He have gone to Gensokyo.   作:風峰 虹晴

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コラボは終わりと言ったな。あれは嘘だ。(後から決定したんです!本当なんです信じてください!)


コラボ編 再開の兆し

「ふっ!はっ!」

 

「ははっ!炎火さん中々やりますね!その格闘術やりにくいです!」

 

「思いつきで3日前からやり始めただけだけど……なっ!」

 

エスカルゴとフランが元の幻想郷に帰ってから3日。俺は紅魔館の門の前で、美鈴と能力を使用せず、自分で作った、つまり我流の武術で美鈴と戦っていた。まあ、武術を極めた美鈴に勝てるわけもなく、ずっと負けてばっかり、しかし、自分の武術が定まってきたような気がする。俺の武術は一言で言うと、『火龍』。サラの動きを見ていたらアイデアが思いつき、やってみようと思っていたわけだ。

 

「火龍の尾・薙ぎ!!」

 

俺は思いっきり美鈴に横蹴りを入れる。しかし、その攻撃は美鈴の腕に防がれる。が、本命はこっちじゃない。

 

「火龍の息吹!!」

 

俺は蹴りを入れた体制のまま、両腕で思いっきりパンチを繰り出す。入った!俺はそう思った時、美鈴は簡単にもう片方の腕で受け止める。

 

「惜しいところですが、これで終わりです!!」

 

美鈴のパンチは俺の腹に思いっきり入る。そして、俺は後ろに吹っ飛ばされた。あぁ……めっちゃ痛い……。吐くかと思った……。重すぎだろ美鈴のパンチ……。

 

「だ、大丈夫ですか?」

 

美鈴は吹っ飛ばされた俺の方に近づいてくる。どうやら、美鈴はやりすぎてしまったようだ。まあ、こんな程度でへこたれてちゃ、異変解決なんて無理なんだがな……。

 

「大丈夫大丈夫……っつつ……。」

 

俺は痛みをこらえながら立ち上がる。……そろそろ、日が暮れてきたな…………。そろそろ帰って、兎達の晩御飯作ってやらないとな……。

 

「美鈴、そろそろ帰るよ。ありがとうな。」

 

「そうですか!お気をつけて!」

 

俺は美鈴と別れて、永遠亭に帰ってきた。うーん……もっと強くなる方法……炎じゃなくて、霊力纏うのって、簡単なのだろうか?また霊夢辺りに聞いてみようかな。

 

 

 

数分後

 

「ただいま〜。」

 

「おかえり炎火。早く飯作れ。」

 

「黙れイタズラ兎。さっさと作るから待ってろ。」

 

俺は話しかけてきたてゐに適当に返事をし、晩御飯を作り始める。うーん……やっぱ、エスカルゴがいてくれた方が良かったなぁ……。まあ、頑張るしかないか。俺は晩ご飯を作り終え、全員に配って自分も食べた。そして、美鈴との鍛錬で疲れたのか、すぐに寝てしまった。

 

「ん〜……あいたっ!」

 

俺は起き上がり、体を伸ばす。すると、体の関節やら筋肉やらがやたら痛い。……どうやら、昨日の美鈴とのやつが、まだ残ってるみたいだ。あ〜……今日妖怪退治の依頼があるのに……。ま、そこまで支障にはならないでしょ。なるべく能力で倒せばいいしね。

 

「さて、起こしに行きますか。」

 

俺は部屋から出て、兎達が眠っているであろう部屋に向かう。

 

「さて……と……!」

 

俺は能力を使って部屋を暑くする。大体、部屋の中の気温40度ぐらいで全員起きたようなので、俺は解除し、部屋を元の温度に戻す。そういえば、エスカルゴが隣にいるときにこれやったら、「お前鬼畜すぎるだろ……。」って言われたな。あの時60度ぐらいまで一気に上げたからなぁ……。

 

『なにするんですか!!」

 

「あはは〜、おはよう。全員さっさと着替えろよ〜。」

 

俺は兎達にそう伝え、部屋を出る。そして、次はキッチンに向かう。そして、部屋の中に入り、エプロンをつける。さて……調理開始だ……。

 

 

 

数十分後

 

俺は料理を作り終え、全員に配り終えた。さて、俺も自分の部屋で食べるとするか……。俺は料理を持って、自分の部屋に戻っていった。

 

「あれ?なんだこれ?」

 

俺は自分の部屋に戻ると、ふすまに手紙が挟んであった。永琳先生とか、鈴仙が挟んだんだろうか?俺は廊下に料理を置き、手紙を読んでみる。

 

『焔 炎火へ

 

久しぶりだな!と言っても、2日や3日の話だが。

1ヶ月、本当に世話になったな。

 

急ではあるのだが、俺らの帰還を祝う宴会を行うから、是非炎火と妹紅にも来て欲しい。

 

(ちなみに、こっちの紫さんの方が力が強くて、繋げるのに1ヶ月もかからなかったぜ。)

 

来たる満月の日……つまり今夜だな。

午後6:00に、永遠亭玄関前に迎えにいく。

炎火のことだから、仕事はとっくに終わってるよな?

 

あと、この紙にはある仕掛けがある。

その仕掛けが何か……お前にはわかるはずだ。

 

雷速の吸血鬼 エスカルゴ・スカーレット』

 

……なるほど、エスカルゴからだったか、6:00か……妖怪退治の時間と、結構ギリギリだが、まあ、なんとかなるでしょう。仕事……まあ、永遠亭の仕事は終わったな。これは妖怪退治はボランティアだし、まあ、当たってるな。さて、仕掛けか……。俺は紙をじっくりと観察する。……うん、大体わかった。俺は能力で炎を出し、紙を炙る。いわゆる炙り出しってやつだ。俺が紙を炙ると、予想通り文字が出てくる。

 

『追伸

 

これ読めてるってことは、上手く炙れたってことだな。流石炎火だぜ。

 

早速本題に入るぜ。

 

炎火。俺と戦ってくれ。

 

この3日で、俺はまた強くなった。

本気では無かったらしいが、霊夢のこと倒したぜ。

 

別れ際の、幽香さんのアドバイスのおかげだ。

あと、お前からもたくさん学ばせてもらった。

そこで、自己流にアレンジを施した。

 

もちろん、妹紅やフランを巻き込む訳じゃない。

 

俺とお前、男同士サシの勝負をしよう。』

 

……なるほど。つまり、俺とエスカルゴの2人で決闘か……。そういえば、エスカルゴと戦ったのって最初の実力調べの時だけだな……。エスカルゴ、強くなったのか。っていうか幽香さんアドバイスしてたのか。……さて、そういうことなら、とりあえず妖怪退治まで部屋で休んでるか……。




投稿遅れてすみません!テスト期間なんです……(泣)
なるべく投稿できるようにします……。

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