He have gone to Gensokyo. 作:風峰 虹晴
名前 林野 蜜音(はやしの みつね)
年齢 16
能力 正式名不明
どのような能力か 『グラスホッパー』『?』『?』の3つの虫の力を宿す
詳細 男性の性欲をA〜Eの五段階、一般人をCと仮定し、A〜Dレベルの性欲の男性を理性を失うほど魅惑してしまう体質と、虫と会話をすることが可能な体質を持つ。
こんな感じです。やりたくてやった。後悔はない
ある夏の日の朝。やることがないから私はものが散らかった家を出た。暇だし、霊夢のところにでも遊びに行こう
「うへぇ〜……早朝でも暑いんだぜ〜……。」
夏は魔法の森はただでさえ湿気が多いのに夏のせいでいつもより暑いんだぜ。私は箒にまたがり、空を飛び始める。空を飛んでると風で涼しくて気持ちがいいんだぜ。とりあえず霊夢のところでお茶でも飲もう。そんなことを考えていたら、魔法の森ではないが、胞子は恐らく届く場所に、1人の女の子が横たわっていた。私は降りて、その女の子の元に駆け寄った。
「おい!大丈夫か!?」
その女の子は息苦しそうに息をしていて、汗を大量にかいていた。近くには、狼型の妖怪が、木にぶつかり息絶えていた。
(そんなことより……早く運ばなきゃなんだぜ!)
私は急いで箒の後ろに女の子を自分の家まで全速力で運んだ。
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不思議な夢を見た。暗い暗い、何も見えない真っ暗な空閑に、私は1人で立っていた。すると、目の前の暗闇から、3人の私が現れた。1人は、仲よさそうに、手にトノサマバッタを乗せている、目が緑の私。1人は、体の周りを元気にオオスズメバチが飛んでいる、目が黄色の私。1人は、肩に大きめのカブトムシを乗せた目が赤い私。
「…………これから、宜しくね。」
「「「………………」」」コクリ
私達は前に足を進め、重なり合った。
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「ん……?」
気がつくと、私は見知らぬ天井が目に入り、地面ではない、柔らかなところに横になっていた。……なんだか、不思議な夢を見た気がするのだけど、全く思い出せない。
「おっ、目を覚ましたんだぜ。」
すると、私の左側から声が聞こえた。そっちの方向に振り向くと、黒と白の服を着た、金髪の女の子が座っていた。ここの家の子なのかな?
「えっと……あ、ありがとうございます。」
私は金髪の女の子にお礼を言った。確か、私は足の痛みに耐え切れなくて気を失ったので、恐らくこの子が私をここまで運んでくれたのだと思う。この女の子は、私よりも小柄なので、とても大変だったと思う。
「全然大丈夫なんだぜ。それより、お前はなんだぜ?」
「あ、えっと……林野 蜜音です。」
「そうか!私は霧雨 魔理沙!普通の魔法使いだ!」
「普通の……魔法使い?」
魔法使いという単語に、私は酷く混乱していた。魔法使いってあれ?エ○スペクトパト○ーナムとか言って魔法使うやつ?
「えっと……冗談……ですか?」
魔法を使えるなんて常識的に考えて有り得ない。普通の魔法使いって、魔法使いの時点で全く普通じゃないし……。
「あっ!お前もしかして外来人か!」
「えっ……?えっと……よくわかんないけど、多分そうです。」
「なるほど!じゃあお前に魔法を見せてやるぜー!」
そう言って、魔理沙さんは私の腕を引っ張って外に連れていこうとした。私はそれにつられてベッドから足を下ろした。すると、私の足に大きめな筋肉痛が私を襲い、思わず顔をしかめた。
「ん?どうしたんだぜ?」
「あの……筋肉痛で痛くて……ゆっくり移動してもらってもいいですか……?」
「そうか、わかったんだぜ。」
魔理沙さんはそう言って、ゆっくり移動してくれた。私は、魔理沙さんの言う魔法を見るために外に出た。
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「んー、ここらへんでいいかな……。」
魔理沙さんのお家から少し離れた場所。魔法の森というらしいこの場所には、この森独特きのこの胞子があって、耐性のない人だと体が麻痺して動けなくなるそうですが、何故か私は大丈夫みたいです。
「それじゃあいくぜー!」
「あ、ちょっと待ってください!」
私は足が痛いけどなるべく早くちょこちょこ歩いて、近くに草に駆け寄る。そこには、数匹の虫達がいた。
「ちょっと危ないから、向こうの方に言ってくれる?」
すると虫達は口々に「わかった。」と言って向こうの方に移動していった。
「すみません、お待たせしました。」
「お前……虫と喋れるのか!?」
「?そうですけど。」
「すごいんだぜ!!」
すると、魔理沙さんは私の肩を掴んでブンブン前後に振り回す。
「と、止めてください〜……。」
「あ、ごめんなのだぜ♪」
魔理沙さんは私から手を離して、ペロリと舌を出す。女の私がいうのもなんですけど、かなり可愛いです。
「それじゃあ、私の魔法見せてやるのぜ!!」
そう言って、魔理沙さんは帽子の中から機械?のようなものを取り出す。あれは……金属?でも、見たことない色だなぁ……。学校でも習ったことないやつだ。魔理沙さんはそれを両手で持ち前に掲げる。
「マスタァァァァ……」
すると、手に持っている機械が少し展開する。
「スパァァァァァク!!」
次の瞬間、魔理沙さんの持つ機械から、極太の虹色のレーザーが発射される。その景色はとても綺麗だと思ったけど、威力は青ざめる程だった。地面は少し抉れ、近くにあった木は薙ぎ倒されてしまった。これって魔法なの?って思うほどの高火力でした。
「どうだ?私の魔法は!」
「凄いです!とっても綺麗でした!」
「だろ!」
魔理沙さんは元気な顔で満面の笑みを浮かべる。いいなぁ……私と比べて、すごく明るいのが。
「あ、そういえば。」
「ん?どうしました?」
魔理沙さんは手の機械を帽子にしまって、私の方を向いた。
「お前、外来人だろ?これからどうするんだ?」
「……えっと……。」
つまりところ、私は別世界の住人なのだ。だから、簡単に自分の家にも帰れないし、いじめられるのはもう嫌なので帰りたくない。
「じゃあ、私の家に住むか?」
「え?」
「私の家散らかってるだろ?だから片付けしてくれるやつが欲しかったんだぜー。それに、お前面白そうな能力持ってるしなー!」
「…………。」ポロポロ
「え!?ど、どうしたんだぜ!?そんなに嫌だったか!?」
「いえ……その……。」
私は途轍もなく嬉しかった。まさか、こんなに優しい人がいたことに感動したし、こんな私を止めてくれる優しさにも、私は涙を零してしまった。
「ど、どうしようもないダメな人間ですが……よ、よろしくお願いしますっ……!」
私は涙を零しながら、深々と頭を下げて、魔理沙さんにそう言った。魔理沙さんはとても慌てた様子で、おどおどしていた。
「わ、わかったから泣かないでくれなんだぜ……。」
「は、はい……。」
私は頭を上げ、涙を手で拭いながらそう返事した。やっぱり、男口調だけど、優しい人だ。こうして私は、魔理沙さんの家に住まわせてもらうことになった。家事全般を任されたけど、なんとか知識を活かして頑張ります!
会話文多くなったなぁ……。蜜音ちゃんはちょっとブラック
質問等あれば遠慮なくお願いしまーす!