新たな光 ウルトラマンオーブ   作:ユウナガ

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今回からハイスクールフリート編スタートです。どうぞ!


ハイスクール・フリート編
第87話 海上の戦い


【OP オーブの祈り】

 

 

今からおよそ100年前、プレートのずれにより、多くの国土を水没によって失った日本。

国土保全のため、次々と築かれた水上都市はいつしか海上都市となり、それらを結ぶ航路の増大に伴い、海の安全を守る多くの人員が必要となっていった。

それに伴い、働く女性の海上進出も進み、海の安全を守る職業「ブルーマーメイド」が女生徒たちの憧れとなっていった。

 

そして晴風の生徒の皆もブルーマーメイドを目指していた

 

ブリッジにいるのは艦長の岬明乃、副長の宗谷ましろ、砲術長の立石志摩、水雷長の西崎芽依、書記の納沙幸子、航海長の知床鈴、そしてドイツのアドミラル・グラフ・シュペーの副長のヴィルヘルミーナ・ブラウンシュヴァイク・インゲノール・フリーデブルク(長いのでミーと呼んでいる)だった

 

そしてそのブリッジに艦長の岬が気絶した優介を運んできた

 

ましろ「っ!艦長!ってその人が遭難者?」

 

岬「うん、すごい高熱でうなされてるの。すぐに保健室に!」

 

幸子「しかし、どうしてこんなところに遭難者が?」

 

芽依「さぁ・・・」

 

志摩「うい・・・」

 

鈴「で、でも!早くしないと!その人が!」

 

ミー「そうじゃな。艦長!」

 

岬「そうだね。しろちゃん!後はお願い!」

 

そうして岬は優介を保険委員の鏑木美波がいる保健室へと運んだ

 

そして鈴とミーもついていった

 

岬「みなみさん、お願いします!」

 

みなみ「分かった」

 

みなみが優介の診察を始めた

 

鈴「不思議な格好してますね・・・Xio?」

 

ミー「何かの組織なんじゃろうか?」

 

岬「どうしてあんなところに・・・」

 

そして診察が終了した

 

みなみ「とりあえず命に別状はない。ただ・・・」

 

岬「ただ?」

 

みなみ「何かものすごい高熱を浴びた形跡がある。一体どうすればそんなことになるのやら」

 

鈴「ええっ!?」

 

ミー「ものすごい高熱じゃと!?」

 

岬「・・・どうしてこんなことに?」

 

すると優介が目を覚ました

 

優介「・・・っ・・・」

 

優介「・・・ここは?」

 

岬「あっ、気がついた?」

 

優介は起き上がる

 

優介「俺は・・・一体・・・」

 

岬「あなた海で溺れてたの。意識を失って」

 

優介「海で?・・・」

 

優介「はぁ、そうか、俺は奴らと戦って・・・」

 

岬「戦って?」

 

ミー「何の事じゃ?」

 

優介「あ、いや、何でもない。ともかく助けてくれてありがとう。俺は永幡優介、君たちは?」

 

岬「私は横須賀海洋女子学校の航洋艦晴風の艦長の岬明乃」

 

鈴「同じく航海長の知床鈴です」

 

ミー「ドイツのアドミラル・グラフ・シュペーの副長のヴィルヘルミーナ・ブラウンシュヴァイク・インゲノール・フリーデブルクだ」

 

優介「名前長っ!」

 

岬「長いからミーちゃんって呼んでるよ」

 

優介「あっ、その方が呼びやすいわ」

 

岬「とりあえずこれからよろしくね!」

 

優介「ああ、よろしく」

 

グゥ〜〜〜

 

優介の腹の音が鳴った

 

優介「あはは、悪い、腹減った」

 

岬「そんなところだと思って、はい、晴風特製カレーを持ってきたよ」

 

優介「おっ、サンキュー!ちょうど腹ペコだったんだ!いただきます!」

 

優介は晴風特製カレーを食していく

 

優介「美味っ!美味っ!」

 

岬「ふふっ♪」

 

優介「めっちゃ美味っ!」

 

そしてあっという間に食いつくした

 

優介「ふぅ〜ごちそうさまでした!」

 

岬「お腹いっぱいになった?」

 

優介「ああ、ありがとう!」

 

岬「うん、どういたしまして!ん?」

 

すると岬は優介の左腕につけているウルティメイトブレスと視線がいった

 

岬「優介君」

 

優介「なんだ?」

 

岬「そのブレスレットは何?」

 

優介「ああ、これか、これはお守りみたいな物なんだけど、ちょっとした事情で壊れてしまったんだ」

 

岬「ええ!?」

 

ミー「壊れたじゃと!?」

 

優介「でも時間が経てばいずれ元に戻るんだけどな」

 

岬「えっ?時間が経てば?」

 

優介「あ・・・」

 

時間が経てばというワードに鈴とミーが食いついた

 

ミー「どういうことじゃそれ?それじゃまるでそのブレスレットが生きているみたいじゃないか?」

 

鈴「何か隠し事をしているんですか?」

 

優介「あ・・・それは・・・」

 

