He have gone to Gensokyo.   作:風峰 虹晴

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コラボの楽しさ、理解しておくれ


コラボ編④ 守矢神社と新生活

「ふぅ……やっと着いたな。」

 

「ずいぶんと疲れたわ……。さっさと終わらせたいんだけど。」

 

俺達は妖怪の山を登り終え、頂上にある神社、守矢神社に到着した。さて、怠惰巫女と一緒の考え方になるのは癪だが、まあ、さっさと終わらせたいんだけどな。もちろん、穏便になんだが……。

 

「ちょっとー!誰かいないのー!?」

 

霊夢は守矢神社に向かって、大声で呼びかける。すると、中から1人の人影が出てくる。白と青の巫女服に、緑色の髪にカエルの髪飾り。風祝の巫女、東風谷 早苗だ。早苗はこっちに駆け寄ってくる。

 

「あっ!霊夢さん!信仰をついに分けてもらえるんですか!?」

 

「無理よ。こっちにも分けれるほどの信仰はないのよ。だから、力尽くで理解してもらうわ。」

 

「……仕方ありませんね。神奈子様と諏訪子様の為に私、頑張ります!」

 

うわぁ……。なんという戦闘遭遇率。この勝負、観戦させてもらおうか。俺達が首を突っ込む必要はないな。巫女VS巫女、この勝負の行方を見させてもらおうか。

 

「霊夢ー、お前がふっかけた勝負だから、一対一で頑張れよー!」

 

「はぁ!?なんでそんなめんどくさいこと……!」

 

「やっぱりめんどくさいと思ってたんだ……。」

 

「全く……しょうがないわね……。」

 

いいツッコミだエスカルゴ。まあ、いつもあいつは楽を追い求めてるから、いつも通りだな、いつも通り。

 

「行きますよっ!!奇跡よ!!」

 

早苗は弾幕を霊夢に向けて撃ちまくる。しかし、霊夢はそれを器用に躱していき、間を縫ってお札を投げまくる。流石博麗の巫女ってところだな。しかし、早苗の方も負けてはいない。早苗も負けじと弾幕を発射し続けていく。霊夢も少し弾幕が掠る時はあるが、被弾はしていない。戦況は、どちらも被弾することはないが、早苗の方が掠る回数が多い。霊夢の方が有利だった。そして、ついに早苗はスペルカードを使う。

 

「スペルカード!!奇跡『神の風』!!」

 

早苗はスペルカードによる弾幕で、霊夢を追い詰めようにする。しかし、この程度で負けるほど霊夢は甘くない。

 

「霊符『夢想妙珠』!」

 

霊夢もスペルカードを発動し、早苗に攻撃する。その中の一発だけ、早苗に届き、早苗は被弾してしまう。

 

「ぐうぅぅぅ……!」

 

早苗は踏ん張り、なんとか耐えたようだ。しかし、かなり体への負担は大きいようだった。

 

「これで決着です!大奇跡『八坂の神風』!!」

 

早苗は先ほどのスペルカードの上位互換にあたるスペルカードを発動し、霊夢に攻撃をする。言っていた通り、決着をつけるつもりだな。けど、多分早苗の勝利という決着ではなく……。

 

「これで終わりよ!霊符『夢想封印』!!」

 

霊夢も、先ほど発動したスペルカードの上位互換スペルカードを放つ。お互いの弾幕がぶつかり、風圧がこちらまで届く。しかし、霊夢のスペルは早苗の弾幕を貫通していき、そして……。

 

「きゃぁぁぁぁ!!」

 

早苗はもろに弾幕を喰らい、気絶してしまう。……やりすぎじゃね?俺はそう思った。まあ……向こうが悪いっちゃ悪いんだが……。とりあえず、話し合いをするために起こすか……。

 

 

 

数分後

 

「あ、ありがとうございます!」

 

「じゃあ、そういうことでよろしくね。」

 

「全く……話し合いの方が簡単だったじゃないか……。」

 

俺は回復の炎で早苗を回復させた。この能力、どんな炎も起こすことができるんだな。その分、消費霊力多くなるけど……。結局、早苗を起こして話し合った結果、博麗神社に守矢神社の分社を置くことで話がついた。……なんで最初っからこうしないのかな?話し合いの時間約10分、明らかにこっちの方が楽だったな……。

 

「そうだ。エスカルゴ達はこの一ヶ月、どこで過ごすんだ?」

 

『あ…………。』

 

やっぱり、考えてなかったのか……。まあ、当たり前だよな。考える間もなく、これに駆り出されてたからな……。

 

「じゃあ、永遠亭に来るか?紅魔館だとフランが2人でややこしいし……博麗神社はあの怠惰巫女が面倒をちゃんと見れるとは思わないし……。なら、うちに来た方がいいんじゃないか?」

 

俺はエスカルゴ達2人にそう提案した。理由は言った通りだ。永遠亭なら、部屋も結構空いてるし、飯なら俺が用意するし……。特に問題はないはずだ。

 

「……なら、そうさせて貰おうかな。」

 

「わーい!お泊まりお泊まり!」

 

「炎火ー、今度私も泊まりに行きた〜い!」

 

「はいはい、わかったわかった。」

 

これからまた、忙しくなりそうだな……。まあ、いいか。楽しくなりそうだ。俺達はみんなで永遠亭に戻った。とりあえず、永琳先生に許可取らないと……。

 

 

 

一分後

 

「どうだった?」

 

「即答でOKだって。三食ちゃんとついてるぞ。俺が料理するだけだけど。あと、妹紅も泊まっていいって。」

 

「わーい♪」

 

「お世話になります。」

 

「私エスカルゴと同じ部屋〜♪」

 

各々、泊まれることが決まり、喜んでいた。けど、ちゃんと条件はある。この条件は俺にとって嬉しい内容ではある。……まあ、ちょっと可哀想ではあるが。

 

「一つ、条件を永琳先生に言われたんだ。」

 

「ん?条件ってなんだ?」

 

「まあ、簡単に言うとここの仕事の手伝いかな。そこまでの内容じゃないし、俺みたいに、休める時間がかなり多いけど。」

 

「それぐらいなら、お安い御用だぜ!」

 

「フランも頑張るー!」

 

「妹紅もお願いできるか?」

 

「うん!頑張る!」

 

「じゃあ、全員、部屋に案内するな。」

 

『はーい。」

 

俺は3人を部屋に案内した。エスカルゴとフランは同じ部屋で、妹紅は俺から頼んで俺と同じ部屋にしてもらった。そして、夕食等を終え、就寝時間……。

 

「えへへ……。炎火と同じ部屋♪」

 

「俺も妹紅と一緒に寝ることができて嬉しいよ♪」

 

「じゃあ、炎火。おやすみ〜♪」

 

「ああ、妹紅、おやすみ。」

 

そして、俺の濃い一日は、幕を閉じた。一ヶ月間、楽しくなるが、大変になる予感がするな……。




次回次回……。エスカルゴ達との生活!あ、コラボはまだ終わる気配ないなぁ……。それと、平日は更新できないかもしれません!そこのところご了承ください。
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