新たな光 ウルトラマンオーブ   作:ユウナガ

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1ヶ月以上も更新できず申し訳ありませんでした。大変長らくお待たせいたしました。


第129話 クグツ

【OP ときめきエクスペリメンス!

歌:Poppin'Party】

 

 

???「ほほう、そろそろなのではないですか?復讐の時は・・・」

 

???「ああ、ずっとこの時を待ってたんだ!」

 

カオスキリエロイドとの戦いで多くの命が失われたことに責任を感じた優介は皆のもとから離れていった

 

そして今・・・

 

オーブ「オーブフレイムカリバー!」

 

優介はオーブオリジンに変身して、雨のなかインペライザーと戦っておりオーブフレイムカリバーでインペライザーを撃破した

 

矢上「・・・」

 

りみ「あ・・・」

 

有咲「優介・・・」

 

それは矢上たちもモニターで見ていた

 

オーブ「俺はこれから何と戦えばいいんだ・・・」

 

カオスキリエロイドとの一戦以来、オーブは自らが戦う理由を見失いかけていた

 

その時!

 

オーブ「っ!」

 

突如真上から能力転送カプセルが降ってきて、オーブはそのカプセルの中に閉じ込められてしまった

 

沙綾「あっ!」

 

オーブ「しまった!」

 

能力転送カプセルはオーブから何かを抜き取るような行動を開始した

 

オーブ「グアアアアッ!!!」

 

そしてオーブは力を抜かれ気を失ってしまった

 

ある2つのフュージョンカードに宿る力を除いては・・・

 

 

 

一方ウェンディは先の戦いで消失したオーブを捜索するためドラゴンスピーダーαに乗って様々な場所を捜索していた

 

ウェンディ「優介くん・・・どこ・・・」

 

 

 

あの後優介が出ていったことはポピパのメンバーやウェンディにも知れ渡った

 

香澄「えっ!?」

 

有咲「出ていった!?」

 

ウェンディ「どうして止めなかったんですか!?」

 

矢上「今の彼に私たちの言葉は届かない。いいか?誰もが強い心を持っているわけじゃない。たとえウルトラマンであっても・・・絶望から這い上がるのに時間がかかるものもいるんだ」

 

矢上「今の彼には時間が必要なんだ」

 

矢上はそう言ったもののやはりウェンディはじっとしていられずドラゴンスピーダーで優介を探していた

 

 

ウェンディ「また優介くんが苦しんでるのに何もできないなんてもう嫌だ!」

 

 

そしてウェンディはダイゴに連絡を入れて状況を説明して一緒に探してくれることになった

 

 

一方しばらく経った後優介は目を覚ます

 

優介「・・・ここは?」

 

起きるとどこかの一室で周囲を見回せばテーブルにいくつかの椅子もあった

 

するとドアが開いて2人の少女が入ってきた

 

???「あっ、気がついたんだ」

 

???「一時はどうなるかと思いましたー」

 

優介「俺は一体何が・・・」

 

???「もうほんとビックリしたよ。ここのコンビニにバイトに行くときにあなたが道で倒れてたんだ」

 

???「それで店長に話を通してここに寝かせてあげたのですー」

 

優介「そうだったのか。ともかく助けてくれてありがとう。俺は永幡優介。君たちは?」

 

リサ「私は今井リサ、こっちはバイト仲間の青葉モカ」

 

モカ「どうもでーす」

 

優介「ああ、よろしく」

 

リサ「永幡君ってあのシースタードラゴンっていう宇宙船のメンバーなんだよね?」

 

優介「ああ」

 

リサ「すごいなー。宇宙とか行ったことないから1度でもいいから行ってみたいんだー」

 

モカ「私も興味がありまーす」

 

優介「そうか。今度余裕がある時があったら連れてってやるよ」

 

リサ「ホントに!?」

 

優介「お互いの都合が合えばの話だがな」

 

リサ「あはは、やったー!モカ!宇宙行けるんだよ!宇宙!」

 

モカ「イェーイ!」

 

その時優介のお腹が鳴った

 

リサ「あっ、お腹空いた?私が手作りしたクッキー食べる?」

 

優介「ああ、ありがとう。いただきます」

 

優介はリサが手作りしたクッキーを食べる

 

優介「美味い!」

 

リサ「それは良かった♪」

 

しばらくの間優介は2人と雑談していた

 

リサ「雨止まないね」

 

モカ「これじゃ日食が見られないー」

 

優介「日食?」

 

リサ「知らないの?もうじき10分を越える金環日食が起こるんだって」

 

優介「へぇ〜」

 