すると岬が助け船を出してくれた

 

岬「言えないことなんでしょ?なら話せる時になったら話して」

 

優介「ありがとう。近いうちに話すよ」

 

すると

 

「前方に巨大な影を確認!」

 

岬「すぐに行くよ!」

 

優介「俺も行く!」

 

鈴「大丈夫なんですか!?」

 

ミー「そんな体で・・・」

 

優介「大丈夫だ。行くぞ!」

 

岬「うん!」

 

そしてブリッジに向かうと

 

???「ギャアアアアア!!」

 

巨大な魚のような怪獣が海底から出現した

 

ましろ「な、なんだ!?」

 

芽依「何だよあれ!?」

 

幸子「大きすぎます!」

 

鈴「うわああああああ!!!か、かかかかか怪物!?」

 

ミー「何じゃありゃ!?」

 

岬「え、何、何なのこれ・・・」

 

優介「あれは・・・キングゲスラ!?」

 

岬「キングゲスラ?」

 

芽依「あっ、遭難者の人だ」

 

志摩「うい・・・」

 

ましろ「お前、あの怪物を知っているのか!?」

 

優介「ああ、キングゲスラ、海獣ゲスラが進化した怪獣だ!」

 

キングゲスラ「ギャアアアアア!!」

 

優介「(待て、スコーピスではない?だが、どうしてこの地球に?)」

 

だがキングゲスラは真っ直ぐ晴風に近づいていた

 

ましろ「こ、こっちに来るぞ!」

 

優介「(考える時間を与えてはくれないってことか!)」

 

優介「傷は癒えていないがやるしかない!」

 

ましろ「傷?」

 

ミー「何の話じゃ?」

 

優介「皆はキングゲスラから距離を取って下がってろ!」

 

岬「えっ?」

 

オーブリングを構えた

 

優介「ウルトラマン!」

 

【ウルトラマン!】

 

ウルトラマン「ヘアッ!」

 

まずウルトラマンのフュージョンカードをリードして青い粒子となり、優介の右隣にウルトラマンのビジョンが出現した

 

優介「ティガ!」

 

【ウルトラマンティガ!】

 

ティガ「ヂャッ!」

 

次にウルトラマンティガのフュージョンカードをリードして黄色い粒子となり、優介の左隣にウルトラマンティガのビジョンが出現した

 

優介「光の力、お借りします!」

 

【フュージョンアップ!】

 

優介オーブリングを高く掲げトリガーを引いてオーブリングが展開してオーブオリジンとなり、青、黄、紫という順番で光り

 

ティガ「タァーッ!」ウルトラマン「シェアッ!」

 

ウルトラマンとティガのビジョンがオーブオリジンと重なり、スペシウムゼペリオンの姿を形成していった

 

【ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオン!】

 

そしてキングゲスラの後ろにウルトラマンオーブスペシウムゼペリオンがその姿を現した

 

岬「・・・え・・・」

 

全員「えええええええええええええええええ!!!!」

 

鈴「きょ、きょきょきょきょきょきょ巨人です!?」

 

志摩「うい!?」

 

幸子「あんな巨大人間がいたなんて!?」

 

ミー「なんじゃと!?」

 

芽依「なんだありゃ!?」

 

ましろ「一体何がどうなってるんだ!?」

 

すると岬はオーブの左腕につけている壊れたブレスレットに視線がいった

 

岬「もしかして・・・優介君?」

 

オーブ「俺の名はオーブ、闇を照らして悪を撃つ!」

 

キングゲスラ「ギャアアアアア!!」

 

オーブ「フッ!デェアッ!」

 

オーブはジャンプしてチョップを食らわせ

 

オーブ「デェェアッ!スゥアッ!」

 

キングゲスラの頭を掴み投げ飛ばす

 

幸子「私たち、夢でも見ているのでしょうか?」

 

キングゲスラの突進をオーブは側転で避けて

 

オーブ「オリャアッ!」

 

回し蹴りでキングゲスラを蹴り飛ばす

 

オーブが追撃に行こうとした

 

しかし

 

BGM:オーブのピンチ

 

オーブ「ぐっ!グゥッ!」

 

急に苦しみだし、脇腹を抑えて、膝をついてしまう

 

ましろ「ど、どうしたんだ?」

 

鈴「苦しんでる?」

 

岬は優介の会話を思い出していた

 

優介「そうか、俺は奴らと戦って・・・」

 

岬「っ!優介君、きっと弱ってる!」

 

ましろ「弱ってる?」

 

岬「うん、優介君と話して聞いたの。きっと優介君は私たちに出会う前に何かと戦っていて、その時に傷を負ってしまって、海に落ちてきたんだ!」

 

ミー「じゃああいつは満足に戦うことができない!?」

 

そんなオーブにキングゲスラがのしかかってきた

 

オーブ「グゥアッ!」

 

鈴「優介さん、そんな体で戦うなんて・・・」

 

ミー「あやつ、わしらのために・・・」

 

岬「魚雷を撃とう!」

 

芽依「えっ!撃つ!撃つの!」

 

