AngelBeats! The Another story with.Girls Dead Monster 作:岩沢さん
翌朝、俺が目を覚ますと雅美が起きていた。
時間を確認すると朝の7時だ。
確かにいつもより起きるのも30分遅い。だがいつも雅美を起こすのは8時半だ。
昨日流石に言い過ぎたか・・・そう思ってると雅美がこっちに気づき、手招きしながら言う
『おはよ。結弦』
『ああおはよう雅美』
頬にキスをして朝の挨拶だ。
『こんな朝早く何やってるんだ?』
俺がそう聞くと
雅美は言う
『ああ・・・曲を書いてたんだ。と言っても歌詞だけなんだが・・・』
俺は察していう
『あれか・・・ユイ
のThousand Enemiesか?』
すると雅美は
おお・・・と驚き言う
『その通りだ。私の生前の記憶も混ぜて歌詞を作ってるところだ。流石だな・・・私の気持ちを読み取るなんて、やっぱり相思相愛だからか?』
『ああそうだろう。雅美ー!』
そういいなぜが抱きつく俺
『わわっ・・・結弦ってば・・・』
照れながらも俺を受け止め抱き抱える雅美。
『すまんな・・・朝キスしてなかったから無性に抱きつきたくなったんだ。』
そう言うと雅美は俺の顔を見ていう
『分かったよ・・・ほら』
キス顔の雅美。
『ああ』
そう言ってキスした
『それで進捗状況はどうなんだ?』
そう聞くと雅美は言った
『もうほぼ完成だ。だけど一つだけ納得いかないんだ・・・。』
『どこだ?見せてみろよ。』
俺はそう言う
雅美は頷くとノートを見せてくる
綺麗な字だ・・・改めて見て感嘆する
で、ノートのワンフレーズを指さして言う
『この部分なんだが・・・』
そう言ってそこのフレーズを読んでみせる
『爽快に平穏を奪ってしまえ
一時間も眠れば大丈夫だから
陽がのぼるまでここはライブステージ
その手にはマイク代わりに
缶コーヒーでみんなで歌ってる』
朗読が終わると雅美が続けて言う
『その手にはマイク代わりの缶コーヒーでみんな歌ってる、の部分がな?字余りになるんだ・・・歌いずらくてな?』
なるほど・・・だが俺がフレーズを変えるのは勿体ない、マルッとは変えず今ある言葉で最適な歌詞にすることにした。
『ちょっと考えさせてくれ?』
そう言うと雅美が言う
『なら・・・待ってるぞ。あっ朝ごはん作るぞ』
そう言って台所へ走ってく・・・。
『またうどんなのか・・・?』
そんなつぶやきは聞こえてないだろう
転生したらしっかり料理習ってもらおう・・・
そして40分経って、ようやく朝食だ。ん?ご飯に味噌汁に納豆に鮭、the和食だ。と言うか鮭は分かるが・・・ほかの食材はどこから?
『なあ雅美・・・?鮭以外の食材はどこから?』
そう聞くと雅美は答える。
『ああ、ゆりっぺたちが持ってきてくれてたみたいだ。』
へぇ・・・?稲作やってんだ・・・?
てか死んだ後も稲作って・・・
どんだけ日本人なんだよ!?
まあ確かに・・・米は食べたかったさ・・・?てか雅美の手料理・・・よし食べよう。俺の中で全米(ぜんこめ)が泣いた。
その後、二人で鮭をつっつき
少し身をほぐして俺の顔の前に出す
『ほら結弦。食べさせてやるよ』
よーするにあーんというヤツな
もちろん拒否する理由なんてない。
ありがたく雅美の箸で食べる
そういえば関節キスだな。
『関節キスだぞ?結弦喜べよ/////』
確かにそうだが・・・普通にキスしてるしな・・・だがこれは嬉しい!
もちろん俺もやった
『ほら雅美・・・』
同じく顔の前に突き出す
そうして雅美の口に入れる。
そして全く同じセリフを言う
『関節キスだぞ?雅美喜べよ//』
そう言うとあっさり言った
『てか、あたし達キスしてるし・・・お互い初めてのものも頂いたからな』
あー本人は下だと分かってるのか?分かってたらあざといぞ・・・。
『だが生まれ変わったらまたあげないとな?』
そう言うと雅美はいう。
『なっ・・・なんてことをッ////!』
ほら分かってたじゃないか。
気を取り直してご飯を食べ続けた。
そして食べ終わるなり雅美は食器を洗いながら言う。
『それで思いついたか?歌詞のこと』
あーそれかまあ候補は一つだ
『一応な』
そう俺が言うと雅美が言う
『そうなのか?教えてくれ!』
『ああもちろんだ。さっきの所な?
その手にはマイク代わりの缶コーヒーでみんな歌ってる
だった所を
その手には缶コーヒー
マイクにしてみんなで歌ってる
ってどうだ?』
なるほど・・・と言うと雅美は生前からあるアコースティックギターを持ってきて弾いて歌う
『爽快に平穏を奪ってしまえ
一時間も眠れば大丈夫だから
陽がのぼるまでここはライブステージ
その手には缶コーヒー
マイクにしてみんなで歌ってる』
歌い終わると雅美がキラキラした瞳をこちらへ向ける
『完璧だよ・・・結弦!!出来た!』
どうやら即採用だったようだ。
『タイトルは何にするんだ?』
そう聞くと雅美はいう。
『Hot Mealだ』
温かい夕食という意味だっけか?
雅美の過去を知ってるだけに、らしいタイトルだ。
その後は雅美が『Hot Meal』を披露してくれた。
流石だな・・・雅美の声は最高だ!
この幸せがずっと続きますように・・・