He have gone to Gensokyo.   作:風峰 虹晴

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最後変になっちゃった。さーせん


part18 日常の中

「ふわぁ〜……。」

 

俺は起き、大きく欠伸をする。今は……大体5時。いつもこれぐらいの時間に起きる。仕事のために、早めに起きないといけないのだ。俺は起き上がり、服を着替え、洗面台に向かい、顔を洗う。水が冷たい。冷たい水によって目が覚める……が、眠い。

 

「キュオ〜。」

 

「サラ、おはよう。また竹炭か。部屋に戻るか……。」

 

サラは俺の頭の上に乗る。ちなみに、サラは水が大っ嫌いだ。火属性だからなのかは知らないが、とにかく嫌い。もちろん風呂も嫌い。……サラはあまり汚れないから別にいいのだが……。サラは無意識的に自分の体についたゴミを焼却する。だから、ほぼほぼ常にサラは綺麗な状態だ。俺は部屋に戻って、竹炭が大量に入っている袋を取り出し、その中から竹炭を1つ取り、上に投げる。後は、サラが自分で口に咥え、ボリボリ食べる。

 

「キュオ〜♪」

 

サラは嬉しそうに鳴く。どんなに美味しい食べ物でも、炭系が1番美味しいらしい。ちなみに1番好きな炭は石炭。……けど、あまり手に入れれないのが現状。でも、たまに食べるからこそなのかもしれない。俺はその後、もう何個かサラに竹炭を食べさせると、食事を作る。兎達の分と、輝夜様の分。大体……20人分ぐらいかな?まあ、そんな生活にも慣れた。っていうか嫌でも慣れる。料理の腕も上達する。

 

「よし……できた。じゃあ、兎達を起こしに行くか……。」

 

俺は料理を作り終えると、俺は兎達の部屋に向かう。今は大体6時ぐらい。転生する前の俺だったらまだ寝てる時間だな。確実に。そんな俺が今はそんな時間に起こす立場になるとはな……。俺は勢いよく扉を開ける。

 

「お前らー!起きろー!起きないとサラの火炎放射だぞー!」

 

俺がそう言うと、兎達は飛び起きる。よほど火炎放射が嫌なのか……。まあ、流石に俺でも火炎放射は嫌だ。初めて見たときは俺もびっくりした。……これでまだ子供なんだよな……。大人になったらどうなるんだろうな?サラの上に乗れたりできるのかな?そういうのは、やっぱり男のロマンだよな。そんな中、起きない兎が一匹……。

 

「てゐーー!!起きろーー!!」

 

「嫌だ……。」

 

「よし、サラ行け。」

 

「キュオーー!!」ガブッ

 

「いったぁぁぁぁぁぁ!?」

 

てゐが中々起きないので、サラに噛まさせる。俺が何回も言ってやってるんだ。可哀想とか、思わないでくれ。

 

「炎火、おはよ〜……って、いきなり?」

 

部屋の中に鈴仙が入ってくる。鈴仙には、俺が作った朝ご飯を運んでもらっている。鈴仙は、てゐがされていることについては、何も言わない。鈴仙自身もてゐにイタズラをされたり、言うことを聞かなかったりで、色々と困っているから、逆にありがたいと思っているらしい。

 

「よし。サラ、もういいぞ。」

 

「キュオ〜。」

 

「うぅ……痛かった……。」

 

「てゐが悪いのよ?炎火の言うこと聞かないから……。」

 

そんなこんなで、兎達に朝ご飯を配り、一緒に朝ご飯を食べる。うん。まあまあ美味しい。たくさん料理して来たら、流石に料理の腕は上達する。そして、数十分後……。

 

『ごちそうさまでした。』

 

全員食べ終わり、食器を片付ける。そして、兎達は仕事を開始する。俺の仕事はこれを見守りつつ手伝う……なのだが。今日は休み。

 

「炎火、今日は紅魔館に行くんじゃなかったっけ?」

 

「あ、そうだった。鈴仙サンキュー。」

 

俺は鈴仙が言ってくれたお陰で、今日何をするか思い出し、外に出る。そして、俺は空を飛んで紅魔館に向かう。ちゃんと途中で妹紅と合流した。妹紅も行く約束だったからな。そして、最近霊力によって飛ぶことを覚えた。そもそも、俺の生み出す炎は、体力と霊力を消費して生み出すものだったみたい。霊夢に教えてもらい、霊力での飛び方で、かなり体力の消費が抑えられた。まあ、早く行きたい時は炎の噴射による飛行で行くが、今回はあまり急いではいないので炎を使っては飛ばない。まあ、これでもまあまあ速く飛べるので、別に気にしない。約十分後、紅魔館に到着した。

 

「よっと……。妹紅、お疲れ様。」

 

「おう、炎火もお疲れ様!」

 

「お二人共お待ちしてました。通ってもいいですよ。」

 

「お、美鈴が起きてるなんて珍しいな。」

 

「私どんなイメージなんですか!?」

 

『いつも寝てるイメージ。』

 

「息を合わせないでください……。」

 

美鈴はため息をついて、門を開ける。美鈴をイジるのは、反応が良いから面白い。ちなみに、妹紅と息が合ったのは偶然だ。俺達はまず、図書館に向かった。

 

「ようパチュリー。」

 

「あら炎火、来たのね。」

 

「あぁ、色々と調べさせてもらうがいいか?」

 

「ええ、いいわよ。その変わり、その火龍と一緒にいていいかしら?」

 

「ん?いいぞ。妹紅はどうするんだ?また漫画でも読んでるか?」

 

「あぁ、そうするよ。」

 

俺はとりあえず、サラをパチュリーに預けることにした。パチュリーは、サラのことが気に入っているようで。よく愛でて和んでいる姿を見ることがある。そして、俺は本を読んでいると……。

 

ドゴーン!

 

「!?何があった!?」

 

「フランが暴走したみたい!!」

 

「ちっ!抑える方法は!?」

 

「一回気絶させないと無理よ!!」

 

「難しい注文出しやがって……!行くぞ妹紅!!」

 

「おうっ!!」

 

俺と妹紅は何故暴走したかわからないフランを抑えるべく、戦闘準備をした……。




次回はもっとマシにしたいです。

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