He have gone to Gensokyo.   作:風峰 虹晴

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ちなみにこんなに詰め込んで投稿してる理由は、休日しか書くタイミングがないからです。


コラボ編⑤ いつもと違う日常

「ふわぁ〜……。やっぱり、早めに起きたからいつもの寝起きより少し眠いかな……。」

 

俺は目を覚まし、布団から出る。洗面台に向かい、顔を洗う。秋に入り、中々水が冷たい。おかげで俺はバッチリ目を覚ました。さて、全員起こしに行くか。……そうだ。ポケットの中に……。

 

「スカーレット、起きろ。」

 

「ふわぁ〜……。おひゃようございましゅ炎火……。」

 

スカーレットはポケットから顔を出し、欠伸をして目をこする。あれからずっと寝ていたのか……。どんだけ寝るのが好きなんだ……。まあ、いっか。

 

「スカーレットはサラと妹紅と一緒にいてくれ。」

 

「わかりました〜♪」

 

スカーレットはポケットから抜け出し、ゆっくりと俺の部屋まで飛んでいく。……さて、2人を起こそうかな。俺はエスカルゴと

 

「エスカルゴ、フラン、起きろー!早速仕事を教えていくぞー!」

 

「んん………。」

 

「んんーっ……おはよう、炎火。」

 

2人とも、手を繋いで寝ていたようだ。仲がいいのはとてもいいと思う。2人とも寝起きで眠そうだった。けど、仕事だから、起きてもらわないと困る。

 

「早速仕事やるぞ。」

 

『はーい。』

 

俺はとりあえず、いつも朝起きたら行く仕事場の部屋に行く。さて、今回はエスカルゴの能力を使ってもらうか……。俺達はその部屋の前に着き、部屋の中に入る。その部屋の中に入る。部屋の中には兎達が寝ていた。

 

「俺の仕事、そして、これからのエスカルゴ達の仕事は、『兎達の世話』だ。で、早速なんだけど、兎達を起こしてくれない?こう……ビリビリっと広範囲に……。」

 

「えぇ……大丈夫か?」

 

「大丈夫、静電気ショックぐらいでいいから。それに、妖怪兎だし。」

 

「じゃあ……えいっ!」

 

エスカルゴは兎達に向かって弱い電撃を浴びせる。すると、兎達は驚いたり、声を上げて起きる。

 

「おはようみんな〜♪」

 

『何するんですか!!』

 

「ごめんごめん、今日だけだから……。それと、これから一ヶ月、この2人にも俺の仕事を手伝って貰うから。」

 

『はーい。』

 

兎達は全員起きて着替えを始める。さて、今のうちに朝ご飯作ろうかな……。俺達は兎達が着替える前に部屋を出て、台所に向かった。

 

「さて、俺は朝ご飯作るから、適当に時間潰してて。」

 

「い、いきなり休憩ありかよ……。っていうか、俺作るの手伝うぞ。」

 

「いいのか?言っとくけど人数多いからな?えっと……大体30人分ぐらい?」

 

「さ、30人分!?毎日そんなに作ってんの!?」

 

「まあ、慣れだよね。宴会とかはマジで死ねるけど。」

 

「えぇ……。じゃあ、フランは何かしてて。」

 

「はぁ〜い。」

 

そして、俺とエスカルゴは料理を作り始める。エスカルゴは野菜炒めとかが得意らしいので、そっちは任せて……。それ以外は俺担当だ。いつもより楽だ。

 

 

 

数十分後

 

「お、終わった……。」

 

「お疲れエスカルゴ。じゃあ、早速……そうだ。」

 

俺は空中に小さな魔法陣を炎で描いた。すると、そこからサラと、その背中に乗ったスカーレットが出てきた。

 

「うわっ!」

 

「サラ、スカーレット、兎達に朝ご飯運ぶように言ってくれないか?」

 

「はーい!サラ兄行こう!」

 

「キュオー!」

 

サラとスカーレットは兎達の部屋に飛んでいった。……あの短時間で何があったんだ?サラ、妙にスカーレットに懐かれてるな……『サラ兄』って……。

 

「さて、永琳先生と鈴仙、それとかぐ……悪戯姫に朝ご飯届けに行こうか……。その後、俺達も朝ご飯を食べようか。」

 

「い、悪戯姫って誰のことだ?」

 

「ここの亭主の輝夜様のことだ。」

 

「い、いいのか?亭主さんにそんな呼び方して。」

 

「本人から許可貰ってるから大丈夫。」

 

「えぇ……。」

 

そして、俺達は朝ご飯を配り、自分の部屋に戻ってご飯を食べ始めた。そういえば、こうして妹紅と2人でご飯を食べるのってあんまりなかったな……。

 

「ねぇねぇ炎火。」

 

「はいっ!あーん!」

 

「ええっ!?あ、あーん……。」

 

俺は妹紅にあーんをしてもらった。……なんかいつもより美味しい気がする。そして、俺と妹紅はご飯を食べ終わった。俺と妹紅は食事の後を片付けて、2人でエスカルゴ達の部屋に仕事のために迎えに行った。

 

「エスカルゴ〜、次の仕事……と言っても、兎達の仕事監視するか、悪戯姫の相手をするかなんだけどな。」

 

「わかった。フラン、行こうか。」

 

「うんっ!」

 

エスカルゴとフランは部屋から出てきた。……じゃあ、悪戯姫のところに行くか。

 

「そういえば炎火。」

 

「ん?なんだ?」

 

エスカルゴが部屋に向かってる途中、話しかけてきた。仕事に関することかな?それとも、個人的な要件かな?

 

「サラとスカーレットって何食べてるんだ?」

 

「……あ、そういえば2人の食事用意してなかったな。」

 

「炎火〜、早くご飯〜……。」

 

「キュオ〜……。」

 

スカーレットはポケットから、サラは頭の上からご飯をねだる。俺はサラとスカーレットに竹炭を渡す。すると、スカーレットとサラは嬉しそうに竹炭を食べる。

 

「スカーレットとサラの食事って一体何なんだ?」

 

「炭だな。スカーレットは普通にご飯食べるけど、やっぱり炭の方が好きらしいな。聞いたところ、こいつらにとっては『甘くて腹に溜まりやすい好物』らしい。」

 

「へぇ〜……。」

 

「さて、着いたな、悪戯姫の部屋。」

 

「じゃあ、頑張るかー!」

 

俺はそこから、色々と大変だった。まず、全員が落とし穴の罠にかかりフランの暴走を止める羽目に。俺とエスカルゴがボロボロ。兎達の仕事監視でてゐが逃走。エスカルゴの速度上昇の電気ショックにて捕獲。てゐボロボロ。そんなこんなで1日が過ぎていった……。こんな日常、これから一ヶ月……泣きそう。

 

「炎火、大丈夫?」

 

「う、うん、大丈夫!さて、もう暗いし寝るか!」

 

俺は心配そうに俺のことをみる妹紅を安心させ、眠りについた。今のうちに休んでないと……。




平日は忙しいけど投稿しないとは言ってない。書く時間が少ないだけだ。ちなみに最後の方、時間がなさ過ぎて焦った結果です。気にして(願い)。

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