俺は、更識楯無が好きだ!   作:haze

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読点の位置がおかしいという指摘を受けまして、昨日は投稿済みの分を見返して修正していました。うん。確かにくどいくらいあるね。PCで打つとどうしても文の間で打つ癖があるようです。

さて、本編についてですが、糖度は高めです。


二人きりの外出

 

 次のイベントであるクラス対抗戦だが出場するのは一夏だけで俺を含めクラスの連中は特にすることがなく普段とさして変わらない学園生活となる。

 そんなクラス対抗戦までのとある木曜日のこと。

 俺は部屋で更識といつものように他愛もないことを話していた。その中で俺は入学してからまだ一度もこの学園から外出をしていないことに気がついた。そして、気がついたが為にこの学園が少し息苦しくなった。そんなことを更識に話してみると、

 

 「なら、来週の日曜日に外出しない?」

 

 「いいのか?」

 

 「うん。IS学園の周辺なら大丈夫よ。それに私もいるしね?」

 

 「そうか。今日から待ち遠しいな。」

 

 「ふふっ、そうね」

 

 こうして、俺たちは週末に二人で出かけることにした。

 

 

 

 

 

 

 日曜日までの二日間、俺は一日千秋の思いで待った。また、日曜日のスケジュールは更識が言うに特に決めていないらしい。まぁ、俺は更識と出かけられるだけで十分だ。そういえば、授業についてだが最近は周りの生徒と遜色ないほどには知識がつき更識と夜の座学は、復習を少しするくらいになった。そして、消灯までの時間は、二人で歓談するようになってきた。大抵は更識が今日あったことを話して俺が聞く。更識の話は俺がいない間更識が何をしているのかが聞けて面白い。今日は生徒会の仕事をしていたようだ。そして、あまりの多さに逃げようとしたら布仏姉につかまり終わるまで監視されていたようだ。無理矢理座らせれ駄々を捏ねながらも渋々仕事をする更識の姿が目に浮かぶ。思わず笑ってしまった俺を更識はポカポカと叩いてきた。

 

 「そんなに大変なら、俺が手伝おうか?」

 

 「本当!なら明日からよろしくね♪そうと決まれば、虚ちゃんにも伝えておかなくちゃ………あっ、虚ちゃん、明日からなんと生徒会に新しく役員が入りまーす。誰だと思う?ふっふっふー、それは、なんと、りょ…大神君よ。」

 

 やっべ。実は冗談でしたなんて…言えない。

 でもまぁ、いいか。今まで更識に面倒見てもらってばかりだったから少しでも更識の負担を減らせられるならば。そうして、嬉しそうに電話をしている更識を見ていた。

 そうして俺は、次の日から生徒会の仕事を手伝うことになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、まちに待った日曜日なのだが、俺は一人でいる。

 IS学園からモノレールで繋がっているレゾナンスという大型ショッピングモールにある大きな噴水の前のベンチに座っている。時折、女尊男卑をそのまま体現したような女が見知らぬ男をパシリ扱いしていた。そういえば俺はああいう奴にパシリ扱いされたことないなー、そんな事を思いながら更識が来るのを待っていた。なんでも初めて私服を俺に見せるから恥ずかしいだそうだ。初々しいやつめ。

 

 

 「お、おまたせ」

 

 ベンチに座っているとそんな更識の声が後ろからした。

 

 「おう、来たか。さて、どこにいk……」

 

 「に、似合うかな?」

 

 おいおい、なんだこの可愛い子は。抱きついてもいいか?

 いつもの人をからかう時のような表情ではなく頬を赤らめ恥ずかしそうに見上げている。そして服の裾をぎゅっと握っている。今日の更識の着ている服は膝下まである白いワンピースに小さなポーチを持っている清楚な感じの服装だ。俺はそんないつもと違う更識に打ちのめされた。やっべー。可愛すぎるだろ。服装もそうだが何より恥ずかしそうに見上げてくる更識の表情が可愛すぎる。

 

 「やっぱり、似合ってないよね」

 

 俺は少し自分の世界に入りすぎて更識の質問に答えるのを忘れていた。だから、俺は、慌てて答えた。

 

 「そんなことはない!似合ってるぞ。今直ぐにでも抱きしめて持ち帰りたいくらいだ!………あっ」

 

 やらかした。あまりに焦りすぎさっき思っていたことをそのまま口にしてしまった。あー、更識が顔を真っ赤にしてうつむいている。どうしよう。

 