リサ「でもこれじゃ見れないか。あ~あ、私も日食見たかったな〜」

 

優介「そっか」

 

モカ「ところでどうしてあんなところで倒れてたのか気になります」

 

優介「分からない。なぜか急に力が抜けて、気がついたらここだった」

 

モカ「そうでしたかー」

 

優介「ああ・・・」

 

リサ「浮かない顔してるけどどうしたの?何か悩んでるんなら相談に乗るよ」

 

優介「でも・・・酷かもしれないぞ?」

 

リサ「うん。聞かせて」

 

優介はカオスキリエロイドとの一件。そしてその戦いで多くの命が失われたことを

 

リサ「そうだったんだ・・・」

 

優介「俺たちが戦うことに意味があるのかって迷ってる。たとえウルトラマンであっても目の前にある命を救うことができない。そんなこと頭では分かってるのにいざとなるとなかなか受け止めきれなくてな・・・」

 

リサ「・・・そのゴモラって怪獣もキリエロイドに?」

 

優介「・・・ああ、俺がもっと早くキリエロイドを倒せていればこんなことには・・・」

 

リサ「そっか。でも今は前を向いた方がいいと思うよ」

 

優介「えっ?」

 

リサ「ゴモラを助けることができなくて悔しいのは分かるよ。でも、いつまでも死んじゃった者に囚われてたら一歩も前に進めないよ」

 

優介「・・・」

 

リサ「失った命はもう戻らない。だから苦しい過去と向き合って今を生きよう。ね?」

 

 

優介「・・・ああ」

 

その後なんとか立ち直ってリサとモカと別れた優介は途中で花屋に寄って花束を買いキリエロイドの炎で爆発倒壊したビルの付近にやって来た

 

優介「・・・」

 

その視線の先には死んだものたちに向けられた花束が置かれていた。

 

優介は花束を置いてお辞儀をする

 

優介「(守れなくて・・・ごめんなさい・・・)」

 

そして去ろうとすると今日も誰かを失った家族が花束を置いてきた

 

そのまま去ろうとしたとき・・・

 

 

 

子供「ウルトラマンなんて大嫌い!!」

 

優介「っ!」

 

子供「皆を守るとか言っておいて守れてないじゃん!」

 

母親「やめなさい!ウルトラマンだって私たちを必死に守ってくれてるのよ!」

 

子供「嘘だ!怪獣が出てきたのにすぐに来ないし、あの爆発だって怪獣の仕業に違いないんだ!でなきゃお父さんは!」

 

母親「いい加減にしなさい!」

 

男の子「だって・・・だって・・・お父さんがぁああああああああ!!!!」

 

男の子は泣きわめいてしまう

 

優介「っ!」

 

優介は怖くなって逃げるように去り、その後、オーブカリバーの力でゴモラと初めて戦った時の島にたどり着いた

 

優介「全部・・・俺のせいじゃないか・・・」

 

優介「あんな小さい子どもまでこんな苦しみを味あわせてたくさんの人を悲しませて・・・全部・・・俺が守りきれなかったせいじゃないか!」

 

 

優介「っ!」

 

その時どこからか紫の光弾が飛んできて優介は咄嗟に避けて木に隠れる

 

そこに男の声が響き渡る

 

???「そう。全て・・・お前のせいだ」

 

優介「誰だ?」

 

???「そんな孤独な戦いを続けても虚しいだけだぞ?」

 

優介はどこからかやって来る紫の光弾を避け続けて木に隠れる

 

 

???「ふっ、あんたの痛みなど誰も理解しない。あんたの仲間も大切な人もな」

 

優介「別に誰かに理解してくれと頼まないし理解してほしいとも思っていない。全ての苦しみを味わうのは俺1人で十分だ!」

 

???「ふっ、立派な心意気だ。だが・・・」

 

 

 

指をカチンと鳴らすと何かが現れた

 

ゴモラ「ギシャオオオオオオオ!!!」

 

 

それは殺されたはずのゴモラであった

 

優介「っ!ゴモラ!?」

 

???「今度こそ救えるかな?」

 

すると声は聞こえなくなった

 

優介はオーブリングを見つめる

 

優介「今の俺に何ができるか分からない・・・でも、俺は今度こそ救う!」

 

優介「いや、救ってみせる!慈愛の光!お借りします!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブフルムーンザナディウム!】

 

優介は今度こそ救うと決意を胸にオーブフルムーンザナディウムにフュージョンアップした

 

オーブ「ゴモラ!待ってくれ!」

 

だが声は届かずゴモラは尻尾でオーブを攻撃する

 

オーブ「グァッ!」

 

