He have gone to Gensokyo. 作:風峰 虹晴
「うぅぅ……寒いぃ……。」
「大丈夫か?妹紅。」
俺と妹紅は、異変解決をするために、まず何処に首謀者がいるのか空を飛んで探していた。……確かに寒いかもしれない。そもそも気温が低いのに、さらに気温の低い空。しかも飛行しているからさらに寒い。
「……妹紅。ちょっとこっち来て。」
「?なんだ?」
俺と妹紅は空中で停止した。そして、俺は妹紅の手をギュッと掴んだ。俺は手を繋ぎながら神経を集中させる。
「え、炎火なにやってるの?///」
「………………よし!!妹紅、まだ寒いか?」
「……寒く……ない……。」
「よかった♪手は離すなよ?効果がなくなるからな。」
俺が妹紅に何をしたかと言うと、俺と妹紅に薄く、外の寒さを中和出来るぐらいに炎を纏わせた。ちなみに凝視しないと炎は見えない。俺に触れてないと調整が細かすぎて難しいから手を繋いでる。妹紅は寒さが消え、捜索を続けた。すると、氷が飛んでくるが、右手に炎を纏って殴る。氷は消え、飛んできた先には氷の妖精、前に一度戦った、チルノがいた。
「やいお前!またあったな!!あたいと勝負しろ!!」
「はぁ……しょうがないな……。妹紅、ちょっとごめんな?」
「ひぁ!?///」
俺は妹紅をお姫様抱っこをしてチルノと勝負する。チルノは氷の弾幕を放つ。俺はそれを回避続け、反撃のチャンスを待つ。しかし、チルノの放つ氷は、前回より氷の大きさと速さが全然違う。冬だからだろうか?かなり強くなってる……が。
「妹紅!ちょっと飛ばすからしがみついてろよ!」
「え?うわぁぁぁぁぁ!?」
俺は全力で炎を噴出し、炎を右手に纏ってチルノを殴る。この間、三秒。
「ぐうぇっ!」ピチューン
「ふぅ……妹紅、大丈夫か?」
「うん、大丈夫♪」
「よかった♪なら、探索を続けようか。」
俺は妹紅にそう言い、探索を再開しようとする……が、また氷。しかし、その氷はチルノよりも強力なもので、俺は妹紅をまだ抱きかかえているので、回避する。
「あら、躱されちゃった。」
そこには、白い肌、白い髪に、青と白の服。一目見たときの印象は『雪女』、レティ・ホワイトロックがいた。
「……何の用だ?」
「さっきチルノを倒してたわね。同じ冬を楽しむ仲間として、あなたを倒すだけよ。」
「……つまりは敵討ちってところか。わかった。相手してやる。妹紅、ちょっと後ろに下がっていてくれ。」
「わかった。負けるんじゃないぞ!」
俺は妹紅にピースサインを送り、レティの方を向く。そして、俺とレティは同時に弾幕を発射し続ける。……が、圧倒的に俺の方が有利。俺は修行で弾幕の物量もかなり多くなったし、炎と氷。属性的にも相性が俺の方が有利で、弾幕と弾幕がぶつかり、俺の炎の弾幕の一発と、レティの数発が同レベルに持ち込まれていた。
「くっ!怪符『テーブルターニング』!!」
「スペルか!物量で押し切る!炎符『ファイアーマシンガン』!」
俺とレティはお互いスペルを発動し、攻撃をする……。そして、数分後……。
「きゃー!?」ピチューン
「ふう、全く、連戦は流石に疲れるなぁ……。」
「お疲れ様、炎火♪」
「ありがと、妹紅♪」
そして、再び俺と妹紅は手を繋ぎ、異変解決に向けて探索を再開した………。
文字数少ないです。次回に期待をお願いしますっ!