 

 「…うれしい。ありがと♪亮君」

 

 「お、おう。なら良かった」

 

 「うん。いこ」

 

 耳まで真っ赤になりながらも微笑むの更識はそう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 二人でショッピングモールを歩いている時のこと。俺は更識と腕を組んで歩いている。手を繋いでではない。腕を組んでいるのだ。

 

 

 「なあ、腕を組む必要あんのか?」

 

 「うん♪あるわよ、護衛だから」

 

 「手を繋ぐのではダメなのか?」

 

 「嫌よ」

 

 「なんで?」

 

 「亮君と腕を組みたいから。亮君のもっと近くにいたいから。周りに見せびらかしたいから。だめ?」

 

 「…………そうか」

 

 「ふふっ、嬉しい?」

 

 「…ああ、いいもんだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ここレゾナンスには様々なものが置いてある。俺たちはその中に、珈琲豆を売っている店を見つけたので行ってみることにした。更識は、店に置いてある豆を興味深そうに見ていた。

 

 「ねえ、どうして同じ豆なのに別々で売られてるの?」

 

 「ん?ああ、よく見てみ。豆の濃さが違うだろ。焙煎度の違いで味が変わるんだよ。焙煎が浅いと酸味が強くて、濃いと苦味が強いんだ。ちなみに、焙煎度は八つに分けられるんだよ。あとは、豆の挽いた時の大きさなんかも味に関係してくる」

 

 「ふ〜ん。そうなんだ。亮君がいつも淹れてくれるカフェ・オ・レはどんなのを使ってるの?」

 

 「カフェ・オ・レって牛乳を混ぜるだろ。だから、コーヒーの味がしっかり残るように深煎りの豆を使う。八つの内、深煎りの方から数えて二つ目のフレンチローストの豆だ。これがカフェ・オ・レに丁度合うんだ。それから、……どうした?更識」

 

 「ふふっ♪亮君って趣味の話になるとよく話してくれるね」

 

 「そ、そうか?」

 

 「うん。そうよ。あっ、そうだ。ここで豆を買ったあとに亮君がこれから使うお弁当箱買いに行きましょ。まだ、お昼を作ってあげる約束果たせてないからね♪」

 

 「そうだったな。明日からが楽しみだ」

 

 「そうね。楽しみにしてなさい。みーくん」

 

 「楽しみにしておく。あと、みーくん言うな」

 

 

 その後、豆を買い終わったり更識と弁当箱を買いに行った。買いに行く道中こちらを見る視線がかなり多い。そりゃ、ねぇ。こんなに可愛い子がいたら見るよな。しかも、めちゃくちゃニコニコしてる。俺を見る視線?そんなのないな。みんな更識に夢中だから。

 

 

 「ねぇ、亮君どんなのがいい?」

 

 「更識が選んでくれるならなんでもいい」

 

 「ふふっ、それじゃこのピンクのにしちゃおっ♪」

 

 「やめろ」

 

 「む〜、なんでもいいって言ったじゃない。なら、一緒に選びましょ?」

 

 「んじゃ、これ」

 

 「嫌よ。だってこれひとつしかないじゃない。私は亮君とお揃いのを買いたいの」

 

 「・・・・・・・・・・・・」

 

 

 

 

 そんなこんなで午前中いろんな更識に悶えつつ昼食を食べる時間帯になった。近くにある美味しいと評判のパスタ専門店に入った。この店は一つ一つが個室になっていて通路との間に暖簾が掛けられ他の客から見えにくくなっている。正直嬉しい。俺としてはこんな可愛い更識を他人に見せたくない。俺は独占欲が強いらしい。

 

 「ねえ、何にするの?私は、クリームスパゲッティにエビのカルパッチョにする。亮君は?」

 

 「和風カルボナーラとムール貝の白ワイン蒸し」

 

 「亮君の料理も食べたいから食べさせ合いっこしよ♪」

 

 「嫌だ」

 

 「いいじゃない。ここなら他の人に見えないんだから」

 

 「・・・・・・・・し、しょうがないな。いいだろう」

 

 「ふふっ相変わらずね。あっ、オーダーお願いします。」

 

 更識は相変わらずだ。まあ今日はいつも以上に可愛い。正直可愛いと言う言葉では足りないくらいだ。

 

 「あっ、それとこのカップル限定ドリンクもお願いします」

 

