AngelBeats! The Another story with.Girls Dead Monster 作:岩沢さん
今日もいつもと変わらない朝を迎えた。このまま平和ならそれでいい。
そんな話をしながら雅美と談笑していると、インターホンを鳴らす音が聞こえる
『はーい待っててなー』
雅美がそう答え玄関を開ける
『どーした?』
俺がそう答えると玄関に遊佐が立っていた。
『音無さん、岩沢さん2人だけ緊急招集です』
遊佐はそう言った
『OK』
俺と雅美がそう答えると遊佐は
『お早めにお願いしますね』
そう答えて去ってゆく
『遊佐は相変わらずだな』
俺がそう答えると雅美が言う
『ああ、昔男子生徒に何かをされてそれ以来ちょっと荒れてたんだ。だが今は自分の感情を押し殺して通信士としてやってる』
へぇそんな過去が・・・
『まあもっとも…あたしも遊佐の過去はよくわからない』
『そんな事があったとなると詮索も出来ないだろう。特に俺は男だ』
そう俺が言うと雅美が言う
『確かにな・・・結弦はすごく優しいが...そんな事で遊佐の中で男という存在は片付けられないだろう』
そういうのも無理はない
トラウマはそう簡単に消える訳では無い。雅美だってそうだ。これからは俺がいるからトラウマなんて作らせないが・・・生前は父親が父親だ。
『さて行くとするか?結弦?』
気がつくと雅美が覗き込んでいた。
『あっ・・・ああ・・・』
雅美がキスをしてきた。
そして本部の前に着くといつもの。
2人『カミモホトケモテンシモナシ』
ガチャりと鍵が開く音が聞こえる。
『来たわね?二人共!』
ゆりが座椅子に座り言う
『さて来てもらってなんなんだけど・・・実は・・・ちょっと問題が起きたのよ・・・』
なんだなんだ・・・騒がしいな・・・問題とは・・・
雅美がいう
『その問題とはなんだ?結弦とは居れるのか?』
相変わらず雅美はそのことばっかりだ。もちろん俺も第一声はそうなるだろう・・・
するとゆりが言う
『ええもちろん・・・あなた達の関係には影響はないわ。ただ転生門についてね。その付近で誰かがウロウロしてるらしいのよ。』
誰かがか・・・しかしそいつが転生門となにか関係があるのか?
『そいつが転生門と関係があるのか?』
雅美は俺の疑問を投げかけてくれた
『ええ・・・そこなのだけど・・・その人物は毎日違うところに現れるのよ。』
ここ1週間のリストを見せてもらった。
1日目 学園B棟 屋上
2日目 学園A棟 指導室前
3日目 学園 グラウ・・・
等色んなところに現れているようだ
しばらくは動向を見守るということだ。
もしかしたら何か知っているかもしれない・・・話してみる価値はあるとゆりは言う
『まあ実際天使以外の神の使いなのか、NPCなのか、私たちと同じ死んだ人間なのか、よくわからないのだけどね?』
俺は言う
『そうなると安易に近づくのは危険だな・・・?』
ゆりも同意した
『まあそうね・・・音無くんは護身用で銃を持ってるだろうけど岩沢さんは何も無いのよね・・・。いざ戦闘となってもし神の使いだと天使並みの力があるとみていいのよ・・・。そうなると音無くんだけで岩沢さんを守れるかどうか・・・』
確かにそれはある。ゆりでさえ互角に戦うのが限界だ。特に天使に関しては手の内がわかっているが、相手は未知数だ。
たしかにこの世界は殺されても生き返るが、やっぱり雅美が殺されるのはやりきれない・・・
ここは安全が確認できるまで待機か・・・
するとゆりは言う
『とりあえず音無くん、岩沢さんは私たちが接触して安全が確認できるまでいつも通り待機してて。これから確認ができるまでは音無くんの定例会議出席を免除するわ。もし敵だとして、私たちの仲間だと分かってしまうと、音無くんがいない間に岩沢さんを攫うことも考えられなくもないのよ。実際、直井くんの件でも日向くんと天使が攫われたこともあったのよ。』
そんな事があったのか・・・大変だったな・・・。
またゆりが言う
『いい?音無くん・・・。岩沢さんが大事だと思うなら・・・全力で守りなさい...私たちがなんとか平穏に暮らせるようにしてあげるから...男として最低限でしょ?好きな人を守るのは』
確かにそうだ。ゆり達には感謝してる。俺の妻は岩沢雅美だ・・・いや音無雅美か...雅美を守るのは男として最低限やらないといけないこと。1度幸せにすると宣言した。それは本当に雅美のことが大好きだからだ。愛してるからだ。だったら守れなくてどうする。俺は俺のできることをすればいい、それは転生門のことは他の戦線メンバーに任せて、雅美を守ること。一緒に転生できるまで。雅美を守り通す。そして転生後も・・・。
『結弦...私を守ってくれるのか?』
雅美はそんなことを言う。
『もちろんだろ!一回幸せにすると宣言した!それはお前のことが大好きだから・・・愛してるから!だから絶対守り通す。そしてその後も守り通す!だから俺のそばにいてくれ!雅美!!!』
周りに聞こえるほどの大声で宣言した俺。
すると雅美は涙を流し言う
『結弦!...結弦に一生ついていくぞ...』
『ああもちろんだ!二人で第二の人生を歩むんだ!』
俺がそう言うと雅美はうんといい
抱きついてきた。
『ほっらぁ!頼りにされてるじゃない!音無君!男なんだからシャキッとしなさい!』
そうゆりにハッパを掛けられる
その後ゆりはすぐに・・・さてと・・・といい珍しく応接ソファに座った。
『まあここにいるあいだはゆっくりしなさいよ。でもねぇ・・・岩沢さんがこうなるとは・・・正直何十年観てきたけどなんか予想外ね。』
すると雅美が言う
『ははっ・・・まあ・・・な・・?今まで人を好きになることなんて無かったしな・・・特に戦線メンバーにはときめいたりはしなかったしな・・・まあ私が好意を抱いたとしても・・・こんな音楽キチだぞ?引かれるにきまってるよ。ギターだけにな...』
今のはダジャレか?
