He have gone to Gensokyo.   作:風峰 虹晴

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学校って大変ですね。


part23 ケイドロ

「あはは〜♪捕まえてみろ〜♪」

 

「輝夜様!逃げないでくださいー!」

 

「逃げないと鬼ごっこじゃないでしょ〜♪」

 

「正論はズルいです!!」

 

「正論なのに?」

 

俺はてゐと輝夜様と俺の3人で鬼ごっこをしていた。……まあ、嫌な予感はしてるよ。うん。だってこの2人はイタズラの常習犯。何かがないわけがない。

 

「待てー!ってうわぁぁぁぁ!?」

 

『イェーイ!引っかかったー!』

 

「ちくしょう!落とし穴か!」

 

やっぱりか。落とし穴が仕掛けられていて、俺はそれに引っかかってしまった。ルールでは飛ぶことが禁止されている。が、そんなこと関係ない。俺は足に霊力を溜め、爆発を起こし、爆発の爆風と一緒に跳躍し、穴の中から脱出した。

 

「ええ〜!?ズルい!」

 

「能力を上手く使ったと言ってください!!」

 

俺は再び2人を追いかける。元々輝夜様の運動不足改善で永琳先生が提案した遊び。いつも運動(弾幕ごっこ)をしている俺に比べたら、明らかに輝夜様と俺の運動能力は違う。つまり……。

 

「輝夜様捕まえた!」

 

「あぁ〜……捕まっちゃった。」

 

「じゃあ、この円の中にいてくださいね。」

 

「はぁ〜い……。」

 

そして、地面に円が描かれている中に輝夜様は入る。そう。この鬼ごっこは普通の鬼ごっこではなく警泥(ケイドロ)だ。だから、輝夜様を捕まえたから今度は見張りつつてゐを捕まえなきゃいけないのだ。まあこれがなんとも厄介。このケイドロ、大体30分ぐらい続けている。流石に俺も疲れた。さっさと終わらせたいんだが……てゐが厄介すぎる。いたる所に罠を仕掛けてあるらしく、うかつに動けない。足を縄で吊られたり……。ちなみに縄を焼いて脱出した。

 

「うーん……どこに潜んでるんだ……?」

 

「(ふふ……もらった……)タッt……」

 

「ついに捕まえた!!」

 

「えっ!?」

 

俺は一体何をしたかというと、右腕を伸ばしたのだ。右腕は炎だから伸縮可能だから、この距離でも捕まえられる!

 

「危なっ!?」

 

「チッ!チャンスを取り逃がした!」

 

俺の渾身の不意打ちも、てゐにはギリギリ及ばなかった。ちくしょう!変なところで回避がうまい奴め……。てゐは輝夜様を解放し、再び逃げる。

 

「やっほー炎火、なにやってるの?」

 

「おお、妹紅。……ってなんで魔理沙?」

 

「暇だから遊びに来たんだぜ♪」

 

「神社行けや……。」

 

3人で鬼ごっこをし、俺が苦戦している時に、魔理沙と妹紅が来た。妹紅は別に全然いいんだが……なんで魔理沙までいるんだ……。

 

「何やってるんだぜ?」

 

「ケイドロをやってるんだ。輝夜様の運動不足改善でな。」

 

「面白そうだから私もやるんだぜ!じゃあ、私はドロボウの方やるんだぜ。」

 

「お前まんまじゃねえか。」

 

「私は盗んでるんじゃなく死ぬまで借りているだけだぜ。」

 

「はいはい……はぁ……捕まえる数が増えた(泣)」

 

「じゃあ、私警察の方やる。」

 

「おお!妹紅ありがとう!!」

 

というわけで、ドロボウの方に魔理沙を追加、警察の方に妹紅追加で3:2になった。よし!2:1よりも楽だ!これで終わらせるぞ!!

 

「妹紅、輝夜様を頼む。俺の他の2人を……。」コソ

 

「うん。わかった。」コソ

 

そして、俺はてゐと魔理沙を。妹紅は輝夜様を捕まえるために動き始めた。さて……警察側は2人といったが、正確には2人+一匹。ちゃんとサラはこっち陣営。なので……。

 

「サラ、上空から探索頼む。輝夜様を見つけたら妹紅に知らせてくれ。他の2人のどちらかを見つけたら俺のところに帰ってこい。」

 

「キュオ〜。」

 

俺がサラにそう伝えると、サラは俺の頭から離れ、空高く飛んでいく。別にサラの飛行は禁止されてなかったし、これでなんとかしなけりゃ……。

 

 

 

数分後

 

「輝夜捕まえた!!」

 

「妹紅に捕まるなんて屈辱だわ……。」

 

数分後、輝夜様は妹紅によって捕まえられた。多分サラがちゃんと仕事をしてくれたな。後は残りの2人か……。

 

「妹紅。妹紅は輝夜様の警備を頼む。俺は捕まえにいく。」

 

「わかった。」

 

俺が妹紅にそう伝えると、妹紅は輝夜様を連行していく。この光景はまさに警察とドロボウだな。さて、俺は残り2人を捕まえるか……。

 

 

 

数分後

 

「うわぁぁぁぁぁ……。」

 

「へへっ、今度も引っかかった引っかかった。」

 

「うおおおおおお!!」

 

「ええ!?これも登ってくるの!?」

 

「てゐ!確保!!」

 

「あぁー!!」

 

俺はサラのお陰でてゐを見つけたが、また落とし穴に落とされた。しかもさっきの落とし穴より深い落とし穴。だが、俺はそれも脱出し、それに動揺したてゐを確保した。俺はてゐを連行し、魔理沙確保に再び走り出した。

 

 

 

十数分後

 

「待てー!!」

 

「へへっ!!この私を簡単に捕まえられると思ったらいけないんだぜ!!」

 

俺はサラか見つけた魔理沙を、追いかけ回していた。魔法使いのくせに逃げ足だけは速い……!流石本職のドロボウ、本当に速い……。

 

「このまま逃げ切るんだぜ!!彗星『ブレイジングスター』!」

 

「あっ!!」

 

魔理沙はスペルを使って逃げていく。確かに魔理沙自身は飛んでないな。箒に捕まっているだけだ……。どんどん距離が離されていく。このままじゃ捕まえられない……。そうだ!!

 

「サラ!魔理沙の前に壁を作れ!」

 

「キュオーー!!」

 

「おわっ!?ズルいんだぜ!!」

 

「ルールの穴を突いたと言ってくれ!魔理沙確保!!」

 

「あぁ〜〜〜〜……!!」

 

ふぅ……ようやく終わった……。約一時間のケイドロ……。こんなに疲れるとは思わなかった……。

 

「炎火!お腹空いたわ!お昼ご飯!」

 

「あ!私にも作ってくれなんだぜ!」

 

「炎火〜♪私も〜♪」

 

「はいはい……全員の分ちゃんと作ってやりますよ……。」

 

俺たちはケイドロを終え、お昼ご飯を食べに、永遠亭に戻っていった。




小説の両立って大変です。まあ、やってる側は結構楽しいですけどね。
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