He have gone to Gensokyo. 作:風峰 虹晴
「ふぅ……やっと着いたな。」
「ずいぶんと疲れたわ……。さっさと終わらせたいんだけど。」
俺達は妖怪の山を登り終え、頂上にある神社、守矢神社に到着した。さて、怠惰巫女と一緒の考え方になるのは癪だが、まあ、さっさと終わらせたいんだけどな。もちろん、穏便になんだが……。
「ちょっとー!誰かいないのー!?」
霊夢は守矢神社に向かって、大声で呼びかける。すると、中から1人の人影が出てくる。白と青の巫女服に、緑色の髪にカエルの髪飾り。風祝の巫女、東風谷 早苗だ。早苗はこっちに駆け寄ってくる。
「あっ!霊夢さん!信仰をついに分けてもらえるんですか!?」
「無理よ。こっちにも分けれるほどの信仰はないのよ。だから、力尽くで理解してもらうわ。」
「……仕方ありませんね。神奈子様と諏訪子様の為に私、頑張ります!」
うわぁ……。なんという戦闘遭遇率。この勝負、観戦させてもらおうか。俺達が首を突っ込む必要はないな。巫女VS巫女、この勝負の行方を見させてもらおうか。
「霊夢ー、お前がふっかけた勝負だから、一対一で頑張れよー!」
「はぁ!?なんでそんなめんどくさいこと……!」
「やっぱりめんどくさいと思ってたんだ……。」
「全く……しょうがないわね……。」
いいツッコミだエスカルゴ。まあ、いつもあいつは楽を追い求めてるから、いつも通りだな、いつも通り。
「行きますよっ!!奇跡よ!!」
早苗は弾幕を霊夢に向けて撃ちまくる。しかし、霊夢はそれを器用に躱していき、間を縫ってお札を投げまくる。流石博麗の巫女ってところだな。しかし、早苗の方も負けてはいない。早苗も負けじと弾幕を発射し続けていく。霊夢も少し弾幕が掠る時はあるが、被弾はしていない。戦況は、どちらも被弾することはないが、早苗の方が掠る回数が多い。霊夢の方が有利だった。そして、ついに早苗はスペルカードを使う。
「スペルカード!!奇跡『神の風』!!」
早苗はスペルカードによる弾幕で、霊夢を追い詰めようにする。しかし、この程度で負けるほど霊夢は甘くない。
「霊符『夢想妙珠』!」
霊夢もスペルカードを発動し、早苗に攻撃する。その中の一発だけ、早苗に届き、早苗は被弾してしまう。
「ぐうぅぅぅ……!」
早苗は踏ん張り、なんとか耐えたようだ。しかし、かなり体への負担は大きいようだった。
「これで決着です!大奇跡『八坂の神風』!!」
早苗は先ほどのスペルカードの上位互換にあたるスペルカードを発動し、霊夢に攻撃をする。言っていた通り、決着をつけるつもりだな。けど、多分早苗の勝利という決着ではなく……。
「これで終わりよ!霊符『夢想封印』!!」
霊夢も、先ほど発動したスペルカードの上位互換スペルカードを放つ。お互いの弾幕がぶつかり、風圧がこちらまで届く。しかし、霊夢のスペルは早苗の弾幕を貫通していき、そして……。
「きゃぁぁぁぁ!!」
早苗はもろに弾幕を喰らい、気絶してしまう。……やりすぎじゃね?俺はそう思った。まあ……向こうが悪いっちゃ悪いんだが……。とりあえず、話し合いをするために起こすか……。
数分後
「あ、ありがとうございます!」
「じゃあ、そういうことでよろしくね。」
「全く……話し合いの方が簡単だったじゃないか……。」
俺は回復の炎で早苗を回復させた。この能力、どんな炎も起こすことができるんだな。その分、消費霊力多くなるけど……。結局、早苗を起こして話し合った結果、博麗神社に守矢神社の分社を置くことで話がついた。……なんで最初っからこうしないのかな?話し合いの時間約10分、明らかにこっちの方が楽だったな……。
「そうだ。エスカルゴ達はこの一ヶ月、どこで過ごすんだ?」
『あ…………。』
やっぱり、考えてなかったのか……。まあ、当たり前だよな。考える間もなく、これに駆り出されてたからな……。
「じゃあ、永遠亭に来るか?紅魔館だとフランが2人でややこしいし……博麗神社はあの怠惰巫女が面倒をちゃんと見れるとは思わないし……。なら、うちに来た方がいいんじゃないか?」
俺はエスカルゴ達2人にそう提案した。理由は言った通りだ。永遠亭なら、部屋も結構空いてるし、飯なら俺が用意するし……。特に問題はないはずだ。
「……なら、そうさせて貰おうかな。」
「わーい!お泊まりお泊まり!」
「炎火ー、今度私も泊まりに行きた〜い!」
「はいはい、わかったわかった。」
これからまた、忙しくなりそうだな……。まあ、いいか。楽しくなりそうだ。俺達はみんなで永遠亭に戻った。とりあえず、永琳先生に許可取らないと……。
一分後
「どうだった?」
「即答でOKだって。三食ちゃんとついてるぞ。俺が料理するだけだけど。あと、妹紅も泊まっていいって。」
「わーい♪」
「お世話になります。」
「私エスカルゴと同じ部屋〜♪」
各々、泊まれることが決まり、喜んでいた。けど、ちゃんと条件はある。この条件は俺にとって嬉しい内容ではある。……まあ、ちょっと可哀想ではあるが。
「一つ、条件を永琳先生に言われたんだ。」
「ん?条件ってなんだ?」
「まあ、簡単に言うとここの仕事の手伝いかな。そこまでの内容じゃないし、俺みたいに、休める時間がかなり多いけど。」
「それぐらいなら、お安い御用だぜ!」
「フランも頑張るー!」
「妹紅もお願いできるか?」
「うん!頑張る!」
「じゃあ、全員、部屋に案内するな。」
『はーい。」
俺は3人を部屋に案内した。エスカルゴとフランは同じ部屋で、妹紅は俺から頼んで俺と同じ部屋にしてもらった。そして、夕食等を終え、就寝時間……。
「えへへ……。炎火と同じ部屋♪」
「俺も妹紅と一緒に寝ることができて嬉しいよ♪」
「じゃあ、炎火。おやすみ〜♪」
「ああ、妹紅、おやすみ。」
そして、俺の濃い一日は、幕を閉じた。一ヶ月間、楽しくなるが、大変になる予感がするな……。
次回次回……。エスカルゴ達との生活!あ、コラボはまだ終わる気配ないなぁ……。それと、平日は更新できないかもしれません!そこのところご了承ください。