俺は、更識楯無が好きだ!   作:haze

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区切りのいいところまで行きたい

改めて自分の作品を読み直すと誤字が多いなぁ




みーくん

 やあ、朝だよ。うん。今日も頑張ろうか。

 更識も丁度今起きたようだ。まあ、同じ時間に目覚ましをかけたので当然だが、俺は、ベッドから降り、伸びをしたら、背骨が「ゴキゴキッ」となった。熟睡できたようで目覚めがいい。

 

 

 さて、朝のジョギングだが更識も付いて来てくれるらしい。外の気温はあまり高くないが走りだしたら温まるので半袖だ。更識も半袖でなんとも健康的な体が眩しい。あまりジロジロ見るのも失礼なので直ぐに目を逸らし、二人揃って寮を出た。

 

 

 前の高校では陸上部長距離に所属していたのでジョギングにはある程度自信のあったが、夏の終わりに踵を骨折してからほとんど走っていないのでフォームは安定しないし呼吸は乱れるわで散々だった。私生活の時でも腹式呼吸を心がけ少しでも呼吸器官を活性させられるようにしようと思う。

 なんで長距離かって?一人で延々と走ってりゃいいからな。

 

 

 

 走り終わってから軽くウォーキングを挟む。その後、部屋に戻ってシャワーを浴びた。先に更識が入りその際にまた、

 

 「一緒に入る?」

 

 と、聞いてきたので無言で近づきデコピンをお見舞いしておいた。ふはははは、二度も同じ目は食わん。

 

 って!おい!着替えを持っていけ!!

 

 

 

 

 

 更識が風呂に入っている間、今日のコーヒーを選んで豆を手回しミルでゴリゴリ挽いて直ぐに抽出できるように準備をしておいた。今日はアイスにするつもりなので豆は深煎りのフルシティローストだ。更識が上がったので俺も直ぐにシャワーを浴びた。まだ春先だがかなり走ったのでそれなりに汗をかいていた様だ。シャワーから流れる冷水が気持ちいい。

 その後、挽いておいた豆をサイフォンに入れ抽出しているのを更識は興味深そうに見ていた。サイフォンは内部の気圧を利用して抽出するので見ていてこれがなかなか面白いのだ。

 コーヒーを飲みながら更識が

 

 「明日から朝食は部屋で摂りましょう♪」

 

 「……は?」

 

 「だって、朝練を早めに切り上げて、朝食を食べに食堂に行く時間がもったいないじゃない?その時間を朝練に回したほうがいいからね♪」

 

 

 つまり、毎日更識と二人きりで朝食を食べられる。ふむふむ、everyday更識とbreakfastをeatできる。という訳か。………はははは。なんということだろう。いいではないか!!

 すぐさま、俺は更識に

 「そうしよう」

 と半ば更識に迫るように彼女の提案に賛成した。ちなみに、食材は、売店に生鮮品コーナーがあり、そこで買える。

 

 

 

 

 あとね、悲しいお知らせです。

 昼食の弁当の件だが、弁当の容器がないので、作ってもらえるのはまだ先のようだ。売店に一応売ってはあるのだが、如何せん女物の小さな手乗りサイズしかないのだ。

 

 

 

 今日のところは食堂に行くとして明日からが楽しみだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、放課後だ。えっ?授業はどうしたかって?もちろん、真面目に受けたさ。不真面目に見えるのは見た目だけだ。更識との予習で次の日の授業内容はほぼ完璧だ。そして、放課後は重心の矯正だ。基礎を疎かにしたままではいくら才能があれども、己の実力を最大限発揮することは不可能だ。今日は夕食までの時間の半分を重心の矯正する。もう半分は安定した姿勢制御の訓練をした。内容は太極拳である。は?なにしてんだよ!って思うだろ。でもな、あれはキツイ。動き自体はかなりゆっくりなのだが故に一つ一つの型をしっかりしなければ、直ぐにバランスを崩してしまう。また、動きのすべてが呼吸と連動している為、つま先の向きや腕の位置、呼吸のタイミングなど様々なことに気を配らなければならない。

