He have gone to Gensokyo. 作:風峰 虹晴
「うわぁ……目がチカチカする……。やっぱ赤は目に悪い色なんだな……。」
俺と妹紅は霧を抜け、真っ赤な館、紅魔館に向けて飛んでいた。俺は紅魔館を見ていて、正直目が疲れていた。マジで目に悪い。なんでこんな真っ赤なデザインにしたんだろ……。
「さっさと慣れろ。」
慣れろと言いましても………。そう思いつつ、俺は飛び続ける。そして、門に着くと、俺と妹紅は降りる。そこには、赤い髪に帽子を星のマークの入った帽子にチャイナドレスを着た女性……紅 美鈴が立っていた。
「あれ……博麗の巫女じゃないんですね……。妹紅さんと……隣の人は誰ですか?」
「悪かったな博麗の巫女じゃなくて。俺は焔 炎火っていうんだ。」
「私は紅 美鈴と言います。」
「さて……すまないがここの館の主に用があるんだ……。そこをどいてくれないか?」
俺は鋭い目つきで美鈴を睨みつける。しかし、美鈴はそれに怯まず、
「ダメですね……。わたしはレミリア様にここを死守しろと言われてるので……。」
美鈴が構え、それを見た俺も構える。美鈴は拳法を使うし、妖怪だから普通の人間よりも耐久力も強い……。遠距離から攻撃するしか、俺には勝ち目がなさそうだ……。
「……はぁ!!」
「!?」
美鈴が一気に距離を詰める。俺の予想以上に速かったが、咄嗟に炎を噴射して後ろに飛んだので、初撃命中を免れることができた。しかし、あのスピードで動かれるとなると、弾を命中させるのは難しいそうだ……。なら……!!
「はぁぁぁ!!」
俺は美鈴の周りに炎を出現させて、美鈴の動きを閉じ込める。
「あ、熱い……!」
どうやら効いているみたいで、俺は一気に决めるべく、足に炎を纏う。そして、ロケット噴射で空に飛び、急降下する。
「これでトドメだ!!炎脚『レオキック』!!」
俺はウルトラマンレオさながらのキックを、美鈴に命中させた。
「うわぁぁぁぁ!!」
美鈴は急降下による落下スピードと炎が合わさったキックで大きく吹き飛ばされ、そのまま門に吹き飛ばされ、その勢いで門が開く。俺は立ち上がり、体に着いた埃を払った。
「お、門も開いた。んじゃ、行こうか、妹紅。」
「おう、わかった。」
そして、俺と妹紅は紅魔館に入っていった。俺は衝撃によって気絶した美鈴をそのままにするのは可哀想だと思い、壁に寄りかかるように美鈴を移動させ、ついに紅魔館の中に入った。
「うわ、中まで真っ赤かよ。最悪。」
俺はそう言い、中を歩いていく。妖精のメイドが俺たちに襲いかかってきたが、妹紅が軽く倒してくれる。俺はさっきの戦いで少し力を使ったので、妖精メイドは妹紅に任せることにした。そして、俺と妹紅は大きな扉の前に立っていた。
「……無駄にでかいな。……ここに何かありそうだ。」
俺はそう思い、その無駄にでかい扉を開いた。その部屋の中には…………本。本本本……大量の本があった。その数は全部で何千……いや、何万……下手したらそれ以上だ。ここは紅魔館の大図書館であろう。つまりここには……
「……誰?」
紫の髪、三日月を模した形のものが付いている帽子に白い服の女性と、その隣には頭と背中にコウモリのような翼、赤い髪、白と赤のメイド服の女性がいた。この2人は、パチュリー・ノーレッジとその従者、小悪魔だ。
「俺は焔 炎火、んで、俺の隣のやつは藤原 妹紅だ。」
「私はパチュリー・ノーレッジ。隣の子は小悪魔って言うわ。」
「そうか。ここの館の主に話があるんだけど……どこにいるか知ってるか?」
「レミィのこと?それなら上の階にいるわ。」
「そうなのか、ありがとな。行くぞ炎火。」
俺と妹紅はその情報を聞いて上の階を目指し部屋を出ようとしたとき、後ろから弾幕が飛んでくる。それをいち早く察知した俺も妹紅は弾幕を出して弾幕をかき消す。
「誰がそう簡単に行かせると?」
「だよな。妹紅、小悪魔ってやつの方頼む。」
「わかった。負けんじゃねえぞ。」
「当たり前だ。」
そういうと、俺と妹紅は弾幕で攻撃し始め、パチュリーと小悪魔も攻撃する。妹紅は……大丈夫そうだな。問題は……俺だ。俺は炎の弾幕を飛ばし続けてるが、パチュリーは水属性の弾幕を撃ってきて、俺の炎の弾幕数発で、やっとパチュリーの弾幕の一発が消せるので、俺は苦戦を強いられていた。
「異変解決しに来たっていうのに、私に手こずってちゃレミィには勝てないわよ。」
「わかってるよ!!」
しかし、このままでは確実に負けてしまう。何か……チャンスは……。
「これで終わりよ、水府『プリンセスウンディネ』。」
パチュリーは水属性のスペルを使ってきた。万事休すかと思われたその時……。
「!?ゴホッゴホッ!!こんな…時に……ゴホッ!」
パチュリーは咳き込み、弾幕が止む。俺はそのチャンスを逃さず、炎を使って飛び、足に美鈴の時よりも高温で、激しく燃える炎を纏った。
「ゴホッ……させないわよ……」
パチュリーはそれを止めるべく再び弾幕を放とうとする。しかし……。
「させねえよ!!」
「!?ガハッ!!」
小悪魔との戦闘を終わらせた妹紅が、パチュリーの腹に蹴りを入れる。それにより、少し後ろにパチュリーが飛ばされる。
「サンキュー妹紅!!炎脚『レオキック』!!!」
俺は思いっきりパチュリーに向かい落下していき、当たった瞬間……爆発した。爆炎の中からパチュリーが吹き飛ばされ。壁に激突する直前で止まる。流石に気絶しているみたいだ。爆煙が晴れると、俺は膝をついて荒い呼吸を繰り返した。
「はぁ……はぁ……。」
「お疲れ、炎火。」
「おう……サンキュー、妹紅。」
俺と妹紅は拳を突き合わせた。そして、少し休んだ後に、上の階に向かうために、部屋を出て行った。
今回も中々いい出来だと思います。