He have gone to Gensokyo.   作:風峰 虹晴

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今回はデート編!さ、サボってた訳じゃないから許して……。


part22 妹紅とのデート

保存日時:2018年01月05日(金) 19:36

 

「ふわぁぁぁ……。」

 

「炎火、まだ眠いのか?」

 

「うん……ちょっとな……。」

 

俺は今、いつも通り朝ご飯の準備をしていた。いつもと違うところといえば、妹紅が隣にいることだ。今日、妹紅と人里に遊びに行く(デートに行く)約束をしていて、妹紅が待ち切れなくて来たわけだ。まあ、朝ごはん作りも手伝ってくれるから、とてもありがたい。そして、数分後、俺と妹紅は料理を作り終え、兎達に配り終えた。

 

「じゃあ、行こうか妹紅。」

 

「うんっ♪」

 

そして、俺と妹紅は永遠亭の外に出て、飛んで迷いの竹林を超えた。そして、人里に到着した。さて、何をしようか……。

 

「あっ!炎火炎火!」

 

「どうした?妹紅。」

 

妹紅が指差す方向を見る。すると、そこには団子屋さんがあった。そういえば、妹紅は甘いものとか好きだったな。……お金は十分ある(っていうか有り余ってる)から、団子食べるか。

 

「食べるか?妹紅。」

 

「うんっ!」

 

……ハッ!やばい。可愛すぎてボーッとしてた。俺は少し妹紅に遅れたので少し走って妹紅に追いつき、団子屋に着く。

 

「いらっしゃい!何をご注文で?」

 

「妹紅は何にする?」

 

「じゃあ〜……私はみたらし団子!」

 

「じゃあ、みたらし団子2つ。」

 

「あいよ!」

 

そういうと、団子屋の店主はみたらし団子を作り始める。……うん。いい匂いがする。俺はチラッと妹紅の方を見る。妹紅は団子が作られている風景を目を輝かせながら見ている。そんだけ甘いものが好きなのか……。可愛らしいな全く……。

 

「できたぞ兄ちゃん!」

 

「ありがとうございます。」

 

俺は店主から団子2本を受け取り、一本を妹紅に渡す。そして、俺と妹紅はみたらし団子を食べながら人里をぶらぶらしていた。人里に来る時といったら仕事で薬を渡しに来た時ぐらいだから、こうやって人里に遊びにくるのは久しぶり……いや、初めてかもしれない。俺はそっ……と妹紅を見てみる。妹紅は右手に団子を持ち、口の中に団子を含んでとても嬉しそうに顔を緩ませている。やばい、めっちゃ今の妹紅可愛い。やっばり、団子を買ってよかった。妹紅にこんなに喜んでもらえて嬉しい。

 

「キュオ〜……。」

 

「あっ……すっかり忘れてた。」

 

そういえば、サラのぶん買ってなかったな……。しゃあない。俺のぶんあげるか……。

 

「サラ、この団子食べていいぞ。」

 

「キュオ〜♪」

 

俺が団子の刺さっている串を差し出すと、サラは串ごと丸々食べた。そして、嬉しそうに頭の上で羽をパタパタさせる。その光景を珍しそうに人里の人が見ている。ちなみにサラは串ごと食べても大丈夫らしい。っていうか有機物ならなんでも食べれるらしい。

 

「ねぇねぇ炎火。」

 

「ん?なんだ妹紅?」

 

妹紅は顔を赤くしながら俺のことを見てくる。何かあったのかな?俺には妹紅が何を考えているのかがさっぱりわからなかった。

 

「炎火……その……サラに団子あげたでしょ?」

 

「ん?まあ……そうだけど……。」

 

「だから……えっと……私の団子あげる!だから、あーんして!」

 

「ええっ!?えっえっと……。」

 

「いいから!」

 

「わ、わかった。あーん……。」

 

俺は妹紅に言われるがまま口をあーんと口を開ける。妹紅は団子が残り一個刺さった団子を俺の方に近づけてくる。そして……

 

「あーん!」

 

「んぐっ……モグモグ……。」

 

俺は妹紅から差し出された団子を口に含んだ。美味しい。さっき自分で食べていたのと同じ味なはずなのに、こっちの方が数倍美味しい。

 

「ゴクン……。」

 

「どう?美味しい?」

 

「ありがとう妹紅、美味しかったよ♪」

 

俺は妹紅にお礼を言うと、妹紅は嬉しそうな笑顔で俺のことを見ていた。そして、俺の妹紅(+サラ)で、人里を楽しんだ。今日はとても楽しかった。そして帰り道……。

 

「炎火炎火!!」

 

「ん?なんだ妹紅?」

 

「肩車して!」

 

「か、肩車?別にいいけど……。」

 

俺は妹紅にそう言われ、地面に屈む。すると、妹紅は俺の肩にまたがった。そして、俺はそのまま立ち上がった。肩車は妹紅にたまにしてるし、輝夜様からもねだられてやるので慣れている。っていうかやっぱ妹紅の方が軽いな……。

 

「じゃあ、帰るぞ、妹紅。」

 

「おうっ!今日は楽しかったな、炎火!!」

 

「そうだな、妹紅。」

 

そして俺は、妹紅は肩車したまま帰っていった。




次回はもっと文字数増やすから(汗)

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