 更識に見本として、演武してもらったが言葉が出なかった。動きの全てにキレがあり演武特有の鋭さがあった。

 ちなみに太極拳の型の中に、首、こめかみ、鳩尾、鼻、金的など狙いの場所がえげつない型が多かった。最後のは絶対に喰らいたくない。金的はダメだ。

 

 

 

 

 そういえば、前半と後半の間の休憩時間に隣の剣道場が騒がしかったので見に行ってみると、一夏が篠ノ之に竹刀でボコボコにされていた。あれ?なんか既視感がある。その際、俺の後ろから覗いていた更識が

 

 「ふふっ♪大神君もあんな特訓がして欲しいのかしら?」

 

 となんともいい笑顔をして聞いてきたので丁寧にきっぱりお断りしておいた。俺には、一夏と違い、あんな被虐趣味は持ち合わせていない。

 

 

 

 

 

 夕食の時二日ぶりに布仏姉と黛と出会った。布仏姉に妹あった事を伝えたら

 

 「妹がすいません。迷惑かけてませんか?おかしなあだ名を付けられませんでしたか?」

 

 と聞いて来た。全く迷惑は掛けられてないが「みーくん」というあだ名を付けられたと言ったら、

 

 「やっぱり。あの子は昔からいろんな人におかしな名前を付けるんです」

 

 おお、妹のことをよく知っていらっしゃる。

 この時、黛は何やら血走った目で

 

 「男性IS操縦者大神君の新情報ゲット」

 

 といつの間に出したのか手帳になんか書いていた。

 そして、更識は

 

 「みーくんって、ぷぷっ!変なあだ名ね。それじゃあ、私も今日からみーくんって呼んであげましょうか?ねぇ、みーくんっ♪」

 

 更識、マジでやめてくれ。また、変な噂が広がっちまうだろうが!!

 

 

 帰りに売店により明日からの朝食の食材を買っておいた。

 

 

 

 売店で買い物を食べ終え部屋に戻った俺と更識なのだが、

 

 「さて、今から更識先生のIS特別授業を始めるわよ♪みーくん♪」

 

 「……………」

 

 「どうしたの?。具合でも悪いの?みーくん」

 

 「……………」

 

 「返事してくれないと、お姉さん、みーくんのあだ名をみんなに広めるわよ〜♪」

 

 「………わかったから、広めるな。」

 

 「んふっふ〜♪よろしい♪」

 

 つーか、お姉さんって歳は一緒だろうが!!

 あと、その「みーくん」って書いてある扇子はやめろ!!いつ、書いたんだよ、まったく。

 

 

 

 

 ちなみに消灯まで俺は更識に「みーくん」と連呼され続けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 翌朝からはランニングを終えた後は部屋で朝食となった。昨夜に売店でいろいろ買ったのでこれからコーヒーお供のバリエーションを増えそうだ。

 今日の更識との初の朝食はフォルシュマーク、ラッソーリニクに俺の淹れたシナモンコーヒーだ。

 フォルシュマーク、ラッソーリニクはロシア料理だそうだ。なんか朝食がめちゃくちゃ豪華なんだけど。料理は家族以外では初めて作るらしい。やったね!みーくん。

 

 「ねぇ、お味はいかが?」

 

 更識は料理の感想を俺に言って欲しいそうだ。

 ………ほほぉ、これは、反撃のチャンスかもしれん。俺は更識の視線に気づきながらも無言で食べ始める。

 ………ああぁ、なんか更識の表情がだんだん泣きそうになってきた。目が潤んでいて可愛い。ふむ、少し意地悪すぎたか。

 

 「美味しい」

 

 相変わらず、言葉は短くてすんません。でも長々と褒めるより一言で伝えたほうがいいかなって思ったからさ。

 更識に感想を伝えたら、一気に花が開いたような笑顔になった。可愛いなー。そういえば、俺も初めて、自分でコーヒー淹れた時、母さんと妹に美味しいって言ってもらって嬉しかったなー。