『あれ?結弦?』
雅美がこっちを見る
『ダジャレか?』
そう聞くと雅美はパッと笑顔になり。
『そうそう!私は音楽キチ・・・だから好意を抱いても引かれる(弾かれる)だけだギターだけにな・・・と言うわけだ。』
しっかり事細かに説明をしてくれた。
こういうのってさらっと言って流すのが当然なんだが・・・なんか意外な雅美の一面を見られた気分だ。
『うーんまあ・・・センスはあるわね・・・岩沢さんのセンスは抜群よ・・・。』
と苦笑いを見せながらなんとかおだてて見るゆり。
すると雅美は気を良くして・・・
『正直すべった気もしたが・・・ゆりが笑ってくれるなら結構だ。結弦ごめんな?突然言って・・・状況飲み込めてなかったんだよな?』
そう言われたので俺は
『ああ・・・とっさだったからな。今考えると・・・面白いぞ・・・?』
おそるおそる言った
すると
『よかったー結弦にも通用した...結弦頭いいからさ?受け入れられないと思ったんだよ』
なるほど・・・正直な反応すればよかったのかもな。
そんなこんなで3時か・・・そろそろ帰るとするか。
『そろそろ、帰った方がいいわよ?みんな来ると面倒でしょ?』
『そうだな・・・そろそろ帰るか?結弦?』
『ああそうだな・・・じゃ!また来るよ』
そう言って俺達は本部をあとにした。
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※ここからゆりっぺ目線
17時ちょうどあたしはいつも通り指示をする。
『はい閉めて!』
そうしてカーテンが締まりスクリーンが降りてくる
『さてついさっきまで岩沢さんと音無君がいたのよ。』
あたしがそう言うと日向くんが言う
『あれか?緊急招集のやつか?』
彼はそういった。
あたしは頷き続ける
『ええ・・・2人には待機してるように指示をしたわ。何としてでも転生門の付近にいるやつと接触してみせるわよ。そうすれば彼らも結ばれる。』
すると野田くんが言う
『しっかしよぉ??ゆりっぺ、何であいつらに躍起なんだ?』
それは・・・説明のしようがないのよ・・・私もわからない・・・そう思いつつも答えられることを答える
『うーん・・・まあ・・・そうねぇ・・・説明のしようがないのよ私にも』
そう答えると大山くんが言う
『ゆりっぺは純粋にあのふたりを応援したいんじゃないかな?息ぴったりだし、ラブラブだし、なんか兄妹みたいな?感じに見えるよ僕にはね?』
そう言うと藤巻君が
『確かにな、岩沢にしても音無にしても・・・周りが嫉妬を通り越して清々しいと思うほどにラブラブカップルなのかもしれないな』
確かにみんなの言うことはよく分かる・・・特に大山くんがいうことが一番わかる。
あたしは兄弟3人殺された過去がある。そして音無くんと岩沢さんを不意に兄妹だと思ってふたりを幸せにしたいということなの?
でも考え方はそれで間違っていない。今は消失不可の状況にある。もし消失が始まるとあのふたりを幸せにして私が消える可能性もある。そうなるとみんなで転生しようということが出来なくなる。だけどあのふたりを引き裂くことなんて出来ない。彼らには目に見えないけど・・・強い愛で繋がってる。
だけど転生門がしまった時・・・私が消えることを選ぶかふたりを裂くことを選ぶか・・・でも私の邪神に従ったとしてもふたりを裂くことなんてできるわけがないじゃない・・・それをしてしまえば整然と同じ悔いが重なるだけ・・・
そう考えると早めに転生門を見つけてみんなで転生した方がいい。
そんなことを考えている私を尻目に、みんながその思いを汲み取ったように・・・言う
野田くん
『でもよ?あの2人を裂くなんて残酷すぎねぇか?岩沢や音無の過去は知らねーが、なにかその過去があってふたりが結ばれてるんだろ?だったら幸せにしてやらねぇとな。そうじゃなきゃこの世界に来た意味すら無くなっちまうだろ?奴らだって俺達の仲間だ。』
大山くん
『僕はあのふたりを幸せにしてあげたいと思うよ。もちろん二人の過去はわからないけれど、きっと過去なにかがあってお互い、求めあった結果、岩沢さんの中で音無くんが、音無くんの中で岩沢さんが、ハマったような気がするんだよ』
日向くん
『おっ!大山!珍しく男らしいこと言ってんじゃん!でもゆり!ここにいるメンバー、ガルデモメンバー全員がその気持ちだぜ?ガルデモメンバーも時間見つけて探してくれてるんだぜ?』
それを聞いたあたしは、
『ふぅ・・・あたしの心配しすぎだったようね・・・みんな!岩沢さんと音無くんのために何としてでも探し出すのよ!』
全員がおおー!と拳を突き上げた。
かつて無い一体感・・・これなら絶対見つけられる!
そう決意した。