高任斎の一発ネタ集。    作:高任斎

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カスタム隷奴2は、15年ぐらい昔に発売されたエロゲーです。
女性を『モノ』として考える描写があります、ご注意を。


4:少子化社会に朗報を。(原作:カスタム隷奴2)

 何かに導かれた、そんな気がする。

 知らない裏道を歩き、存在すら知らなかった古書店で、1冊の古書を購入していた。

 表紙に書かれたその文字は、理解も、読めもしない。

 

 深夜、自分の部屋で、震える手を伸ばす。

『ヤバイ』という気持ちと『イケ』という気持ちがぶつかり合っている。

 ああ、それでも俺の手は……その古書に触れ、開いていた。

 

 禍々しい気配に満たされた空間。

 

 厨二乙、と笑うか?

 それどころじゃない。

 俺の目に前に現れた『それ』は、平和な日本人の学生である俺に、濃密な死と絶望を幻視させている。

 俺を見て、ニヤリと笑う『それ』。

 悪魔か、便利な言葉だ。

 その便利な言葉を、今使おう。

 

『悪魔』が、俺の知らない言葉で俺に話しかけてくる。

 その言葉が理解できることが何よりも恐ろしい。

 悪魔が指さす先に、開かれた古書があった。

 俺は、どうなってしまった?

 知らない文字を、読めてしまう俺は……何なんだ?

 

 楽しそうに悪魔が笑う。

 嬉しそうに悪魔が語る。

 古書について語る。

 魔道書の力について語る。

 

 手に取れ。

 力を行使しろ。

 貴様の欲望を解き放て。

 

 俺は神など信じない。

 しかし、俺は地獄に落ちるのだろう。

 いや、地獄ではない、もっとおぞましい場所へ逝くのか。

 

 俺の指が、よどみなく魔道書をめくる。

 心の奥に秘めた欲望が、女性を象っていく。

 名前・身長・体重・スリーサイズ・髪型・性格・家庭環境……様々なデータが、少女を象る。

 ちょ、待て。

 なぜ、俺と同じ学校に通う女生徒になるんだ?

 微かな疑問とともに、俺の中から何かが抜けた。

 

 喪失感。

 俺の意識は、薄れていった。

 なぜか、悪魔が俺を見守っていることだけはよくわかった。

 

 

 

 

 

 

 目を覚ます。

 夢か?

 いや、現実だ。

 古書が、魔道書がある。

 そして、得体の知れない力を感じる。

 朝食もそこそこに、俺は学校へと向かい……そして、出会った。

 

 俺が象った、少女に。

 

 少女はすごい浮いている。

 何故かというと、制服が違うからだ。

 転校……?

 いや、周囲の反応が普通だ。

 わからない、わからない、が……分かることもある。

 分かってしまうこともある。

 

 

 

 

 

 

 放課後。

 俺は彼女を呼び出した。

 話しかけたわけじゃない。

 ただ、呼び出そうと念じる、それだけのこと。

 場所など指定しない。

 そして俺は、学校の、目立たない場所で彼女を待つ。

 やはり、彼女は現れた。

 気が付けば、悪魔が耳元で囁く。

 

 欲望を解き放て。

 

 現実感がない。

 少女は、彼女は、俺の作品だ。

 俺の好きにして、何の問題がある?

 

 

 

 

 

 

 

 彼女が帰っていく。

 俺には、彼女の状態が把握できている。

 精神状態、健康状態に至るまで。

 欲望か。

 力か。

 

 パチパチパチパチ……。

 

 響き渡る拍手にギョッとした。

 振り向けば、男。

 悪魔とは違う……が、『ヤバさ』だけは感じた。

 おそらく、抵抗しても無駄だ。

 俺の力は、荒事には向いてない。

 

 

 男に連れて行かれた先。

 俺の力を把握していた。

 俺の欲望を知っていた。

 俺が、あの古書店で魔道書を手にしてから、ずっと観察されていた。

 要求はシンプルだ。

 

 これからも魔道書の力を使え。

 生み出された女を調教しろ。

 調教し終わった女は、組織に提供しろ。

 つまり、俺に調教師として生きろと。

 

 やはり、な。

 そんなうまい話はないと思ってた。

 ヤバイところに足を突っ込んでしまっている。

 殺されるぐらいなら、好みの女相手に好き放題する方がマシか。

 

 

 俺は、組織の調教師として生きることになった。

 組織にすれば、素材の調達リスクはナシだ。

 この魔道書を扱える人材を探していたらしい。

 そして、似たような魔道書を持つ調教師がほかにもいるらしい。

 

 

 初めは、楽しくないこともなかったさ。

 俺の理想が、欲望が、形となって現れる。

 名前以外はソックリな少女を、全く別の調教をほどこしたりもした。

 しかし、いつからか、それはルーチンワークだ。

 効率重視。

 特に考えることなく、少女を仕上げていく。

 

 

 ある日、やけに疲れた感じの担任教師を見かけた。

 手にしたプリントに資料、そして生徒の提出物。

 女教師は苦笑しつつ言った。

 

「なんかね、仕事が増え続けてる気がするのよ。おかしいわよね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 あ。

 

 気が付けば、俺の通う学校には、いろんな制服を身につけた少女でいっぱいだ。

 組織に提供した少女もたくさんいるが、あくまでも表の顔は女生徒だ。

 つまり、学校の生徒は増え続けている。

 それなのに、魔道書のチカラで周囲はそれを不思議に思わない。

 

 やべ。

 今夜から、大人タイプの女教師を作ろう。

 俺は担任の教師に心の中で謝りながら、そう誓っていた。

 

 

 




登場人物は、全て18歳以上です。(笑)
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