ようやくここまで来ました。
ビールおいしい
朝からビール飲めるとか休み最高
「今日からルームメイトになる更識楯無よ。よろしくねっ♪」
その時、俺は・・・・・・初めて、
えっと、俺の寮の部屋は1112号室か。惜しいあとひとつ前でゾロ目だったのに。
寮に入り、寮棟の管理者の方に寮での基本的なルールなどを教えてもらった。大浴場は男性の利用時間を現在調整中なので使用できないので行かないでいださいと言われた。行かねーよ。そんなことをするのは、織斑くらいだ。
管理人がその後に
「わからないことがあれば、ルームメイトに聞いてください」
と言っていた。
俺はこの時、ルームメイトが織斑だろうなーと一人思ってた。てか、織斑に聞いても多分あいつもわからんだろうがな。まぁ、朝に配られた寮生案内の冊子を読めばわかるだろうが。織斑には、教えてやらん。あいつは俺を道連れにしやがったのだ。決闘(笑)の恨みは忘れんぞ。俺は、根に持つタイプだ。俺を敵に回したことを後悔するんだな。ふははははは。
管理人の話を聞きながら、そんな愉快なことを思っていた。
管理人は去り際に俺に向かって
「決して問題だけは起こさないでください」
と言ってきた。
えっ?なんなの?俺って初日から問題児扱い?なしてー?
話が終わると、さっさと管理室に引っ込んだ管理人の背中を見ながら、暫し立ち尽くした。
それからなんとか気を取り直し俺は管理人室の隣に掲示されている、ステンレス板の寮案内図の中から、自分の部屋を確認し歩き出した。
その途中織斑を見かけた。あっれー?なんであんなとこにいるんだよ。お前の部屋は俺と同じだろ?
そんなことを思っていたら織斑の後ろの扉が開き浴衣を着たポニテ少女に木刀で打ち据えられ、そのままポニテ少女の部屋へ連行されていった。
……おい、織斑、初日から女子の部屋に入り浸るとは、お兄さんは君のことが心配になってきました。
まー、連行されてった彼のことは助けないけどね。織斑とポニテ少女は知り合いみたいだし。それに、あのポニテ木刀少女に近づくと危なそうだから。あんなのを最近の切れやすい若者っていうのかね。というか俺より織斑のほうが問題児じゃね?
……扉に木刀が貫いたであろう穴を見ないようにして、俺は再び歩き出した。織斑、お前が何をしたか知らんが、強く生きろよ。
部屋に行く前に、急遽作られた男子トイレやら食堂、売店を確認しながら歩く。食堂は、寮はかなり広々としている。食堂は海に面しており、壁一面ガラスが嵌め込まれ、なかなかの絶景だった。売店は、俺の想像していたこぢんまりとした感じではなく、とにかくさまざまなものが置いてあった。デザートなどの甘味商品が多めに置いてあるのは、ここがほぼ女子だからだろう。
さて、部屋に行くまで時間がかかったのだが、ようやく、これから三年間世話になるであろう部屋の前に立った。
鍵を取り出し開錠して、いざ、new my place!
………開かなかった。…えっ?
もう一度鍵を取り出し鍵を回す。ドアノブを握り回す。……開いた。
どうやら、初めから鍵は開いていたようだ。
部屋の中に入ると広々とした空間が広がっていた。20畳は超えているであろう部屋は、実家の俺の部屋より広い。
室内は実用性を重視し余計なものは何もない、磨き上げられシンク、広々とした滑らかな質感のするデスク。そして身長が180ほどの俺が寝ても余りあるサイズのスプリングの効いたベッドなど実に素晴らしいではないか!
予想以上の設備に俺は自然と口角が上がる。小学校の時の自分なら、何の躊躇いもなく、ベッドに飛び込み、その上で散々跳ね回っていることだろう。あいにく、この年になってまでそんなことはしないがな。
設備に関しては何ら問題ないはずなのだが、意識の片隅に何故か引っ掛かりを感じるのだ。おかしい。何かがおかしい。よく見れば、俺の荷物が既に荷解きされている。
俺はまだ、荷解きを何ひとつ終わらせていない。しかし何故か部屋の隅に折り畳まれたダンボールがあるんだ?何故、食器棚の中に俺のお気に入りのコーヒーカップやらが仕舞われているんだ?キッチンには、俺の持ってきたコーヒーメーカーなどが置いてある。
それにしては、片方のベッド脇は俺のじゃないバッグが置いてある。もちろん俺のではない。俺のは、親父のお古のボストンバックだ。
ダレカイル
俺の頭の中が疑問符で埋め尽くされそろそろショート寸前になった時のことだ
不意に、俺の後ろの扉が開く音がした。突然のことで驚いた為、慌てて振り返るとそこには、一人の女子生徒が立っていた。
そして、彼女は俺に向かって、
「あっ、やっと帰ってきたのね。今日からルームメイトになる更識 楯無よ。よろしくねっ♪」
と言った。
照明の暖かな光に照らされた、空色の柔らかそうな、短く切られた髪が揺れ、
そして、俺よりも遥かに小さな体をした彼女は、まるで舞うかのようにして俺に近寄ってくる
そして、彼女は、茜色とカメリア色の輝く澄んだ瞳で俺をみつめる
そして、再び、
「よろしくねっ♪」
そう言った。
俺は、そんな彼女に
今日初めて会った彼女に
ただ、一目見ただけで
見入ってしまった
俺は、その時、彼女に一目惚れしてしまった。
そういえば、なぜオーストラリアビールにはまったかというと、南半球のとあるお国でガチで石油王と知り合いになり彼からもらったオーストラリアビールが異常なまでに旨かったからです。
さて、作品についてですがあとここからあと三話は今日中に投稿できそうです。