He have gone to Gensokyo.   作:風峰 虹晴

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日に別れて書いたのでガバガバかなぁ……


part38 虫の意地

「オラオラァ!」

 

魔理沙さんは叫びながら星型の弾幕というものを出して妖怪達をどんどん倒していきます。全方向にばら撒かれるので、私は物陰に隠れてその様子を見ています。当たったことあるんですけど、めっちゃ痛いです。

 

「グオォォォ……。」

 

「ガァァァァ……。」

 

妖怪達は、断末魔を上げて倒れていく。死んではないようで、倒れたまま、少しピクピク動いてるのが見えました。すると、魔理沙さんは、1枚、カードを取り出す。

 

「スペルカード発動!恋符『ノンディレクショナルレーザー』!」

 

魔理沙さんがそう言うと、小さい星弾と大きい星弾が放たれ、それと5本のレーザーが魔理沙さんの周りを回転するように放たれる。それにより、更に妖怪達を倒す速度が上昇した。けど、妖怪達もみすみすやられる訳はなく、私達を墜落させた低密度の弾幕を、妖怪達は同時に放っている。塵も積もれば山となる。1人1人の弾幕は薄いけど、大人数だと流石に高密度になり、魔理沙さんは擦り傷を体に少しずつ負っていく。

 

「くっ……!そろそろ決めないとまずいんだぜ……!」

 

そう言うと、スペルカード?の効果時間が切れたらしく、弾幕の発射が終わってしまった。魔理沙さんは、正面にミニ八卦炉を構え、初めて私に見せてくれた、スペルカードの発動準備をする。

 

「スペルカード発動!恋符『マスタァァァァァ……」

 

その手に持っているミニ八卦炉は、発動に合わせて少し展開される。

 

「スパァァァァァク』!!」

 

次の瞬間、ミニ八卦炉から、極太の七色のレーザーと、弾幕が放たれる。その極太の光線は、前方にいる妖怪を纏めて巻き込み、光に包まれる。七色の極太光線は収まり、光に巻き込まれた妖怪達は他に伏せていた。

 

「はぁ……はぁ……!」

 

魔理沙さんは肩で息をしていた。流石に多数の妖怪達と戦ったら、かなり消費してしまうのだろうか。けれど、そんな魔理沙さんに御構い無しに、次々と妖怪達が湧いてくる。ふと思い、空を見てみると、見事な星空、つまり夜になっていた。つまりは妖怪達の活動時間。数が多いのも納得できる。

 

「大丈夫ですか!?」

 

「蜜音は下がってるんだぜ!!」

 

魔理沙さんは必死の顔で私にそう言い放った。けど、妖怪達の塵も積もれば山となる弾幕のせいで、所々に擦り傷が出来ていた。

 

「見過ごすわけにはいきません!私も戦います!」

 

私は頭の中で『グラスホッパー』と唱える。すると、誰かの声がわからない声が、『グラスホッパー』と言い、私の頭の中に響く。すると、私の足に力が溢れるのを実感した。

 

「やぁぁぁぁぁ!!」

 

私は大きくジャンプして魔理沙さんを乗り越え、妖怪達に蹴り込む。ジャンプした際の飛び蹴りで、1体が吹き飛んでしまう。私はぴょんぴょん妖怪達中をの飛び回り着地と同時に思いっきり回し蹴りをして妖怪達を殲滅する。

 

「全然減ってない……!」

 

1度の蹴りで、何体も倒してるはずなのに、数が減ってる気がしない。それどころか、更に増えてすらいる。

 

「いっ……!?」

 

私の体に、何発か弾幕が当たる。激痛が当たった場所に走る。そのせいで、空中にいた私は、体勢を崩し、地面に落ちてしまった。それと同時に能力が解除されてしまい、足に弾幕が当たった時以上の激痛かわ私を襲った。私の周りに妖怪達が群がって来る。それは姿を崩し、男性の姿に見える。それは、理性を失い、私に襲いかかって来る男の人達。私は地面に衝突して動けない体を必死に動かそうとする。けれど、体は動かず、男の人達は私に近づいてくる。

