アニメ、クロムクロに出るエフィドルグが揚陸城で地上に降下。
その迎撃にアークエンジェルやナデシコ、エルトリウム。
界塚伊奈保による作戦を其々がこなす。
鉄華団が潜入した揚陸城で待ち構えていたのは。
五番揚陸城。
突入したのはバルバトス・スレイブとグシオンリベイク、グレイズ・リッターとオルガのモビルワーカーだった。
「俺が爆破装置を設置しながら進む!お前らはフォロー頼む!」
突き進む彼等の前に、最初の難関が。
「グレイズ?チョコの人と同型だね」
「わたしの敵か……なるほど」
敵の機体が構える。
「エフィドルグのやり方を理解出来ているのなら、この乗り手……カルタだな!カルタ・イシュー!」
「マクギリス……私があの戦場にいたのはお前が」
「喋るな!」
互いの剣が切り結ぶも、力量の差はあきらか。
呆気なく、冷淡なまでにコクピットを貫く。
僅かに悲鳴が聞こえたのか、マクギリスが唇を噛む。
「休ませてはくれないみたい」
マクギリスに視線をおくらずに、三日月が。
「ねぇチョコの人。これって」
「ヴァルヴレイヴだ。」
黄色い機体と、青い機体が道を塞いでいる。
「先手を取る!」
グシオンリベイク、昭弘による銃撃。
しかし青いヴァルヴレイヴには通用せずに、黄色いヴァルヴレイヴに体当りされる。
「昭弘!」
「グオオオオッ!俺が力負けだと!?」
グシオンが壁に叩き付けられる。
気をとられたマクギリスも、青いヴァルヴレイヴに掴みかかられる。
「くっ!」
その瞬間に突如として、二人が押さえつけられていた壁が消えた。
グレイズ・リッターとグシオンリベイクがヴァルヴレイヴと共に揚陸城の外へ押し出されたのだ。
「ちっ!!」
バルバトス・スレイブが追おうとすると、今度は死角から巨大な手が延びる。
「な、なんだ……?」
簡単にバルバトスを鷲づかみして奥に引きずり込んでいった。
「ミカアァッ!」
揚陸城の内部で孤立させられるオルガのモビルワーカー。
その僅か数秒後には交戦している激しい音が響き渡る。
「オルガ!」
オルガを一人にしてしまう。しかもエフィドルグの揚陸城の中で。流石の三日月にも焦りが。
「いいかミカ!!止まるんじゃねぇぞ!!」
バルバトス・スレイブは未だに巨大な存在に捕縛されている。
「俺達はこんな所で止まる分けにはいかねぇんだ!!俺は作業を続ける。だからそいつは任せたぞ!!」
「……あぁ!任……され……たっ!!」
オルガのモビルワーカーは爆破装置を設置し続ける。
そして三日月のバルバトス・スレイブも、敵を見据える。
フェストゥムの力を使い、ワームカッターで巨大な手を切りつけ態勢を整えた。
「なんだお前……お前もエフィドルグなのか?」
三日月が睨み付ける相手は巨人。
脳が剥き出しの人型ロボットにもみえた。
ボロボロのマントで体を隠していて、両手が機械なのはわかる。
巨人の背後には別の女性巨人の姿が。
「確かにエフィドルグ。だが……彼は世界の王、ドンザウサーだ!」
まるで女性の声に反応したように、ドンザウサーが攻撃。殴り付けてくる拳を容易く回避するバルバトス。
「なにが王だ……それはお前が決める事じゃないんだよ。むしろオルガ辺りなら名乗ってもいいくらいだ」
バルバトス・スレイブは空中を舞い、テイルニードルをドンザウサーの腕部に刺しながらスイングバイでビームを避ける。
「使ってみるか」
「……!!」
三日月がルガーランスを、ドンザウサーの腕の傷に刺し込む。
それを左右に展開してエネルギーを発射。右腕を内部から爆散させて落とす。
その衝撃でルガーランスが折れた。
「ファフナーの武器は脆いな……こいつはどうだ?」
ドラゴントゥースから礁夷弾を発射してドンザウサーのマントを燃やすが、然程ダメージは無いようだ。
「駄目だな」
ドラゴントゥースを投げ棄てた。
「ぶん殴るしかないか」
背負っていたソードメイスを構える。形状こそ剣でも、三日月から見れば打撃を与えるだけの道具。
バルバトスが跳躍してドンザウサーの顔面を殴り付ける。
もう一撃。
しかし巨大な左腕に遮られた。
すかさず反撃が来るものの、テイルニードルを壁に突き刺して曲芸師の如く回避。
「やっぱり頭か」
剥き出しの脳を守るような戦い方。
「貴様っ!ドンに対してなんと無礼な!!」
女性巨人はが怒鳴る。
三日月は完全に無視。
それどころか自らの機体に問いかける。
「フェストゥム……スレイブ型だったか?俺に力を寄越せ。お前も戦いたいから‘ここにいる’んだろう?」
ーーあなたは、そこにいますかーー
バルバトス・スレイブの関節の発光が増す。
「あぁ、いるよ。俺はここにいる」
そして機体は宙に浮く。
「なんだ、そう戦えばいいのか」
フェストゥムの言葉を、三日月が受け入れた。
次の瞬間に、ドンザウサーが反応出来ないスピードで両目に向かってソードメイスを叩き付ける。
すぐにドンザウサーはソードメイスを掴んで抵抗しようとするも、呆気なくそれを手離すバルバトス。
「お前、足元弱いだろ」
完全にノーガードだった足元、床に対してフェストゥムのワームスフィアを狙い撃ちして態勢を崩させる。
注意が足元に行った瞬間に、バルバトス・スレイブの鋭利な爪がドンザウサーの脳を貫く。
「うん。よかった。これなら殺しきれる」
暴れまわりのたうち回る。
慌てた様子で女性巨人が走り寄るも、時すでに遅し。
爪で脳をメッタ刺しにして、殴る、殴る、殴る、殴る、殴る。
苦しみもがきながら倒れ付したドンザウサー。
完全に沈黙。
「ドンザウサー!!」
「……うるさいな……」
「貴様っ!よくも我らの王を!!我らは世界をメガノイドの手によって」
「どうだっていいよ。だってこいつは死んでいいやつだし」
次の瞬間に、周囲から爆発音。
それに合わせて機体の足下を車両が駆ける。
「ミカ!!ナデシコから通信が入って、この揚陸城に戦力はいない事が確認できた!洗脳兵も外にいる!」
オルガのモビルワーカーが戻ってきて、通信でバルバトスにつなぐ。
「爆破装置の設置は終わった!後は俺達が出るだけだぞ!」
「ちょっと待ってて」
バルバトスは女性巨人‘コロス’の腹を蹴りつけて距離を取る。
「充分だ!」
オルガは手元のスイッチを押す。
コロスの背にあった壁が爆発。
外に放り出される。
「じゃあ、俺達も行こうか」
「あぁ」
バルバトスがモビルワーカーを持ち上げて壁に開いた穴から脱出。
揚陸城が爆散した。