さらに勢いをつけた突進にオーブは吹っ飛ぶ

 

矢上「っ!オーブの反応を発見した!モニターに出す」

 

そしてモニターに映し出されたのはフルムーンザナディウムとなったオーブとゴモラが戦っている姿だった

 

りみ「えっ!?」

 

沙綾「あれって!?」

 

有咲「ゴモラ!?」

 

香澄「どうしてゴモラが!?」

 

たえ「・・・」

 

香澄「おたえ?」

 

たえ「あのゴモラ・・・なんか違う気がする・・・」

 

香澄「えっ?」

 

矢上「何?ウェンディ!」

 

ウェンディ「はい、どうしたんですか?」

 

矢上「オーブを発見した!ゴモラと戦っている!」

 

ウェンディ「っ!分かりました!すぐに行きます!ダイゴさん!」

 

ダイゴ「分かった。すぐに向かうよ」

 

ポピパのメンバーがゴモラの出現に驚くなか、たえが何か違和感を覚える。矢上はオーブの出現をウェンディに伝えて、ウェンディはダイゴにも知らせて戦いの場へ向かった

 

オーブ「ゴモラ!俺だ!オーブだ!」

 

だがやはりオーブの話を全く聞かずに攻撃を続ける

 

???「無駄だ。あのゴモラにあんたの声は届かない。それに・・・そろそろ面白いことが起こるかもな」

 

優介に語りかけてきた声の主が遠くからオーブとゴモラの戦闘を見てそう呟いた

 

オーブ「っ・・・ダメだ」

 

オーブはゴモラを救いたいが傷つけるわけにもいかずゴモラの攻撃を受け続けていく

 

そこにウェンディが乗ったドラゴンスピーダーαがやって来た

 

ウェンディ「優介くん・・・」

 

オーブ「フルディウム光線!」

 

オーブはゴモラをおとなしくさせるべくフルディウム光線を放つ

 

ゴモラ「ギシャアアアアア!!!」

 

オーブ「っ!」

 

しかしゴモラがこれを弾いてしまった

 

ウェンディ「フルディウム光線が弾かれた・・・」

 

オーブ「フルディウム!光線っ!」

 

だが諦めずオーブは再びフルディウム光線を放つ

 

オーブ「フゥゥゥン!」

 

ゴモラは抵抗を続けるがそれでもオーブは諦めずフルディウム光線を長時間照射し続ける

 

ウェンディ「いつもより長い・・・」

 

沙綾「なんとしてでもゴモラを救うつもりなんだね」

 

するとオーブのカラータイマーが点滅を始めた

 

ウルティメイトブレスのエネルギー供給は受けているはずなのになぜだ?

 

カラータイマーが点滅しながらもオーブはフルディウム光線を放ち続けてやっとゴモラが大人しくなった

 

りみ「ゴモラがやっと大人しくなったね」

 

香澄「うん!」

 

 

 

 

矢上「いや違う!」

 

オーブ「フッ!?」

 

するとゴモラが禍々しい光に包まれてみるみるうちに別の怪獣へと姿が変わっていった

 

BGM:マガタノオロチ

 

???「オォォォォ!!!!」

 

そしてその姿はおぞましい怪獣となった

 

オーブ「っ!何!?」

 

香澄「何あれ!?」

 

有咲「怪獣なのか!?」

 

沙綾「これも今までの記録にない新種の怪獣です!」

 

 

???「かつて全ての宇宙を知性なき世界にしようとした宇宙悪魔クイーンベゼルブ、そして人間と融合して誕生したのがあのサイクイーン。それが奴の名前だ」

 

???「あの装置でババルウ星人の能力を注入したおかげであいつを欺くことができた。はっはっはっ!」

 

サイクイーン「オォォォォ!!!」

 

オーブ「グアアア!!」

 

サイクイーンは尻尾から強力な破壊光線を発射してそれを受けたオーブは勢いよく吹き飛ばされる

 

 

 

オーブ「ウッ・・・フッ!熱い奴、頼みます!」

 

【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブバーンマイト!】

 

危機を打開するべくオーブはなんとか立ち上がりバーンマイトにフュージョンアップする

 

しかしここで信じられないことが起きた

 

 

オーブ(バーンマイト)「・・・」

 

 

 

 

オーブ(オーブオリジン)「・・・フッ!?何!?」

 

なんと自分の意思に関係なく強制的にオーブオリジンに戻ってしまったのだ

 

そのことに本人はおろか一同も驚きを隠せない

 

りみ「ふぇ!?」

 

有咲「どうしてバーンマイトになれないんだ!」

 

たえ「・・・罠だ!」

 

