スーパーロボット大戦Re・disk4   作:jupi

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今年最後の投稿です。

来年もよろしくお願いします。


4話-微笑と苦笑い

 

 ヴァルヴレイヴ二号機の拘束が終わり、パイロットが集まっていた。

 

「ハルト!エルエルフ!正座!」

 

 どこかスッキリした顔をしたショーコが、お説教を始めた。

 生体端末であるハルトは立体映像として姿を出して一応正座する。

 エルエルフも渋々嫌々正座させられ、慣れない姿勢にモゾモゾする。

 

「ごめん、ショーコちゃん。わたしも知ってて黙ってた」

 

「アキラちゃんは悪くない。どうせハルトが言わせなかったんでしょう」

 

《そう言うのだけは察しがいいよね》

 

「黙らっしゃい!」

 

 彼らのやり取りを微笑を浮かべながら遠巻きにみているのは、流木野サキ。

 

(犬塚先輩と山田が見てたら、どんな顔してたかな……)

 

 不意にショーコが。

 

「そうよエフィドルグ。ハルトの為に複製人体の製法を盗もう!」

 

 その台詞が聞こえたので思わず注視。

 

「ハルトのルーンを流し込めば復活出来る!」

 

《流し込むって、液体じゃないんだけど》

 

「黙らっしゃい!」

 

 正座しながら笑いだすエルエルフ。

 

「必死だな総理大臣。両思いがわかった途端に強気じゃないか」

 

 冷やかされ顔を赤くする。

 

「黙っ」

 

「ほんっと、幼馴染は最強ね」

 

 サキも話の輪に加わる。

 

「それで参謀さん?さっきの総理大臣の発言について感想は?」

 

「悪くない案だ。作戦の一部に組み込んでいい」

 

 エルエルフは正座しながら。

 

「どのみちエフィドルグとの交戦がある。ムエッタにも協力してもらおう」

 

 

 

 

 

 ナデシコとアークエンジェルの修理や補給が終わり、機体の積み込みも落ち着く。

 ヴァルヴレイヴ隊の一騒動もあり、ショーコが各関係部署に謝りに行ったり。

 

「富山への進軍を開始する?」

 

「はい。既に衛星軌道上でエフィドルグの揚陸城が集結しているとの連絡がありました」

 

 エルエルフがミスマルと話す。

 

「揚陸城の動きは常にエルトリウムを含む宇宙軍艦隊が補足していました」

 

「それは小耳に挟んでいたが……」

 

 モニターには落下予測地点や落下軌道、さらにはそれの影響による被害範囲や避難指示箇所等。

 

「こんなにも細かなデータが送られるとはな」

 

「これは黒部研究所の功績です。過去に落下した揚陸城からデータを吸いだし利用しているとの事です」

 

 同席しているのはユリカとエルエルフ、伊奈帆とキラ、そして。

 

「地の利は我にありってやつですよ」

 

 由希奈が士官会議に顔を出した。

 

「母が研究所の所長に戻って、最近のエフィドルグの動きを察知して独自に動いていたんです」

 

「しかし防衛戦力はどうなっていたんだ?主力であるクロムクロは火星に、メドゥーサも黒部を離れていた」

 

「基本的にはGAUS隊がいましたし、トムさんやシェンミーさんの部下が……あぁ。そうだ。敵艦のバリアもありました」

 

「バリアって?」

 

 由希奈がテンポ悪く説明する。

 揚陸城(富山に落下したのは正しくはエフィドルグ製の戦艦だった)から射出された数十の柱が結界を作り、住民や兵士を隔離して逃げ出せないようにした。そしてこれらを洗脳兵にしたてあげ、同士討ちを強いられていたらしい。

 

「確かに現地の護りはあったけど、今回は……」

 

 キラが追加して。

 

「地球圏内にいたエフィドルグの揚陸城が全て集結した今、この十隻が相手となれば富山の結界は役に立たないだろうね。落下の衝撃を押さえる事と、落下する前に撃墜する事、そして落下してきた戦力を潰す事」

 

「恐らく先手はこちらになる」

 

 次に伊奈帆。

 

「エルトリウムからの光子魚雷とシズラー隊等で集結した戦力に対して攻撃。落下して逃げてくる揚陸城をナデシコとアークエンジェルの艦砲やスーパーロボットでの迎撃。落下後の衝撃は……」

 

「ダイミダラー隊とゼロファフナーが頼りになるはずだ。だが今回は」

 

「例の作戦でグレートゼオライマーとバサラの歌は使えない。既に‘マクロス艦隊のバトル7’が合流予定ですしね」

 

 伊奈帆の次に発言したのは由希奈だった。

 

「提案なんですけど、ヴァルヴレイヴ六号機とかオモイカネでどうにかなりません?」

 

「と言うと?」

 

「既にエフィドルグの艦は一隻黒部にあるから、こう……命令を送信して落下を和らげたり、揚陸城同士をぶつけたり」

 

 由希奈の発言にユリカが。

 

「ん~。外部からの命令って受け付けるのか不安だよね……」

 

「……いや」

 

 再び伊奈帆が。

 

「方法はあります。これは三影兄妹がもたらしたデータですが」

 

 表示したのは‘アキダリア’と言う名の火星カタフラクト。そして‘ソルジャージャベリン’と言うアルドノア兵器。

 

「この装備を揚陸城に突き刺せば受信機の役割を果たします。ヴァルヴレイヴ六号機が中継役をすれば、オモイカネを通じて命令が出来るはずです」

 

「何発ある?」

 

「三発です。少なくとも三隻は無力化出来るかと……ただあれは北海道の基地にありまして」

 

 伊奈帆が言い淀んだのを察してユリカが。

 

「アキトに取ってきてもらうわ。連絡しておく」

 

 話中に通信が入る。

 

「ユリカさん。黒部研究所から連絡が来ています」

 

「ルリちゃん。誰宛かってわかる?」

 

「由希奈さんです。なんか同窓会のお誘いらしくて」

 

 誰もが首をかしげた。

 

 

 

 

 

 

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