 

「いや……!来ないで……!」

 

そう言っても、男の人達は一切私の言葉を聞かず、私に近づいて来る。すると、七色の極太光線が、男の人達を包む。私は地面に倒れていたので、光に包まれずやり過ごす。光が消えると、妖怪達が地に伏せていた。

 

「だから危ないって言ったんだぜ……!」

 

「ま、魔理沙さん……。」

 

私の目の前に魔理沙さんは歩いてきた。しかしその直後、魔理沙さんは膝から崩れ落ち、私にもたれかかってきた。服はもうボロボロで、弾幕を掠ったときにできたであろう切り傷もとても痛々しい。

 

「ちょっと魔力切れだぜ……。私はちょっと休ませて貰うんだぜ……!」

 

すると、糸が切れたように魔理沙さんは目を閉じ、全体重が私にのしかかる。どうやら、魔理沙さんは気絶してしまったようです。

 

「やらなきゃ……!」

 

足の激痛に耐えながら、私は立ち上がる。このままじゃやられる……!そうだ、足使わなきゃいいんだ!頭の中で私は『ワスプ』を唱える。すると、私の中で誰かが『ワスプ』と唱え、私の背中にスズメバチの羽が生え、近くに黄色と黒の槍が現れる。私は右手で魔理沙さんを抱えて、左手で槍を持つ。そして、羽に力を入れて、空を飛び始める。流石に高く飛ぶことは今はできないので、低空飛行です。

 

「あぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

私は叫んで妖怪達を槍で刺しながら方向なんて考えずに、逃げることを考えて高速移動する。刺された妖怪達は、時間を置いて苦しみ始める。

 

「どけぇぇぇぇぇぇ!!」

 

私は叫んで更にスピードを上げて槍で相手をどんどん刺して、毒か傷で妖怪達を地に伏せさせ、道を切り開いていった。それを繰り返して数分。

 

「今だぁぁぁ!!」

 

道が少しだけ開き、私はそこを羽を全力で動かし、私は妖怪達から逃げた。そして、私は少し離れたところで、羽と槍が消えて、私は魔理沙さんが怪我しないように、私が下になって、滑り込んだ。

 

「うっ……!?」

 

すると、『ワスプ』を使った副作用で強い吐き気と頭痛、目眩が私を襲った。吐きそうになったけど、魔理沙さんがいたので、頑張って抑え、下になった左半身の痛みを堪えて、私は座った。ここは……多分、、妖怪達からみて、魔理沙さんの家の反対側に来てしまったようです。なので、あの大量で倒しても出て来るので周りにも潜んでいるので、帰るには一直線に突き進むしか方法がありません。

 

「んん……蜜音……。」

 

「ま、魔理沙さん!」

 

魔理沙さんは目を覚まして、体を起こした。眠っていたのが、少しの間だったので、私は少しホッとしました。

 

「……チッ、魔力は回復してないみたいだぜ……。」

 

魔理沙さんは舌打ちして、俯いてしまった。アリスさんもここまで助けに来れるとは思えない。つまり、ここでまだ戦力として働けるのは……私だけ。

 

「……魔理沙さん。」

 

「ん……?なんだぜ……?」

 

「私、アリスさんを呼んできます。」

 

「!?無茶なんだぜ!」

 

「……魔理沙さんはここで待っててください。」

 

私は魔理沙さんの制止を無視して、少し引いた足の痛みを堪え、走り出す。後ろから魔理沙さんの声が聞こえるが、私は無視をしてしまった。数分間走り、妖怪達のいる場所に到着した。妖怪達は、戻ってきた獲物を再確認する。妖怪達の中には、大型の妖怪が数体いた。

 

「魔理沙さんの役に立つ!だから負けない!『カブト』!」

 

私が叫ぶと、謎の音声が私の頭の中に響く。すると、体に黒いスーツが現れ、空中に出現した赤のボディと金のフレームの鎧が、腕と足、そして胸に装着される。

 

「うわぁぁぁぁぁ!!」

 

私は妖怪達の群れの中に突っ込んでいった。




書くの遅くてすみませんでした

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