至高。
「そろそろ帰るか」
「いや、ゴミいちゃん。なに散々見て回ったみたいな空気出してんの?今来たばっかりだからね」
「……あ、ああ」
見破られたか。まあ、いい。ちょっと精神的にハードなウォーキングでもすると思えば……。
「よし!じゃあ、あっちのお店に……」
「おい、だから走るな……って!?」
駆け出そうとした小町を制すると、背中に誰かぶつかってきて、肩を掴まれた。突然の重みに動けなくなる。
「ご、ごめんなさい……ヒールが折れて転んじゃって……」
「あ、ああ……あ」
「え?」
俺の肩を掴んで、何とかバランスを保っていたのは、この前秋葉原で出会った女子だった。
読んでくれた方々、ありがとうございます!