He have gone to Gensokyo. 作:風峰 虹晴
「ど、どういうことですか?」
俺はここで働くか質問され、俺は途轍もなく混乱していた。それと同時に、かなり迷っていた。ここで働かせてもらえて、しかも住むところまで確保できるとしたら、俺にとってはかなりありがたい話だ。しかし、なぜ俺なんだ?
「ここには人間がいないんだ…………そんな時、君がここに来たんだ。君は実力もあるし、人間である君がいると、人里の人間からの信用も、今よりかは手に入れられる。どうだ?お互いにメリットがあるだろ?」
うーん……確かに……けど、ここは妖怪兎ばっかりなはず……まあいいや、贅沢は言わない言わない……
「なら、ここで働かせてもらっていいですか?」
「ええ、よろしくね、炎火君。」
永琳先生は右手を俺に出したので、俺も右手を出し、握手をする。そして、ここで働くことを決心する。……まあ、仕事は慣れれば大丈夫なはずだ……頑張るぞ!!
「じゃあ、とりあえず明日来るわ。まだ怪我も治ってないからね。」
永琳先生と鈴仙は扉を開けて部屋から出て行く。妹紅は、どうするかというと……
「私はお前に怪我させた原因だしな。今日は泊まるよ。」
………らしい。ちなみにちゃんと許可を取っているみたいだ。結構責任感を持っているらしい。現在は夜。俺は怪我の回復に体力を使ってるみたく、俺はすぐに眠気が来て、寝てしまった……。
翌朝
「ん〜……!よく寝た……!」
俺は目を覚まし、体を伸ばす。窓から朝日が入ってくる。怪我はほとんど治ってるみたい……だが、まだ完全ではなく、昨日比べたら全然だが、痛い。妹紅はというと……椅子に座りながら寝ている。
「妹紅、朝だぞ、起きろ」
俺がそう声をかけると、妹紅は目を覚まし、俺と同じように体を伸ばす。妹紅も俺と戦った時の疲れは取れたみたいだ。そして、朝から妹紅と喋っていると、永琳先生と鈴仙が部屋の中に入ってきた。
「おはよう炎火君、よく眠れたかな?」
「はい、おかげさまで……」
「ちょっと怪我の様子を見させてもらうよ」
そういうと、永琳先生は俺の包帯を外して怪我の様子をチェックする。永琳先生の手が少しくすぐったいが、俺は我慢する。
「うむ……ほとんど治ってるみたいだ、素晴らしい回復力だね。だが、あまり無理はしないように。」
「はい……。」
俺がそう返事すると、永琳先生は微笑み、怪我が治ってない部分にのみ包帯をする。包帯を巻くとき、痛かったが我慢した。包帯を巻き終え、永琳先生が離れると、俺はベッドから降りて、立ち上がる。
「さて……じゃあ炎火君。早速仕事をして貰えるかな?」
「は、はい!」
早速仕事か……一体どんな仕事なんだろう……俺は緊張しながら、仕事内容を聞く。その仕事内容とは………
「ここの妖怪兎達の世話係をしてもらうわ。」
………えぇぇぇぇぇ!?俺は口を開いてポカーンとして永琳先生を見つめる。……正直言って予想外だ。俺はてっきり、医療関係の仕事をするのかと思って身構えていたが、予想外すぎてびっくりだ。
「……ちょっと予想外って顔ね。ここには普通の薬より危険なものもあるから、まずあなたには兎達と交流を深めてもらうわ。」
あぁ……なるほど。確かにそりゃそうか。まぁ、折角の仕事だ。それに、別に嫌じゃないしな、驚いただけだし……
「わかりました。それで、どんな仕事内容で?」
「兎達の食事や、ちゃんと仕事してるかとか色々ね。あ、そういえば忘れていたわ。優曇華院、自己紹介忘れてるわよ」
あ、そういえばそうだっけ。忘れてたよ。(作者も)まあ、俺は原作知識で知ってるんだけどな…
「鈴仙・優曇華院・イナバよ。鈴仙でいいわ。あと、敬語じゃなくてタメ口でもいいからね。」
おお、タメ口OKですか。その方が俺も気楽で助かる。
「よろしく、鈴仙。」
そう言って、俺と鈴仙は握手する。まあ、大事な仕事仲間だから、仲良くしていきたいな。そうだ、妹紅にどうするか聞かなきゃ…
「妹紅はどうする?」
「じゃあ、私は炎火の仕事風景でも眺めてるかな。」
ええ……まあ、別にいいか。気にせず仕事すればいっか。
「じゃあ、頼むぞ。部屋を出て、左に曲がって、1番端っこの部屋が兎達の部屋だ。頼んだぞ、炎火君。」
「わかりました。」
そう言い俺は部屋を出て行こうとすると、永琳先生が何か思い出したかのように俺を呼び止める。
「なんですか?」
「いや、これは1つ注意してほしいことが……兎達はいたずら好きだ。特にてゐというやつがな……それだけだ。」
「わかりました。肝に銘じておきます。」
俺はそう言い、扉を開けて俺と妹紅は廊下を歩いていく。そして、その悪戯好きの兎達の部屋に着き、俺は部屋に入る。すると……
ビュン!!
「危なっ!!」
高速でボールが飛んできて、俺は間一髪で受け止める。そしてボールが飛んできた先に、小さい身長に黒髪、人参のペンダントにうさ耳の、因幡てゐがクスクスと笑っている。
(これは………想像以上に面倒な仕事になりそうだ……)
俺は顔をため息をついて、それを確信した。
いつもに比べて長めに書くことができました。