 親父?ああ、親父は飲めればどれも一緒だからさ、論外。

 

 そうして、俺たちは豪華な朝食を食べ今日の授業の準備に取り掛かった。

 今日の放課後の特訓は、昨日のうちにアリーナの使用申請を俺の知らないうちにしておいてくれたらしく、放課後は、アリーナでISを使うそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、放課後になった。

 えっ?授業?ああ、一夏が織斑先生の出席簿アタックくらってた。あと本音が相川清香と鷹月静寐って生徒紹介してくれた。これから仲良くしてくれたら…いいな。

 アリーナについて、これから俺と一夏専用になる1番ピットでISスーツに着替え更識が待っているIS整備室に言った。

 

 ……更識はいた。……いたんだが、女子のISスーツってなんか……その、男子にとって刺激が強いと思うんだ。しかも、更識みたいにスタイルのいい人間が着ると余計にそのスタイルの良さが強調されていろんな意味で困る。こう…色々と来るものがあるわけよ。仕方ないよね男の子だし。

 

 「大神君、こっちよ♪」

 

 「……ああ、今、行く」

 

 

 

 さて、今日はご覧の通りISを使った訓練だ。学園の訓練機はフランスのデュノア社製ラファール・リヴァイヴと、日本の国産ISの打鉄の二機だ。機体の大まかな説明は前者が、マルチロール式の機動型、後者が、耐久力と近接攻撃力の高い格闘型の認識でいいらしい。

 今日はラファール・リヴァイヴを使って訓練する。

 装着して、まず初めに感じたことは高揚感だ。小さい子供が親に新しい玩具を買ってもらった時の言葉で言い表せない幸福感に似ている。

 まず、初めは歩行訓練から始めた。最初は動きがぎこちなかったが時間が経つにつれ体に感覚が馴染んできた。そのうち生身の体で歩くのと遜色なく動けるようになった。

 その後、調子に乗った俺はISに乗ったまま走り足をもつれさせ派手に転がった。更識が言うには見事なこけっぷりだったようだ。こう「ズザッーー」ってかんじに。と爆笑しながらいわれた。

 その時、急に更識がうずくまったので、

 

 「大丈夫か?」

 

と声をかけたのだが、

 

「ふふっ、大神君、あまり私を、笑わせないで」

 

 笑い過ぎて横隔膜が痛くなったらしい。

 笑いすぎだろ!!おいっ!

 

 

 その後、俺は、ISを装着したまま走り続け、数十分後には、足を縺れさせることはなくなった。

 

 

 

 

 地上での歩行訓練が大体終わり、次にPIC制動を使った空中での訓練をするそうだ。今までに感じたことのない感覚に戸惑ったが空を飛ぶ感覚はとても楽しい。今ならライト兄弟が執拗なまでに空を求めた気持ちがわかる。常に俺たちは、地球の重力に引っ張られているが今この時だけはそのしがらみから解放されているのだ。PICを使った制動を慣れないことで戸惑うこともあったが、これがなかなか面白い。途中からは更識も自分のISを展開し訓練の最後に二人してISに乗りこのIS学園を空から見ていた。いつも見る風景でも視点が変わるだけで感じるものが違う。

 

 

 

 

 訓練も終わり今日の礼を更識に伝え部屋に戻る。風呂に入るので途中で更識と別れシャワーを浴びる。その後、夕食を食べに行った。

 

 夕食を食べに行く途中に布仏姉と黛にに今日も出会った。俺たちと、夕食を取る時間帯が同じのようだ。その時、更識が今日に俺に訓練の中でのこけっぷりを二人に話していた。

 やめい!!

 

 




一応本日の目標話数までの改訂版書き終わりました。
改訂版では、物語の終わりに綺麗に収束していけるようにところどころ手直ししつつ進めていきます。
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