 「ぶふっ!・・・・・・ごほっごほっ」

 

 「どうかしたの?亮君?」

 

 「おい、最後にオーダーしたのはなんだ?」

 

 「へてっ♪来てからのお楽しみってことで」

 

 更識は、いたずらっ子のように微笑み小さく舌を出した。

 

 それからしばらくしてオーダーした料理がきた。そして、最後に店員が持ってきたのが大きめのグラスにストローが一本挿してあるドリンクだ。

 

 「こちらカップル限定ドリンクになりまーす」

 

 なんかめちゃくちゃ笑顔の店員がムカつく。このストロー先が二つに分かれていて同時に吸わないと飲めないのだ。現実でこんな代物を見るのは初めてだしまさか自分がこれを使うとは思ってもいなかった。

 

 「さぁ、料理も来たことだし食べましょ♪」

 

 「………そうだな」

 

 

 

 

 「ねえ、亮君、食べさせて♪」

 

 「……ほら」

 

 

 

 食事中、俺はできる限り無駄に存在感を放つグラスを無視していたら、

 

 「ねえ、亮君、私喉が渇いちゃった。これ一人じゃ飲めないの。一緒に飲も?」

 

 「俺は遠慮する」

 

 「え〜、亮君のケチ。……あっ!そっか、亮君は私に口移しで飲ませて欲しいのね」

 

 「ごほっ、違う。わかったよ。飲めばいいんだろ」

 

 「うん♪」

 

 その後のことはあまり覚えていない。ただ更識が嬉しそうにしているのでいいとする。正直、料理の味なんかは覚えていない。食事中の更識のふとした仕草なんかでも、俺は満足するのに今日は朝からずっと一緒なのだ。そろそろ、俺は暴走しそうである。セーフティーは朝からずっと外れかけである。

 昼も過ぎまた気温も暖かく外にいても快適である。レゾナンスに併設している小さな芝生のある公園を通った時のこと

 

 「亮君、ちょっと休憩しようか?」

 

 「そうだな。あそこのベンチでいいか?」

 

 「うん。行きましょ♪」

 

 ベンチに二人で座り暫し休憩を取ることにした。

 

 「ねえ、亮君楽しい?」

 

 「ああ、楽しい」

 

 「ふふっ♪ならよかったわ」

 

 「更識はどうなんだ?」

 

 「私は……幸せ」

 

 そう言って更識は俺の肩に頭を預け恐る恐るしなだれかかってきた。そのまま俺たちの間には会話はなく人がまばらな公園を眺めていた。温かな風は頬を撫で落ち着いた気持ちにさせてくれる。

 

 

 

 

 

 俺はいつの間にか寝ていたようだ。どれくらい時間が経っただろうか?そろそろ移動しようかと思い更識に声を掛けようと思っていた俺が横を見てみると更識はあどけない表情をして寝ていた。いつも寝顔を見ることはなく更識の寝顔を見るのは初めてだ。俺の肩に頭を預け規則正しく呼吸をしている更識をみて俺はゆっくりと彼女の頭を撫でた。いつも、助けてくれてありがとな。今は、ゆっくりしてくれ。

 

 そろそろ日が傾き始めた、そして、俺の尻が痛くなりだした頃、更識はゆっくりとした動きで起きてきた。少し寝ぼけた顔いつも子猫のように可愛らしく目を擦っている。まじで寝起きの更識はいつ見ても可愛い。異論は認めん。

 

 「あれ?亮君、私どのくらい寝てた?」

 

 「3時間くらい?」

 

 「えっ!?嘘!ごめんなさい」

 

 「謝らなくていい。俺も寝てたから」

 

 「う〜、せっかくのデートが」

 

 「デートか。ま、今度また来ればいいじゃないか」

 

 「そ、そうね。また今度来ればいいわね。また今度。さて、今日はもう帰りましょ」

 

 「そうだな」

 

 

 

 

 その後、俺たちは二人で腕を組みながら帰った。影が一つになるくらい。

 

 

 

 

 

 

 

 「なぁ、更識。当たってるんだが」

 

 「ふふっ♪当ててるのよ」

 

 「確信犯かよ」

 

 




昨晩は、修正作業と何を思ったのか新作を書いていました。
アイマスを知ったのはつい最近であまり詳しくないですが書いてみたいなぁと思ったので試しに書いてみたら案外いい感じに書けたのでそちらも投稿しました。

さて、こちらは相変わらずの糖度です。
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