「何を····言っているんですか」
「そのままの意味だ」
ルクスはなぜ自分の正体を知っているかを聞き出したかったが明らかに動揺していた。
「なぜ、僕の正体を··」
「適当に調べた」
そんなことは簡単には出来ない。だから焦った。
「俺もう帰るわ」
そして比企谷八幡は帰っていったが、ルクスはしばらくそこから動けなかった。
帰り道、俺の背後から気配がした。振り向いてみたら切姫夜架がいた。
「あなた、何者ですの」
「ただのボッチだ」
「ただのボッチが主様の正体をなぜ········ああ」
夜架は納得したような声を出した。
「比企谷さんは、キラという機竜使いをご存知ですか?」
「········名前だけなら」
「そうですが」
そう言って夜架は主のところまで帰っていった。そして夜架はひとつだけ確信したことがある。
比企谷八幡がキラだと。
比企谷八幡は··········
(バレたな。さすが帝国の凶刃)
そんなことを思いながら帰っていった。
「主様」
「どうしたの夜架?」
「主様は、比企谷八幡のことをどう思われていますか?」
「うーん、言ったら悪いけど目が腐っているとか。どうしたの急に」
「主様は、キラをご存知ですか?」
「まあ名前くらいは·········まさか!」
「はい。比企谷八幡がキラの可能性があります」
「比企谷さんが········あの僕、キラのことあまり知らないんだけど」
「知らないんだったら教えた方がいいですわね」
夜架はキラのことを教えてくれた。
キラは多くの旧帝国の機竜使いを殺していた。
キラは仮面を被っていて素顔は誰も見たことがないらしい。
キラの活動は古都国を中心に活動をしていたため、古都国の人間ではないかと言われている。
人々はこの機竜使いを畏怖を込めてこう呼んだ。
新世界の神、キラと。
「なんか、ものすごいすごい人だね」
「ええ。私でも勝てませんでしたし」
「戦ったことあるの!」
「ええ。見事に負けました」
ルクスは絶句した。あの夜架ですら敗北したことに。
「それに·······彼からは私と同じ匂いがしますわ」
「夜架と同じ?」
「いえ、忘れてください。それより主様、時間はよろしいのですか?」
「えっ、ああ‼もうこんな時間だ!」
そんなことを言いながら、ルクスは雑用現場に向かっていった。ルクスは、
(比企谷さんがキラ·······)
そんなことを思いながら次の雑用現場へと大急ぎで向かっていった。
そして数日後、遂にリーズシャルテ対比企谷八幡の試合の日になった。
そんな中比企谷は、
(めんどくせぇ)
もともと腐っている目がより一層腐っていた。