私はとにかく剣が好きで、そんなにでかい必要あるの?みたいなレベルの剣にワクワクしてしまいます。
モンハンは片手剣つかってました。
ではどうぞ。
「何をぼさっとしている!勝負は始まっているぞ!!」
父の怒号で両者はハッとする。
完全に硬直していた二人は、キッ、と前を向き、剣を構える。
「二度はないわ...かかってきなさいッ!」
負けたことはおろか剣を身に当てられたこともないロゼは、アーナの予想外の斬撃に怒り狂っていた。
「は、はい...」
「やああああっっ!!」
ロゼは怒りに任せ、大きく剣を構えてアーナに立ち向かう。
ロゼはたしかにアーナに負けたことはなかったが、屋敷の外で戦った経験はなかった。
「隙だらけよっ!!」
ロゼが叫んだその時だった。
「なに、これ...」
アーナの目には、目の前で鬼の形相で剣を振りかぶる姉の姿が、止まって見えていた。
「胴がガラ空き...剣はまだ私のところに届かない...一歩下がろう」
そう思った。そして、一歩だけ後ろに下がる。
ブォン!!
「なっ!?」
大きく振りかぶった剣はアーナの腹ギリギリをかすめて弧を描く。
「たまたまよ...てやぁっ!」
畳み掛けるロゼは、大振りをやめ小さく剣を振り回す。
「剣が...遅い。」
ブン、ブン、ブン。当たらない。
数多の剣をアーナは間一髪のところでかわし続ける。もうまぐれとは言えない程かわした。
「アーナ!逃げてばかりでは勝てんぞ!!剣を振れ!」
「で、でも...」
父はそういうが、今のアーナには確信があった。
「当たったら、怪我させちゃう...」
アーナのこの言葉が、ロゼの逆鱗に触れた。
「ふざっっ...けるなあっ!!」
ブオォン!
「私に勝ったことがない奴が、何をふざけたことを!!一度でも剣を当てたこともないくせに!!」
負けたことがない、ということが、ロゼを思い上がらせていた。
ロゼは精神的に強くはなかった。
「わかった...本気で、やるね。」
スウッ、とアーナの周りの空気が重く冷たく沈んでいく
「そうよ!!私を殺すつもりでかかってきなさい!返り討ちにしてやるわ!!」
殺す。その言葉は、アーナの最も嫌う言葉だった。
その昔、幼い頃に弱っていた猫を庭で隠れて飼っていたのをロゼが見つけ、汚い猫だ。といって切り捨てたことを思い出してしまった。
「...っ!」
アーナの中で何かがプツンと切れた気がした。
震えるほどの怒りを感じたが、アーナの体は至って冷静だった。
「あああああ!!!」
ロゼが最後の一撃を加えようと、アーナに向かって駆ける。
スッ。
アーナが振った剣はロゼの腹を大きく横に切り、ロゼはその場に倒れこんだ。
「そこまでッ!」
父はそう叫ぶと、ロゼの元にかけよる。
「大丈夫か、ロゼ。」
ロゼは気絶していた。
その時、父は信じられないものを目にする。
「なっ!?これは!?」
ロゼの着ていた鎧が横一文字に大きく切断され、中の下着まで大きく切られていた。
二人の剣は鋼で作られているものの、刃は潰してあり、有り体に言えば両者のそれは鋼の剣の形をした棒なのだ。
なのに、切れた。
「お姉様...っ!だ、大丈夫ですか!?」
我に返ったアーナが駆け寄ろうとする。
「待て!お前は部屋に戻って休んでいろ。私はロゼを運ぶ。」
「はい....」
こうして、アーナの初勝利は姉の気絶で幕を閉じたのだった。
はい、読んでいただきありがとうございます。
どうだったでしょうか。
アーナちゃんの容姿について触れておきたいと思います。
アーナちゃんの髪は長めの金髪で、下に行くにつれウェーブの強くなる感じの天パです。
身長は150cmくらいで、お胸はcくらいです。
ロゼちゃんは同じく金の短髪、身長は165cmくらいでキツイ美人といったような風貌です。
お母さんが金髪で、お父さんは真っ黒の髪をしています。
この貴族の女性はみな綺麗な金髪で、例外なく美人です。
お父さんはフツメンです。貫禄はあります。多分。