沙綾「罠!?」

 

矢上「っ!そうか!あの怪獣はゴモラの姿となってオーブを動揺させてエネルギーを使いきらせようとしたんだ!」

 

ウェンディ「えっ?」

 

有咲「でもどうして!?あのブレスからエネルギーの供給が・・・っ!おいまさか!」

 

矢上「ああ、あの能力転送カプセルでオーブのエネルギーを奪い、エネルギーの流れをずたずたにしたんだ!」

 

沙綾「だからブレスレットからエネルギーの供給が来なくてフュージョンアップもストロングコロナにもなれない!?」

 

香澄「そんな!」

 

 

サイクイーン「オォォォォ!!!!」

 

 

オーブ「グアアアッ!!!」

 

再びサイクイーンの尻尾からの破壊光線にオーブは吹っ飛ばされる

 

 

ダイゴ「っ!優介君!今行く!」

 

現場に到着したダイゴはスパークレンスを取り出しティガに変身しようとする

 

しかしどこからか飛んできた紫の光弾がそれを妨害した

 

ダイゴ「ぐっ!」

 

???「邪魔しないでもらおうか。今いいところなんだからさ」

 

向こうからやって来たのは黒い棒を持つ優介と同い年くらいの男だった

 

ダイゴ「君は誰だ!?」

 

すると男は跳躍して驚くことにダイゴの頭上を越えて着地

 

ダイゴ「っ!」

 

そのまま格闘戦に入る

 

ダイゴ「(なんなんだ彼は?人間なのか?)」

 

オーブ「ウアッ!」

 

その傍でオーブがサイクイーンに殴り飛ばされていた

 

ダイゴ「っ!優介君!」

 

???「もう奴を楽にさせてやれよ」

 

ダイゴ「何だと!?」

 

男は黒い棒で突いて凄まじい力にダイゴは吹っ飛ばされる

 

ダイゴ「ぐあああ!!!」

 

???「あんたはあいつに自分の過去を重ねてたのかもしれないが奴の心はもう限界なんだよ。守るべきものを守れないなんてあんな奴はウルトラマンに相応しくないんだよ」

 

ダイゴ「ぐっ!君は一体誰なんだ!?なぜ彼を狙う!?」

 

ダイゴは立ち上がりながらオーブを狙う目的を問う

 

???「今ここで死ぬあんたたちが知る必要はない。それに彼女たちにも消えてもらうからな」

 

ダイゴ「貴様!」

 

ダイゴはGUTSハイパーを撃つが男の持つ黒い棒から放たれた紫の光弾にかき消される

 

オーブ「グッ!オリジウム光線!」

 

オーブはダメージを与えるべくオリジウム光線を放とうとする

 

しかし能力転送カプセルの影響によって光線が撃てなかった

 

そのためサイクイーンの接近を許してしまい、両腕からの電撃でオーブを苦しめる

 

オーブ「グアアアアッ!!!」

 

もうカラータイマーの点滅もいつ消えてもおかしくないほど高速に点滅していた

 

サイクイーン「オォォォォ!!!」

 

オーブ「グッ!デェアアアアアアアア!!!!」

 

最後の力を振り絞ったオーブとサイクイーンが激突して辺りが眩い閃光に包まれた

 

優介「ぐはっ!あぁっ!ぐぅ!」

 

そしてオーブの変身が解かれた優介は倒れてしまう

 

矢上「オーブが負けた・・・」

 

???「やったぁ・・・やったぞ!やったぞぉ!ははははは!うぅはははは!!!」

 

男は高笑いしながら去っていった

 

ダイゴ「待て!」

 

ダイゴは追うも男の姿はすでに消えていた

 

 

 

優介「もう・・・俺は・・・何も守れないのか・・・」

 

ゴモラも人の幸せも守れずサイクイーンにも負けた事実

 

それを痛感する優介はもうくじけそうになる

 

そして優介は気絶して倒れた

 

 

 

しばらくするとそこに向かってくる1体の巨大な鳥

 

???「ピュイイイイイ!!!」

 

それは優介を発見すると背中に乗せてどこかへ飛び去っていった

 

TO BE CONTINUED

 

【ED IN YOUR HEART

歌:松本梨香 with Project DMM】

 

次回予告

 

倒れた優介を保護したのは野生の原始怪鳥リトラであった。それと同時にもうじき金環日食の時が迫っていた。懸命に命を守ろうとするとき、勇気を持つとき、雨が上がると共に発生した虹と金環日食の光を受けたオーブが新たなるフュージョンアップを手にする

 

次回 虹と日食の奇跡




次回は前々から思っていたことをやろうと思います。
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