ましろ「しかし艦長!」

 

岬「ここで撃たなきゃ優介君が死んじゃう!」

 

ましろ「っ!」

 

岬「優介君は私たち皆のために戦ってくれてる。だから私たちも一緒に戦わなきゃ!」

 

ましろ「・・・了解!」

 

BGM:ゆけ!ウルトラマンオーブ

 

岬「戦闘用意!弾頭模擬弾!」

 

そして魚雷の準備ができた

 

芽依「発射用意よし!」

 

岬「砲撃始め!」

 

そして魚雷が発射され、キングゲスラに命中し、怯んだ

 

岬「今だよ!」

 

オーブ「フッ!ジュアッ!」

 

オーブは頷き、キングゲスラを蹴り飛ばす

 

そしてオーブは立ち上がりファイティングポーズを構える

 

オーブは立ち上がり迫り来るキングゲスラを空中回転でキングゲスラの背後に回り込み、背ビレを剥ぎ取った

 

そしてオーブはキングゲスラの頭を掴み、力一杯投げ飛ばす

 

キングゲスラはもうフラフラの状態だ

 

それを好機と捉えたオーブは両腕で十字を作りエネルギーを溜める

 

そして

 

オーブ「スペリオン光線!」

 

十字を組んでスペリオン光線を放ち、キングゲスラに命中

 

キングゲスラ「ギャアアアアア!!」

 

そしてキングゲスラは倒れ、爆発四散した

 

全員「やったー!」

 

鈴「勝った!勝ちました!」

 

志摩「うい!」

 

ましろ「なんとか勝ったか・・・」

 

そしてオーブは晴風の方に振り返った

 

晴風の皆もオーブを見ていた

 

オーブは頷いた

 

そして岬も頷いた

 

その時、オーブのカラータイマーが点滅を始めた

 

オーブ「っ!くそ、もうエネルギーが・・・」

 

オーブ「グッ!グゥアッ!」

 

オーブは苦しみだし膝をついてしまう

 

岬「どうしたの!?」

 

ましろ「ど、どうしたんだ!?」

 

芽依「お、おい、大丈夫なのか?」

 

ここはウルトラマンオーブにとって未知の宇宙、この宇宙の太陽エネルギーは彼の体にパワーを与えてはくれないのだ

 

オーブは紫色の粒子となり、晴風のブリッジに入っていき、優介の姿に戻った

 

優介「はぁ!はぁ!はぁ!」

 

だが彼は尋常ではない量の汗が出ていた

 

岬「っ!優介君!しっかり!」

 

優介「はぁ!ああ、なんとか勝てた、はぁ!はぁ!」

 

オーブと晴風の協力でなんとかキングゲスラを撃退できた

 

しかし、脅威はそれだけではなかった

 

???「はっはっはっはっはっはっ!」

 

オーブの戦いをどこからか不気味な存在が見ていた

 

その後優介はまた倒れてしまい保健室に運ばれた

 

ミー「まさか優介が巨人に変身するとは・・・」

 

芽依「あれって宇宙人なのかな?」

 

志摩「うい・・・」

 

岬「・・・・・・」

 

ミー「それにしてもあやつ、なんで急に苦しんだんだ?」

 

芽依「そういえば・・・」

 

志摩「うい・・・」

 

鈴「あの胸の発光が赤くなった途端に苦しみだしましたしね・・・」

 

幸子「恐らく、あれは危険信号じゃないんでしょうか?」

 

岬「危険信号?」

 

幸子「胸の発光が青から赤に変わるってことはエネルギーが残り少ないからなんじゃないかと思うんです」

 

ミー「じゃあ、あやつは巨人の姿では長く戦えない?」

 

ましろ「だが、彼を味方と決めるには早急すぎる」

 

岬「っ!しろちゃん!」

 

ましろ「あいつは宇宙人なんだぞ!?そんな簡単に信用していいんですか!?」

 

幸子「でも、彼は私たちを守ってくれたじゃないですか!」

 

鈴「そうですよ!それに、優介さんはあんなに傷ついていても私たちのために・・・」

 

岬「・・・それは優介君が目覚めたら皆に話してもらうつもり。でも今は休ませてあげて」

 

ミー「そうじゃな。彼、本調子で戦ってたわけじゃなかろうし」

 

ましろ「・・・分かりました」

 

こうしてキングゲスラの脅威は去った

 

だが、この先に待ち受けるのは途方もない脅威だった

 

TO BE CONTINUED

 

【ED HERO 歌:MayJ 】

 

次回予告

 

なんとかキングゲスラを倒した俺は晴風のメンバー全員に俺のことを話す。だが、信用してくれる者と信用できない者とが分かれていた。それでも俺はやる!俺がやらなきゃたくさんの命が失われる。そんなのは絶対に嫌だ!

 

次回 脅威の始まり

 

本当の戦いはここからだぜ!




人間とウルトラマンが協力して初めて強大な敵を倒すことができる。うん、燃えるわこれ。最後の台詞、お分かりかと思いますが、終盤にあいつが突然出てきますよ。
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